ホンダ・インサイトの販売が2014年に終わりました。発売当初はホンダのハイブリッドということで人気がありました。売れなくなり消滅してしまった車です。1番の理由は、トヨタ・プリウスが売れたからですね。そのホンダ・インサイトが3代目フルモデルチェンジで復活するという話が出てきました。
では、新型ホンダ・インサイトの特徴や発売日、装備・内装や外装、価格や安全性能や、ライバル車など、今わかっている情報をもとにお話ししたいと思います。
目次
ホンダ・インサイトの歴史
初代 ZE1型(1999 – 2006年)
初代のホンダ・インサイトですね。排気量は、1.0Lで直3で12バブル。駆動方式はFF。トランスミッションは、CVT/5MT。ホンダのハッチバッグ型のハイブリッドです。2回マイナーチェンジをして2006年7月に生産を終了。2代目インサイトが販売されるまで3年の月日が流れます。
ちなみにこの間のホンダのハイブリッドは、シビックハイブリッドのみとなります。当時としては、まだハイブリッドという言葉は耳慣れないものでしたね。
Sponsored Links
2代目 ZE2/3型(2009年 – 2014年)
2代目ホンダ・インサイトです。2ドアハッチバッグクーペから5ドアハッチバッグセダンへ移行。初代より排気量は、1.3Lと1.5Lが大きくなりハイブリッドで箱型っぽくなりました。駆動方式はFF。トランスミッションは、CVTのみとなります。2014年3月に販売終了。理由は、HVシステムが古くなったことと、ホンダ・グレイスへ継承と言う形で、ホンダ・インサイトの販売が終わりました。
新型ホンダ・インサイトの特徴
プラットフォーム
3代目新型ホンダ・インサイトのプラットフォームは、ホンダ・シビックのプラットフォームが使われる模様です。一回りサイズが大きくなり3ナンバーとなります。ホンダ・シビックはガソリン車のみです。まずはインサイトでシビックのプラットフォームも試して、ゆくゆくはシビックへ吸収ということもありえますね。車種が同じになりますので、インサイトの名前が変わる可能性もあります。
Sponsored Links
エンジン
エンジン | H・インサイト(2代目) /1.3L /1.5L | T・プリウス /1.8L |
パワートレイン | 直列4気筒SOHC8バルブ+モーター | 直列4気筒DOHC +モーター |
最高出力 | 1.3L: 65[88] /58001.5L: 82[111] /6000 | 72[98] /5200 |
最大トルク | 1.3L: 121[12.3] /45001.5L: 142[14.5] /4800 | 142[14.5] /3600 |
最高出力(馬力・モーター用) | 10[14] /1500 | 前: 53[72]後: 5.3[7.2] |
最大トルク(回転数モーター用) | 78[8.0] /1000 | 前: 163[16.6]後: 55[5.6]*E-Four(4WD)用 |
トランスミッション | CVT | 電気式 無段 変速機 |
駆動方式 | FF | 2WD/ 4WD(E-Four) |
電池 | ニッケル水素 | ニッケル水素/リチウムイオン |
個数 | 7 | 28/56 |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*SOHC(Single OverHead Camshaft):1本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
燃費&実燃費
燃費 | 2WD | 4WD | 実燃費(e燃費調べ) |
H・インサイト /1.3L /1.5L (2代目) | 1.3L: 27.21.5L: 22.2-23.2 | なし | 1.3L: 19.711.5L: 18.18 |
T・プリウス /1.8L | 37.2- 40.8 | 37.2 | 2WD: 27.134WD: 23.94 |
* 単位:JC08モード・km/L
2代目インサイトのエンジンと燃費表です。インサイトの数字は2014年のものです。プリウスと比較してみますと、軽くJC08モード・10km/Lの差があります。
この差を縮めるべくホンダが出したエンジンとは、ホンダ・フィットでも使われているエンジン、仕組みは日産ノートe-powerと同じエンジンを使用。つまりほぼEV車ですね。
簡単に説明しますと、ホンダのエンジンは主に発電用として使い、トヨタのエンジンは、走行用として使用。その上でPHVを投入かといわれています。トヨタでもプリウスPHVが発売されましたからね。一応排気量が1.5Lです。エンジンの負担を考えますともしかしたら2.0Lクラスで出てくるかもしれませんね。
燃費では、トヨタ・プリウスを同じくらい目指しているようです。PHVになれば、EV走行距離で考えますと70kmは超えるとの話があります。これは楽しみですね。
Sponsored Links
ボディ―サイズ
ボディ―サイズ | N・インサイト /1.3L /1.5L (2代目) | T・プリウス /1.8L |
全長 | 4390- 4395 | 4540 |
全幅 | 1695 | 1760 |
全高 | 1425- 1435 | 1470- 1475 |
ホイールベース | 2550 | 2700 |
室内長 | 1935 | 2110 |
室内幅 | 1430 | 1490 |
室内高 | 1150 | 1195 |
重量 | 1190- 1210 | 1360- 1440 |
乗員 | 5 | 5 |
最小回転半径 | 5.0 | 5.1 5.4 |
*単位:mm/kg
ボディー色
プレミアムホワイト・パール (31,500円)
プレミアムブロンズ・パール (31,500円)
プレミアムゴールドパープル・パール (31,500円)
アラバスターシルバー・メタリック
ポリッシュドメタル・メタリック
クリスタルブラック・パール
2代目インサイトのボディ―サイズ表とボディー色です。新型フルモデルチェンジのボディーサイズは一回り大きくなります。
推測では、シビックハッチバッグサイズで4,520X1,800X1,435X2,700(全長X全幅X全高Xホイールベース)に近いサイズではないでしょうか。
ボディー色は、レッド系が新色として入るといいですね。シビックもレッド系がありますからね。トヨタ・プリウスでは、サーモテクトライムグリーンといってグリーンかかったイエローが出ています。いわば蛍光色に近い色合いですね。インサイトでは、このような色は入れないと思われます。あくまでもシックで落ち着いた色で勝負するでしょうね。
Sponsored Links
装備
インテリアカラー
2代目インサイトの内装ですね。3代目フルモデルチェンジでの内装の情報は今のところ出ていません。インサイトの内装は、タコメーターを大きくしたりとてもスマートないいイメージがあります。
すっきりとした感じでスポーティな操作性を感じさせてくれます。ボディーサイズが広く大きくなるということなので、運転性の向上と室内空間の充実が図られる模様です。リアシートもスペースが広くなる分、ゆったりとできるのではないかと推測しますね。
2代目インサイトの外装です。フォルムをみてわかると思うのですが、後ろ姿がプリウスに似てますね。インサイトの方が、より全体的に丸くおびた形となっています。空気抵抗を極力なくして走りをよくするための流線型です。3代目フルモデルチェンジでもこのフォルムは継承されると思われます。
Sponsored Links
安全性能
ホンダセンシング
出典 You Tube 安全運転支援システム『Honda SENSING』
2代目インサイトの安全性能です。車の衝突の回避の操作性とボディの衝突を最小限にします。あと室内のエアバックですね。
3代目フルモデルチェンジでは、ホンダの唯一の安全性能のホンダセンシングが搭載されるようですね。標準かメーカーオプションになるかはわかりませんが安全性はより高くなると推測します。
新型ホンダ・インサイトの価格
価格 | 2WD |
XL ”インサイトエクスクルーシブ” インターナビセレクト /1.5L | 255万円- |
XL ”インサイトエクスクルーシブ” /1.5L | 225万円- |
XG ”インサイトエクスクルーシブ” /1.5L | 208万円- |
Lインサイト /1.3L | 213万円- |
Gインサイト /1.3L | 193万円- |
2代目インサイトの価格表です。3代目フルモデルチェンジではできればトヨタ・プリウスと近い値段で販売したいところです。PHVともなりますと300万円~となります。また2代目の価格よりもすこし高くなると思われます。安全性能のホンダ・センシングも搭載したらその分も金額が高くなりますね。
Sponsored Links
新型ホンダ・インサイトの発売日
新型ホンダ・インサイト3代目の発売日が気になりますよね。話によれば、2017年10月27日~11月5日に開催の東京モーターショーで全貌が明らかになると言われています。また、同じ時期のLAショーでもお披露目をするという話ですので、かなりに気合が入っているようです。年明けの2018年の2月~3月にかけて、インサイトが発売される模様です。2018年8月ごろにインサイトPHVが、遅れて発売となるようですね。
Sponsored Links
ライバル車
トヨタ・プリウス
トヨタ・プリウスですね。排気量は1.8Lハイブリッドで価格は242万円~339万円~。インサイトの排気量1.5Lと1.3Lなので差がありますが、ハイブリッドと言えばプリウスと言われています。それだけ浸透している車です。燃費は40km/Lですからね。インサイトの燃費がどのくらいプリウスに近付くかですね。
【新型プリウスPHV】価格や発売日は?燃費、走行距離や充電は?
まとめ
新型ホンダ・インサイドは、いかがだったでしょうか
ひさびさのインサイトの復活というべきなんでしょうか。果たして、トヨタの頂上までたどり着けるか。今後のホンダが生き残るための羅針盤となりうるのか。ましてやPHVまで搭載しようとしています。ホンダには、フィットやヴェゼルといった人気の車があります。新しくなるホンダ・インサイトがどこまで販売台数を出せるかがとても楽しみですね。