新型ランドクルーザー・プラドは、ランドクルーザーを一回り小さくした車です。今、日本では空前のSUV車が人気でランドクルーザー・プラドも例外ではありません。コンパクトになった分知名度も上がったと思いますね。しかもディーゼルでのSUV車もありますので国内では貴重な車ですね。
さて、2017年9月12日にマイナーチェンジをした車が出ましたね。それを機にいよいよ新型の話も考えられますね。
では、新型ランドクルーザー・プラドの発売日や特徴、燃費や価格・装備や安全性能や評判・ライバル車について、今わかっている情報を元にお話したいと思います。
目次
トヨタ・ランドクルーザー・プラドの歴史
初代 70系プラド(1990年 – 1996年)
前期型4ドア 2.4DT EX5
後期型2ドア 3.0DT SXワイド
初代のトヨタ・ランドクルーザー・プラドですね。ベース車は、トヨタ・ランドクルーザーとなります。何が違うかといいますと、当時のランドクルーザーのエンジンは、直列6気筒なのですが、当時のプラドは、直列4気筒となります。馬力をダウンサイズして車体も軽くし、運転しやすくお求めやすい車となりました。
ガソリンとターボにディーゼルがつきます。排気量は、ガソリンは2.4L・2.7Lを追加。ディーゼルは2.4L+ターボ・2.8L・3.0L+ターボ追加しています。駆動方式は4WD。トランスミッションは5MTです。乗員は5-8人です。ジープをすこし大きくした車です。元のランドクルーザーと比べますと、小回りが効きそうですね。
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2代目 90系(1996年 – 2002年)
前期型3ドア 3.0DT RX
後期型3ドア 3.4 RZ
2代目のトヨタ・ランドクルーザー・プラドですね。ガソリンとディーゼル+ターボで、排気量は、ガソリンは2.4Lを廃止。2.7Lと替わりに3.4Lを追加。ディーゼルも2.4L+ターボ・2.8Lを廃止。3.0L追加、3.0L+ターボ。乗員は5-8人です。
ごつごつとなったラインが、女性も取りこむために外観が丸っこくなりましたね。ちょっと、馬力が向上したということで走りも強くなったと思います。
3代目 120系(2002年 – 2009年)
3ドアショートRX
3代目のランド・クルーザー・プラドですね。排気量がガソリンが2.7L・3.4L・4.0L。3.4LガソリンがV6エンジンとなります。
2007年7月、ディーゼルは日本国内撤退。駆動方式はフルタイム4WDで、トランスミッションは5AT/4AT/6MT/5MTです。3代目のデザインは、欧州向けらしいのですが、がっつりとしたラインの割見た目が軽い感じがしますね。6MT/5MTは海外向けで日本国内では、廃止しています。乗員は5-8人です。
4代目 150系(2009年 – )
前期型
後期型
4代目のランド・クルーザー・プラドですね。排気量は、ガソリンでV6・4.0L/4気筒2.7L、3.0L/2.8Lのディーゼルターボ。
ディーゼルが復活。4.0Lと3.0Lは、たぶん海外向けだと思います。国内では2016年8月特別仕様車「TX”Lパッケージ・G-FRONTIER”」が発売されています。
新型トヨタ・ランドクルーザー・プラドの発売日
新型トヨタ・ランドクルーザー・プラドの発売日が気になりますね。4代目は2009年にフルモデルチェンをしております。まずは、2017年7月マイナーチェンジが行われるような話でしたが、遅れて2017年9月12日に発売という運びになりました。
その上で新型フルモデルチェンジを推測しますと、2018年~2019年となります。3代目から4代目になった年数は7年です。ですから、もう新型フルモデルチェンジをしてもいい時期なのです。大体、モデルチェンジの周期が5~6年と言われていますからね。
あまり、モデルチェンジをしないでマイナーチェンジを繰り返す手もありますが、ライバルであるミツビシがミツビシ・アウトランダー/PHEV/2.0Lを2013年に販売開始。SUV車初のプラグインハイブリッドです。トヨタもうかうかしてられません。しかも今日本では空前のSUV車がブレイク中です。この機をトヨタが見逃すはずではないと推測できます。
まずは、トヨタ・ランドクルーザー・プラドに足りない機能を掘り起こし、マイナーチェンジでまずは穴埋めをしてから新型フルモデルチェンジをするのではないかと考えられます。
あくまでも個人的な見解ですが、トヨタならハイブリッドという神話が崩れてきているような気がします。日産のEV車がかなり販売数をあげている話もあります。次のフルモデルチェンジのトヨタ新型ランドクルーザー・プラドもプリウスPHV(2017年2月発売)のようにPHV搭載になるかもしれませんね。
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新型トヨタ・ランドクルーザー・プラドの特徴
エンジン
エンジン | T・ランドクルーザー・プラド 2.8L-D 2.7L-G | M・アウトランダー /PHEV /2.0L | S・ エクシーガ CROSS OVER7 /2.5L |
パワートレイン | 直4気筒 DOHC | 4気筒 DOHC16バルブ | 水平 対向 4気筒16バルブ |
最高出力 | D:130[177] /3400 G:120[163] /5200 | 87[118] /4500 | 127[173] /5600 |
最大トルク | D:450[45.9] /1600-2400 G:246[25.1] /3900 | 186[19.0] /4500 | 235[24.0] /4100 |
最高出力(モーター用) | なし | 前:60 [82] 後:60 [82] | なし |
最大トルク(モーター用) | なし | 前:137 [14.0] 後:195 [19.9] | なし |
トランスミッション | 6 Super ECT | CVT [無段変速車] | リニアトロニック |
駆動方式 | 4輪駆動[フルタイム4WD] | 4WD | AWD [常時全輪駆動] |
電池 | なし | リチウムイオン | なし |
個数 | なし | ? | なし |
*最高出力(モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*16バルブ:一気筒当たり4つの吸排気弁(バルブ)X4気筒
現行車のエンジン表です。マイナーチェンジでは、エンジンの追加はありませんでした。各車の数値を比べてもそう大差がありません。
問題はやはりアウトランダーのPHEVですね。排気量が2.0Lですので、馬力がすこし足りない気がします。ただ、EV車で災害時の充電器かわりや走りながら充電もできます。かなり便利な車だと推測できます。
ランドクルーザー・プラドの今後のSUV車も電気自動車の流れで作られる感じもありますね。
ボディーサイズ
ボディーサイズ | T・ランドクルーザー・プラド/2.7L・2.8L | M・アウトランダー /PHEV /2.0L | S・ エクシーガCROSS OVER7 /2.5L |
全長 | 4825 | 4695 | 4780 |
全幅 | 1885 | 1800 | 1800 |
全高 | 1835 ~1850 | 1710 | 1670 |
ホイールベース | 2790 | 2670 | 2750 |
室内長 | 1825 ~2520 | 1900 | 2720 |
室内幅 | 1565 | 1495 | 1510 |
室内高 | 1240 | 1235 | 1275 |
重量 | 2050 ~2320 | 1830- 1900 | 1620 |
乗員 | 5~7 | 5 | 7 |
*単位:mm/kg
現行車のボディーサイズです。マイナーチェンジでの変更ありません。
みな同じくらいの大きさです。車はやはり使ってなんぼ触ってなんぼですから、実際に販売店へ行ってみて確認してみましょう。触った感じなど実感してみますと、案外と自分のイメージと違った印象もありますからね。
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燃費
燃費 | 4WDのみ |
T・ランドクルーザー・プラド /2.7L・2.8L | D:11.2~11.8 G:9.0 |
M・アウトランダー /PHEV /2.0L | H: 19.2 EV: 60.2~60.8 |
S・エクシーガCROSS OVER7 /2.5L | G: 13.2 |
*単位:JC08モード・km/L
*EV:EV走行換算距離
現行車の燃費ですね。マイナーチェンジでのエンジン変更はなかったので、燃費も変わりません。
アウトランダー・PHEVが強いですね。しかも、このアウトランダーはガソリン車も2.0L/2.4Lもあります。
今回の比較はPHEVが最先端の車なので参考として書いています。どちらにしても、トヨタ・ランドクルーザー・プラドは小型化にしても排気量が高いのでどうしても燃費が悪くなります。しかも車体が重いですね。
もし、新型フルモデルチェンジの場合、燃費が気になります。トヨタの戦略はどうなのでしょうか。非常に楽しみですね。
ボディー色
スーパーホワイトⅡ
ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション32,400円)
シルバーメタリック
グレーメタリック
ダークスチールマイカ(廃色)
ブラック
アティチュードブラックマイカ
ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(新色)(メーカーオプション32,400円)
レッドマイカメタリック
ブロンズマイカメタリック(廃色)
アバンギャルトブロンズメタリック(新色)
マイナーチェンジ後のボディー色ですね。ダークスチールマイカ(廃色)とブロンズマイカメタリック(廃色)にとって替わり、新色としてブラッキッシュアゲハガラスフレークとアバンギャルトブロンズメタリックに変更しています。全9色で、数は変わりません。
SUV系はどうしてもシブい色になってしまいます。シルバー系があたりさわりがありません。みていて飽きのこない色です。汚れもそんなに気にしなくてもいいですね。
レッド系は、ちょっと挑戦的です。ただやはりSUV車なので無理な運転で傷が入ったりするとちょっとダメージが大きいかもしれません。シルバーかグレーあたりがいい感じだと思います。
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装備
内装色
ニュートラルベージュX本革(一部人工皮革)
ブラックX本革(一部人工皮革)
現行車の内装ですね。内装色は、ブラックとニュートラルベージュです。ボディー色と合わせて、自分のお気に入りを整えてみましょう。かなり購入予定者のセンスが出てきますね。内装色は、あまり汚れが目立たないブラックがいいかもしれません。
これだけシンプルにまとまっていれば、あたるところと言えばやはり新型フルモデルチェンジでは、内装色の数をもう一つ増やすことですね。
前車で特別仕様車 TX“Lパッケージ・G-FRONTIER”があって、内装色は、本革シート(ステッチ付)[レッドウッド]となっていました。すこし茶色かかった赤ですね。
2017年9月のマイナーチェンジで特別仕様車がなくなり、レッドウッドが今回のマイナーチェンジでなくなりました。とても残念ですね。けっこう私はこの色好きです。
メーカーオプションにすれば、ブラックとニュートラルベージュとレッドウッドで選択の幅が広がるし、赤が入るとアクテイブな女性にも喜ばれると思うのですが、ぜひ新型フルモデルチェンジで復活していほしいものですね。
あとは、運転席の計器類のパネル付近ではすこし高級感とモダン性を意識したデザインとなっています。また、エアコンの吹き出し口をすこし下げることによって、前方のフロントガラスからよく外が見えるようにしました。これなら、しっかりと確認しながら運転ができますね。
マイナーチェンジ後の外装です。フロントマスクを一新しています。おもなとこでは、ヘッドライトのデザインが変更しています。より、キリリとした形となっています。ヘッドランプ及び、フォグランプは全車LEDでなっており、夜間でも視界がはっきりと照らすようになりました。
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安全性能
Toyota Safety Sense P
出典 You Tube 【LAND CRUISER】機能紹介/Toyota Safety Sense P 衝突回避支援パッケージ【技術】
内容
・プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)自動ブレーキ
ミリ波レーダーと単眼カメラの2つのカメラで、対人対物を検知。危険を検知したら、即座に警告音とディスプレイ表示し、運転手に知らせます。つまり、衝突回避をするか衝突しますよって、合図です。
運転手のブレーキの踏むのか遅かった場合、プリクラッシュブレーキが作動し、ブレ―キをかけます。ただし、自車が約10〜80km/hの速度域で作動しますので、取扱いには十分に使いましょう。
・レーンディパーチャーアラート
走行中、車体が車線からはみ出そうな場合、警告音がでます。ただし、走行時、幅約3m以上の車線の自車速度約50km/h以上で動くようになっています。また道路の環境によっては、動く速度が変わってきますので、注意が必要です。
・オートマチックハイビーム
夜になりますと、自動的にヘッドライトがつきます。基本、夜間走行はハイビームですね。対向車が来ますと、いちいちヘッドライトを下に落とさないといけません。オートマチックハイビームでは、その手間を省くシステムです。その上、ハイビームをしておきますと、人の確認ができて安心です。ただし、カメラで検知しますので、悪天候やフロントカラスの汚れなどになりますと検知できない場合があります。あくまでも補助として考えたほうがいいですね。
・レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
前車との車間距離を保ちつつ、迅速な運転をミリ波レーダーと単眼カメラからの情報で、自動で行ないます。ただし、これは、高速道路で威力を発揮します。一定の距離で走る場合ですね。例えば、市街地など信号が多いとストップ&ゴーになりレーダークルーズコントロールは、使えない場合があります。
マイナーチェンジ後の安全性能です。ランド・クルーザーにはトヨタが誇るセーフティセンスP・衝突回避支援パッケージを搭載しました。しかも標準装備です。
それと、2017年5月経済産業省・国土交通省などが作った安全運転サポート車、通称サポカーがあり、お墨付きをもらいました。
内容は、運転者全体向け「セーフティ・サポートカー(サポカー)[自動ブレーキのみ]」と高齢運転者に推奨する「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」があります。サポカーSには、3種類あります。
- サポカーSワイド(自動ブレーキ[対歩行者]・車線逸脱警報・先進ライト・ペダル踏み間違い時加速制御装置)
- サポカーSベーシック+(自動ブレーキ[対車両]・ペダル踏み間違い時加速制御装置)
- サポカーSベーシック(低速自動ブレーキ[対車両]・ペダル踏み間違い時加速制御装置)
トヨタ・ランドクルーザー・プラドに割り当ててみますと、サポカーSワイドですね。大きいSUV車は、高齢者でも運転できますよってアピールができます。
私的は、あまり高齢者にはオススメできませんね。なぜなら、大型車の部類に入りますので乗り降りが大変です。運転席も広々としていますから、運転しにくいかもしれません。もともと、アウトドア用の車で山や川を走っている車です。運転には腕力が必要です。サポカーSワイドは、あくまでも安全性能の目安として考えたほうがいいと思いますね。
ランドクルーザー・プラドの価格
価格 | 2.8L-D | 2.7L-G |
TZ-G (デイーゼル) | 7人:513万円-→536万円- | なし |
TX“ Lパッケージ” | 7人:469万円-→482万円- 5人:466万円- | 7人:395万円-→420万円- 人:380万円-→404万円- |
TX | 7人:430万円- 5人:396→415 | 7人:350万円-→369万円- 5人:334万円-→353万円- |
マイナーチェンジ後の価格表ですね。内装と外装とすこしてこ入れをしてますし、安全性能のセーフティセンスPのパッケージが搭載していますので、その分若干価格が上がっています。
新型ではこのPを搭載の上にPHVを作るとなりますとまたさらに値段が上がるとみられます。
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ライバル車について
ミツビシ・アウトランダ―PHEV
ミツビシ・アウトランダ―・PHEVですね。価格は365万円~478万円。PHEVですのでプラグインハイブリッドです。家でも走行でも充電ができるし、非常時も電源の元にできるという優れものです。SUV車の歴史を変えた車ですね。自然にも強いですし、ストリートでもガンガン走れますし、排気量も2.0Lでお求めやすいと思います。
PHEVは、2017年2月9日に一部改良しています。また2月16日にはガソリン車も一部改良しています。7月には、特別仕様車の「ACTIVE GEAR」を発売。
【新型ミツビシ・アウトランダ―・PHEV】マイナーチェンジで燃費・価格は?充電や走行距離は?
スバル・エクシーガ/CROSSOVER7
スバル・エクシーガ/CROSSOVER7ですね。価格は、275万円~。排気量は2.5Lのみ。駆動方式はAWD。スバル・エクシーガの派生車ですね。2015年4月から販売。特別仕様車が2016年10月3日「Active Style」が発売されて、2017年3月13日には、 一部改良並びに特別仕様車「X-BREAK」を発表(4月3日販売)しています。かなり、こまめに改良をしていますね。
スバルの売りはやはり水平対向エンジンですね。簡単に説明しますと、シリンダーが横に動いて燃料を燃やします。特徴としてはエンジン音が静かだと言われています。他車のエンジンは、縦かVの字の二手に分かれてシリンダーを縦に動かして燃料を燃やします。ただし、この水平対向エンジンのシステムは、かなり複雑で作るのが難しいので、今のところスバルだけの特許みたいな位置にいますね。
【スバルエクシーガクロスオーバー7】特別仕様車X-BREAKと一部改良は?燃費や評価は?
ランドクルーザー・プラドの評判
https://twitter.com/PAPASUJIE/status/910436570859167744
78プラド仲間探してるのは僕です。#ランドクルーザー #ランドクルーザープラド #landcruiser #プラド #prado #70 #78プラド pic.twitter.com/MqVREn0F54
— 佐藤 大 (@bass_tell) January 30, 2017
よし!33まで独身彼女なしなら俺は最新型の86かロードスターを新車で買って乗り回してやる!
それは全力回避したいから今から死ぬ気で婚活頑張るぞ!そしてデリカD:5かランドクルーザープラドを大切な家族と乗り回す未来を作るんだ!— hunxs_exanagram89 (@s_m_do_or_die89) February 2, 2017
まとめ
新型ランド・クルーザー・プラドはいかがだったでしょうか。
2017年の9月12日にマイナーチェンジをしました。待望のToyota Safety Sense Pの搭載をして、ますますSUV車の人気が高まりますよね。
まだまだ進化し続けるSUV車の中での新型ランド・クルーザー・プラドの立ち位置が、どのようになった行くか楽しみです。しかも、そろそろ新型フルモデルチェンジの時期でもあります。どんなランドクルーザー・プラドのSUV車を出すか、ワクワク感がたまりませんね。