2010年、日産ジュークが生まれました。コンパクトクロスオーバーSUV車の人気を不動のものにした先駆けの車です。
今までのクロスオーバーSUV車と言えばどこが扱いにくく、ごつい車体で好き嫌いがあるイメージがありました。
日産ジュークは車体をコンパクトにし小回りを利かせ、クーペのような流線型のデザインを採用し見事若者たちをSUV車の世界へ誘うことができ、世界的にも人気を博しました。
今回、そのジュークに新型フルモデルチェンジの話が舞い込んできました。では、新型日産ジュークの発売日・価格・燃費・特徴・装備・安全性・評価など現地点での情報をお知らせしたいと思います。
目次
日産ジュークについて
日本仕様前期型 15RX アーバンセレクション
日本仕様後期型 15RX V セレクション ドレスアップ
NISMO 2013年2月~2014年11月
2010年から発売されています。現在は2016年11月ですので、かなり歴史の浅い車だと言えます。毎回細かいマイナーチェンジをして本格的なフルモデルチェンジはまだしていません。
画像は日本仕様のみ掲載しています。
他にも欧州仕様車・米国仕様車・カナダ仕様車があります。日本仕様で走りを重視したNISMO、日産・GT-Rのエンジンを積んだジュークRがあります。
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新型日産ジュークの発売日
出典:日産公式 ジューク
新型ジュークの発売日、気になりますよね。なんと、日本発売は今のところお預けらしいです。
最新情報では、2017年10月末に行われる東京モーターショー2017で「ジュークe-power」が、お披露目されるかもしれないという話が出ています。しかし、もしお披露目したとしても、今の日産はリコール問題(2017年10月現在)に揺れていますので、生産がずれこむ恐れがあります。追加発売は早くて2018年以降となりますが、先行きが不透明です。おそらく「ジュークe-power」は棚上げになりそうな予感はありますね。
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新型日産ジュークの特徴
プラットフォーム
出典:You Tube Introducing the Nissan Gripz Concept, a Radical Sports Crossover
日産新型ジュークのプラットフォームは、提携しているルノーの共同開発によるCMF-Bをベースに軽量化・高剛化を改良したもので作ります。
2015年にフランクフルトで行われたモーターショーでお披露目されたグリップスコンセプトです。特に若い世代向けに発信されたデザインです。
エンジン
現行車 | 新型(予想) | |
パワーユニット | 1.5~6L直列4気筒DOHC | 1.2直列3気筒ターボ(1.5Lは廃止?) |
最高出力 | 84(114)/6000 | 不明 |
最大トルク | 150(15.3)/4000 | 不明 |
トランスミッション | CVT | 不明 |
駆動方式 | 2WD/4WD | 不明 |
*最大出力単位 kw(PS)/rpm
*最大トルク単位 N・m(kgf・m)/rpm
現行車のエンジン表です。噂ですが、現行車の1.5Lを廃止し1.2L直列3気筒ターボの変更があるようですね。その上、日産ノートに搭載のハイブリッドEVシステム「e-POWER」が採用との見込みです。ディーゼル車も搭載という話も出ていますが、いろいろと情報が錯綜しています。
NISMO1.6Lの情報も上がってきてはいませんが、たぶんエンジンの変更はないと思われます。もし変更があるとしたら、1.5Lのターボ車でしょう。
EV車への転換期を支えるe-power
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各社ともゆくゆくは、EV車への転換を考えているようです。今はまだガソリン車が販売されていますが、今後車種の大編成がおこなわれるのではないでしょうか。特に日産は、人気のe-powerや、上級車リーフもあります。いち早く、ガソリン車を廃止なんてあるかもしれません。
ただ、気がかりなのは日産のリコール問題で、完成検査を行った者が、無資格だったという話で、対象車種が21車種もありました。もちろん、ジュークも入っています。せっかく、e-powerで日産を盛り上げるつもりが、ここへきて立ち止まっています。今後の日産の対応次第では、株が下がるかもしれません。
その上、日産のEV車への転換期を支えるe-powerをみすみす、リコール問題でイメージダウンをさせたくはないですし、日産の切り札でもあります。早くリコール問題を片づけたいのが本音でしょう。
ボディサイズ
現行車 | NISMO | |
全長 | 4135 | 4165 |
全幅 | 1765 | 1770 |
全高 | 1565~70 | 1570 |
ホイールベース | 2530 | 2530 |
*単位はmmです。
現行車のボディサイズです。ボディーは変更がなさそうです。エンジンもコンパクトになるかもしれませんので、もしかしたら一回り小さくなるかもしれませんね。
ちなみに、NISMOはジューク版スポーツ車として特化したものです。
燃費
燃費表 | 2WD | 4WD |
15RX | 18.0 | なし |
15RX V Selecyion | 18.0 | なし |
15RX V Urban | 18.0 | なし |
16GT | 14.2 | なし |
16GTFOUR | なし | 13.4 |
NISMO | なし | 13.4 |
*単位JC08モードkm/L
現行車の燃費表です。ジュークの燃費は13.4km/L~18.0km/Lですが、ホンダヴェゼルでは19.0~20.6km/L、HV車でも21.6~27.0km/Lです。ちょっと差があります。
これを今回の新型ジュークでハイブリッドEV(e-power)を搭載してどう燃費を挽回させるか?ですね。しかもいかにコンパクトで燃費がよく、価格もほどほどにするかです。全体のバランスを取るのが難しそうですね。
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ボディー色
プレミアムサンフレアオレンジ(2PM)/ダークメタルグレー(M)(特別塗装色)
アズライトブルー(P)/ブリリアントシルバー(M)(特別塗装色)
サンライトイエロー(P)(特別塗装色)
スーパーブラック
ラディアント レッド
ダークメタルグレー(M)
アズライトブルー(P)
パッションレッド
ブリリアントホワイトパール(3P)
ブリリアントシルバー(M)
ナイトベールパープル(PM)
*(P)はパール/(M)はメタリック/(PM)はパールメタリック(/3P)は3コートパールの略
現行車のボディー色です。ジュークでは、色のカスタマイズができます。これを見る限り相当若者を意識した色使いですね。外装と内装色で同じ色の選択ができます。私も観ていて楽しいです。
ただしこれはメーカーオプションとディーラーオプションですので、別料金がかかります。
今回の新型ジュークも色に関しては変更はないと思います。色の変更をする場合は、色の追加や替える感じですね。
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装備
出典:日産公式 ジューク 内装
現行車の内装です。見て感じることは、4人乗りの若者向きの車だということです。運転席のシンプルな構造。黒の落ち着いた雰囲気でいかにも都会的なセンスが漂っています。
今回の新型ジュークでは、内装も一新にしてより使いやすく特に荷室の拡張を考えている模様です。
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現行車での外装です。あとはヘッドライトのLEDの変更かホイールのインチアップくらいでしょう。
ジュークでは、色に強いこだわりがあるようです。色のところでも説明しましたが、ボディー色のバリエーションが半端ないですね。2トーンカラーまで取り揃えています。
ですから、今回の新型ジュークではこれらの色と、もっとモダンなデザインで攻めてくるかもしれません。
安全性能
対物、対人に向けて、作動する自動ブレーキです。たとえば、走行中に突然、人が飛び出してきて、ハンドルを思わず切ったことがありませんか。車に搭載されているカメラが危険を検知して、警告音でお知らせする機能で、これにより衝突の危険を回避します。
LDW(車線逸脱警報)
車線を外れると警報でお知らせする機能で、備え付けのフロントカメラ(バックミラーの上)で車線を確認しながら、レーンから外れていないかを常に監視します。
アラウンドビューモニター(MOD〔移動物 検知〕機能付)メーカーオプション
ルームミラーで、車の上からの画像をみながら、駐車場など車入れなど細かい運転が必要なところで、やくに立つ装備です。しかも、4つのビュー(「トップビュー」「フロントビュー」「サイドブラインドビュー」「バックビュー」)を切り替えることができます。
現行車の安全性能です。他車の安全性能から見ますと、例えばホンダセンシングやトヨタのセフティセンスCなどの象徴的な名前がないんですよね。
ちょっとインパクトがないですが、細かく安全性能を見ますと、やはり他車と同じようなシステムです。今回の新型ジュークは今のところ現状維持ではないでしょうか?
新型日産ジュークの価格
16GTシリーズ:242万円-280万円-
NISMOシリーズ:297万円-346万円(RS)
現行車の価格表です。最低でも車体価格が197万円~となります。装備を充実にしますと、これより8万円~20万円くらい上乗せと考えていいと思います。
今回の新型ジュークで、もし1.2L直列3気筒ターボや日産ノートに搭載のハイブリッドEVシステム「e-POWER」が採用された場合、価格も変動があります。また、メーカーオプションもありますので、その分高くなりますね。
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ライバル車について
ホンダ ヴェゼル
出典:ホンダ公式 ヴェゼル
SUV車では人気のホンダヴェゼルです。ガソリン車とハイブリッド車があり、ハイブリッド車では1.5Lで燃費が27.0km/Lを出しています。
今回の新型ジュークでは、特に燃費18.0km/Lをどうにかしないと大変ですね。あとほかに付加価値をつけるとすれば、日産セレナに搭載された自動運転があります。ですが、これはまだ発展途上なのでまずは燃費向上を改善する必要があると思います。
ヴェゼル新型(ホンダ)RSマイナーチェンジで価格や燃費は?デザインや評判は?
スバル フォレスター
出典:スバル公式 フォレスター
スバルフォレスターは2.0Lのみです。ターボ車とガソリン車です。エンジンが水平対向4気筒ですので静かでとても穏やかなエンジン音を出します。
今、ノリに乗っているSUV車で、最近フルモデルチェンジをしました。燃費が16.0km/Lとちょっと低いですが、もしハイブリッド化をすればたちまち燃費なんてクリアしてしまいますからね。油断はできません。
【スバル新型フォレスター】フルモデルチェンジ価格・評判は?発売日・燃費は?
トヨタ C-HR
出典:トヨタ公式 C-HR
2016年12月14日発売されたトヨタC-HRです。プリウスのSUV車仕様です。プリウスの技術を詰め込んだ車としたかなり期待感があります。
【トヨタ C-HR・SUV車】価格や燃費は?内装やサイズ、ライバル比較は?
日産ジュークの評判
■日産 ジューク
英語で「(アメリカンフットボールなどのスポーツでディフェンスを)軽快にかわす」という意味で、このクルマのもつ機敏さと、乗る人の仕事やプライベートで日々チャレンジする前向きさをイメージして命名したそうです。
— CustomCarClub Kステ… (@CustomcarclubK) October 11, 2017
ガソリンスタンド入れてちょっと出掛けよう#日産 #日産ジューク pic.twitter.com/EWWiEIBwea
— ひろもりくん (@hryk07161) November 13, 2016
日産ジュークは先取りしすぎてたんやろな。今街中走ってたら お! てなるし黒ジュークが高架下暗闇から出てくると恐ろしさすら感じる存在感
— ふたうら(Hiro (@semotrex) October 28, 2016
まとめ
新型日産ジュークはいかがったでしょうか?
外装や内装は完璧で多彩であることがわかりましたが、あとは燃費向上ですね。
ハイブリッドやEV、1.2Lのターボ車などいろいろと出ていますが、まずは、2017年10月に行われる東京モーターショーで、「ジューク」が出品されます。
公式では「e-power」の肩書がありませんでした。当日までのお楽しみかどうかはわかりませんが、なにかしらの発表があるといいですね。ジュークのフルモデルチェンジの話はそれからでも遅くはないと思います。
ぜひ燃費や価格で新しい新型ジュークを見せてほしいものです。