思い起こせば、1991年日産セレナは登場しました。7~8人乗りのミニバンで、大家族や大勢の友達たちがドライブを楽しめるようにと開発された車です。当時としては、画期的な車だったと思います。
その日産セレナが2016年にフルモデルチェンジをしました。では、新型日産セレナの特徴や性能、装備や燃費・エンジン、プロパイロットとは?を解説していきましょう。
目次
新型日産セレナの発売日は?
2016年8月24日に販売を開始しました。
8月の販売台数は、4,392台(*)です。
この数字は、実際売れた台数なので、予約の分は入っていません。
わずか一週間の間に4,392台販売したのですから、潜在的な数字を掘り起こせばもうすこし販売台数が上がると思います。
*出典: 一般社団法人日本自動車販売協会連合会
最新情報では、2018年に日産ノートと同じe-POWER、いわゆるエンジンで発電し、バッテリーで充電するレンジエクステンダーシステムを搭載する話が出てきます。
価格は、ガソリン車よりも約50万円ほど高くなる予定です。
エンジン仕様は、ノートエンジンの排気量と同じ、1.2L発電用ガソリンエンジン+リチウムイオンバッテリーと言われています。
2.0L発電用エンジン+最高出力200ps前後のモーターを採用する話も出ています。
私としては、やはりミニバンですので2.0Lのほうが有力ですね。
理由は、ノートに比べてミニバンは大きいので、馬力不足になるのではと考えます。
それと気になりますのが、自動運転です。バージョンアップはなさそうです。
2020年には市街地走行の自動運転走行まで持っていきたいと、日産が開発にがんばっている模様です。
これからのセレナe-POWERを確認していきますね。
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新型日産セレナの特徴
ボディサイズ
全長:4,690 mm~4770mm
全幅:1,695 mm~1740mm
全高:1,865 mm~1,875 mm
ホイールベース:2,860mm
室内長:3,170mm~3,240mm
室内幅:1,545mm
室内内:1,400mm
乗員:8人
ドア:5枚
*ボディサイズは、グレードによって若干の差があります。
日産の販売店へ行ってみて「乗り降りがうまくできるか、室内は居心地がよいか」を基準に、自分で車の大きさを確認する必要があります。
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グレード
2WD(前輪駆動)
・S・X・Gのみ(プロパイロット/自動運転)
・X Vセレクション(プロパイロット/自動運転)
・ハイウェイスター
・ハイウェイスター Vセレクション
・ハイウェイスターG(プロパイロット/自動運転)
4WD(四輪駆動)
・X・Gのみ(プロパイロット/自動運転)
・X Vセレクション(プロパイロット/自動運転)
・ハイウェイスター
・ハイウェイスター Vセレクション
*他にもライダーシリーズという限定車がありますが、人気車のみのグレードで説明をしています。
色
セレナシリーズ
・ブリリアントホワイトパール(3P) / ダイヤモンドブラック(P) 2トーン 〈#XAM・特別塗装色〉
・ダイヤモンドブラック(P) / ブリリアントシルバー(M) 2トーン 〈#XAL・特別塗装色・スクラッチシールド〉
・カシミヤグレージュ(TPM) / インペリアルアンバー(P) 2トーン 〈#XAK・特別塗装色〉
・アズライトブルー(P) 〈#RBR〉
・マルーンレッド(RPM) 〈#NBB・特別塗装色〉
・カシミヤグレージュ(TPM) 〈#HAG・特別塗装色〉
・インペリアルアンバー(P) 〈#CAS・特別塗装色・スクラッチシールド〉
・ダイヤモンドブラック(P) 〈#G41・特別塗装色・スクラッチシールド〉
・ブリリアントシルバー(M) 〈#K23〉
・ブリリアントホワイトパール(3P) 〈#QAB・特別塗装色〉
・シャイニングブルー(PM) 〈#RAW〉
・ハイウェイスター用・色マルーンレッド(RPM) / ダイヤモンドブラック(P) 2トーン 〈#XAN・特別塗装色〉を上記の色に追加
マルーンレッド単色だと全体の色が膨張した感じを受けます。
ルーフ部分の色にダイヤモンドブラックを付け加えると、ちょっとスポーティーな印象ですね。
色の好みは、十人十色です。
日産の販売店へ行ってみて色を確認してみましょう。
12色ありますので、きっと自分の好みにあった色が見つかると思います。
私のオススメは、アズライトブルーかシャイニングブルーですね。
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最新技術の「プロパイロット」とは?
プロパイロットを簡単に説明しますと日産が考えた自動運転システムのことを言います。
動画では、高速道路や市街地で自動運転システムを試しています。
現在の自動運転システム自体は、まだまだ発展途上だと思います。
例えば、事故を起こした場合の責任や保障などの問題があります。
これらの案件がちゃんと整備されてきますと、安心して自動運転システムへの移行がうまくいくと思いますね。
ただしハンドルの握るのは購入者なので、自動運転システムをあまり頼らないようにしましょう。
あくまでも補助的な位置付けとして考えたほうがよさそうです。
新型日産セレナの評判
新型日産セレナが出荷停止をくらう!
2016年、9月7日。日産は、新型ミニバン「セレナ」計9481台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届を出しました。
発売日が8月24日だったのですが、もうリコールをしてしまいました。
原因は、8月27日で行われた試乗運転でエンジンルームから火が出たのだそう。日産は、このことを重く受け止めてただちに9月1日には出荷停止をしました。
出典:ロイター
新型日産セレナの出火の原因
出火の原因を調べたところ、「停車中にエンジンを止めるアイドリングストップ機能に不具合がある可能性」があると突き止めました。
アイドリングでのエンジン停止から、再スタートする際になんらかの負荷がモーターにかかり電子回路の一部を壊してしまって車が動かなくなる・火が出るなどの恐れがあります。
試乗運転での出火だったので、大きな事故にならなくて良かったですね。
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新型日産セレナの再出荷日は?
アイドリングの不具合が原因ということで、ただちに部品交換で対応しながら、生産を始めました。9月12日より再出荷を開始しました。日産セレナのユーザーとしては一安心ですね。
日産にとっては車業界で初の自動運転を搭載した新型セレナです。大々的に売り出そうした矢先にリコールとはさぞかし無念でしょう。
しかも、生産停止が響き今注文をしても、納車は、10月末ごろになるそうです。もし、これから新型日産セレナを購入する際は、納車がいつごろになるかを販売店に聞いてから検討しましょう。
日産セレナは、リコールで納品が遅れています。ですが、プロパイロットという自動運転搭載と、ミニバンで8人載せられる車は、あまり見かけません。今回のリコールの対応の早さは、実にいいですね。ピンチをチャンスに変えることで、より一層の日産セレナの評判は上がるでしょう。
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新型日産セレナのスペック
エンジン
直列4気筒DOHC(Sのみガソリン車)
直列4気筒DOHC+モーター(ハイブリッド車)
排気量:1997cc
最高出力:110kW(150PS)/6000rpm
最高トルク:200N・m(20.4kgf・m)/4400rpm
燃費
2WD
S:15.0 km/L(Sのみガソリン車以下ハイブリッド車)
X・ハイウェイスター:17.2 km/L
X/Vセレクション・G・ハイウェイスターVセレクション・ハイウェイスターG:16.6km/L
4WD
X・ハイウェイスター:15.8km/L
X/Vセレクション・G・・ハイウェイスターVセレクション:15.0km/L
大家族や仲間など載せると重さで燃費が悪くなる可能性があります。
その点、ハイブリッド車が数字的にすこし有利で、重さはモーターがすこし踏ん張ってくれますので、燃費が若干いいようですね。
予算を見ながらガソリン車かハイブリッド車かに決めましょう。
トランスミッション
CTV:ギアを使わない変速システムで、ATよりもスームズに変速が出来ますし燃料が少なくて済みます。
ATはギアで変速させますので、その分燃料を消費します。
CTVは、ギアではなくベルトなどを使って変速させるので燃料をあまり使うことがないのです。
最小回転半径:5.5m
けっこう、小回りが利きますね。
新型日産セレナの装備
内装
セレナ・ハイウェイスター
出典 日産公式 セレナ 内装
シート・内装色
セレナ
シート・内装色
出典 日産公式 セレナ 内装
新型日産セレナ・セレナハイウェイスターの内装ですね。
シックでおしゃれな感じとなっています。
大家族には、もってこいの広さと居住性を持っています。
これなら、ロングドライブでも運転がきつくなく、他の乗員もゆったりとくつろげますね。
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外装
ハンズフリーオートスライドドア〈両側〉 (挟み込み防止機構付)
出典 日産公式 セレナ ハンズフリーオートスライドドア〈両側〉 (挟み込み防止機構付)
新型日産セレナ・セレナハイウェイスターの外装ですね。
ミニバンの醍醐味はやはりスライドドアでしょう。
その上で、両手を使わずに足の甲でセンサーを押してドアを開けます。
例えば眠った子供を抱えて、お父さんが車に載せる場合におおいに役に立ちますね。
また、買い物の荷物を両手に抱えたお母さんにもちょっと足元で操作して荷物を入れるなんてできます。あと、オプションでは、メーカーだとセーフティパックABCセットや快適パックなどがつけれます。
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新型日産セレナの価格
2WD
S:243万円
X:248万円
G:284万円
ハイウェイスター:267万円
ハイウェイスター・G:301万円
X Vセレクション:267万円
ハイウェイスター Vセレクション:293万円
ライダー:294万円
ライダーVセレクション:333万円
ライダーVセレクションブラックレザー:353万円
4WD
X:273万円
G:313万円
ハイウェイスター:296万円-
X Vセレクション:291万円-
ハイウェイスター Vセレクション:319万円-
ライダー:318万円-
ライダーVセレクション:352万円-
ライダーVセレクションブラックレザー:372万円-
まとめ
新型日産セレナは、いかがでしたでしょうか?
特徴や値段、プロパイロットの自動運転システムなどもりたくさんでしたね。
ただ乗るだけの車から車に今何を望んでいるのか・どんな車で夢を与えられるかなど購入者の好みがたくさんあります。それだけ今の車は複雑で奥深いということです。
購入者が夢を実現するためにはやはりちゃんと車のことも調べたり考えてみて、的確な判断をして車を検討することが大事です。
新しい車の情報を得た場合は、より広くより深く調べてわかりやすく私なりにまとめようと思います。
新型日産セレナは、私にとって車の未来と現状を把握するうえでとてもよい車でした。