新型トヨタ・ピクシスメガは、ダイハツ・ウェイクのOEM車です。ピクシスシリーズでは、例えばダイハツ・ミラーイースからはピクシスエポックとして販売されています。
それもそのはず、トヨタとダイハツは提携しているからですね。ですから、簡単にOEMできるわけです。
では、新型トヨタ・ピクシスメガの特徴や価格や燃費、装備や内装や外装・安全性能や評判など今、わかっている情報を元にお話ししたいと思います。
目次
トヨタ ピクシス メガの歴史
初代 (2015年7月ー)
L”SA”(前期型)
Xターボ(前期型)
初代のトヨタ・ピクシスメガです。ダイハツからウェイクのOEM車として販売されています。当時の違いとしては、エンブレムですね。
ピクシスメガのエンブレムは、背景が黒基調でトヨタ印がつきます。ウェイクでは、Uの字がついています。綴りでWAKEと書きますが、読み名は、ウェイクです。おそらくUは、「ウ」からきたものと考えられます。「W」もかっこいいと思うのですがね。その点、トヨタはトヨタ印で決まっています。かっこいいですね。
直3とターボ車で、駆動方式はFFと4WDです。2016年5月17日に一部改良しています。安全性能のスマートアシストがⅡへと変更されています。
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新型トヨタ ピクシス メガの特徴
エンジン
エンジン | T・ ピクシス メガ | H・N-BOX (カスタムは除外) |
パワートレイン | 直列 3気筒 12バルブDOHC + ターボ | 直列 3気筒 + ターボ |
最高出力 | T: 47[64] /6400NA: 38[5.2] /6800 | T: 47[64] 6000NA: 43[58] /7300 |
最大トルク | T: 92[9.4] /3200NA: 60[6.1] /5200 | T: 104[10.6] /2600NA: 65[6.6] /4800 |
トランスミッション | CVT | NA:無段変速オートマチック [トルクコンバーター付]T: 上記+ [7スピードモード付]+パドルシフト |
駆動方式 | 2WD 4WD | 2WD 4WD |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付
*12バルブ:一気筒当たり4つの吸排気弁(バルブ)X3気筒
燃費&実燃費
燃費 | 2WD | 4WD | 実燃費(e燃費調べ) |
T・ ピクシス メガ | T: 23.8NA: 25.4 | T: 23.2NA: 24.6 | T: 15.00NA: 13.45 |
H・N-BOX | T: 25.6NA: 27.0 | T: 23.4NA: 25.4 | モデルチェンジ前: T: 14.46NA: 15.40 |
* 単位:JC08モード・km/L
現行車のエンジン表と燃費表ですね。ピクシスメガとN-BOXのエンジン&燃費を比べますと、数字的にはそうかわりませんね。ちなみにN-BOXの燃費は、新しくなったフルモデルチェンジの数字です。もちろん、ダイハツ・ウェイクも同じです。
ウェイク新型(ダイハツ)のマイナーチェンジの評判は?スマアシⅢ搭載で価格や燃費は?
実燃費は、まだ詳しい数字がありませんでしたのでモデルチェンジ前のものを記載しています。それでも、数字はあまり変わりませんね。
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ボディーサイズ
ボディーサイズ | T・ ピクシス メガ | H・N-BOX |
全長 | 3395 | 3395 |
全幅 | 1475 | 1475 |
全高 | 1835 | 1790- 1815 |
ホイールベース | 2455 | 2520 |
室内長 | 2215 | 2240 |
室内幅 | 1345 | 1350 |
室内高 | 1455 | 1400 |
重量 | 990- 1060 | 910- 1020 |
乗員 | 4 | 5 |
最小回転半径 | 4.4 4.7 | 4.5 4.7 |
*単位:mm/kg
ボディー色
単色
フレッシュグリーンメタリック
ミストブルーマイカメタリック
ト二コオレンジメタリック
ブルーマイカメタリック
パールホワイトⅢ(メーカーオプション27,000円)
プラムブラウンクリスタルマイカ(メーカーオプション27,000円)
タングステングレーメタリック
オフビートカーキメタリック
ブラックマイカメタリック
2トーンカラー(各メーカーオプション:54,000円)
パールホワイトⅢ×トニコオレンジメタリック
パールホワイトⅢ×ブルーマイカメタリック
パールホワイトⅢ×オフビートカーキメタリック
パールホワイトⅢ×フレッシュグリーンメタリック
パールホワイトⅢ×ミストブルーマイカメタリック
現行車のボディーサイズ表とボディー色です。軽自動車の全長・全幅は、だいたい同じです。ホイールベースがピクシムメガの方が35mmが長いですね。
問題は、室内空間です。各車の一番の頭の痛いところです。室内の運転席や後部座席の位置で荷室が決まりますからね。これにより、室内空間が狭いか広いかの印象が見た目でわかります。
ピクシムメガでは、室内長と室内幅がN-BOXで比べますと25mmと5mm短いです。逆に室内高が55mmと高いんです。印象としては、内長や内幅が狭く感じると思います。
この手の車は、人やモノの乗り降りや出し入れを考えて購入する場合が多いです。微妙な数字で室内の差別化していますが、車は見た目が重視です。一瞬で広く感じるか、狭く感じるかで購入するかが決まりますからね。
ボディー色は、単色と2トーンカラーで鮮やかな色と渋めの色が揃ってて選びがいがあります。
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装備
運転席の周り
1 大型インパネトレイ(助手席)
2 インパネ買い物フック
3 運転席サイドトレイ
4 インパネアッパーボックス(運転席)
5 大型プルハンドル(運転席/助手席)
6 カップホルダー(前席/インパネ一体)
7 グローブボックス
8 インパネセンタートレイ
9 インパネセンターポケット
10 インパネアンダートレイ(運転席)
11 ドアポケット&ボトルホルダー(前席)
シート周り
1 助手席シートバックテーブル&買い物フック
2 助手席アンダーボックス
3 フロントセンターアームレスト(ボックス付)
4 フロントパーソナルランプ
5 サンバイザーバニティミラー(運転席/助手席)・チケットホルダー(運転席)
6 後席クォーターポケット&ボトルホルダー
7 運転席シートクッションポケット
8 運転席シートバックポケット
現行車の内装です。内装色は、グレーでシート柄はハニカム(蜂の巣のような柄)とチェック(格子柄)です。
シートアレンジは、後部座席を倒して広くできます。また、後部座席を前に倒すことによって荷室が広くなります。
ほかにもまだあります。助手席が後ろに倒れて、ちょっとしたテーブルにもなります。山や海のアウトドアで遠出しても、車内で休憩もできますし食事もできますのでとても便利ですね。
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現行車の外装です。リアに装着されている車名エンブレムは、ウェイクの場合リアの右下に付いています。ピクシスメガの場合は左下に付いています。
背が高いことがわかりますね。あまり背が高いと、走ってるときに重心が上に上がります。それを防ぐのがスタビライザーですね。
スタビライザーとは、コの字型の鉄の細い棒を両タイヤについているサスペンション(タイヤのクッションバネ)のあいだに、取り付けます。片方のタイヤが急なカーブで浮き上がったとしてもスタビライザーで繋がれていますので、浮き上がるのを防ぐわけですね。これなら重心がすこし高くても、安心して走行ができます。よく考えていますよね。
安全性能
スマートアシストⅡ | ホンダ・センシング | * |
衝突回避 支援ブレーキ機能 | 衝突軽減ブレーキ(CMBS) 音付 | LKAS (車線維持支援システム) |
衝突警報機能(対車両・対歩行者) | ACC(アダプティプ・グルーズ・コントロール) | オートハイビーム |
車線逸脱警報機能 | 路外逸脱制御 音付 | 歩行車事故低減ステアリング 音付 |
誤発進抑制制御機能 | 誤発進抑制機能 音付 | 後方誤発進抑制機能 音付 |
先行車発進お知らせ機能 | 先行車発進お知らせ機能 音付 | 標準認識機能 |
新型トヨタ・ピクシスメガの安全性能は、現在はスマートアシストⅡです。比較として新型ホンダ・N-BOXに搭載しているホンダ・センシングですね。
ホンダ・センシングの中でも衝突軽減ブレーキ(CMBS)とACC(アダプティプ・グルーズ・コントロール)は目玉ですね。
衝突軽減ブレーキ(CMBS)は、ミリ波レーダーと単眼カメラで前走車や歩行者を感知して衝突を回避します。ピクシス・メガの衝突回避支援ブレーキ機能と同じです。ただし、ピクシスメガの場合車両のみとなります。
ACC(アダプティプ・グルーズ・コントロール)は、高速での車間距離を自動設定し、コントロールしながら追従走行してきながらドライバーの運転疲労を軽減するシステムです。これは、トヨタ・ピクシスメガは搭載されていません。他にもオートハイビームもありません。
スマートアシストⅢにバージョンアップすれば、オートハイビームがついてきます。残念ながら、ACC(アダプティプ・グルーズ・コントロール)のシステムはついてはいません。
まずは、ダイハツ・ウエイクにスマートアシストⅢを搭載してから、トヨタ・ピクシスメガへ搭載されると思われます。
今後のダイハツのスマートアシストがⅢからⅣへ進化するかどうかは、提携先のトヨタとの話次第だと思います。なぜかといいますと、トヨタには、安全性能のToyota Safety SenseC・Pがありますので。
Toyota Safety SensePには、ホンダのACC(アダプティプ・グルーズ・コントロール)のシステムと同じ、レーダークルーズコントロールがあるんですよね。せめて、Toyota Safety SenseCをダイハツの軽に移植すれば、ホンダ・N-BOXとレーダークルーズコントロール以外の同じ安全性能となります。
トヨタ・ピクシスメガは、ダイハツが作ってるとはいえ安全性能も進化しています。トヨタとダイハツがどのような安全性能を軽自動車に搭載していくか楽しみですね。
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新型トヨタ ピクシス メガの価格
価格 | 2WD | 4WD |
Gターボ”SAⅡ” | 167万円- | 179万円- |
Gターボ”SAⅡ” レジャーエディション”SAⅡ” | 171万円- | 184万円- |
L”SAⅡ” | 155万円- | 167万円- |
L”SAⅡ” レジャーエディション”SAⅡ” | 159万円- | 172万円- |
D | 135万円- | なし |
D”SAⅡ” | 141万円- | なし |
現行車の価格表ですね。ダイハツ・ウェイクと比べますとほぼ同じ金額です。
あとはメーカーオプションやディーラーオプションでの部品代の上乗せで金額が上下しますね。例えば、ヘッドランプをLEDに替えますと59,400円となります。かなり大きな出費となりますね。予算を考えながら、その部品をつけるかを考えましょう。
また、一部改良などでスマートアシストⅢが搭載されるかもしれません。オートハイビームを1個追加だけですので、価格は上がらないと思われますね。
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ライバル車
ホンダ・N-BOX
出典 ホンダ公式 N-BOX
新型フルモデルチェンジをしたホンダ・N-BOXです。価格は138万円-188万円です。ただし、カスタムの金額は含まれていません。外観で比べてみますと、やはりN-BOXがどっしりとした感じですね。
N-BOXは、軽自動車NO1でかなり売れています。2016年4月~2017年3月で192,368台*販売されました。2位のダイハツ・タントの148,727台*と約45,000台差があります。
ダイハツ・ウエイクでは33,066台*、ピクシスシリーズでは21,110台*とダイハツの陰に隠れているトヨタ・ピクシムメガはかなり苦戦すると思いますね。
*(全軽自協調べ)
新型N-BOX(ホンダ)フルモデルチェンジの価格と燃費や評判は?販売台数は?
トヨタ ピクシス メガの評判
車欲しい(´-ω-`)
いまはトヨタのピクシス メガが乗りたい(^ω^) pic.twitter.com/l6DeNxzMRn
— 炒飯 (@gm_hiro0908) September 15, 2017
トヨタレンタカーで軽自動車を借りたら、「ピクシス メガ」とかいうクルマに当たった。
知らんなあ、そんなクルマ。軽自動車の分際で異様にデカかったし。ウェイクだよ!あんちゃん、ウェイクだよ!
そうか、これが「ウェイク」だったのか。なかなかいいクルマで結構気に入った。
— チャッコ・バリー (@type2627) April 3, 2017
@himetan32 トヨタ乗りなら、ピクシス メガにしとけ
— タケノコご飯 (@takeyabuyake_R1) November 12, 2015
まとめ
新型トヨタ・ピクシスメガは、いかがでしたか。
ちょっと、ダイハツ・ウェイクやホンダ・N-BOXの陰に隠れて、難しい立ち位置にいますね。まずは、ダイハツ・ウェイクをてこ入れをして、例えば、スマートアシストⅢを搭載するなどをしていかないと、トヨタの軽の販売が悪ければ淘汰されます。
今後のトヨタ・ピクシスメガ、いやピクシスシリーズがどうなっていくかですね。