トヨタプリウスの弟分のトヨタアクアは2011年から発売して早5年、目立ったフルモデルチェンジもしないまま今日まできました。
アクアの燃費は、5年の間にJC08モード37km/lを樹立。しかもデザイン性もプリウスよりもおしゃれになり、コンパクトカーハイブリッド車として人気を得たトヨタアクア。そのアクアが近いうちにフルモデルチェンジをする話が飛び込んきました。
では、新型トヨタアクアの発売日・燃費・価格・特徴・安全性能などをご紹介したいと思います。
目次
トヨタアクアの歴史
前期(マイナーチェンジ前)型 フロント(2011年12月 – 2014年11月)
アクアが生まれてまだ5年ほどです。トヨタは、2003年に一度初代プリウスの生産終了しています。その8年後コンパクトハイブリッド車として復活をしました。
エンジンは1.5L直4DOHCの5人乗りのハッチバッグ型です。トヨタブランド最小のハイブリッド専用車を表すFT-CHが元々の形です。2011年の11月には、正式に「アクア」と名前が付けられ12月には日本でも販売が開始されました。
その後、プリウスCの名前で北米・台湾・オセアニア市場へ販売を開始。因みにアクアとプリウスCは、プリウスファミリーとしてカテゴライズしています。
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トヨタ新型アクアの発売日
2011年発売から5年が過ぎて、もうそろそろフルモデルチェンジの時期がやってきました。2016年12月14日新型プリウスSUV「C-HR」を発売しましたので、新型アクアでの2016年内の発売はありませんでした。
2017年の1月12日、新型ヴィッツは2度目のマイナーチェンジをしたという情報がありまして、その兼ね合いから、長いスパンを考えて2017年12月~2018年の春くらいか。その間に技術も進歩しますので、最強の新型アクアができそうな予感ですね。
ちなみに、アクアは2017年6月19日に2回目のマイナーチェンジをおこないましたので、フルモデルチェンジは、車決算時期の2018年の3月あたりになると思います。
【トヨタ C-HR】プリウス型SUV車の燃費、価格や安全性は?ライバル車と勝敗は?
新型トヨタアクアの特徴
エンジン
ハイブリッドシステム:THS II
エンジンの基本は、直4DOHC 1.5L+モーターで、ハイブリッド車となります。
実は、ハイブリッドには2つの仕組みがあります。エンジンは発電用で電気モーターのみで走る「シリーズハイブリッド」と、エンジンは走行用として、モーターはそれを補助する「パラレルハイブリッド」があります。
この2つのハイブリッドの仕組みを取り得れたのが、「THS II」なのです。これを今度は新型アクアに合わせて小型にして搭載しました。
特徴としてはエンジンの最適化・熱による効率アップ・モーターの効率を上げる・電気的な弊害を低くするといったことをするためです。
要は、ガソリンが無くなっても電気で走ることができるというわけです。しかも充電バッテリーを加えたら、電気を蓄えることもできます。これはPHV(プラグインハイブリッド)ですね。
プリウスPHV新型(トヨタ)の価格、発売日は?燃費、走行距離や充電は?
新型アクアのバッテリーにはリチウムではなくニッケル水素バッテリーの搭載をしています。コスト削減のためのバッテリー交換です。
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燃費はどのくらい
新型プリウスがJC08・40.8km/Lを出しているので、新型アクア・フルモデルチェンジの目標燃費はJC08・42km/L~45km/Lあたりを目指しているようです。
目標達成には、やはりハイブリッドの技術向上への課題が浮き彫りとなります。
他社では、軽自動車で新型ワゴンR搭載のマイルドハイブリッド(S-エネチャージ)にISG(モーター機能付き発電機)を載せて、軽ワゴン車で最高となるJC08モード32.4km/Lの燃費を出しています。
軽自動車でも燃費向上合戦していますので、車体価格で比較されたら、ひとたまりもありません。新型アクアも燃費のNO1を目指すのはいいですが、他のコスト面も考慮する時期ですね。
【スズキワゴンR】新型フルモデルチェンジの特徴や発売日は?価格や燃費は?
新型アクアに4WDか
アクアのトランスミッションは、CVTで駆動方式は2WDのみでしたが、噂によりますと新型アクアにも4WDが設定されるようです。
特に寒冷車仕様では、4WDが威力を発揮しますので、寒い場所で生活している人たちには、大変ありがたいことですね。
実は、4代目の新型プリウスから4WDを設定しています。その流れで、4WDを設定するようです。方式は「E-Four」で、ただしE-Fourともなりますと、後ろのタイヤ軸にもバッテリーを搭載しなくてはいけません。すこし価格が高くなる可能性があります。
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プラットフォーム
出典:トヨタ公式・TNGA
1 自然で快適なドライビングポジション
2 意図通りな走り
3 静粛なプライベート空間
4 環境にやさいいだけではなく、走りを楽しくさせる加速感
5 先進の安全・安心
出典:トヨタ公式・TNGA
トヨタが掲げるプラットフォーム「TNGA」の採用で、新型アクアのフルモデルチェンジの走行性能をあげようと考えています。
各自動車会社でのエンジンでは開発の行き詰まり感がぬぐえません。みな同じようなハイブリッドシステムで燃費を争っています。
そこで、次なる一手は、やはり車両の軽量化・部品の共用・資材の強化、それらにかかるコスト削減などを考えていかなくてはならなくなりました。その上で走りの質もあげなくてはいけません。
それを担うのがプラットフォーム「TNGA」なのです。
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ボディ―サイズ
*単位はmmです。数字は参考程度です。
新型アクア(現行車) | |
全長 | 4050-4060 |
全幅 | 1695-1715 |
全高 | 1455-1500 |
ホイールベース | 2550 |
最大出力 | 74PS「モーター61PS」 |
最大トルク | 11.3kgm「モーター17.2kgm」 |
アクアのボディーサイズは、若干広く大きくなるようです。理由としては、新型ヴィッツと海外市場への配慮からです。
2017年新型ヴィッツはフルモデルチェンジの予定でしたが、2017年10月現在、その気配がありません。ちなみに、2017年1月12日にハイブリッド車を追加しました。同種である新型アクアとしては、どこか変更をしませんと生き残れないですよね。
その上、アクアのアメリカ市場ではあまり人気がなかったのです。大柄のアメリカ人には室内があまりにも狭すぎるのです。
アメリカではプリウスCと呼ばれています。アクア自体は小回りも効いて燃費もよいのでその点はうまくいっているのですが、ボディ―サイズの変更してくれという声がたくさん上がりました。
ただし、欧州では、アメリカ人と逆でコンパクトカーが大のお気に入りなので、欧州販売されているヴィッツを大きくすることはできないようです。そこのさじ加減が難しいんですね。
アクアのサイズは、プリウスより小さくヴィッツより大きい中位の位置で収めるみたいです。
【トヨタヴィッツ・RS&G’s】ビッグマイナーチェンジでハイブリッド?燃費・価格は?
幸い、新型アクアに使われるプラットフォームTNGAは、この中位のサイズの実現も可能なので、うまくいくと思います。
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ボディ―色
・スーパーホワイトⅡ
・ライムホワイトパールクリスタルシャイン
・シルバーメタリック
・グレーメタリック
・ブラックマイカ
・ブラキッシュアゲハガラスフレーク(メーカーオプション:32,400円)
・スーパーレッドV
・ベージュ
・オレンジパールクリスタルシャイン(メーカーオプション:32,400円)
・イエロー
・フレッシュグリーンマイカメタリック
・クリアエメラルドパールクリスタルシャイン(メーカーオプション:32,400円)
・ブルーメタリック
・ジュエリーパープルマイカメタリック
出典 トヨタ公式 アクア 単色
スーパーレッドVXスティールブロンドメタリック(メーカーオプション:54,000円)
ブラキッシュアゲハガラスフレークXスティールブロンドメタリック(メーカーオプション:32,400円+54,000円)
ライムホワイトパールクリスタルシャインXカッパ―メタリック(メーカーオプション:32,400円+54,000円)
出典 トヨタ公式 アクア 2トーン
現行車アクアの単色は14色で、2トーン色は4色です。かなりのカラーバリエーションで、FLEX TONEは、ボディーとドアミラーの色となります。
特にアクア色では、ブラキッシュアゲハガラスフレーク 、フレッシュグリーンマイカメタリック、ジュエリーパープルマイカメタリックの色が異彩を放ってます。オレンジパールクリスタルシャインは、よく道で見かけますが、かなり強烈なオレンジですね。
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装備について
出典 トヨタ公式 アクア 内装
出典 トヨタ公式 アクア 室内
現行車アクアの内装です。シフトノブや操作ボタンなどのメッキ加工やナビ・オーディオセット(メーカーオプション)などがあります。予算を考えて純正のものを購入するかどうかを実際販売店まで行って、試乗やパーツ・ナビ・オーディオをみてみましょう。
出典 トヨタ公式 アクア 外装
外装は、各グレードの装備においてタイヤの大きさとフロントグリルの色が違います。あとは、ヘッドランプ(ハロゲンかLED)とフォグランプの交換ですね。ディーラーオプションだと思いますので、カタログなどで確認して、自分のアクアを演出してみましょう。
安全性能
出典:You Tube トヨタ公式 【シエンタ】安全機能解説(Toyota Safety Sense C)
出典:トヨタ公式・最新技術
出典:You Tube 【LAND CRUISER】機能紹介/Toyota Safety Sense P 衝突回避支援パッケージ【技術】
昨今の各自動車会社でも、ほぼ同じような安全性能となっています。新型アクアでもトヨタセーフティセンスCからPへと移行するようです。トヨタセーフティセンスPはもともと上級車用・大型車用(クラウン・ラウンドクルーザー)についていた安全性能です。プリウスも仲間になりました。
その流れが一般大衆車へと移行したのです。あくまでも予定です。上級車で実証済みなのでトヨタセーフティセンスPを搭載する日も近いと思います。
2017年5月、経済産業省・国土交通省などから安全運転サポート車という認定を始めました。内容は、運転者全体向け「セーフティ・サポートカー(サポカー)」と高齢運転者に推奨する「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」があります。
トヨタセーフティセンスCクラスですので、セーフティ・サポートカーで認定をうけています。おそらくPでしたら、サポカーSになっていたかもしれません。
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新型アクアの価格
マイナーチェンジ後のアクアの値段です。Crossover:206万円-/G・G”ソフトレザーセレクション:206万円-208万円-/S:188万円-/L:178万円-と4つのグレードから成り立っています。
新型フルモデルチェンジの価格についてですが、安全性能のトヨタセーフティセンスPを搭載すれば、今の金額よりも高くなる可能性があります。
当然フルモデルチェンジですから、内装や特に外装のフロントマスクやヘッドライトのデザインが変わってきますので、どうなるか楽しみですね。
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ライバル車について
トヨタ・プリウス
トヨタアクアのライバルは、身内でありますトヨタプリウスですね。プリウスの方がお兄ちゃんなので、弟のアクアは兄の使った装備を引き継ぎます。
ですが、トヨタの技術者は手を抜かないでしょうね。新型アクアで更なる低コスト・低燃費が実現してしまえば、またプリウスがアクアの実績を糧にいい車を作るに違いないです。これこそ切磋琢磨ですね。
トヨタアクアの評判は?
ヒュンダイベロスターと新型トヨタアクア
やっぱり似てるよ pic.twitter.com/zvC5ozG6jY
— 地鶏 (@power__freak) May 19, 2015
各社のコンパクトカーで評判がいいのは
日産ノート
トヨタアクア
マツダデミオ
ってとこかな— 面接官 (@DD51_1137) February 17, 2016
トヨタアクアのハイブリッドシステムに乗り慣れた身としては
こんなハイブリッドもあるんだなという新鮮さ
— もじゃ子?モメント♪ルルルルル☆ (@moja_Xtrail) October 24, 2016
まとめ
新型トヨタアクア、いかがだったでしょうか?
トヨタアクア車を調べていると、車産業のことがよくわかりますね。どうやったらお客さまに興味を持ってもらうかという目標をもって、日々努力をしています。
燃費向上や安全性能の充実、デザイン性も可能性を秘めています。乗り心地と走りと、あとは購入者がどう乗りこなすかですね。