マツダ・アテンザは、2016年8月25日に一部改良しました。近い将来、新型フルモデルチェンジへの布石だと思われます。マツダは、これからどのように展開していくか。ディーゼルハイブリッド化は本当に実現するのか?
では、新型マツダ・アテンザの特徴と発売日とエンジンや燃費や、装備や内装・外装、安全性能、価格や評判など、今わかってる情報を元にお話ししたいと思います。
目次
マツダ・アテンザの歴史
初代 GG/GY系(2002年 – 2008年)
アテンザスポーツ
アテンザスポーツワゴン
初代のアテンザです。排気量は、2.0L/2.3L。直4とターボとなります。タイプは、セダン・ハッチバッグ・ステーションワゴンの3種類です。駆動方式はFF/4WD(SWのみ)。トランスミッションは5速AT/6速MT。先代がマツダ・カペラ(7代目)ですね。カペラといえば、昔、自動車教習所の練習車で、警察のパトカーとして使われていたこともあります。見るからに、走りを重視した車です。
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2代目 GH系(2008年 – 2012年)
セダン(前期型)
スポーツ(前期型)
スポーツワゴン
2代目のマツダ・アテンザです。排気量は、2.0L/2.3L→2.5L直4と3.7L V6(北米仕様)と分かれます。タイプは、初代と同じです。駆動方式はFF/4WD(SWのみ)。トランスミッションは5速AT/6速AT(4WD)/6MT。エンジンが2.3Lから2.5Lへ変更されています。2代目の方がより流線型の車体になってますね。洗練された感じのものとなっています。
3代目 GJ系(2012年 -)
前期型 ワゴン
セダン(国内仕様・後期型)
ワゴン(国内仕様・後期型)
3代目のマツダ・アテンザです。排気量は、2.0L/2.5Lと2.2Lを追加。直4でディーゼルターボとガソリン車です。駆動方式は、FF/4WD。トランスミッションは、6速AT/6速MT(デイーゼル車のみ設定)。3代目からがらりとデザインが変わります。マツダの新世代技術の「SKYACTIV TECHNOLOGY」と新デザインテーマの「魂動(こどう)- Soul of Motion」をもとに作られた車です、よりダイナミックでより走りを重視した車です。今後、マツダの生産や販売がどのようになっていくか検証していこうと思います。
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新型マツダ・アテンザの発売日
新型マツダ・アテンザの3代目が2012年にフルモデルチェンジをしています。その後、2016年8月には、一部改良しています。と言うことは、4代目のフルモデルチェンジでは、5~6年の周期で考えますとおそらく2018年~2019年あたりで行なわれると推測します。
さらに、新世代技術の「SKYACTIV TECHNOLOGY」と新デザインテーマの「魂動(こどう)- Soul of Motion」に力を入れた車となるに違いないですね。
新型マツダ・アテンザの特徴
プラットフォーム
出典 You Tube Mazda RX-VISION Concept – Exterior and Interior Walkaround
新型マツダ・アテンザのプラットフォームは、RX-VISIONコンセプトカーが採用されます。動画を見る限り、かなり大きな車体です。おそらく、すこし改良してアテンザ用にすると思います。
エンジン
エンジン | マツダ・アテンザ /セダン /ワゴン2.0L・2.2L・2.5L | ワゴン系 スバル レヴォーグ /1.6L /2.0L | セダン系 クラウン マジェスタ /3.5L /2.5L ロイヤル /2.5L アスリート /3.5L /2.5L /2.0L(ターボ) |
パワートレイン | 直列4気筒DOHC16バルブ +直噴ターボ | 水平 対向 4気筒 16 バルブ デュアル AVCS 直噴 ターボ “DIT” | マ(H): V6気筒 (3.5L) 直列 4気筒(2.5L)ロ(H): 直列4気筒 DOHC ロ(NA): V型6気筒 DOHCア(H): 直列4気筒 DOHCア(NA): V型6気筒 DOHC(3.5L/2.5L) 直列4気筒 DOHC(2.0L) |
最高出力 | NA: 114-138[155-188] /5700-6000D/t: 129[175] /4500 | 1.6L: 125[170] /4800-56002.0L: 221[300] /5600 | マ(H): 131-215 [178-292] /6000ロ(H): 131[178] /6000 ロ(NA): 149 [203]/ 6400ア(H): 131[178] /6000ア(NA): 232[315] /6400(3.5L) 149[203]/6400(2.5L)173[235]/5200-5800(2.0L) |
最大トルク | NA: 196-250[20.0-25.5] /3250-4000D/t: 420[42.8] /2000 | 1.6L: 250[25.5] /1800-48002.0L: 400[40.8] /2000-4800 | マ(H): 221 -354 [22.5- 36.1] /4200 -4800ロ(H): 221[22.5] /4200-4800 ロ(NA): 243[24.8] /4800ア(H): 221[22.5]/ 4200-4800ア(NA): 377[38.4] /4800(3.5L) 243[24.8] /4800(2.5L)350[35.7]/1650-4400(2.0L) |
最高出力(馬力・モーター用) | なし | なし | マ(H): 105- 147 [143 -200]ロ(H): 105[143]ア(H): 105[143] |
最大トルク(回転数モーター用) | なし | なし | マ(H): 275-300 [28.0-30.6]ロ(H): 300[30.6]ア(H): 300[30.6] |
トランスミッション | 6EC-AT /6MT | 1.6L: リニア トロニック[マニュアル モード付]2.0L: スポーツ リニア トロニック | マ(H): 電気式無段変速機ロ(H): 電気式無段変速機ロ(H): 6 Super ECTア(H): 電気式 無段変速機ア(NA):8 Super ECT(3.5L/2.0L)6 Super ECT(2.0L) |
駆動方式 | 2WD /4WD | AWD (全輪 駆動) | マ(H): FR・4WD ロ(H): FR・4WD |
電池 | なし | なし | ニッケル水素電池 |
個数 | なし | なし | マ(H):40 ロ(H):32 |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*16バルブ:一気筒当たり4つの吸排気弁(バルブ)X4気筒
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付・H:ハイブリッド・D/t:ディーゼルターボ
燃費
燃費 | 2WD | 4WD |
マツダ・アテンザ /セダン /ワゴン2.0L・2.2L・2.5L | NA: 16.0-17.4D/t: 19.6-22.2 | D/t: 18.2- 20.4 |
ワゴン系 スバル レヴォーグ /1.6L /2.0L | なし | 1.6L: 16.02.0L: 13.2 |
セダン系 クラウン マジェスタ /3.5L /2.5L ロイヤル /2.5L アスリート /3.5L /2.5L /2.0L | マ(H): 18.2ロ(H): 23.2 ロ(NA): 11.4ア(H): 23.2ア(H): 13.4(2.0L) | マ(H): 19.0ロ(H): 21.0 ロ(NA): 10.2ア(H): 21.0ア(NA): 10.2(2.5L) |
* 単位:JC08モード・km/L
現行車のエンジン&燃費です。マツダ・アテンザでは、ガソリン車とデイーゼル車の2種類のエンジンがあります。他車と比較しても、少し数字が落ちるだけで走行には問題がありません。
実は、マツダはとんでもないことを考えてるようですね。ガソリン車はそのままなのですが、ディーゼル車に動きがあります。それは、デイーゼルとマツダが独自にハイブリッドを開発し、合わせてエンジンを作るようなのです。トヨタとの提携もありますので、あり得る話です。
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ただ、問題があります。ディーゼル車では、低速時にエンジン音がドドドと響きます。現行車ではナチュラル・サウンド・スムーザーという仕組みでいくぶんか抑えていますが、あまり評判はよくないようですね。このエンジン音を消すためにも、ハイブリッドの電気の力で帳消しにするようです。ただ、開発の技術的なことで遅れているようです。
けっこう噂だけが先行していますので、実際にプロトタイプで走行実験してるところでもあるといいのですが、今のところはまだ出ていません。また、FR(後輪駆動)化の話も出ています。まさに、スポーツカーを目指してる節がありますね。
今度、行われる新型フルモデルチェンジの発表の時に、ディーゼルハイブリッドが発売されたら車業界が腰を抜かします。燃費も現行車よりも上がると思われますしね。
ボディ―サイズ
ボディ―サイズ | マツダ・アテンザ /セダン /ワゴン2.0L・2.2L・2.5L | ワゴン系 スバル レヴォーグ /1.6L /2.0L | セダン系 クラウン マジェスタ /3.5L /2.5L ロイヤル /2.5L アスリート /3.5L /2.5L /2.0L |
全長 | 4805 | 4690 | マ(H): 4970 ロ/ア: 4895 |
全幅 | 1840 | 1780 | マ(H): 1800 ロ/ア: 1800 |
全高 | 1480 | 1495- 1500 | マ(H): 1460-1475 ロ/ア: 1460-1475 |
ホイールベース | 2750 | 2650 | マ(H): 2925 ロ/ア: 2850 |
室内長 | 1930 | 2005 | マ(H): 2050 ロ/ア: 1975 |
室内幅 | 1550 | 1490 | マ(H): 1510 ロ/ア: 1510 |
室内高 | 1170 | 1205 | マ(H): 1190 ロ/ア: 1190 |
重量 | 1450- 1630 | 1540- 1570 | マ(H): 1810-1830 ロ/ア: 1540-1760 |
乗員 | 5 | 5 | 5 |
最小回転半径 | 5.6 | 1.6L: 5.42.0L: 5.5 | マ(H): 5.3-5.5 ロ/ア: 5.2-5.4 |
*単位:mm/kg
ボディー色
ソウルレッドプレミアムメタリック(メーカーオプション54000円)
マシーングレープレミアムメタリック(メーカーオプション54000円)
ブルーリフレックスマイカ
チタニウムフラッシュマイカ
ジェットブラックマイカ
スノーフレイクホワイトパールマイカ(メーカーオプション32400円)
ディープクリスタルブルーマイカ
ソニックシルバーメタリック
現行車のボディーサイズとボディー色です。アテンザの全長は一番長いです。新型フルモデルチェンジでは、そう数字の変更がないと思われます。ただし、ディーゼルハイブリッドともなりますと、電池を置く場所やエンジンルームの変更やかなりボディの数字を変更しなくてはいけませんよね。その上で、デザイン性も走りも追及するのですから大変だと思います。
装備
現行車の内装です。運転席は、洗練されたデザインでまとめられています。シート色では、ブラックとピュアブラッグと選択できます。新型フルモデルチェンジでは、もっと、洗練された内装となると推測しますね。
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セダン
ワゴン
出典 You Tube Mazda Shinari Concept (HD)
現行車の外装です。今のところ、セダンとワゴンと2種類ですね。見るからに、2台とも流線型でなだらかなデザインとなっています。新型フルモデルチェンジでは、デザイン性もさらに高みへと進化をするはずです。今後のマツダの動向を楽しみにしておきましょう。
安全性能
走行性能
G-ベクタリング コントロール(GVC)
出典 マツダ公式 アテンザ G-ベクタリング コントロール(GVC)
現行車の安全性能と走行性能です。まさに、操作性の向上と走りを追求したものになっています。新型フルモデルチェンジでは、これを継続しつつ改良と品質をあげていくと思われます。他社との競争の中で独自路線をゆくマツダの心意気が感じられる車となると推測します。
新型マツダ・アテンザの価格
価格 | 2WD | 4WD |
20S /2.0L | AT: 276万円~ | なし |
20S PROACTIVE /2.0L | AT: 286万円~ | なし |
25S L Package /2.5L | AT: 336 万円~ | なし |
XD /2.2L | AT: 317 万円~MT: 322 万円~ | AT: 340 万円~MT: 345万円~ |
XD PROACTIVE /2.2L | AT: 327 万円~MT: 333万円~ | AT: 350 万円~MT: 355万円~ |
XD L Package /2.2L | 377 万円~ | 400 万円~ |
現行車の価格表です。新型フルモデルチェンジでは、おそらく少し値段があがるかもしれませんね。デイーゼル+ハイブリッドになれば、なおさら金額が上がるのではないかと推測します。個人的には価格は据え置きでお願いしたいものですね。
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ライバル車
ワゴン系 スバル レヴォーグ
出典 スバル公式 レヴォーグ
ワゴン系スバルレヴォーグですね。排気量は1.6L/2.0Lです。価格は、1.6Lで282万円-307万円-/2.0Lで356万円-405万円-。マツダといえば、対抗馬としてはスバルですね。洗練されたデザインと水平対向エンジンがありますね。2017年8月には、D型のマイナーチェンジの予定があり、アイサイトが進化するようです。
セダン系 クラウン
トヨタ・クラウンですね。グレードはマジェスタ・アスリート・ロイヤルです。マジェスタ(ハイブリッドのみ)3.5L/2.5Lの価格は698万円-。ロイヤル2.5Lの価格が577万円-。アスリート3.5L/2.5L/2.0Lの価格は、398万円-584万円-となります。2016年8月には、トヨタ店創立70周年記念特別仕様車「J-FRONTIER」を発売。クラウンは、まさにセダンの中のセダンと言われています。アテンザとは、ちょっと別格かもしれませんね。
【新型トヨタクラウン】フルモデルチェンジの発売日は?ハイブリッドの価格や評判は?
マツダ・アテンザの評判
https://twitter.com/miz0521/status/876770015814471680
あるランク以上は内装よくなってるよ
うちはいまの車に買い換える時、
ホンダ・インスパイアがマツダ・アテンザ
やったけど、内装でインスパイアにした
ダンナは若い頃、車好きすぎてかなり車にお金かけてたからねー
いまもかなりこだわりあるよ— マロンママ*shop*M&A withU (@marron_atom) June 19, 2017
マツダ アテンザ(セダンも好きだがワゴンのが好み)#1ふぁぼごとに好きなクルルァ晒す pic.twitter.com/ZTUiHxHC6o
— Graf von actP (@etybsr) June 13, 2017
まとめ
新型マツダ・アテンザは、いかがだったですか。
マツダ・アテンザもいろいろな情報が出ています。予測もありますが、マツダが独自路線で車を生産・販売する意気込みは、すばらしいことです。
ただ、顧客が限定されるのではないかという懸念があります。お金があって、車で走りを楽しむ人がくらいしか反応しないのではないかと思います。マツダではミニバンからの撤退という話もあります。かっこいい車を作るのはいいですが、まずは顧客ありきです。さて、どのようにマツダは勝負をかけていくかは、売れ上げ次第だと思われますね。