みなさんは、スズキジムニーをご存知でしょうか?日本オフロード界で唯一、軽自動車として君臨している車です。自然の中をガンガン走りたい、悪路を攻めたいオーナーさんが世界中いて、虜になっている車でもあります。
ジムニーは、生まれて20年以上となりますがあまりフルモデルチェンジをしないことでも有名です。それだけ完成度と満足度が高いので、スズキとしてはなかなかモデルチェンジには、手が出しにくかったと思います。そこで、噂なのですがスズキがジムニーの新型に着手するのではないかという話が出ています。
では、現時点での新型ジムニーの価格・特徴・発売日・エンジン・燃費・装備・安全性能・ライバル車・評判などの情報をお伝えしたいと思います。
目次
スズキジムニーの歴史
初代 (1970年 – 1981年)
初代第1期(1970年-1972年)
初代第2期(1972年-1976年)
初代第3期(1976年-1981年)
輸出仕様 LJ80型(1977年 – 1982年)
初代は1970年 – 1981年までですね。11年間同じ形を維持して販売されていました。当時は、軽自動車では初の本格四輪駆動オフロード車として、お披露目されました。
初代第1期の排気量は、359ccで2サイクルちょっと原付に毛が生えたくらいな感じを受けます。初代第2期は水冷直列2気筒 L50型2サイクル 359cc。初代第3期は、水冷直列3気筒 LJ50型2サイクル 539cc。だんだんと排気量が上がってきていますね。
駆動方式はパートタイム4WD。2WDと4WDの切り替えができると思えばいいですね。トランスミッションは4MTです。
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2代目 (1981年 – 1998年)
2代目第1期(1981年-1984年)550バン VC(1型)
2代目第2期(1984年-1990年)バン (1型)
2代目第3期(1990年-1995年)バン パノラミックルーフ
2代目第4期(1995年-1998年)ワゴン XLリミテッド (JA12W)
2代目は、11年目でフルモデルチェンジしてます。1981年 – 1998年で17年もマイナーチェンジを繰り返してきたのですね。確かにジープっぽいシルエットは変わりませんが・・・。けっこうマイナーチェンジしています。ですから、本格的なフルモデルチェンジは、できなかったんですね。
3代目(1998年-)
XG 9型
17年経っての3代目のフルモデルチェンジです。この周期はすごすぎます。一般的な車のフルモデルチェンジは、5~長くても7年くらいです。恐るべしジムニーですね。
またその間にマイナーチェンジをします。ジムニーのイメージを保つためには、相当な苦労があったと思います。
スズキジムニーの魅力
出典:You Tube Suzuki Jimny vs Toyota Land Cruiser
スズキジムニーの魅力はどこにあるのかといいますと、やはり軽自動車なのに、超本格的なクロスカントリー車なところです。山道・雪道・泥道・悪路などを走破します。
世界的な評価の高いランドクルーザーさえも、黙らせたといいます。車体の大きさの差がありますので、一概にも言えませんが確かにジムニーの方が小回りが利きますね。
災害時でも、実用性があり普通車では規制されてる道でもジムニーなら通ってもよいらしいですね。まあ、これは警察や消防で判断が変わりますので、絶対に通れる保障はありませんが、すごい現実的な車だと言えます。
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新型スズキジムニーの発売日
出典:スズキ公式 ジムニー
さて、新型スズキジムニーの発売日がいつなのかとても気になりますよね。
3代目のフルモデルチェンジが1998年なので、かれこれ18年と月日が流れています。ということはあと2年で3代目からの20周年ということになります。おそらく2018年には、新型ジムニーフルモデルチェンジするのではないかと予想しますね。
もしかすると、東京オリンピックが控えているので2020年まで引っ張るかもしれません。ただ、推しは2018年の10月あたりではないでしょうか!
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新型スズキジムニーの特徴
プラットフォーム
現行車のプラットフォームです。スズキジムニーのプラットフォームは、③ラダーフレームです。見ての通り、ハシゴを横にしたような形をしています。これにより、屈強な道でも走れる性能を発揮できます。まさにスズキが生み出した長年生み出した自慢のプラットフォームだといえます。
究極のプラットフォームを完成させてるので、今度の新型ジムニーはのプラットフォームは、引き続きラダーフレームでいくと推測しますね。もう、走りで実証されていますので、まず間違いはないでしょう。
④は、サスペンションです。雪道や悪路など走ることが困難な道では、やはり車体とタイヤをつなぐクッションが必要です。しかも柔軟性がとても重要になっています。それで生み出されたのが前後3リンクリジッドサスペンションです。
車体の揺れた振動を吸収し、分散させて安定のある走りを実現しています。新型ではサスペンションの改良の余地はありますので、変更があるかもしれませんね。
エンジン
エンジン表 | 現行車 | 新型(推測) |
パワーユニット | 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ① | R06A型の直列3気筒ターボエンジン+Sエネチャージ |
最高出力 | 47<64PS>/6,500 | 64ps/6500? |
最大トルク | 103<10.5kg・m>/3,500 | 10.5kgf.m/3500? |
最高出力(モーター) | なし | 2.2ps/1000? |
最大トルク(モーター) | なし | 4.1kg.m/100? |
トランスミッション | 4AT/5MT② | 5AGS? |
*最高出力単位:kW/rpm
*最大トルク単位:N・m/rpm
現行車のエンジン表です。ガソリン車のみでコンパクトにまとまったエンジンです。噂によりますと新型ジムニーでは、R06A型の直列3気筒ターボエンジン+Sエネチャージを搭載されるかもしれないといいます。
Sエネチャージといえば、スズキのハイブリッドですね。アナログ的なジムニーにハイブリッド?と思われるかもしれませんね。特にジムニー大好きオーナーさんには、ハイブリッドなんていらないって声が聞こえてきそうです。
ですが、ジムニーって海外ではけっこう人気があり需要があります。ガソリン車だけでは、正直な話これからの戦略に対応ができません。
例えば、排気ガス規制は、海外ではとても高い基準を設定しています。これでは由緒あるジムニーが、海外で販売ができなくなりますと、スズキとしては困りますよね。しかし、まだ新型が出るには時間があります。よい方向へ、往年のジムニーファンを困らせない車を作ってほしいものですが、ここで世界戦略を目指すのか?そのままのスタイルを貫くのか?今後のスズキの対応が楽しみです。
今回の新型ジムニーのトランスミッションでは、5AGSは搭載されるかも?という話があります。イメージとしては5MTをオートマのノブで動かしている感じでしょうか?スズキのラパン・アルト(ターボ・ワークス・バン)・エブリィ・キャリィの軽自動車に搭載されています。
特にエブリィ・キャリィ・バン(商用車)はほとんどが5MTです。AT免許のみの人がいますと、当然5MTでは動かせません。このようなトランスミッションがありますと、馬力を落とさないでオートマで運転できるいうことでスズキが開発したようです。
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ボディーサイズ
ボディーサイズ表 | 現行車 |
全長 | 3395 |
全幅 | 1475 |
全高 | 1680 |
ホイールベース | 2250 |
室内長 | 1660 |
室内幅 | 1220 |
室内高 | 1210 |
重量(kg) | 980~90 |
*単位 mm
現行車のボディーサイズです。新型スズキジムニーでは、プラットフォームでの軽量化で燃費をあげるようにするでしょうから、重量は幾分か軽くなるとは思います。
しかし、あくまでもオフロード車なので車体が頑丈でなければならないという問題もあります。そこら辺をどうするか?ですね。大きさの変更はあまりないにしろ、細かいボディー数値の上下はあると推測します。
燃費
燃費表 | 5MT | 4AT |
現行車 | 14.8 | 13.6 |
現行車の燃費表です。ジムニーは、本来燃費なんて考えていません。山や川や雪道や悪路をガンガンと走ってくれれば良かったんです。しかし、時代は変わり環境に優しい車が求められるようになりました。
そこで、作られたのがスズキのSエネチャージです。ハイブリッドですが、スズキではエネチャージからSエネチャージ(マイルドハイブリッド)を作り、ぞくぞくとスズキ車に搭載をして燃費の向上に努めています。
ですから、新型ジムニーも時代の流れに乗らないといけなくなりそうです。Sエネチャージを搭載する話が出ています。目標数値はJC08モード燃費20.0km/L~23.0km/Lと言われています。
トランスミッションの5AGSとの相性もいいと思いますが、あとは、5MTとSエネチャージとのバランスがどのようになるのか?現行車のままでいくのか?ですね。実に楽しみです。
ボディー色
ノクターンブルーパール
シルキーシルバーメタリック
スペリアホワイト
現行車のボディー色です。3種類です。じつにシンプルですね。新型ジムニーの際にはスズキハスラーのような色使いをしてくれると面白いと思います。なんせジムニーは硬派な車です。ちょっと、色は渋めで数が増える感じでしょうか?と推測します。
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装備
現行車の内装です。必要最低限のものがついている感じです。シンプルそのもの。新型ジムニーでは、これにすこしおしゃれ感がでるかもしれませんね。あくまでも硬派の黒を基調した感じになると予想します。
出典:You Tube 東京モーターショー2013 X-LANDER(エックス・ランダー)コンパニオン スズキ
現行車の外装です。内装と同様必要なものだけを装備しています。
新型ジムニーでは、動画のような車体になるのではないか?という話があります。屋根がありません。あくまでもコンセプトカーなので、どうなるかはわかりません。一応、方向性みたいなものはあるようですね。
安全性能
出典:スズキ公式 安全装備
現行車の安全性能です。新しいものは見当たらずほんとシンプルで絶対に必要なものばかりそろえています。
ジムニーはどちらかと言えば、玄人な車です。オーナーさんでも走りを熟しした人たちばかりなので、たぶん安全性能はそのままの感じがします。
あえて新型ジムニーにつけるとしたら、スズキソリオに搭載されているデュアルカメラブレーキサポート(バッグミラーにカメラを設置し安全確認をする)くらいでしょうか?
新型スズキジムニーの価格
価格 | 5MT | 4AT |
XG | 129万円~ | 140万円~ |
XC | 151万円~ | 162万円~ |
現行車の価格表です。ガソリン車のみですね。
新型ジムニーでもしs-エネチャージなどのハイブリッドが搭載されれば、10万円~30万円と値が上がる可能性があります。基本的には、オフロード車のイメージを壊さないように価格を抑えるでしょうが・・・。走りと操作性をどのようにとっていくかで、価格が決まってきそうですね。
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ライバル車について
ミツビシパジェロミニ
ジムニーのライバルと言えば、やはりミツビシパジェロミニですね。今、販売が終わっていますがなんと2017年に復活します。ですが、趣がすこし違うようです。走り重視の従来のクロスカントリー車ではなく、クロスオーバー車(走り・快適さ・乗用車向き)を想定した車になる話が出ています。
パジェロミニ 新型2018年にフルモデルチェンジか?価格・燃費・性能・ライバル車の比較!
スズキハスラー
出典:スズキ公式 ハスラー
2014年~発売されたスズキハスラーです。ワゴンとSUV車を組み合わせたような車です。
ジムニーとちょっと似てますが、ハスラーの方がよりスタイリッシュで、おしゃれで女性をターゲットした感じを受けます。ボディカラーも豊富です。これが販売された時に、三菱が嫉妬して?昔販売していたパジェロミニを復活させると言いだしましたからね。その中で、影をひそめる新型ジムニーの存在がどう主張していくか?楽しみです。
【スズキ新型ハスラーワイド】発売日や画像は?価格・燃費や評価は?
スズキジムニーの評判
スズキ ジムニー [SJ30型]2代目第1期作として11年ぶりにフルモデルチェンジした。日本最後の2サイクル4輪自動車として高い人気を誇っている。粘り強いエンジン特性と軽量な車重は、現代の車では体感することはできないだろう。pic.twitter.com/pGuZTGcH9D
— エキサイティングなスマート・カー (@jizezojebuc) November 12, 2016
スズキジムニーは軽自動車でも悪路走破に特化している。狭い道の多い山岳地帯に行くには便利な車や。
— 貴族摂政関白 (@kizosetsukan) November 5, 2016
まとめ
新型ジムニーいかがだったでしょうか?
すごく歴史のあるスズキジムニーですね。フルモデルチェンジがなかなかできなかったと思います。あまりにもクロスカントリー車では完璧しすぎました。
今後の販売戦略を考えていますと、やはりジムニーは時代遅れの車となります。この偉大なるジムニーを活かしながら、中身をモデルチェンジさせることは実に困難だと言えます。が、スズキの開発者もそれを踏まえての今回の新型ジムニーの思い入れは相当なものです。
3代目フルモデルチェンジから20年。燃費の向上や装備・価格などを十分に賞味して、さらなる未来へつづく新型ジムニーをしかも従来のオーナーさんをも巻き込んだ車を作ってほしいものです。