スバルXVは、元々の形がインプレッサでした。その後XVは独自の進化を遂げてスバルのクロスオーバーSUV車として世界で人気の車となりました。
今回のXVフルモデルチェンジは、スバルグローバルプラットフォームを主体に開発され、PHVを搭載されるという話もあります。
では、新型スバルXVの燃費や価格・発売日・特徴・評判・内装や外装、気になるPHVの情報を今手元のある情報でお伝えしたいと思います。
目次
スバルXVの歴史
初代 GH系(2010年-2011年)
日本仕様 フロント
欧州仕様 フロント
スバル・インプレッサハッチバックから派生したXVです。欧州生まれのインプレッサとして製造。2010年日本向けとして名をXVと変えて逆輸入の形で単独販売されました。
日本国内向けのグレードは1.5iと2.0i。ほぼ、インプレッサですが人気も上々。しかし、2011年10月には初代は生産終了。2代目から本格的なXVのフルモデルチェンジが始まります。
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2代目 GP系(2012年-)
前期型 日本仕様 XV フロント
後期型 2.0i-L EyeSight
2011年10月から約1年を置いて、再び復活しフルモデルチェンジを果たしたXVです。名前は「スバル・XV」となりました。
カタログもインプレッサのものではなくXVで堂々のお目見え。こんなパターンは初めてですね。普段は日本で販売ができなくなったら売れている海外へ転勤という形になりやすいのですが、XVは凱旋車ですね。2013年では、日本市場でハイブリッドXVが生まれます。恵まれた環境で独自の進化を遂げています。
新型スバルXVの発売日
出典:スバル公式 XV
2代目が2012年にフルモデルチェンジをしています。スバルでは、5年周期でフルモデルチェンジをするようにしているんだそうです。
2017年3月には、ジュネーブ国際モーターショー新型スバルXVのお披露目をし、5月24日に発売されました。
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新型スバルXVの特徴
プラットフォーム
出典:You Tube 新型インプレッサ:スバルグローバルプラットフォーム【メリット篇】
出典:You Tube 新型インプレッサ:スバルグローバルプラットフォーム【テクノロジー篇】
新世代プラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム」の導入が決まっています。これは新型インプレッサで使われます。
SUV特有の走りとハンドルの遊びを少なくし、悪路で激しい運転でもスムーズなかじ取りができる構造になっています。ハンドリングの動きがシャーフなので危険を察知した場合にすぐに反応ができます。
エンジン
1.6i-L EyeSight
水平対向4気筒DOHC 16バルブデュアルAVCS
2.0i-S EyeSight
水平対向4気筒DOHC 16バルブデュアルAVCS 直噴
新型フルモデルチェンジのエンジン表です。2種類のグレードしかありません。
今回の新型スバルXVのエンジンは1.6L・2.0L水平対向4気筒ターボエンジンを追加するのではないかと言われていましたが、ターボエンジンではなく直噴で、かなりの瞬発力があります。
直噴は、燃料であるガソリンを、高圧でシリンダー内に直接噴射する仕組みを持つエンジンです。
トヨタのハイブリッドシステムの融合?!
それと、もう一つ気になる情報があります。PHVです。スバルはトヨタと提携をして、ハイブリッドシステムを供給してもらうことになっています。理由は、海外での燃費規制対策です。スバルは、ガソリン車やターボ車くらいのレベルしかなくこれから生き残っていくにはトヨタのハイブリッド技術が必要だということです。ですが、これはかなりの大手術となります。
スバル独自の水平対向エンジン(横にシリンダーが動く)とトヨタのハイブリッドシステムを融合させるのですから、もしこれが完成した暁には、プリウスの燃費40.0km/Lを出すかもしれません。今のところの情報ですが、1年先くらいでお目見えとなるかもしれません。
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燃費
1.6i-L EyeSight:16.2km/L・15.8km/L
2.0i-S EyeSight:16.0km/L
*JC08モード単位km/L
新型フルモデルチェンジの燃費表です。1.6Lターボの燃費は17.6km/L(レヴォーグ)・2.0Lターボ車で13.2km/L(レヴォーグ)と推測をしていましたが、すべて16.0km/Lあたりでしたね。
しかも、ターボ付きではなかったのでしっかりと差別化が出来ています。ゆくゆくは、直噴ターボへチェンジしていくのではないでしょうか。
ボディサイズ
4,465×1,800×1,550(全長・全幅・全高 mm)
2,085×1,520×1,200(室内長・室内幅・室内高 mm)
4,460×1,775×1,480(全長・全幅・全高 mm)
2,085×1,520×1,200(室内長・室内幅・室内高 mm)
XVとインプレッサ・スポーツのボディサイズの数字で比較してみますと、XVの全幅と全高が広く高いですね。
これには理由があり、もともとXVはオフロード用として安定した運転と走行ができるように設計されているからです。インプレッサの派生車から、本格仕様のSUV車へ進化したわけです。
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色
出典 スバル公式 スバル・XV ボディー色 クールグレーカーキ
サンシャインオレンジ
ピュアレッド
クォーツブルー・パール
ダークブルー・パール
クリスタルホワイト・パール(32,400円)
アイスシルバー・メタリック
ダークグレー・メタリック
クリスタルブラック・シリカ
出典 スバル公式 スバル・XV ボディー色
新型のボディー色で、全9色です。
トヨタのアクアのオレンジは見たことがありますがSUV車でのオレンジははじめて見ます。他車ではシブい色使いが多いので、ほんと目立ちますね。
前車でデザートカーキ(茶色系のグレー)が、今回クールグレーカーキ(青みのグレー)へと変更されています。あとはサンシャインオレンジは新色として追加されています。実は、デザートカーキは人気の色だったですが、あえて、若者向きの色に変更しました。
装備
出典:スバル公式 インテリア
新型の内装です。何も小細工はしていませんね。シートも分厚く運転しやすい振動もしっかりとキャッチします。ほんと走りを重視した内装となっています。
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出典 スバル公式 XV 外観
新型の外装ですね。変更場所は、フロントグリルやヘッドランプ(ハロゲンは標準で、LEDはメーカーオプション)、アルミホイールのインチアップ・フロント(リア)フォグランプ・サンルーフ・ルーフレール(ルーフに荷物を置くための棒)となっています。
ほぼ、標準装備となっていますが多彩なアクセサリーも充実していますので、例えば、エンブレムのLED化やメッキ装飾やデガール(シール状の装飾)などがあります。自分好みのXVにしてみましょう。
安全性能
出典:You Tube 新型インプレッサ:アイサイト(ver.3)【基本性能】
対物・対人による衝突があるとシステムが検知した場合、運転手へ警告音を出します。回避する操作が行われなかったら、ブレーキ制御し、自動的に車を減速または停止させます。
後退時自動ブレーキシステム
車体後部に装着されたソナーセンサーで、運転席からに見えない障害物を検知し、衝突があるとセンサーが判断した場合、段階的に警告します。回避操作がない場合で、ほんとうにぶつかりそうになった場合にブレーキが作動します。
AT誤発進抑制制御 &AT誤後進抑制制御
AT操作による、アクセルやブレーキの踏み間違いなど検知して、急な飛び出しを制御します。
全車速追従機能付クルーズコントロール
高速道路や自動車専用道路内で、時速0km/h~約100km/hの間、先行車に追従走行するシステムです。渋滞などで車の操作の軽減し、より快適なロングドライブを実現しています。
アクティブレーンキープ
特に高速道路や自動車専用道路での走行時に、車線からはみ出しから守るシステムです。ステレオカメラで常にふらつき運転をしていないかを確認し、快適なステアリング操作を手助けをします。
警報&お知らせ機能
アクティブレーンキープなどの、警告音や警告表示して、注意を促します。また、信号機など前車が発進した場合、自車が発進を怠った場合にも、警告音で知らせます。
スバルの安全性能といえば、アイサイトですね。インプレッサには最新型のアイサイトVer3を搭載しています。新型XVの安全性能、全グレード標準装備ですので、これで価格を気にせず、安全性能が手に入りますね。
新型スバルXVの価格
・1.6i-L EyeSight:224万円-
・2.0i-S EyeSight:267万円-
新型車の値段です。車体価格(消費税込み)のみ記載しています。消費税込み前だと価格が200万円以内(1.6iの場合)で収まりますが、実質200万円越えですね。
メーカーオプションを付ける場合ですと、約18万円ほど高くなります。他ほかにも税金などがありますので総合的に計算しますと280万円ほどになります。
けっして安い買い物ではありません。車を走りたい、動かしたい人向けの車なので、ちょっと、購入者が限定されます。
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ライバル車
日産エクストレイル
出典:日産公式 エクストレイル
日産エクストレイルは、2.0L各ガソリン車とハイブリッド車があります。違いはハイブリッドだけですね。
これがエクストレイルに強みです。海外にも対応がすぐにでもできますからね。今後スバルXVがPHV車を作って巻き返しなるかが楽しみですね。
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ヴェゼル
出典:ホンダ 公式 ヴェゼル
ホンダヴェゼルは、1.5Lの各ガソリン車とハイブリッド車ですね。見た目SUV車ではなく、セダンぽっく見えます。走りはSUV的には物足りない感があります。
雰囲気的には、都会で走っているイメージがありますね。排気量は、近いですし選択枠としてこのホンダヴェゼルはありですね。
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マツダCX-3
出典:マツダ公式 CX-3
マツダCX-3は、1.5Lの各ガソリン車とディーゼル車ですね。最新運転技術のスカイアクティブを搭載しています。特にディーゼル車は軽油で走ります。長期的考えますと、税金面や維持費でお安くつくのではないかと推測します。
ですが、販売価格が250万円~ですのでちょっと悩みますよね。スバル・XVと約10万円ほど差があります。
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スバルXVの評判
スバルXVの実車見かけたけど思ったより車体が丸いんだなあ…ちょっと好みと違うな
— ざうかりん (@heartlessfoodNL) October 29, 2016
ちょうどタイムズのスバルXVがあるステーションの近くに来たから寄って行こうかな。普通のインプレッサは油圧パワステで、XVは電動パワステのはずなので違いが気になる。
— チャマノール (@chamanol) October 28, 2016
俺のクルマ(スバルXV)はサイズ的に凄く微妙らしくて、あるスタンドに行けばRV車扱いで洗車料金取られるし、別のスタンドに行くと普通乗用車扱いだったりする。タイヤ交換も無駄にタイヤサイズだけ大きいから高い気がする
— なめさん(2期) (@namerin77) October 20, 2016
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まとめ
スバル新型XVはいかがだったでしょうか?
PHV搭載の話は、まだ先のようですが、スバルは、他社から後れをとっている感じですからね。燃費も価格も安全性能も、他社と比べて変わりばえしません。
一応、新型XVは発売されましたが、評価はこれからだと思います。各会社、提携をしたり傘下になったりして会社の生き残りをかけていますし、同じようにスバルもトヨタと提携をしています。
スバルも他社との競争に遅れをとらないような車つくりをする時期なのかもしれません。今回のスバル新型XVの発売によって立ち位置をしっかりと見極めるのか、今後のスバルをどう展開をしていくか、正念場を迎えているような感じがしますね。
コメント
スバル車が魅力です。しかし年齢を鑑み、スバルは少し大きでいすね。高齢者でも運転しやすい5ナンバ車がトヨタとの提携の中で産まれると更なる魅力ですね。
小川さん、コメントありがとうございます。
確かに、スバル車は魅力的です。
社名も「スバル」と変えて独自路線を貫くそうです。
今後ジャスティ―のようなコンパクトな車もたくさん
出てくるかもしれませんね。