マツダのスポーツカーとして有名な車でRX-7があり、2012年惜しまれつつ販売が終わりました。その後、沈黙がつづきましたが、2017年東京モーターショーで新型RX-7のお披露目をする話が出てきました。しかも、あのロータリーエンジンも復活するそうです。
最近のマツダは、スカイアクアクティブやグリーンディーゼルエンジンなどが人気でブランド力が高くなっています。そこで、スポーツカーであるRX-7が復活させるのですから、期待感がありますよね。
では、マツダ新型RX-7の発売日・特徴、燃費や価格・装備・安全性能・ライバル車や評判など、今わかってる情報を元にお伝えしたいと思います。
目次
マツダRX-7の歴史
初代 SA22C(FB3S)型(1978年-1985年)
前期型
後期型
出典:ウィキペディア RX-7
初代のマツダ・RX-7です。先代はマツダ・サバンナ。エンジンは12A型 水冷 573cc×2ローター。排気量は1.2L、駆動方式はFRです。トランスミッションは3速AT/5速MT。
日本使用のみ4人乗りで、サバンナ・RX-7という名前だったそうです。かっこいい鼻の通ったフロントですね。
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2代目 FC3S/FC3C型(1985年-1992年)
前期型(クーペ)
後期型(クーペ)
カブリオレ
出典:ウィキペディア RX-7
2代目のRX-7です。エンジンは13B-T型 水冷直列654cc×2ローター。排気量は1.3L。駆動方式はFR。トランスミッションは4速AT/5速MT。
ガブリオレは、オープンカーで今後のユーノス・ロードスターの元モデルとなります。
3代目 FD3S型(1991年-2002年)
フロント
後期型(スピリットR)
出典:ウィキペディア RX-7
3代目のRX-7です。エンジンは13B-REW型 654cc×2 直列2ローター。排気量は1.3L。駆動方式はFRです。トランスミッションは4速AT/5速MT。ぽっちゃり型~ちょっとスリム系にデザインがなっています。
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新型マツダRX-7の発売日
出典:マツダ公式 RX-VISION 参考画像
VISION COUPE
出典 マツダ公式 2017東京モーターショー VISION COUPE
マツダ新型RX-7の発売日が、とても気になるところですよね。2017年モーターショーで、新型RX-7のお披露目という話だったのですが、実際発表されたのがVISION COUPEでした。
RX-7の元といわれるRX-VISIONとVISION COUPEを比較してみますと、2ドアクーペと4ドアクーペ(セダン)の違いがあります。RX-7は、2ドアでずっと販売されていましたので、おそらくRX-VISIONとなります。方向性としてのRX-7セダンはあるかもしれませんが2ドアクーペの印象が強いので、VISION COUPEは、別の例えばRX-9で使われる可能性があると推測します。
実は2017年はマツダにとってとても大事な年で、ロータリーエンジンが生誕50年を迎える日で発売したかったはずなのですが、2017年末くらいから2018年のかけての発売日が有力です。
【新型マツダRX-9】ハイブリッド化で価格や燃費は?最新画像や動画は?
新型マツダRX-7の特徴
エンジン
メリットは、部品も少なく、理論も簡単なのですが、デメリッドは燃費が悪いのと、有害物質を出すことです。これらを解決しないことには、ちょっとロータリーエンジンの復活は難しいかと思われます。
マツダは、ディーゼル車の欠点であるエンジン音や振動・排気ガス(音が大きい)を極力押さえて、燃費を向上させた実績もあります。まだお披露目には時間がありますので、しっかりとしたロータリーエンジンを作ってくれると往年のRX-7ファンにはたまらないでしょうね。
エンジン | 旧RX-7/1.3L | MAZDA RX-VISION |
パワーユニット | 水冷直列2ローターICツインターボ | SKYACTIV-R(ロータリーエンジン) |
最高出力 | 265[195]/6500 | 不明 |
最大トルク | 30.0[294]/5000 | 不明 |
トランスミッション | FR | 同じ |
駆動方式 | 5MT/4AT | 不明 |
*最高出力単位:ps[kW]/rpm
*最大トルク:kg・m[N・m]/rpm
2000年に発売されたマツダRX-7のエンジン表です。新型マツダRX-7はマツダが提唱しているSKYACTIV TECHNOLOGYで、SKYACTIV-G(ガソリン)とSKYACTIV-D(ディーゼル)があります。新型ではさらにSKYACTIV-R(ロータリー2016年3月に特許申請済)が追加される模様です。
しかも、RX-7のロータリーエンジンは、排気量1.6Lでターボチャージャーを組み合わせをする予定です。
また、ロータリーエンジンの復活により、EV(レンジエクステンダー)を搭載するのではないかと話が出ています。レンジエクステンダーの仕組みは日産のe-powerと同じで、エンジンは走行用ではなく、バッテリー充電用として使われます。ただ、今はまだRX-7の実車の確認ができていませんので、EV(レンジエクステンダー)の搭載はかなリ先の話ではないでしょうか。
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ボディーサイズ
ボディーサイズ | M・RX-7/1.3L | MAZDA RX-VISION |
全長 | 4285 | 4389 |
全幅 | 1760 | 1925 |
全高 | 1230 | 1160 |
ホイールベース | 2425 | 2700 |
室内長 | 1415 | 不明 |
室内幅 | 1425 | 不明 |
室内高 | 1025 | 不明 |
*単位:mm
2000年に発売されたマツダRX-7のボディーサイズです。MAZDA RX-VISIONはマツダの次世代スポーツカーとして生まれたコンセプトカーです。これをイメージに今度の新型マツダRX-7は、プラットフォームの新開発SKYACTIVシャシーで作ると推測します。
すこしは外装や内装のデザインなど内容を変えると思いますが、歴代のRX-7に負けないいい車となると思われます。
燃費
燃費 | FR |
旧M・RX-7/1.3l | G:8.1 |
N・フェアレディZ/3.7L | G:9.1 |
旧T・スープラ | G:8.6 |
H・NSX | H:12.4 |
*単位:F・H JC08モード・km/L
*単位:T・M・10モード/10・15モード燃費km/L
2000年に発売されたマツダRX-7の燃費です。新型マツダRX-7の燃費は、エンジンがロータリーなので未知数です。なぜかといいますとロータリーエンジンを作っているのは、マツダだけですので、比較はできません。
比較するとすれば、旧RX-7では8.1km/Lなので、やはりJC08モード・燃費は10.0km/Lはほしいところです。
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ボディー色
2000年に発売されたマツダRX-7の主なボディー色です。MAZDA RX-VISIONでは真っ赤なので、、新型マツダRX-7も赤は間違いなく入るでしょう。基本的には、青や黒・白もありますので、そう変化はないように思われます。
装備
2000年に発売されたマツダRX-7の主な内装です。新型マツダRX-7の内装は、MAZDA RX-VISION(2番の画像)であれば、それにそったものなので、高級感やシブく洗練されたあふれる感じとなりそうですね。
出典:You Tube MAZDA RX-VISION 360 VIEW STYLING
2000年に発売されたマツダRX-7の主な外装です。MAZDA RX-VISIONの動画で確認しますと、デザインがまったく違う次元です。ほんと空気抵抗がないような感じの流れで、びゅんびゅんと走りそうな車です。一応、コンセプトカーなのでどこまで市販車に迫れるか?ですね。
また、マツダとしては初のミラーレス搭載車を追加するようで、画像を見てみますとドアミラーが細くなっています。2016年6月、国土交通省がミラーレス車を公認しましたが、まだまだ課題も多く(電子制御のため)、搭載はすこし難しいかと思います。
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安全性能
アクティブセーフティ技術(事故を未然に防止する)
・AFS(アダプティブフロントライティングシステム)
・HBC(ハイビームコントロール)
・MRCC(マツダレーダークルーズコントロール)
・RVM(リアビークルモニタリングシステム)
・LDWS(レーンデパーチャーワーニングシステム)
・FOW(フォワードオブストラクションワーニング)
ム/トラクションコントロールシステム)
プリクラッシュセーフティ技術(事故のリスクを軽減)
・SCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)
・SBS(スマート・ブレーキ・サポート)
2000年に発売されたマツダRX-7の安全性能ですが、新型ではマツダの最先端の安全性能i-ACTIVSENSEが搭載されるかもしれません。
おもな装備として、SCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)通称自動ブレーキがついています。ミリ波レーダーで先行車を確認し距離を保ちながら走行、先行車が急ブレーキをかけて距離が縮まり衝突しそうな感じになったら、自動ブレーキがかかります。*ブレーキペダルに足をかけているとき
運転に自信がある人や、MT車を選択した人は基本的な安全性能があればいいのですが、RX-7はスポーツカーで走りを特化した車ですので、危機管理としての安全対策は今後必要になると考えます。
新型マツダRX-7の価格
価格 | 5MT | 4AT |
タイプRB/1.3L | 294万円~ | 314万円~ |
タイプRB Sパッケージ/1.3L | 315万円~ | なし |
タイプR/1.3L | 354万円~ | なし |
タイプRS/1.3L | 384万円~ | なし |
2000年に発売されたマツダRX-7の価格表です。特別仕様車は含まれていません。排気量が1.3から1.6Lの変更予定なので、若干価格が高くなりそうです。旧車でも294万円~300万円越えと推測します。
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ライバル車について
日産・フェアレディZ
日産新型フェアレディZの参考画像です。フロントのVモーショングリルが目立ってますが、このマスクで日産車だと認識させるようです。なだらかなラインといかにも走りそうな足元です。これはかなりの強力なライバルとなりそうです。
【日産新型フェアレディZ(Z35)&ニスモ&ロードスター】価格・燃費や発売日は?
トヨタ・新型スープラ
出典:You Tube Toyota FT-1 being unloaded at Irvine Cars & Coffee
トヨタ・新型スープラのコンセプトカーFT-1です。実際の価格は450万円以上。BMWのターボエンジンの4・6気筒。2.0L/2.5L/3.0L。2.5Lにはトヨタのターボ+ハイブリッドを搭載するようです。
【トヨタ・スープラ新型】復活&発売日は?価格やturbo搭載で燃費は?
ホンダ・新型NSX
出典:マツダ公式 NSX
マツダ新型NSXです。2017年2月27日に発売されました。エンジンは、SPORT HYBRID 駆動方式はSH-AWD 3.5L V6 DOHC ツインターボ+3モーター 9速デュアルクラッチトランスミッション 価格は2,370万円~となっています。
この車は、ライバルよりもスポーツカーの王者なので足元にも及ばないかもしれませんね。
【新型ホンダ・NSX】フルモデルチェンジで最新動画や画像は?価格やライバル車は?
マツダRX-7の評判
https://twitter.com/fd3s_ryu_108/status/924642028050247692
えーっと昨日の事ですが、いつの間にか大好きになった車。
RX-7 FD3Sを・・・遂に契約してきました(゚∀゚ )アヒャャャャャャャ
やっちゃいましたよ(*´﹃`*)
納車ですが、自分が免許とれ次第納車予定です(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァこれからもよろしくお願いします!! pic.twitter.com/djUnuEAXo6
— ばちゃぴん@冬眠中 (@8nz5jwsYEQ2Adoq) December 19, 2016
現実的に自分には乗れないだろうな~って車はあんまり興味がわかないんだけど、サバンナRX-7はもうめちゃくちゃカッコいいなと思ってしまう
— 労働スター秋葉くん (@fallleaf1030) December 19, 2016
まとめ
新型マツダRX-7は、いかがだったでしょうか。
最近のマツダって攻めてる感じがものすごくありますね。スカイアクテイブの理念でマツダ自身がホントに作りたい車をどのようにしたら作れるか、お客さんが喜んで貰えるかを考えている気がします。
ディーゼル車では軽油で走れば経済的に安くなるとか他社では考えないことをマツダは率先して車を開発しています。
今回のロータリーエンジンも難しいと言われているそうですが、きっと乗り越えてすばらしいロータリーエンジンを作ると思います。
その分、価格は高めになると思いますが、その分、長い目でみれば維持費のコストが下がりますし、古い車ですがけっこう若者があこがれているRX-7です。今後のマツダの動向が楽しみです。