2017年5月9日、スバルの軽自動車である新型フルモデルチェンジのプレオプラス(PLEO+)が発売されました。
ダイハツと手を組み、OEM車としてミライースをベースにプレオプラスを作りました。ちなみに、トヨタ・ピクシムエポックもミライースと同じです。
OEM車とは、A会社の車をB会社の名前で車を売ることです。例えばダイハツが生産し、スバルが販売するという意味です。
では、新型スバル・プレオプラスとダイハツ・ミライースとの違いや、特徴・燃費や価格・評価や安全性能など、今わかっている情報を元にお伝えします。
目次
新型プレオプラスとミライースとの違いについて
エンジン・燃費&実燃費
エンジン | S・ プレオ プラス | D・ ミライース |
パワー トレイン | 直列 3気筒 DOHC 12バルブ | 水冷 直列 3気筒 12バルブ DOHC 横置 |
最高 出力 | NA: 36 [49] /6800 | 同じ |
最大 トルク | NA: 57 [5.8] /5200 | 同じ |
トランスミッション | CVT | CVT |
駆動方式 | 2WD /4WD | 2WD /4WD |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*NA:自然吸気
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*12バルブ:一気筒当たり4つの吸排気弁(バルブ)X3気筒
燃費
燃費 | 2WD | 4WD |
S・ プレオ プラス | NA: 34.2 ~ 35.2 | NA: 32.2 |
D・ ミラ イース | NA: 34.2 ~ 35.2 | NA: 32.2 |
実燃費(旧車)
*数字が変動する可能性があります。
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実燃費 | 2WD | 4WD | 出典 |
S・ プレオ プラス | NA: 22.79 (35.5) | NA: 19.77 (32.2) | e燃費調べ2014年7月登録車分 |
D・ ミラ イース | NA: 21.05 (35.2) | NA: 20.33 (32.2) | e燃費調べ2014年7月登録車分 |
*単位:JC08モード・km/L
*NA:自然吸気
クールドi-EGR
新型スバル・プレオプラスのエンジン・燃費&実燃費ですね。ボディーサイズは変わりません。
エンジンではダイハツの独自の低燃費技術「i-EGRシステム」を採用。ガソリンを効率よく燃やすようにしました。もちろん、ミライースにも搭載しています。
燃費では、カタログで34.2km/Lと記載。過去のデータ(i-EGRシステム搭載かは不明)ですが、実燃費で22.79km/Lを出しています。かなり燃費がよいことがわかりますね。
ですが、ちょっとカタログと数字との開きがあります。近々に燃費などの数値で実際に走った結果の数字をカタログに記載しようかという流れになりつつあります。
理由は、車のオーナーからカタログの燃費数字と実際に走ったうえでの燃費が違うのではないかと指摘の声が上がってきたことにあります。
また、2016年には三菱自動車が起こした燃費不正問題もあり、ますますカタログの燃費数字に疑いがかかったからでもあります。
今すぐ実燃費記載がなるかどうかはわかりませんが、車を生産・開発をする会社としては、実燃費に近い燃費数字をよりシビアに求められそうですね。購入予定者にとっては、燃費の比較検討がしやすくはなりますね。
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ボディーサイズ
ボディー サイズ | S・ プレオ プラス | D・ ミライース |
全長 | 3395 | 3395 |
全幅 | 1475 | 1475 |
全高 | 1500 ~ 1510 | 1500 ~ 1510 |
ホイールベース | 2455 | 2455 |
室内長 | 2025 | 1935 ~ 2025 |
室内幅 | 1345 | 1345 |
室内高 | 1240 | 1240 |
重量 | 2WD: 650 ~ 6704WD: 720 ~ 740 | 2WD: 650 ~ 6704WD: 720 ~ 740 |
乗員 | 4 | 4 |
最小 回転 半径 | 4.4 | 4.4 |
*単位:mm/kg
出典 スバル公式 プレオ プラス 樹脂パーツ 軽量高剛性ボディ
新型スバル・プレオプラスのボディーサイズです。驚きは、車体の重量が650kg~740kgしかないことです。ダイハツ・ミライースも同じです。
軽自動車では1・2を争う軽さです。初代の車重が730kg – 790kgだったので、樹脂パーツを使うことで-80kgの減量に成功しました。
車体が軽くなればボディーの強度が気になりますが、硬い素材でできたフレームを使用しており、これなら安心して乗れますね。
ボディー色
スバル・プレオプラス
スカイブルー・メタリック (初代より)
レモンスカッシュクリスタル・メタリック〈F、F スマートアシストを除く〉(変更)
マゼンタベリー・マイカメタリック (変更)
スプラッシュブルー・メタリック〈F、F スマートアシストを除く〉(変更)
プラムブラウンクリスタル・マイカ(21,600円高・消費税8%込)(初代より)
ブラック・マイカメタリック(初代より)
パール・ホワイトⅢ(21,600円高・消費税8%込)(初代より)
ブライトシルバー・メタリック (初代より)
ホワイトⅢ〈F、F スマートアシストのみ〉(変更)
*初代のホワイト/アーバンナイトブルークリスタル・メタリック/コットンアイボリー/ライトローズ・マイカメタリック/シャイニングレッドは廃止
出典 スバル公式 プレオプラス
ダイハツ・ミライース
スカイブルーメタリック (全グレード共通) (初代より)
レモンスカッシュクリスタルメタリック (L/L”SAⅢ” B/B”SAⅢ”を除く) (追加)
マゼンタベリーマイカメタリック (B/B”SAⅢ”を除く)(初代より)
スプラッシュブルーメタリック (L/L”SAⅢ” B/B”SAⅢ”を除く) (追加)
プラムブラウンクリスタルマイカ (MO 21,600円)(初代より)
ブラックマイカメタリック (B/B”SAⅢ”を除く) (初代より)
パールホワイトⅢ (MO 21,600円)(初代より)
ブライトシルバーメタリック (全グレード共通)(初代より)
ホワイト (G/G”SAⅢ” X/X”SAⅢ”を除く)(初代より)
新型スバル・プレオプラスのボディー色です。ミライースと同じです。どちらかといいますと、初代プレオプラスの色がかなり変更されていますので、ミライースがプレオプラスのボディー色に合わせた感じですね。
車を決める以上にボディー色も気になりますよね。グリーン系がないのがさみしいですね。昔ダイハツ・ミラでしたが濃いグリーン系があり、個人的にはその印象が強いです。
全9色は、結構そろっていますから悩みますよね。
例えば、車を洗車してもあまり気にならない色を考えた場合は、やはりシルバーあたりがおススメです。
装備
スバル プレオプラス
ダイハツ・ミライース
新型スバル・プレオプラスの内装です。ミライースも同じです。軽自動車の内装とは思われない、とてもおしゃれなものになっていますね。2トーンカラーとなっています。
メーカーオプションでインテリアパネルが変更できます。自分らしいデザインで内装が作り上げる楽しさがあるのはいいですね。シートカバーもダークグレーやライトグレーに変更できます。標準でもかなり内装が可愛いいく仕上がっていますので、迷うところでもありますね。
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スバル プレオプラス (フロント 新型車)
スバル プレオプラス (フロント 旧車)
出典 グーネット カタログ スバル プレオプラス E(2013年8月)
スバル プレオプラス (リア 新型車)
スバル プレオプラス (リア 旧車)
出典 グーネット カタログ スバル プレオプラス E(2013年8月)
ダイハツ・ミライース (新型車)
新型スバル・プレオプラスの外装ですね。プレオプラスの方では、旧車の画像も掲載しています。旧車と比べてみますと、新型車の方のフロントマスクのラインにメリハリがあって、とてもすてきな顔立ちとなっています。
旧車の方がフロントマスクがぼやけた感じでいかにも安っぽく見えます。車の顔は大事です!遠くからみても、はっきりとあの車だと思えるような顔立ちがやはりかっこいいですからね。あとは、リアのブレーキランプが旧車がノの字ですが、新型車はコの字となっていてはっきりとさらにわかりやすくなっています。
また、ミライースと同じ顔をしていますが、一点だけ違うところがあります。エンブレムですね。ダイハツのエンブレムよりもやはりスバルのエンブレムはカッコイイです!
この星のエンブレムをつけているだけで高級感があります。これだけでフロントマスクが引き締まっていますので、不思議ですね。同じ車なら、私はもちろんプレオプラスを購入しますね。
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安全性能
スマートアシストⅢ (衝突回避支援システム)
出典 You Tube 安全装備 スマートアシストⅢ 新登場 ダイハツ公式
スバル アイサイト(Ver3) (運転支援システム)
出典 You Tube SUBARU IMPREZA/XV プロダクトムービー 「アイサイト(ver.3)篇」
新型スバル・プレオプラスの安全性能は、スマートアシストⅢですね。ダイハツ・ミライースも搭載しています。本来ならスバルのアイサイトを載せるべきなんでしょうが、ダイハツからのOEN車なので、そのままスマートアシストⅢとなります。
スバル・アイサイトは運転支援システムと名前で書いています。運転者側に立った安全性能といえます。スマートアシストⅢは衝突回避支援システムで、字のままに車の装備に支援システムが入ってますよって感じでしょうか。
それぞれの内容は同じシステムだと思うのですが。プレオプラスのサイドでは、しっかりとスマートアシストⅢは「※スマートアシストⅢは運転支援システム〈アイサイト〉とはシステムが異なります。」(引用元 スバル公式 スバル スマートアシスト)と明記しています。
スバルのアイサイトは自信があるのかわかりませんが、あくまでも性能が違うことを強調しています。乗る側としては、しっかりと性能が機能してくればいいだけの話ですが、そこがやはりOEN車との扱いが難しいところなんでしょうね。相手の技術や内容を受け入れなければならないのですからね。
あと、最近、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多発しています。スバルのスマートアシストⅢの注意書き「スマートアシストⅢに頼った運転は絶対に行わないでください」(引用元 スバル公式 スバル スマートアシスト)も強い口調で書かれます。これにはびっくりしました。
特に絶対という言葉は、あまり見なかったのですがスバルが安全の対する運転者の危機感を感じたんでしょう。もちろん、運転する側もしっかりとスマートアシストⅢを使いこなすことも重要ですね。
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価格
スバル・プレオプラス
グレード | 2WD | 4WD | 旧グレード |
F | 89.6万円~ | 102 万円~ | E F |
F (スマート アシスト) | 96.1 万円~ | 109 万円~ | F (スマート アシスト)FA |
L (スマート アシスト) | 109 万円~ | 122 万円~ | L FA L LA LA |
G (スマート アシスト) | 122 万円~ | 135 万円~ | G (スマート アシスト)GA (スマート アシスト) |
*旧グレードのスマートアシストはⅡです。
ダイハツ・ミライース
グレード | 2WD | 4WD |
B | 84.2万円~ | 97.2万円~ |
B”SAⅢ” | 90.7 万円~ | 103 万円~ |
L | 87.4 万円~ | 100 万円~ |
L”SAⅢ” | 93.9 万円~ | 106 万円~ |
X”SAⅢ” | 108 万円~ | 120 万円~ |
G”SAⅢ” | 120 万円~ | 133 万円~ |
新型スバル・プレオプラスの価格表です。ダイハツ・ミライースとの価格が同じではありません。わすかですが、スバル・プレオプラスの方が上回っています。おそらく装備がすこしプレオの方が充実しているかもしれません。
なぜなら、2016年4月~2017年ミラシリーズの販売台数が68,148台(全軽自協調べ)、さらにトヨタのピクシスシリーズは、21,100台(全軽自協調べ)で、プレオシリーズでは5684台(全軽自協調べ)とかなりの台数が負けこんでいます。
おそらくこの点を考慮して、装備など標準にして価格設定しているのではないでしょうか。
ダイハツといえば、軽の老舗と見られていますし、トヨタは名前で「あのトヨタが軽?」という感じで購入すると思われますし。スバルと言えば・・・インプレッサやフォレスターの搭載されている水平対向エンジンが有名です。
どちらかといいますと走り専門のスバルとエンブレムの★くらいですね。軽を作っても印象がないから売れないのではないでしょうか。
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スバル・プレオプラスの評価
スバル車(OEM)、そしてキモヲタブルーだけど素直にこれはカッコ良いな!新型プレオプラスことミライースはフロントが好き。 pic.twitter.com/Z35SltXdFg
— 盛過 峰明 (@ganges_zunda) May 10, 2017
新型プレオプラス(新型ミライース)はテールがコの字だからスバリストの血を騒がせる最高デザイン
— もち@ BRZ㌠[仮] (@mochi0824ver1) May 10, 2017
ミライースとプレオプラスはFMCをしたがピクシスエポックはまだFMCをしていないんだ pic.twitter.com/udPwOctJPi
— さっしー4101 (@4101y) May 10, 2017
まとめ
新型スバル・プレオプラスはいかがだったでしょうか。
ダイハツ・ミライースのOEM車としては、かなり苦戦をしているようです。あまり車の違いもなくほぼ同じ車ですので今回のフルモデルチェンジも、ミライースに負けないくらい売れてほしいですね。スバルのエンブレムはかっこいいですからね。
2017年には、富士重工から名前をスバルに変更しました。スバル独自路線で車業界に新しい風を吹きたいという話もあります。あとは、スバルが軽自動車をどう考えているかです。
スバルの自社生産で軽自動車を復活させるという手もあります。開発力があるのですから。ぜひ今後はOEM車に頼らない方向で、ダイハツ・ミライースと競い合ってほしいですね。
コメント
スバル(富士重工)は軽自動車生産してました。
360やサンバーなど名車も残してきました。
プレオも元は自社生産の車でした。
4気筒エンジンやスーパーチャージャーや足回りは他社にはない魅力でしたが、車重の為に燃費競争には勝てなかったのではないでしょうか。
軽の生産を撤退したのはとても残念に思います。
けんさん
コメント、ありがとうございます。
確かに、スバルが軽の生産を撤退したことは
とても残念ですね。
スバルが今後、どのように変化をしていくかわかりませんが、
温かく見守っていこうと思っています。