トヨタの数ある車の中で一番販売されてる車は、カローラという名前がついています。
海外ではカローラと言えばトヨタ、トヨタと言えばカローラと言われるほど人気があるんだそうです。中でも身近な車としてトヨタカローラフィールダーがありほかにもトヨタカローラアクシオがあります。
特にトヨタカローラフィールダーでは、もともとワゴン商用車であったものを乗用車に変更しステーションワゴンとして販売され、若者に受けました。そのトヨタカローラフィールダーに新型フルモデルチェンジの話が出てきています。
では、新型トヨタカローラフィールダーの発売日・特徴・価格・燃費・ライバル車や評価を現時点でわかってる情報をまとめてお伝えします。
カローラフィールダーの歴史
日本国内初代(シリーズ通算4代目) E7#G型(1982年-1987年)
前期型 1.3L
トヨタフィールダーの前身は、カローラワゴンです。カローラシリーズ派生車ですね。1982年から販売開始。1.3L・1.8L(ディーゼル)、トランスミッションは5速/4速MT。
製造はダイハツ工業が行っています。
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日本国内2代目(シリーズ通算6代目) E9#G型(1987年-1991年)
米国仕様 1.6L(AE92GL) 前期型
国内での2代目に当たります。国内では1.5L・ディーゼル1.8L。1.3Lは廃止。トランスミッションは4速 / 3速AT・5速 / 4速MT。この2代目も製造はダイハツ工業が行っています。
日本国内3代目(シリーズ通算7代目) E10#G型(1991年-2002年)
中期型
後期型 1.6 Lツーリングリミテッド4WD
国内での3代目になります。1.5Lに1.6L/ディーゼル2.0・2.2Lを追加しています。トランスミッションは、4速,3速AT・6速,5速,4速MTと幅広くなっています。ここでも製造はダイハツ工業ですね。
このシリーズは2002年で終わります。後継車としてカローラフィールダー(ツーリングワゴン)へ移行します。
カローラフィールダー初代(シリーズ通算9代目) E12#G型(2000年-2006年)
前期型 1.8 Z エアロツアラー
後期型1.8 S エアロツアラー
ステーションワゴンモデルのサブの名前としてカローラフィールダーとなります。1.8・1.5L(ガソリン)、2.2L(ディーゼル)でトランスミッションは4速AT,6速 / 5速MTとなります。2006年に販売終了します。
2代目(シリーズ通算10代目) E14#G型(2006年-2012年)
前期型 1.5 X(2006年10月 – 2008年10月)
後期型 X202
2代目は、カローラフィールダーとカローラアクシオと同時発売をします。1.8/1.5L(ガソリン)。トランスミッションは、CVT・5速MTです。2012年5月10日で2代目の販売が終わります。
3代目(シリーズ通算11代目) E16#G型(2012年-)
前期型 HYBRID
後期型 HYBRID G “W×B”
3代目です。プラットフォームがMCプラットフォームからヴィッツ系Bプラットフォームへ変更しました。
1.5L・1.8L。トランスミッションはガソリン車ではCVT/5速MT。ハイブリッド車では電気式無段変速機となっています。ハイブリッドは2013年8月6日から販売されています。
新型カローラフィールダーの発売日
カローラフィールダーは2012年5月にフルモデルチェンジをしています。歴史を見ますと6年周期で新型に変わっています。
カローラという名前はトヨタにとって稼ぎ頭でもあります。かなり慎重にことを運ばせ満身創痍で販売をしなければ、途端に信用を失います。
例えば、ホンダやスズキの燃費不正問題やリコールですね。このような問題を出さなければ、2018年5月に新型フルモデルチェンジが出ると推測します。
2017年10月11日、2度目のマイナーチェンジを行いました。
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新型カローラフィールダーの特徴
プラットフォーム
TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)
出典:トヨタ公式 TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)
TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)が提案している車の理念です。乗り降りや運転のしやすさを第一に考え、そこから車を開発・生産することをいいます。
カローラフィールダーはヴィッツと共通のBプラットフォームを使用していましたが、北米モデル・欧州モデルなど世界を相手にするために5ナンバーから3ナンバーへの変更を考えているようです。
そうしますと、当然BではなくCプラットフォームへ転換を余儀なくされます。因みに、このアルファベットのB・Cは欧州や北米規格です。Cだと大型の部類に入りますので必然的に3ナンバーとなるわけです。
新型カローラフィールダーには、このTNGA・Cプラットフォームとなるのではないか?と推測します。
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エンジン
エンジン | 1.5Lハイブリッド車 | 1.8L/1.5Lガソリン車 |
パワーユニット | 直列4気筒 | 同じ |
最高出力 | 54[74]/4800 | 76~103[103~140]/6000~6200 |
最大トルク | 111[11.3]/3600~4400 | 132~172[13.5~17.5]/4000~4400 |
最高出力 | モーター部45[61] | なし |
最大トルク | モーター部169[17.2] | なし |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | SuperCVT-i(自動変速機)/5MT |
駆動方式 | 2WD | 2WD/4WD |
マイナーチェンジ後のエンジン表です。今の段階ではガソリンとハイブリッドの2本立てで、1.5Lにハイブリッドを搭載して、1.8Lハイブリッドを廃止しました。
また、次世代型のダウンサイジングターボエンジン1.2Lの追加・BMWの最新の1.5Lディーゼルエンジンを搭載する話が出ていましたが、これは、おそらく次期へ繰り越しになったと思われます。もし、これらが実現するのであればかなり大掛かりな改良となりますからね。
ボディーサイズ
ボディーサイズ | 1.5Lハイブリッド車 | 1.8L/1.5Lガソリン車 |
全長 | 4400~4410 | 同じ |
全幅 | 1695 | 同じ |
全高 | 1475~1510 | 同じ |
ホイールべース | 2600 | 同じ |
室内長 | 1945 | 同じ |
室内幅 | 1430 | 同じ |
室内高 | 1200 | 同じ |
マイナーチェンジ後のボディーサイズです。新型となる場合、若干ボディーサイズが大きくなる可能性があり、今後のカローラ戦略は海外向けに3ナンバーでカローラを統一する動きになっている模様です。
また、新型カローラフィールダー日本仕様でも5ナンバーから、3ナンバーでも行けるボディーサイズで考えていると推測します。
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燃費
燃費 | フィールダー | シャトル | インプレッサ |
1.5Lハイブリッド車 | 34.4 | 25.8~34.0 | なし |
1.8L/1.5Lガソリン車 | 16.0~23.0 | 19.4~21.8(1.5Lのみ) | なし |
1.6L・2.0Lディーゼル車 | なし | なし | 16.0~18.2 |
*燃費単位:JC08モード・km/L
現行車の燃費表です。トヨタフィールダーのハイブリッドJC08モード・燃費34.4km/Lがダントツですね。
もし、BMWの最新の1.5Lディーゼルエンジンが出ればJC08モード・燃費23.9km/L(推測)とガソリン車を上回ります。
それか、ディーゼルハイブリッドという手もありますね。ただ、これはトヨタのハイブリッドシステムとの兼ね合いがありますから、おそらく実現は難しいでしょう。近い将来、燃費や環境のことを考えますといずれでてくるシステムだとは思います。
ボディー色
スーパーホワイトⅡ
ホワイトパールクリスタルシャイン
シルバーメタリック
ブラックマイカ
ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
センシュアルレッドマイカ
クールボルドーガラスフレーク
オレンジメタリック
ブルーメタリック
ボディー色です。けっこう、色がありますね。新型トヨタフィールダーもおしゃれで都会的な色使いをしてくれると面白いかも。特別仕様車あたりで新色を出すかもしれませんね。
装備
出典:You Tube 【カローラフィールダー】 体感動画「室内」篇
内装です。内装も生産性とコストの問題でほぼ、海外仕様で統一される話が出ています。
日本仕様ではどこなくお堅いイメージがあり華やかさがかけていました。今後は、若い世代のユーザーの発掘のためにどのようなものが喜ばれるか?を模索しながらカローラの名前を覚えてもらうかがポイントとなってきます。どのような変化をするか楽しみですね。
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上が日本仕様の外観です。下は、アメリカ仕様のカローラセダンです。やはり海外の方が線がなだらかでいかにも走りそうな感じのデザインです。
いずれ、このようなデザインがトヨタカローラフィールダーにも、施されると推測します。因みにこのアメリカ仕様は、トヨタカローラアクシオの名で日本販売されています。
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安全性能
Toyota Safety Sense C
出典 You Tube 【シエンタ】安全機能解説(Toyota Safety Sense C)
Toyota Safety Sense P
出典:You Tube 【LAND CRUISER】機能紹介/Toyota Safety Sense P 衝突回避支援パッケージ【技術】
ITS Connect
出典:You Tube 【クラウン】機能紹介 / ITS Connect【技術】
フィールダーに搭載されているToyota Safety Sense Cです。段階的には次はToyota Safety Sense Pと推測でできますね。ITS Connectは、今はまだ高級車用なので、搭載にはまだ先のような感じです。
また、2017年からセーフティ・サポートカーという制度が始まり、フィールダーは、セーフティ・サポートカー・セーフティ・サポートカーS<ベーシック+>の認定を受けています。判断基準は自動ブレーキがあるかないかで、Sはさらに機能をつけたものになり、ベーシック<ベーシック+<ワイドとレベルが上がります。
新型カローラフィールダーの価格
価格 | 2WD | 4WD |
1.5L/HYBRID/ G”WxB” | 235万円- | なし |
1.8L/ S”WxB” | 234万円~ | なし |
1.5L/ G”WxB” | 217万円~ | 229万円~ |
1.5L/ HYBRID G | 235万円~ | なし |
1.5L/ HYBRID | 222万円~ | なし |
1.8S | 222万円~ | なし |
1.5G | 181万円~193万円~ | 207万円~ |
1.5X | 165万円~177 | 191万円~ |
価格表です。カローラは、元々商用車というイメージで始まっていますので見た目庶民的な車に見えます。
ですが、今回の新型トヨタカローラフィールダーでは、3ナンバーになるべくして思案をしています。末永くカローラというブランドが売れるのもいいですが、質と品と価格との兼ね合いは難しいものです。手が届く範囲で価格が落ち付けばいいのですが、若干値段が上がることは間違いはないと思います。
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ライバル車
トヨタカローラアクシオ
トヨタカローラ・アクシオです。カローラフィールダーがワゴンならアクシオはセダンですね。
同じカローラファミリーとしてライバルに上げました。アメリカ仕様と比べますとほんと日本の方がガチっとした感じのデザインです。このアクシオがアメリカ仕様ようなデザインになれば、けっこういい線いけると思いますね。
ホンダ・シャトル
出典:ホンダ公式 シャトル
ホンダ・シャトルです。1.5のハイブリッド車・ガソリン車です。ハイブリッド車で34.0km/Lです。
カローラフィールダーでは1.5Lではハイブリッド車がまだ出ていませんので、今のところシャトルが有利ですね。値段も199万円~といい勝負をしています。
スバル・インプレッサ
出典:スバル公式 インプレッサ
スバル・インプレッサです。2.0Lのみですが、1.6の新型が2016年末に発売されるようです。今のところ、ハイブリッド車の予定はないようですね。
2016年12月9日、日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。なんとスバル車での受賞は2003年の「レガシィ」以来だんだそうです。自動車評論家の中での話ですが。名誉なことですね。
【新型スバル・インプレッサ】価格や発売日は?サイズや燃費や評判は?
カローラフィールダーの評判
カローラフィールダーはトヨタで唯一欲しくなる車なんだよなぁ
— ゆきあす (@YukiAsu) October 14, 2017
仕事で使っているカローラフィールダーがいよいよ車検。3年で98,000kmとは、よく乗ったものだ…。
仕事用とは割りきったものの、やはり長く乗りたいし傷んでくると悲しい。
まだまだ3年、まだまだ10万。国産の維持とやら、見せてもらおうか!— ハイロー (@c_clife) December 8, 2016
流石カロゴンだ!22万9千500キロ走っても何ともないぜ!(正確にはカローラフィールダー) いやまぁでも高速まで含めてどのシーンでもやっぱ安定して乗りやすいね。良い社用車です。 pic.twitter.com/KzJZULJw5z
— いも ぐれいぶ (@imograve) November 29, 2016
まとめ
新型カローラフィールダーは、いかがだったでしょうか。
カローラフィル―ダーも息の長い車で、これから特に若者の車への好奇心を駆り立てるのは、ちょうどよい車だと思います。あとは、価格と燃費とおしゃれな外観があればきっとまた、後世の名を残す車となるに違いないですね。