トヨタエスティマと言えば、丸びを帯びたフロントが有名ですね。しかもトヨタの中ではかなりの古株でありながら長年人気の絶えないミニバンとして君臨しています。
2016年の6月6日にエスティマはビッグマイナーチェンジをしています。ほんとはフルモデルチェンジとなるばずだったのですが、現行車をマイナーチェンジにとどめさせて、先の2020年の東京オリンピックイヤーに合わせて新型を華々しくお披露目するのではないかという話になっているようです。
FCV(燃料電池)とPHV(プラグインハイブリッド)が搭載も囁かれています!
では、新型エスティマの特徴、発売日・燃費・価格・装備・安全性能・ライバル車の動向・評判など現地点での情報を踏まえてお伝えしたいと思います。
トヨタエスティマの歴史
初代(1990年 – 1999年)
前期型(1990年5月 – 1994年7月)
中期型(1994年8月 – 1997年12月)
後期型(1998年1月 – 1999年12月)
ミッドシップ(Mid-Ship )
出典:ウィキペディア MR
トヨタ・エスティマはかなり長い歴史があります。なります。生まれは1990年、付いたキャッチコピーが「天才タマゴ」。確かにタマゴを横に寝かせたようなシルエット。私もエスティマが出たときは、なんとかわいい顔立ちなんでしょうと思っていました。
このフロントマスクがずっとこれからの不動の人気車として押し上げていきます。因みに駆動方式はMRです。2.4Lのみです。
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2代目(2000年 – 2005年)
前期型(2000年1月 – 2003年4月)
エスティマハイブリッド(初代 2001年6月~2005年11月生産終了)
後期型(2003年5月 – 2005年12月)
2代目は、MRからFFへ変更となります。MRは、エンジンが後ろに来ていますので居住性を損ないます。ですので、MRを止めてFFに変更しました。丸びを帯びたフロントマスクはすこし変わりましたね。トヨタ・カムリをベースとして変更しているんだそうです。2.4Lと3.0Lがあります。
また、一代限りですがハイブリッド車を出しています。ハイブリッドシステムTHS-C(Toyota Hybrid System-CVT )プリウスに次いで2番目に搭載をしています。
悲しいことに2代目フルモデルチェンジが行われた際に2001年6月~2005年11月生産終了してしまいました。
3代目(2006年 – )
1期(2006年1月-2008年12月)
2期(2008年12月-2012年5月)
3期(2012年5月-2016年6月)
3代目ですね。フロントのヘッドランプがかなりシャープになっています。2.4Lと3.5Lです。ハイブリッド車は3代目の車を使って復活しました。
ハイブリッドシステムは前モデルのTHS-CからTHS-IIに変更。190馬力でるようになりました。特別仕様車とマイナーチェンジを終えて、2016年6月6日にビックマイナーチェンジを果たします。
新型トヨタエスティマの発売日
出典:トヨタ公式 エスティマ
2016年6月6日にビックマイナーチェンジをしたトヨタエスティマですが、新型フルモデルチェンジがいつ出るか気になりますよね。一時期は、廃版統合という話も出ていました。
エスティマ誕生から2020年にはなんと生誕30周年。そのことがあってか、廃版統合の話が消えてしまいました。
さて、肝心の発売日ですが、ビックマイナーチェンジで様子見でオリンピックイアーにあたる2019年~20年の間に新型フルモデルチェンジをするのではないか?と予測しています。生誕にもあたりますし、何よりもいい宣伝にもなります。
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新型トヨタエスティマの特徴
プラットフォーム
新型エステティマのプラットフォームは、プリウスから取り入れられたトヨタ・ニュー・グローバル・アークテクチャー(TNGA)です。
トヨタが考え出した近未来的発想によってつくられる車です。これにより自由な発想でエスティマを新しくします。まさに、トヨタの技術の真骨頂ですね。
エンジン
エンジン | 現行車(ハイブリッド) | 現行車 | 新型(予想) |
パワーユニット | 2.4L直列4気筒 | 同じ | 2.0Lのハイブリッド?とプラグインハイブリッド車(PHV)?・FCV か? |
最大出力 | 110(150)/6000 | 125(170)/6000 | 不明 |
最大トルク | 190(19.4)/4000 | 224(22.8)/4000 | 不明 |
駆動方式 | E-Four(電気式4輪駆動方式) | 2WD/4WD | 不明 |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | Super CVT-i(自動無段変速機) | 不明 |
フロントモーター | 最高出力105(143)・最大トルク270(27.5) | なし | 不明 |
リアモーター | 最高出力50(68)・最大トルク130(13.3) | なし | 不明 |
電池 | ニッケル水素電池 | なし | 不明 |
*最大出力単位:kW(PS)/r.p.m
*最大トルク単位:N・m(kgf・m)/r.p.m
2016年の現行車のエンジン表です。ハイブリッド車とガソリン車があります。
今回の新型エスティマには、2.0Lのハイブリッド車とプラグインハイブリッド(PHV)車、燃料電池自動車(FCV)の搭載を模索しているようですね。
現段階では、決定ではないですが2020年東京オリンピックイヤーの話題にふさわしい車を作ることは、間違いないと思います。
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最新情報
出典 paultan.org トヨタ Fine-Comfort Ride
トヨタ新型エスティマにPHVモデルか、燃料電池自動車(FCV)の搭載かというお話でしたが、2017年2月15日にプリウスPHVが発売されました。これを受けてプリウス用のPHVシステムをエスティマへ移植する具体的な話が見えてきました。これなら本腰でPHV導入の検討ができますね。
また、2017年東京モーターショー(10月27日開幕)でトヨタ Fine-Comfort Rideをお披露目します。この車のコンセプトは燃料電池車(FCV)で、しかもトヨタ・ミライの走行距離の2倍の1,000kmなんだそうです。あくまでもコンセプトカーなので、まだ市販車にはほど遠く、エスティマが燃料電池車(FCV)になるかはまだ不透明です。
ボディーサイズ
現行車(ハイブリッド) | 現行車 | |
全長 | 4820 | 同じ |
全幅 | 1810 | 同じ |
全高 | 1760 | 1745~60 |
ホイールベース | 2950 | 同じ |
室内長 | 3010 | 2950 |
室内幅 | 1580 | 1545 |
室内高 | 1255 | 1550 |
現行車のボディーサイズ表です。幾分かハイブリッド車の方が大きいですね。新型エスティマでは、TNGAのプラットフォームの理念に従って製作するので、室内空間がどのくらい広くなるか?ですね。
燃費
燃費 | 2.4L・4WD(E-four) | 2.4L・2WD/4WD |
現行車(ハイブリッド) | 17.0~18.0 | なし |
現行車 | なし | 11.2~11.6 |
*単位:JC08モードkm/L
現行車の燃費表です。ハイブリッド車で17.0~18.0km/Lです。2.5Lトヨタアルファードハイブリッド車の燃費が18.4km/Lです。僅差でアルファードが上ですね。
ですから、TNGAによっての車体の改良やPHVやFCVのシステムを使って燃費向上しようと考えている模様です。
2.4Lで19.0~20.0km/Lを出せば、かなり御の字ではないでしょうか?
ただし、PHVやFCVのシステムは複雑で重量もあります。そこら辺をどうするか?ですね。最先端を行くトヨタの本気度が試されます。
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ボディー色
ホワイトパールクリスタルシャイン
シルバーメタリック
アイスチタニウムマイカメタリック
ブラック
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
レッドマイカメタリック
ダークシェリーマイカメタリック
ブラック×レッドマイカメタリック
ブラック×ダークシェリーマイカメタリック
ブラック×アイスチタニウムマイカメタリック
現行車のボディー色です。単色と2トーンです。
2020年東京オリンピックに便乗するのであれば、オリンピックカラー仕様を作ってもいいですね。レッドだけでは寂しいですね。新型エスティマの色がすこしでも華やかなになりますと、とてもいい感じになると思います。
装備(内装&外装)
出典:You Tube 【エスティマ/エスティマハイブリッド】洗練のモダンインテリア
出典:You Tube 【エスティマ/エスティマハイブリッド】6:4分割・電動床下格納機能付サードシート
現行車の内装です。かなり充実した装備で「さすが!」ですね。今回の新型エスティマでは、自由の効くプラットフォーム(TNGA)を使いますので、後部座席などの改良するのではないでしょうか?
もっと室内が広く使いやすいものであれば、かなり人気がでると思います。ましてやなかなかフルモデルチェンジをしなかったのですから、歓迎されると推測します。
Toyota Fine-Comfort Rideの内装
出典 paultan.org トヨタ Fine-Comfort Ride
Toyota Fine-Comfort Rideの内装です。かなり近未来的なものになっていますが、CGデザインで作られています。正直な話、市販車のミニバンでこのデザインともなりますと、さて強度や乗り心地などの表現ができるかですね。はやく、市販車を見てみたいです。
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出典:You Tube 【エスティマ/エスティマハイブリッド】先進の流線型スタイリング
現行車の外装です。やはりフロントのなだらかなラインは、健在ですね。外装のオプションも実にシンプルです。こういったところで高級感やセンスを垣間見るんですよね。昔からある車で、こんなにも安定した飽きの来ないデザインは、一級品です。
新型エスティマもきっとこのデザインを継承しながらエレガントに変化すると思います。
Toyota Fine-Comfort Rideの外装
出典 paultan.org トヨタ Fine-Comfort Ride
トヨタの外装デザインは、かなり評判がよくはありません。このFine-Comfort Rideの外装デザインもあまり変わり映えがしませんし、その上、エステティマの象徴であるタマゴのような流線型のデザインではありません。
もし、このデザインからタマゴ型へ替えるのであれば、エステティマユーザーは納得するでしょう。しかし、箱型に替えるのであればかなり厳しいでしょうね。
安全性能
出典 You Tube 【シエンタ】安全機能解説(Toyota Safety Sense C)
現行車の安全対策には、Toyota Safety Sense Cが搭載されています。
今度の新型エスティマでは、Toyota Safety Sense Pか周波数を使ったITS Connectが搭載されるかもしれませんがまだ開発中の段階なので新しいものができるかもしれません。
新型トヨタエスティマの価格
価格表 | 2WD | 4WD |
エスティマ AERAS2.4L(7~8人乗り) | 327~331万円~ | 348~352万円~ |
エスティマ AERAS PREMIUM(7人乗り) | 340万円~ | 361万円~ |
エスティマ AERAS SMART(7人乗り) | 351万円~ | 373万円~ |
エスティマ AERAS PREMIUM-G(7人乗り) | 370万円~ | 391万円~ |
ハイブリッド価格 | なし | E-Four |
エスティマ ハイブリッド AERAS2.4L(7~8人乗り) | なし | 431万円~435万円~ |
エスティマ ハイブリッド AERAS PREMIUM(7人乗り) | なし | 439万円~ |
エスティマ ハイブリッド AERAS SMART(7人乗り) | なし | 453万円~ |
エスティマ ハイブリッド PREMIUM-G(7人乗り) | なし | 492万円~ |
現行車の価格表です。新型エスティマの価格は、500万円はかるく超えると考えます。
PHVやFCVなどのシステムになった場合は、かなりの金額がかかるはずです。車業界の動きもありますし、今後のトヨタの開発によっては価格がさらに高くなるかもしれません。
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ライバル車の動向
トヨタ・アルファード
出典:トヨタ公式アルファード
トヨタ車って、身内がライバルって多いんですよね。アルファードも外観こそ違いますが、ライバル同士です。
排気量は2.5Lと3.5L。もちろんハイブリッドもあります。エスティマは2.4Lなので価格的には有利です。室内空間では、アルファードの方が広いですね。好みに寄りますが、ゴージャスでいくなら、アルファードでしょうね。
アルファード(ハイブリッド)の燃費は、18.4km/Lでエスティマ(ハイブリッド)の燃費18.0km/Lをすこしだけ上ですね。
トヨタアルファード新型のマイナーチェンジの特徴は?旧型情報や価格、燃費は?
日産エルグランド
出典:日産公式 エルグランド
エルグランドは、3.5L・2.5L2つあります。ハイブリッド車はありません。
エルグランド(ガソリンのみ)の燃費は、9~10.8km/Lでエスティマ(ハイブリッド)の燃費18.0km/Lで今のところエスティマが有利です。今後新型にハイブリッド及びPHVが搭載されたら、燃費の値が逆転する可能性があります。
他にもセレナに搭載された自動運転プロパイロットも進化を遂げれば、搭載のGOサインが出るでしょうね。
【日産新型エルグランド】フルモデルチェンジで価格や燃費は?発売日やライバル車比較?
日産セレナ
出典:日産公式 セレナ
セレナは2.0Lのみです。ハイブリッドもあります。期間限定でプロパイロットという自動運転を搭載し販売をしています。
リコールもちらほら出てきていますので、このプロパイロットは、まだ完成されてはいないようです。期間限定で様子見な感じです。ですがデータはちゃんと取っていると思いますので、さらなるプロパイロットを完成させるかもしれません。
セレナ(ハイブリッド)の燃費は、16.0~17.0とエスティマ(ハイブリッド)の18.0km/Lといい勝負をしています。やはり今後の戦いは燃費争いですね。
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ホンダ・オデッセイ
出典:ホンダ公式 オデッセイ
ホンダ オデッセイです。どことなくトヨタエスティマの外観に似ていますね。ただし、オデッセイの方がデザイン的にちょっとお堅い感じです。
2.0Lのハイブリッドと2.4Lガソリン車があります。
ハイブリッドは、モーターが2個ついていますので、燃費(ハイブリッド)が26km/Lを出しています。これはとても魅力的ですね。
エスティマ(ハイブリッド)が18.0km/Lですから、かなりの差があります。新型エスティマではどんな巻き返しをするか楽しみです。
新型ホンダオデッセイの価格、燃費や発売日は?【北米2017】
ホンダ・ステップワゴン
ホンダ・ステップワゴンは、ガソリン車のみで、1.5Lで燃費は16.2km/Lと頑張っています。
エスティマ(ハイブリッド)が18.0km/Lより劣っていますが、いずれは新型ハイブリッド車が出てくるでしょうから、この闘いも楽しみですね。
【新型ホンダステップワゴン&スパーダ】ハイブリッドで価格や燃費は?発売日と評判は?
トヨタエスティマの評判
#革命を起こしたと思う車
トヨタエスティマ pic.twitter.com/q7rArJzAk7— ZAKU (@osechi_omochi) June 29, 2016
#ふぁぼされた数だけミニカー紹介
トヨタエスティマ救急車
おいおいコレ実在するのか?(´・_・`) pic.twitter.com/VFYtZs3Gd3— タクミさん (@Z32turbo) June 15, 2016
現行型のトヨタエスティマってもう10年も作ってるのか。
— ◎ちくわ◎ (@CKW552001) April 25, 2016
まとめ
新型トヨタエスティマはいかがだったでしょうか?
2016年6月6日にビックマイナーチェンジしたトヨタエスティマ。今後のことを考えてのマイナーチェンジだったと思います。
危うく廃棄寸前のところを見事に復活。燃費や価格を据え置きながら、2020年東京オリンピックへまっしぐらってとこでしょう。
FCV(燃料電池)とPHV(プラグインハイブリッド)が搭載が囁かれていますが、息の長いトヨタエスティマです。これからも困難があると思いますが、消えない車になるといいですね。