新型トヨタ・アベンシスという聞きなれない車があります。それもそのはず、この車はイギリス生まれで、日本仕様として逆輸入されている車です。今回、トヨタ・アベンシスが新型フルモデルチェンジをする話が出てきました。
では、トヨタ・アベンシスの特徴・エンジンや価格・装備・内装や外装・安全性能やライバル車など、今わかっている情報を元にお伝えしたいと思います。
目次
トヨタ・アベンシスの歴史
初代(T210/220型・1997年 – 2003年)
ステーションワゴン
5ドアハッチバック
セダン 後期型
初代のトヨタ・アベンシスですね。セダン・5ドアハッチバッグ・セダンの3種類あります。排気量は、直4気筒2.0/1.8/1.6Lガソリンと2.0Lディーゼルがあります。駆動方式は2FF。トランスミッションは5速MT。イギリス産となります。日本仕様へは逆輸入となります。大型セダンぽいデザインですね。
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2代目(T250型・2003年 – 2008年)
日本仕様セダン 2.0Xi
セダン 2.4Qi (日本仕様・後期型)
ステーションワゴン 2.4Li (日本仕様・後期型)
2代目のトヨタ・アベンシスですね。排気量は直4気筒2.4L/2.0Lガソリンと2.0Lディーゼル車(欧州のみ)です。2008年12月5日、日本での販売を一旦終わります。2009年5月より、セダン・トヨタ・SAIが後継車として、ふたたび復活します。
3代目(T270型・2008年 – )
日本仕様ワゴン・前期型
ワゴン Li(日本仕様・後期型)
3代目のトヨタ・アベンシスですね。排気量1.6L/1.8L/2.0L(ガソリン)2.0L/2.2L(ディーゼル)。日本では、ワゴン「Xi」の2WD車のみ逆輸入となります。2012年2月には、1度目のマイナーチェンジ、2015年10月には2度目のマイナーチェンジ。2016年5月18日には、一部改良しています。
新型トヨタ・アベンシスの発売日
新型トヨタ・アベンシスは、2016年5月18日に一部改良をして発売されました。噂によりますと、フルモデルチェンジ(4代目)が行われるようですね。お披露目は、2017年9月のフランクフルトモーターショーであるのはないかと言われています。その後、2018年にフルモデルチェンジとして発売されます。日本仕様の発売時期は、2018年5月ころだと推測します。
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新型トヨタ・アベンシスの特徴
プラットフォーム
新型トヨタ・アベンシスのプラットフォームでの新型フルモデルチェンジでは、TNGA(Toyota New Global Architecture)トヨタ・ニューグローバル・アーキテクチャーを投入する予定です。軽量化と安全性能と、走りと機動性などを総合的に考えて車を作るというものです。がっちりと作ってもらいたいです。
エンジン
エンジン | T・アベンシスワゴン /2.0L | M・アテンザワゴン NA:2.0L /2.5L D/t:2.2L | S・レヴォーグ /1.6L /2.0L | T・カローラフィルダー /1.5L /1.8L |
パワートレイン | 直列4気筒 | 直列4気筒DOHC 16バルブ +ターボ | 水平対向4気筒 DOHC直噴ターボ”DIT” | 直列4気筒 DOHC +モーター |
最高出力 | 112[152] /6200 | NA: 114~ 138 [155 ~188] /5700D/t: 129[175] /4500 | 1.6L: 125 [170] /4800- 56002.0L: 221 [300]/ 5600 | 1.5L(H): 54[74] /48001.5L(NA): 80[109] /60001.8L (NA): 103[140] /6200 |
最大トルク | 196[20.0] /3800 | NA: 196 ~250[20.0~25.5] /3250~4000D/t: 420[42.8] /2000 | 1.6L: 250 [25.5] /1800- 48002.0L: 400[40.8] /2000-4800 | 1.5L(H): 111[11.3] /3600- 44001.5L(NA): 136-138[13.9-14.1]1.8L (NA): 172[17.5] /4400 |
最高出力(馬力・モーター用) | 45[61] | |||
最大トルク(回転数モーター用) | 169[17.2] | |||
トランスミッション | Super CVt-i(自動無段変速機) | NA: 6EC-ATD/t: 6EC-AT 6MT | 1.6L: リニアトロニック[マニュアルモード付]2.0L: スポーツリニアトロニック[マニュアルモード付]前 | 1.5L(H): 電気式無段変速機1.5L(NA): Super CVT-i [自動無段変速機]1.8L (NA): Super CVT-i [自動無段変速機]5MT |
駆動方式 | 2WD | NA:2WD D/t: | AWD[常時全輪駆動] | 2WD 4WD |
電池 | なし | なし | なし | ニッケル水素電池 |
個数 | なし | なし | なし | 20 |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付・H:ハイブリッド・D/t:ディーゼルターボ
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
燃費&実燃費
燃費 | 2WD | 4WD | 実燃費 |
T・アベンシスワゴン /2.0L | NA: 14.6 | なし | 13.08 |
M・アテンザワゴン NA: 2.0L/2.5L D/t:2.2L | NA: 16.0 ~ 17.4D/t 19.6 ~ 22.2 | D/t 18.2 ~ 20.4 | NA: 11.65- 12.79D/t: 13.74- 18.49 |
S・レヴォーグ /1.6L /2.0L | なし | 1.6L: 16.02.0L: 13.2 | 1.6L: 11.162.0L: 10.91 |
T・カローラフィルダー /1.5L /1.8L | 1.5L(H): 33.81.5L(NA): 17.6- 23.01.8L(NA): 16.6 | 1.5L(NA): 16.0 | 1.5(H): 1.5L(NA): 1.8L(NA): |
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付・H:ハイブリッド・D/t:ディーゼルターボ
現行車のエンジン表と燃費&実燃費ですね。トヨタ・アベンシスは、NAエンジンのみです。他車ではターボやディーゼル・ハイブリッドなど多彩なエンジンが揃っています。新型フルモデルチェンジのアベンシスでは、現在排気量も2.0Lだけなので1.6Lガソリンターボや1.8L直4気筒+モーターが追加される模様です。
燃費&実燃費も他車とくらべてみますと、そう燃費も変わりません。アベンシスの馬力が弱い感じを受けます。ですから、現行車の数値を上回るくらいのエンジンを作って、燃費向上をはかってほしいと思いますね。
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ボディーサイズ
ボディーサイズ | T・ アベンシ スワゴン /2.0L | M・アテンザワゴン NA:2.0L /2.5L D/t:2.2L | S・レヴォーグ /1.6L /2.0L | T・カローラフィルダー /1.5L /1.8L |
全長 | 4820 | 4805 | 4690 | 4410- 4400 |
全幅 | 1810 | 1840 | 1780 | 1695 |
全高 | 1500 | 1480 | 1495 – 1500 | 1465- 1510 |
ホイールベース | 2700 | 2750 | 2650 | 2600 |
室内長 | 1980 | 1930 | 2005 | 1945 |
室内幅 | 1495 | 1550 | 1490 | 1430 |
室内高 | 1185 | 1160-1170 | 1205 | 1200 |
重量 | 1470 ~ 1480 | 1470 – 1600 | 1540 ~ 1570 | 1120- 1210 |
乗員 | 5 | 5 | 5 | 5 |
最小回転半径 | 5.4 | 5.5 | 5.4 | 4.9-5.5 |
*単位:mm/kg
ボディー色
ブラックマイカ
シルバーメタリック
スーパーホワイトⅡ
現行車のボディーサイズとボディー色です。ボディーサイズは、全長が一番長くホイールベースは2番目となっています。比較的室内が広いですね。
ボディー色は、3色なのですこし足りないかなと思います。新型フルモデルチェンジでは、TNGA(Toyota New Global Architecture)を使いますので、より洗練されたボディーサイズになると予想します。色は、やはりレッド系までいかなくてもブラウン系くらいのシブい色を持ってきますと、けっこうかっこいいのではないでしょうか。
装備
現行車の内装ですね。さすが、イギリスで作られた車です。エレガントで落ち着きのある内装となっています。
新型フルモデルチェンジでは、さらなる高級感とモダンな室内空間を演出はずです。しかも、日本仕様は、ワゴンなので大きな荷物もおしゃれにのせるスペースもあります。もし、ハイブリッド車になれば、けっこう重い荷物を積んでもしっかりと走るのではないでしょうか。
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現行車の外装ですね。ステーションワゴンなので全体が長くなっていますが、なだらかなラインが特徴的。ちょっと、プリウスαを一回り大きくした感じですね。
新型フルモデルチェンジでは、フロントマスクの「キーンルック」が採用されるようです。キーンルックとは、トヨタのシンボル的な顔立ちで、ヘッドライトまでV字型に線が伸びてる感じのデザインとなります。キーンルックに合わせたヘッドライトや、フォクランプなどがつきます。かなりキリリとした顔立ちとなるのではと推測しています。
安全性能
出典 You Tube 【シエンタ】安全機能解説(Toyota Safety Sense C)
出典 You Tube 【LAND CRUISER】機能紹介/Toyota Safety Sense P 衝突回避支援パッケージ【技術】
現行車の安全性能です。Toyota Safety Sense Cを搭載しています。これは日本のみならず、Euro NCAP(ユーロエヌキャップ)で最高ランクの5つ星を獲得しています。イギリス生まれで欧州の安全基準をクリアしないといけませんが、流れ的に新型フルモデルチェンジではCの上を行くToyota Safety Sense P の搭載になると推測します。
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新型トヨタ・アベンシスの価格
価格 | 2WD |
Li | 298万円~ |
Xi | 274万円~ |
現行車の価格表ですね。約274万円~です。けっしてお安くはない車ですね。安全性能のToyota Safety Sense Pが搭載されれば、その分高くなります。金額としては、8万円~10万円くらいですね。昔は、倍の約20万円~ですので、普及のため価格が下がったようです。Cでは標準装備だったので、おそらくP(メーカーオプションか)も同じになるのではないかと思われます。車体と安全性能だけで軽く300万越えをしますね。
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ライバル車
マツダ・アテンザワゴン
マツダ・アテンザワゴンですね。排気量は、NAガソリン車:2.0L/2.5L。ディーゼルターボ:2.2Lです。価格は、ガソリン車で276万円~。トヨタ・アベンシスよりか、すこし小さいのですが、風貌に凄みありますね、いかにも走るぞという感じですね。2016年8月に一部改良しています。さらに進化していますね。
スバル・レヴォーグ
出典 スバル公式 レヴォーグ
スバル・レヴォーグです。排気量は1.6L/2.0L。4代目インプレッサをベースにしています。よりスポーツワゴンに仕上がった車です。全車すべてターボつきです。アテンザ同様、いかにも走るって顔をしています。ほんと、トヨタ・アベンシスとの比べますと、かっこいいデザインです。いつも思うのですが、どうしてもトヨタのデザインって、個人的にはしょぼく感じるんですよね。
トヨタ・カローラフィルダー
トヨタ・カローラフィルダーです。排気量は、1.5L/1.8L。昔からありましたカローラシリーズですね。ガソリン車とハイブリッド車を展開しています。トヨタ・アベンシスもいずれハイブリッド化しますので、よきライバルとなりそうです。ハイブリッド価格は、219万円-247万円-。ガソリン車は162万円-232万円-となっています。
【トヨタ新型カローラフィールダー】フルモデルチェンジで燃費や価格は?評価や発売日は?
まとめ
新型トヨタ・アベンシスは、いかがだったでしょうか。
イギリス生まれの車で、高貴な感じです。他車でも、けっこうこった車もありますので、新型フルモデルチェンジでは、かなりの洗練さと高級感を要求されそうですね。あとは、燃費をどのくらいあげられるかです。ハイブリッド搭載ということで話も進んでいますし、今後のトヨタ・アベンシスの動向が楽しみですね。