トヨタが、本格的な小型車を作る布石として新型「ルーミー」をダイハツと共同開発しました。トヨタの印象としては、どちらかと言えば普通自動車のイメージがありましたね。
実はトヨタは2016年8月1日付で、ダイハツを完全子会社にして傘下にしました。だから、共同開発ができたんですね。ダイハツといえば軽自動車から小型車では有名で、しかも車のデザインや性能がいいと判断してトヨタは提携しました。
では、トヨタ新型「ルーミー」の特徴やエンジン、価格、安全装備は?どうでしょうか。気になるライバルのスズキ・ソリノとの比較を解説していきましょう。
目次
新型トヨタ「ルーミー」の発売日
新型トヨタ・ルーミーの発売日は、トヨタが2016年、11月9日。ダイハツが2016年、11月8日です。ダイハツの方が1日早いです。
新型トヨタ「ルーミー」はトヨタのbBやラクティス、パッソ、同列のダイハツのクー(Coo)の後継車とも言われています。
ですから、当然トヨタから「ルーミー」として、ダイハツからは「トール」の名前で販売します。しかも、トヨタ・ルーミーには兄弟車のタンクがいますし、OEM車としてスバルからジャスティとして販売されています。
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トヨタ新型「ルーミー」の特徴
エンジン
・NA
1.0L 直3気筒エンジン
最高出力:69ps/6,000rpm
最大トルク:9.4kgfm/4,400rpm
トランスミッション:CVT
JC08モード燃費:24.6km/L
・ターボモデル
1.0L 直3気筒ターボエンジン
最高出力:98ps
最大トルク:14.3㎏m
トランスミッション:CVT
JC08モード燃費:21.8km/L
NAは、Natural Aspiration(ナチュラル・アスピレーション)といい自然呼気と訳して、ごく自然な形でエンジンを燃焼させることをいいます。加給機(ターボ・スーパーチャージャー)のように圧縮した空気を送ってエンジンの中を燃焼させることではありません。
ターボは、エンジンの燃焼室へ圧縮した空気を送り込んで、一気にパワーをあげることで走りをよくします。
ボディサイズ
ルーミー | Bb | ラクティス | クー | |
全長 | 3750 | 3795 | 3995 | 3800 |
全幅 | 1670 | 1690 | 1695 | 1690 |
全高 | 1735 | 1635 | 1585 | 1635 |
ホイール | 2590 | 2540 | 2550 | 2540 |
室内長 | 2180 | 1935 | 1875 | 1970 |
室内幅 | 1480 | 1420 | 1420 | 1420 |
室内高 | 1355 | 1330 | 1310 | 1330 |
*単位はmmです。
ルーミーの高さがダントツですね。長さと幅は、あまり変わらないようです。その点、室内は、かなり頑張って広くとっているようですね。
また、ルーミーのホイールベースがちょっと長いです。ホイールベースが長いと何がいいのかといいますと、座席との間のすきまがさらに広くなり、ゆったりと座れるようになるからです。ほんの気持ち程度ですが、背の高い男性でもゆっくりと座れるのではないでしょうか。
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装備
・安全装備
出典 You Tube 安全装備 スマートアシストⅡ 「その進化を体感せよ!スマートアシストⅡ」 ダイハツ公式
1 衝突回避支援ブレーキ機能
2 衝突警報機能(対車両・対歩行者)
3 車線逸脱警報機能
4 誤発進抑制制御機能
5 先行車発進お知らせ機能
新型パッソ /ブーンで搭載された「スマートアシストⅡ」を採用し、5つの機能がついています。今のところ、マイナーチェンジや追加の話はありませんが、いずれスマートアシストⅢを搭載するかもしれません。
スマートアシストⅢには、オートハイビームをさらに追加、夜間になりますとヘッドライトが自動的に電気がつく仕組みとなっています。
特に夕方は事故が多いと言われていますので、交通課では早めの点灯を推進しています。普段は、ハイビームでの点灯ですが、対向車が来た場合ロービームにしないといけません。この点を考えますとオートハイビームはヘッドライトの上げ下げを自動的にしてくれますので、かなり便利な性能だと思いますね。
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色
出典 トヨタ公式 ルーミー ブリリアンカッパ―クリスタルマイカ
単色
ブリリアンカッパ―クリスタルマイカ(メーカーオプション32,400円)
レーザーブルークリスタルシャイン(メーカーオプション32,400円)
マゼンタベリーマイカメタリック
フレッシュグリーンメタリック
ファインブルーマイカメタリック
プラムブラウンクリスタルマイカ(メーカーオプション32,400円)
ブラックマイカメタリック
ブライトシルバーメタリック
パールホワイトⅢ(メーカーオプション32,400円)
2トーン(カスタム系の色:メーカーオプション86,400円)
ブラックマイカメタリックXブリリアンカッパ―クリスタルマイカ
ブラックマイカメタリックXレーザーブルークリスタルシャイン
ブラックマイカメタリックXマゼンタベリーマイカメタリック
ブライトシルバーメタリックXフレッシュグリーンメタリック
ブライトシルバーメタリックXファインブルーマイカメタリック
トヨタ新型ルーミーのボディー色です。モノトーンと2トーンに分かれています。2トーンは、ルーミーカスタムG-T・カスタムG”S”・カスタムGの色となります。
色は、全体的に渋めが多く、どちらかといえば男性が好みの色使いですね。やさしい色合いのパステル系はありません。ボディーが箱型なので、柔らかい色よりもメリハリのある色を使うのでしょう。
私としては、ピンク系があってもいいのでは思っています。今後のマイナーチェンジや改良、フルモデルチェンジで、また色が変わっていくと推測しますね。
ルーミー価格
価格 | 2WD | 4WD |
カスタムG-T | 196万円- | なし |
カスタムG”S” | 183万円- | 200万円- |
カスタムG | 177万円- | 194万円- |
G-T | 180万円- | なし |
G”S” | 168万円- | 185万円- |
G | 162万円- | 179万円- |
X”S” | 152万円- | 170万円- |
S | 146万円- | 163万円- |
新型トヨタ・ルーミーの価格表です。あとは、装備ですね。標準装備やグレード別でまた価格が変わってきます。その上オプションまでともなりますと、金額が跳ね上がります。予算を決めて価格を検討してみましょう。
また、ルーミーのカスタム車にはおしゃれなパーツの別売りであり、モデリスタ・TRDなどトヨタ向けのカスタムパーツメーカーから販売されています。
ちなみに、モデリスタはトヨタが作ったカスタムパーツ会社で、TRDは、レーシングカーブランドから生み出された部品を市販化して販売している会社です。
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ソリオはライバル車
スズキのソリオはSエネチャージを装備
出典:SUZUKI・ソリオ
*単位はmmです。
ソリオは、背の高いコンパクトトールミニバンとして、絶大な支持を得ていて、スズキ独自のSエネチャージを装備しています。また1.2Lエンジンを採用しているにもかかわらずJC08燃費:27.8km/Lをたたき出しています。
ルーミーでも1.0エンジンでJC08モード燃費:24.6km/Lですから、約3km/Lの差は大きいと思います。
ソリオは、将来的には燃費を30km/Lに伸ばす計画があるんだそうです。しかもハイブリッドですから、ますますソリオの人気が上がることは間違いありません。
今後、トヨタ新型「ルーミー」がどんな対策で性能アップするか、楽しみですし、もしかしたハイブリッド搭載という話にもなるかもしれません。
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トヨタ・ルーミーの評判
最近可愛いタクシーが生駒駅にいると思ったら小型タクシーって言うらしい。
パワースライドドアやしお年寄り乗り降りしやすいし、狭い道も行けるからいいね!私も乗りたい(笑)#生駒交通#小型タクシー#トヨタルーミー pic.twitter.com/Av5y967arb
— 喜多真奈美 (@kokoroantena) August 17, 2017
トヨタルーミーをお借りして1日走る。ルーミーが、こんなに良いクルマだとは思わなかった。スポーティとは対極にあるし、しっかり感がある訳でも無いけれど、明らかにプロの目利きが全体をしっかり見通して商品を作り込んである。統一感があるし、納得性が高い。とっても良い。 pic.twitter.com/WqLfYrDhCj
— ゆひわか。 (@yufiwaka) July 15, 2017
まとめ
トヨタ新型車「ルーミー」はいかがでしたでしょうか?
特徴やエンジン・安全装備や価格やカスタムのパーツなどかなり充実した車です。
トヨタが満身創痍で自信を持ってルーミーを発売しました。まだ、マイナーチェンジ情報はありませんが、発売されたら評価など情報をお伝えしたいと思います。