トヨタ・センチュリーといえば、社長や政治家さらには皇室御用達の車として君臨しています。大衆車とはかなりの差がありますが、まさに日本を代表する高級上級車といえます。また車体サイズが大きい上、シックなデザインが海外に受けているんだそうです。ロールスロイスの日本版だとも言われています。やはり、日本国内のセレブ達が乗る車として価値があるんですね。
そんなトヨタ・センチュリーが2017年、2月4日惜しくも販売が終了してしまいました。
しかし、水面下では次の新型トヨタ・センチュリーフルモデルチェンジが行なわれるのではないかと噂が立っています。では、新型トヨタ・センチュリーの発売日や特徴、エンジン・燃費・価格や内装や外装、安全装備や評価、ライバル車など今わかっている情報を元にお伝えしたいと思います。
目次
トヨタ・センチュリーの歴史
初代 VG2#/3#/4#型 (1967年 – 1997年)
前期型(VG20型)
後期型(VG40型)
初代のトヨタ・センチュリーですね。生まれは1967年ですね。まさに日本が高度成長期頃でしょうか。排気量は3.4L→4.0L。駆動方式はFR。エンジンは、当時では珍しいV型8気筒。トランスミッションは、前期:3速コラムAT/後期:4速AT:4速コラムAT。まさに漆黒の車。堂々としたフロント・マスク。もう、道で走っているだけでも拝んでしまいそうですね。
コラムシフトは、ハンドルの奥の左側にシフトレバーがついています。フロアーシフトは文字通り、床にシフトレバーがついています。センチュリーには2種類の変速機があります。
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2代目 GZG5#型 (1997年 – 2017年2月)
2代目のトヨタ・センチュリーですね。なんと30年もの間、新型フルモデルチェンジへの変更に時間がかかりました。地味のコツコツとマイナーチェンジをしていたようです。外観はそのままのにちょっとふっくらとしたデザインとなっています。排気量は5.0L。エンジンがV型8気筒からV型12気筒DOHCへ変更。駆動方式はFRです。トランスミッションは4速AT/4速コラムAT(-05年1月)・6速AT/6速コラムAT(05年1月-)。
2006年のみですが、センチュリーロィヤルを製作。センチュリーをベースに作られています。これは天皇・皇后用の御料車であった日産・プリンスロィヤルに替わる車で、市販化はありませんでした。トヨタ・センチュリーは2017年2月に販売が終わりました。
新型トヨタ・センチュリーの発売日
新型トヨタ・センチュリーの発売日がとても気になりますよね。しかも、2017年、2月に販売が終了しています。実は水面下では新型フルモデルチェンジをするから販売を停止したのではないかと言われています。
2017年はトヨタ創業者の豊田佐吉生誕150周年の年にあたりますので、記念メモリアル的なトヨタ・センチュリーに生まれ変わるようです。時期としては、2017年秋には、得意先のオーナーから順次予約販売。発売日は2018年頃となるようですね。
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新型トヨタ・センチュリーの特徴
プラットフォーム
新型トヨタ・センチュリーの元は、トヨタ・クラウンエイトですね。旧トヨタ・センチュリーの作りは、ほとんど変わっていません。
ただ、トヨタにはTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)がありますので、レクサスLS用のFR用の新世代プラットフォームのTNGA-Nを使用するかもしれません。昔の雰囲気を持ったままで、中身は最新式でセンチュリーを作る感じですね。
エンジン
エンジン | T・ セン チュリー /5.0L | レクサスLS600h /5.0L (比較用) | N・プレジデント /5.0L |
パワートレイン | V型 12気筒 DOHC | V型8気筒DOHC+モーター | V型 8気筒 DOHC |
最高出力 | 206[280] /5200 | 290 [394] /6400 | 5人: 206 [280] /6000 |
最大トルク | 460[46.9] /4000 | 520[53.0] /4000 | 5人: 451 [46.0] /3600 |
最高出力(モーター用) | なし | 165 [224] | なし |
最大トルク(モーター用) | なし | 300 [30.6] | なし |
電池 | なし | ニッケル 水素 電池 | なし |
トランスミッション | 6AT コラム シフト / フロア シフト | CVT(無段変速車) | 5AT |
駆動方式 | FR | フルタイム4WD | FR |
*最高出力単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク単位:N・m[kgf・m]/rpm
*最高出力(モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
旧トヨタ・センチュリーと日産プレジデントのエンジン表です。新型トヨタ・センチュリーのエンジンは、V型12気筒を廃止。
話によりますと、レクサスLS600hと同じか一番、最新のハイブリッドシステムを搭載するようですね。排気量は5.0LでV型12気筒からV型8気筒へサイズダウンとなります。かなりどっしりとした感じのエンジンとなりそうですね。
ボディーサイズ
ボディーサイズ | T・ セン チュリー /5.0L | レクサスLS600h /5.0L (比較用) | N・プレジデント /5.0L |
全長 | 5270 | 5090 | 5060 |
全幅 | 1890 | 1875 | 1845 |
全高 | 1475 | 1475 | 1500 |
ホイールベース | 3025 | 2970 | 2870 |
室内長 | 2045 | 2175 | 2000 |
室内幅 | 1605 | 1600 | 1530 |
室内高 | 1185 | 1185 | 1165 |
重量 | 2070 | 2230 | 1880 ~ 1890 |
乗員 | 5 | 5 | 4~5 |
*単位:mm/kg
旧トヨタ・センチュリーと日産プレジデントのボディーサイズ表です。新型トヨタ・センチュリーのプラットフォームはレクサス用を使用する予定です。
比較としてレクサスLS600hのサイズも明記しました。若干センチュリーが大きいですね。レクサスの車体が重くなっています。排気量が5.0Lでしかもハイブリッドシステムも搭載ですので、バッテリーの重さもあります。ですから、新型トヨタ・センチュリーのボディーサイズも小さくなりますが、車体が若干重たくなりそうですね。
燃費
燃費 | FR |
T・ セン チュリー /5.0L | NA:7.6 |
レクサスLS600h /5.0L | H:11.6 |
N・プレジデント /5.0L | NA:7.8 |
*NA:自然吸気 H:ハイブリッド
*単位:JC08モード・km/L
旧トヨタ・センチュリーの燃費比較表です。やはり、レクサスLS600hはハイブリッドなので燃費が高いですね。
今度の新型トヨタ・センチュリーでは最新のハイビリッドシステム搭載やプラットフォームで軽量化もしますので、かなり燃費が向上するのではないでしょうか。予想としては14.0km/Lと言われてます。
NA車やレクサスよりも高くなっています。トヨタ・センチュリーは、あくまでも官庁や企業向けさらには皇室ご用達の車です。やはり、燃費にはこだわると思いますので、かなり頑張って燃費改善を目指してくるのではないでしょうか。
ボディー色
旧トヨタ・センチュリーのボディー色ですね。全5色ですね。神威・摩周・瑞雲・鸞鳳・精華と威厳的な名前がずらりと並んでいます。
センチュリーのボディー色は、やはり黒ですね。しかも漆黒の黒光がとても似合います。さて、新型センチュリーではどんな色を咲かせるのでしょうか。
装備
旧トヨタ・センチュリーの内装です。漆塗のような板をつけて、ゴージャスの中でも落ち着いた感じの室内ですね。この感じで行きますと、どこかの大企業の応接間のような内装にはなりそうです。
出典 Response 【東京モーターショー11】トヨタ センチュリー を超える高級車を 3枚目の写真・画像 *2011年12月
旧トヨタ・センチュリーの外装です。関東自動車工業が2011年の東京モーターショーで「FSハイブリッドコンセプト」という未来型センチュリーを作っています。センチュリーよりもさらに上を行く感じに仕上がっています。見た感じは、旧センチュリーとはかわりませんが、スリムになっていますね。
今度の新型トヨタ・センチュリーで「FSハイブリッドコンセプト」が採用されるかはわかりません。2011年から6年が経過しています。また、新しいデザインが出てくるかもしれません。非常に楽しみですね。
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安全性能
出典 グーネット トヨタ・センチュリー カタログ セーフティ
Toyota Safety Sense P
出典 You Tube 【LAND CRUISER】機能紹介/Toyota Safety Sense P 衝突回避支援パッケージ【技術】
ITS Connect
出典 You Tube 【クラウン】機能紹介 / ITS Connect【技術】
旧トヨタ・センチュリーの安全性能です。基本的な装備をしています。今度の新型トヨタ・センチュリーは、Toyota Safety Sense P+ITS Connect+レクサス用の安全装備のLexus Safety System +などの最高性能を駆使して、また新しい安全性能を作るのではないでしょうか。
トヨタの中ではやはりレクサスが最高の車です。その上を行かないとやはりトヨタ・センチュリーではないですね。最高に高めた安全性能を搭載するのではないでしょうか。
新型トヨタ・センチュリーの価格
価格 | FR |
フロアシフト /5.0L | 1250 万円~ |
コラムシフト /5.0L | 1250 万円~ |
旧トヨタ・センチュリーの価格ですね。トヨタ・センチュリーは市販車よりも法人用の車なので値段が高いです。新型トヨタ・センチュリーの価格は、ハイブリッド搭載で1500万円~2000万円~。庶民では手が届かない価格ですが、日本最高技術の車がお目見えするかもしれません。
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ライバル車について
日産・プレジデント(4代目)後期型(2009年1月-2010年8月)
日産・プレジデントは、1965年~2010年まで生産された歴史のある高級大型乗用車です。価格は排気量5.0L。V8エンジン。トランスミッションは5AT。価格は903万円~。4代目モデルが当時の安全基準をクリアできなかったため2010年8月で生産が終わりました。その後、5代目シーマに吸収されました。
終了して7年にもなりますが、もし、新型センチュリーが新しく復活したら日産・プレジデントも復活する可能性がありますね。もちろん、日産の最新仕様のEVを搭載するかもしれません。そんな高級大型乗用車も見てみたいですね。
トヨタ・センチュリーの評判
黒塗りの高級車ことトヨタ・センチュリーだが、現行モデルの生産は既に終了しており、今年の秋頃に発表される新型はエンジンがV8ハイブリッドになるとのこと。新型の販売は再来年になるらしい。
— 秋水 (@syuusui507) February 26, 2017
黒塗りの高級車(トヨタ センチュリー)に出会ってしまった
— しきうた@ポッピンQを観て (@siki_uta) February 26, 2017
https://twitter.com/anny3xv5/status/828053848442826752
まとめ
新型トヨタ・センチュリーはいかがだったでしょうか。
フルモデルチェンジが1回しかなかったトヨタ・センチュリーです。日本で初めての国産高級車として君臨してきました。今回の新型フルモデルチェンジではどのような風貌を私たちに見せるのか、またどんな特徴で更なる高みを見せてくれるのか、とても楽しみな車ですね。