プジョー・ジャポンは、2008年シトロエン・ジャポンと合弁しプジョー・シトロエン・ジャポン株式会社となりました。お互いの販売ルートの拡大とプジョー、シトロエン両ブランドを活かした車作りをめざし販売台数を増やすことですね。各車を整理しながら、ディーゼルエンジンを引っ提げて日本へ販売しはじめました。その中で、小型乗用車のプジョー308が生まれました。
では、新型プジョー308のフルモデルチェンジや発売日、特徴や装備や内装・外装・安全性能や評判など、今わかっている情報を元にお話しします。
目次
プジョー308の歴史
初代 T7 (2007年-)
前期型
後期型
初代のプジョー308ですね。欧州仕様の排気量は、1.6L/2.0L。ガソリン(NA)車とディーゼル車となります。2007年6月、ハッチバック(HB)が日本仕様と販売開始。1年後の6月にはクーペカブリオレCC(オープンカー)も日本仕様として販売。他にも308SW(ステーションワゴンで日本仕様は3列7人乗り・他地域では2列5人乗りが基本)、308セダンがあります。トランスミッションは4速AT→6速AT。6速MT。駆動方式は2WD。
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2代目 T9 (2013年-)
ハッチバック
2代目のプジョー308です。現行車となります。直3気筒の1.2L(NAガソリン車)。直4気筒の1.6L(NAガソリン車・ディーゼル車)/2.0L(ディーゼル車)となっています。
どちらかといえば、ドイツ車のフォルクスワーゲンやアウディやベンツをよく見かけますが、プジョーはあまり見かけないですね。フランス産なので洗練された飽きの来ないデザインとなっています。まだ若い車ですが、進化しつづけていくと思いますね。
新型プジョー308の発売日
新型プジョー308フルモデルチェンジの発売日が気になりますよね。2代目が2013年~発売されています。周期的(5~6年)にはフルモデルチェンジをしてもいいですね。
話を整理しますと、どうも新型フルモデルチェンジの噂だけが先行しているようですね。内容は2017年が終わるまでに欧州仕様車の新型(3代目?)を出し、日本仕様の販売は1年遅れとなるようです。
各情報も調べてみたのですが、詳しい情報が出てこなかったです。ただ、今言えることは、いずれ新型フルモデルチェンジが速やかに行われるということです。その時期が2017年~2018年のあいだにあるのではないかということですね。
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新型プジョー308の特徴
プラットフォーム
出典 You Tube EMP2 : new Efficient Modular Platform by PSA Peugeot Citroën
新型プジョー308のプラットフォームは、PSA(プジョーシトロエン)が新開発したモジュラープラットフォーム「EMP2」を採用しています。
プジョー及びシエトロンの全車種のボディーに使うことで、経費削減や組立工程に簡素化や効率化、小型化もできるようにしたのがEMP2です。見てみますと、底がかなりフラットになっていますね。そのおかげて重心が下りて安定した走りを可能にしたようですね。とてもシンプルなフレーム構造となっています。この底なら、ハイブリッドとなった場合はいつでも綺麗に電池が載せられそうですね。
エンジン
エンジン | プジョー308 /1.2L /1.6L /2.0L | フォルクス ワーゲン ・ゴルフ /1.2L /1.4L |
パワートレイン | 1.2L: 直列 3気筒 DOHC ターボ付1.6L: 直列 4気筒 SOHC ターボ付2.0L: 直列 4気筒 DOHC ターボ付 | 直列 4気筒 DOHC インター クーラー付 ターボ |
最高出力 | 1.2L: 96[130] /55001.6L: 88[120] /35002.0L: 133 [180] /3750 | 1.2L: 77 [105] /4500 ‐55001.4L: 103 [140] /4500 ‐6000 |
最大トルク | 1.2L: 230 [不明] /17501.6L: 300 [不明] /35002.0L: 400 [不明] /2000 | 1.2L: 175 [17.8] /1400 ‐40001.4L: 250 [25.5] /1500 ‐3500 |
トランスミッション | 6速EAT | 7速DSG® |
駆動方式 | FF(2WD) | FF(2WD) |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
現行車のエンジン表ですね。フォルクスワーゲン・ゴルフも参考として記載しています。
新型フルモデルチェンジでは、トランスミッションが6速EATからアイシンという会社が作った8速ATへ変わるという話が出ています。トランスミッションの数値をさらに細かくすることによって、スマートなシフトチェンジを実現しようということですね。
当然、トランスミッションを変更するのであれば、それにあったエンジン開発はしないといけません。あとは、どんな感じになるかは詳しい話はきていませんがディーゼルやガソリンエンジンの改良となるのではないかと推測します。
燃費&実燃費
燃費 | 2WD (ガソリン) | 2WD (ディーゼル) | 実燃費 |
プジョー308 /1.2L /1.6L /2.0L | 1.2L: 17.7 ~ 18.1 | 1.6L: 21.02.0L: 20.1 | 1.2L: 13.51 ~ 14.21 (e燃費調べ)1.6L: 18.65 ~ 18.78 (e燃費調べ)2.0L: 15.63 ~ 18.65 (e燃費調べ) |
フォルクス ワーゲン ・ゴルフ /1.2L /1.4L | 1.2L: 21.01.4L: 19.9 | なし | 平均:12.85 (e燃費調べ) |
*単位:JC08モード・km/L
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*SOHC(Single OverHead Camshaft):1本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*e燃費の数値は、各環境下によって変化します。あくまでも参考数値です。
現行車の燃費及び実燃費表となります。プジョーでのe燃費ランキング(2017年5月現在)では、1位になっています。意外といい燃費しているんですね。
日本では、ドイツ車がけっこう人気なんだそうです。燃費の数字を見たら、フランス車もけっこう燃費向上もしています。
1.2Lの燃費がJC08モード13.51km/L(実燃費)なので、高速道路の走りでもしっかりと長く走れそうですね。新型フルモデルチェンジとなった場合は、エンジン仕様も新しくなり、トランスミッションも同じです。ますます、燃費が向上するかもしれませんね。
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ボディーサイズ
ボディ―サイズ | 308/ハッチ バッグ | 308/ステーション ワゴン | フォルクス ワーゲン ・ゴルフ /1.2L /1.4L |
全長 | 4260 | 4585 | 4265 |
全幅 | 1805 | 1805 | 1800 |
全高 | 1470 | 1475 | 1480 |
ホイールベース | 2620 | 2730 | 2635 |
重量 | 1290 | 1340~ 1360 | 1320 |
乗員 | 5 | 5 | 5 |
最小回転半径 | 5.2 | 5.4 | 5.2 |
*単位:mm/kg
現行車のボディーサイズですね。ステーションワゴンは全長が長くなりますが、ハッチバッグとフォルクスワーゲン・ゴルフとでは、サイズは変わりません。
新型フルモデルチェンジの場合、ハッチバッグのホイールベースをすこし長くするかもしれませんね。例えば、ゴルフと同じ2635mmでプジョー308のホイールベース2620mm+15mmにさせるなどです。ホイールベースがすこしでも長くなりますと、それだけ室内空間を広く設定できますからね。
ボディー色
ビアンカ・ホワイト
アルタンス・グレー
ベルラ・ネラ・ブラック
ダーク・ブルー
アルティメット・レッド
パール・ホワイト
現行車のボディー色ですね。日本仕様のようです。海外車のボディ―色は、大体が地味なホワイト・ブラック・グレーが多く、原色に近いレッドやブルーも入っていますね。ブラウン系やグリーン系はありません。フランス車なので、そういえばフランスの国旗は、ブルー、ホワイト、レッドですね。この三色がボディー色に入っていますが、まさか偶然ではないですよね^^
新型フルモデルチェンジでのボディー色の情報は、まだ入ってはいません。せめてブラウン系はほしいところですね。
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装備
現行車の内装です。実にシンプルな質感となっています。ちょっと殺風景かもしれませんね。ゴージャスな雰囲気は、望めないかもしれませんが、走り中心で考えれば、これくらいのラフな感じでちょうどいいのではないでしょうか。運転席の周りが、すっきりしています。
新型フルモデルチェンジでは、i-Cockpi(運転席周辺)が進化するようですね。
スマートフォンやMirrorlink、Android Auto、Apple Carplayなどと互換性のある「トリプル・プレイ・システム」という互換性のあるシステムを採用かという話もあります。
車も通信設備を強化しないと、売れない時代になってきました。運転に集中してほしいとは思います。
現行車の外装です。かなりシンプルにまとめていますね。エンブレムを見ないとホンダのシビックに似ている感じを受けます。初代と比べますと、いくぶんかおしゃれにはなっているとは思います。長い目でみれば、飽きの来ないデザインですね。
新型フルモデルチェンジでの外装は、どうようになるかはまだわかりませんが、フロントマスク周辺とヘッドライトが変更される模様です。
安全性能
現行車の安全性能です。やはり目玉は、エマージェンシーブレーキサポートですね。しっかりと自動停止ブレーキではないことを記載しています。新型フルモデルチェンジでの安全性能はそう変わらでしょう。現在ほぼ、標準装備でついています(一部なしあり)。きめ細かい設定になっていますので、新たる安全性能は見当たらないと思われます。
あとは、自分で安全性能を使うさいに指示通りに扱えるかどうかですね。
ATやCVTなどのオートマチックでは、基本、アクセルとブレーキで右足のみで操作します。マニュアル車では、アクセル・クラッチ・アクセルと3つのペダルで操作し両足で操作します。(障害者用の車は、その人にあった車操作やつくりになっています。あくまでも一般論です。)
マニュアル車の名残か、左足をブレーキにのせて運転しているんだそうです。何軒かそのような操作ミスの事故で発覚したという話を聞きます。こういった方々がいますので、いくら安全性能をうたっても理解するまでが難しい気がしますね。
故障・修理について(輸入車の場合)
プジョーに限らず外国車は、故障しやすいと聞きます。正規品で購入した場合は、プジョー公式にて見てもらう方がいいですのですが、話によりますと部品代や工賃が高くつく可能性があります。ただ、3年間新車保証もありますので、修理自体は無料となることがあります。
また、中古車を購入とした場合、輸入車専門の修理工場へもちこむ手もありすこし安くなる場合があります。車を長く乗ろうと思ったら、やはり安心で信頼のある車屋さんを探すことですね。修理工場での金額は、それぞれ違いがあります。あくまでも車は、消耗品ということで故障や修理に対応できるようにしたほうがいいですね。
新型プジョー308の価格
価格 | 2WD |
308 ALLure /1.2L (ハッチ バッグ) | 279 万円~ |
308 GT Line /1.2L (ハッチ バッグ) | 314 万円~ |
308 SW (ステーションワゴン)ALLure /1.2L | 303 万円~ |
308 SW(ステーションワゴン) GT Line /1.2L | 338 万円~ |
308 ALLure Blue HDi /1.6L デイーゼル Blue HD 搭載 (ハッチ バッグ) | 299 万円~ |
308GT BlueHDi /2.0L デイーゼル Blue HD 搭載 | 354 万円~ |
308 SW(ステーションワゴン) ALLure Blue HDi /1.6L デイーゼル Blue HD 搭載 | 323 万円~ |
308 SW(ステーションワゴン) GT Blue HDi /2.0L デイーゼル Blue HD 搭載 | 378 万円~ |
現行車の価格表です。最低価格が300万円~です。その上外国車なので関税などありますから、高くなりますね。
新型フルモデルチェンジの価格は、若干また高くなりそうですね。例えば、トランスミッションが6AT~8ATへ変更するなど。また車体価格のみなので、あとはオプションをつけたりしますとさらに高くなります。
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ライバル車について
フォルクスワーゲン・ゴルフ
出典 You Tube 【DST#080】プジョー308 vs フォルクスワーゲン・ゴルフTSI 2016年1月4日公開
フォルクスワーゲン・ゴルフですね。排気量は、1.2L/1.4L。直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ。価格は249万円~553万円~。プジョー308と似ていますね。
動画は、ゴルフとプジョーとの車の性能テストです。フランスVSドイツ。デザイン的に同じような気がします。両車とも小回りが利いて、走りもいいですね。
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プジョー308の評価
今すぐ買い換える場合、候補として考えてる物(価格もセグメントもごちゃごちゃ)はトヨタCH-R、マツダデミオ、アクセラ、CX-3、スバルNew XV、日産ノートePower、BMW2クーペ、3セダン、プジョー308、3008、2008、アルファロメオ ジュリエッタ、くらいかなぁ。
— はやとも (@hayatomo0711) May 19, 2017
プジョー308を見て、FFでもあんな早く走れるんやとか思った
— スワロー・林 (@eccisan) May 16, 2017
プジョー308にロードバイク車載出来ました。 pic.twitter.com/DUksYAfilp
— パンダーニさん (@ryota25) May 16, 2017
まとめ
新型プジョー308は、いかがだったでしょうか
日本の中では、ドイツ車に押されぎみのフランス車ですね。ですが、よくコンパクトのまとめられていますし、価格もお手頃なので外国車では買いやすいほうではないでしょうか。
欧州で作る車は、日本仕様に合わせて作っていますし、コンパクトカーで排気量が1.2L~2.0Lと税金面でも貢献しています。プジョーはもっともっと評価されてもいい車ですね。
日本でも、あまり走っていないそうなのでちょっと雰囲気の違う車に乗りたいと思っている人は、プジョーはオススメですね。つい最近、プジョー308を見ました。外装の画像と同じでとてもシンプルな姿でしたね。すごくかっこいいと思いました。