新型ミツビシミラージュと言えば、セダンやハッチバックやクーペなどいろいろな種類の車を出してきました。中では一番人気だったのミラージュ・クーペですね。惜しいことに2000年にミラージュの名前が終わりました。
12年後、新型ミツビシ・ミラージュは、コンパクト小型車としてタイで生まれ変わり、日本仕様へ販売となりました。何回かの改良とマイナーチェンジし、そろそろ新型ミツビシ・ミラージュのフルモデルチェンジの話が出てきたようです。
では、新型ミツビシ・ミラージュの発売日や特徴、価格や燃費・装備や内装・外装、ライバル車や評判など、今わかっている情報を元にお話ししたいと思います。
目次
ミツビシ・ミラージュの歴史
初代(1978年-1983年)
5ドアハッチバック 1600GT(前期型)
3ドアハッチバック(後期型)
4ドアセダン(後期型)
初代のミツビシ・ミラージュですね。当初は、ハッチバック型のみでしたが、セダンも登場し人気を博しました。
排気量は1.2L/1.4L/1.6L。駆動方式がFF(2WD)。トランスミッションはMT/AT。ハッチバック型はフロント部分が長く見えて、車体がなだらかでとてもスタイリッシュです。
Sponsored Links
2代目(1983年-1992年)
ハッチバック(欧州仕様)
ワゴン前期型
バン前期型
2代目のミツビシ・ミラージュです。ハッチバック型とセダンにつづき、バンやワゴンが追加されます。
排気量が1.3L/1.5L/1.6L/1.8L(ワゴンのみ)ディーゼル。駆動方式はFF(2WD)/4WD。1992年には、バンとワゴンが販売終了。後継車としてリベロワゴン/リベロカーゴへ継承。
3代目(1987年-1991年)
ハッチバック(日本仕様)
セダン
ハッチバック(欧州仕様)
3代目のミツビシ・ミラージュですね。ハッチバック型とセダン。
排気量は1.3L/1.5L/1.6L/1.8L(ディーゼル)。駆動方式はFF/4WD。
3代目のCM曲で松任谷由実の楽曲を使い、さらにコンサートのスポンサーまでミツビシが行なった経緯があります。有名人の曲を使ったことでかなり人気も得たと思いますね。
4代目(1991年-1995年)
セダン(日本仕様)
ハッチバック(欧州仕様)
アスティ(オセアニア仕様)
北米仕様クーペ
4代目のミツビシ・ミラージュですね。ハッチバック型とセダンとクーペが追加されました。排気量は1.3L/1.5L(MVV付)/1.6L(V6)/1.8L(ディーゼル)。駆動方FF/4WD。トランスミッションは、3速AT/4速AT/5速MT。
ミラージュと言えば、私のイメージとしてクーペなんです。面長のフロントでかっこよく走っていく姿をよく見かけたことがあります。写真を見る限り、かっこいいですね。
5代目(1995年-2000年)
セダン 1.5VIEサルーン(前期型)
ハッチバック(最終モデル)
クーペ(北米仕様)
5代目のミツビシ・ミラージュですね。ハッチバック型とセダン、クーペが追加されました。1.3L/1.5L MVV/1.5L/1.6L/1.8L V6(セダン用)/1.8Lターボ/2.0Lディーゼルです。駆動方式はFF(2WD)/4WD。トランスミッションは4速AT/5速MTです。
惜しくも2000年2月に製造が終わり、同年5月に販売が終了しました。
6代目(2012年-)
前期型 M(2012年8月 – 2014年12月)
後期型 G(2016年1月 – )
6代目のミツビシ・ミラージュですね。2011年11月世界戦略車として市販コンパクトカーモデルが「ミラージュ」を発表。
小型車としてミラージュの名が復活しました。生産国はタイです。
2012年6月には、日本向けの受注を開始。同年、8月日本仕様を正式に発表と販売を開始。その後、コツコツと一部改良をしながら、2015年末にはマイナーチェンジして、2016年1月から発売を開始。
2016年8月には、燃費不正問題で当分の間、製造及び販売を中止。ホームページも一時的とはいえ閉鎖に追い込まれるなど、ミツビシはかなりのダメージを追いました。2016年9月、現行車(2016年1月から発売分)の燃費修正をして、やっと製造・販売へ戻りました。
新型ミツビシ・ミラージュの発売日
出典 ミツビシ公式 ミラージュ
新型ミツビシ・ミラージュ(日本仕様)のフルモデルチェンジの発売日がとても気になりますよね。
2012年3月、第33回バンコク国際モーターショーで発表されてタイ国内で販売開始されています。2016年8月11日[一般公開は12日(金)から]21日(日)2016インドネシア国際オートショーで2017年版がお披露目されました。
2016年には、ミツビシが燃費不正問題を起こし、製造や販売業務を止められてしまったので、かなり全工程において遅れがあると推測されます。今後リコールなど問題がなければ、周期的に考えますと、2017年8月ごろに新型フルモデルチェンジを出す模様です。
Sponsored Links
新型ミツビシ・ミラージュの特徴
エンジン
エンジン | M・ ミラージュ /1.2L | N・ マーチ /1.2L | S・ スイフト /1.2L |
パワートレイン | 3気筒 12バルブ DOHC | 水冷 直列 3気筒 DOHC | 水冷 直列 4気筒 DOHC 16 バルブ 吸排気 VVT +モーター/ 水冷 直列 3気筒 DOHC /ターボ |
最高出力 | NA:57 [78] /6000 | NA: 58 [79] /6000 | NA/H: 67[91] /6000T: 75[102] /5500 |
最大トルク | NA: 100[10.2] /4000 | NA: 106[10.8] /4400 | NA/H: 118[12.0] /4400T: 150[15.3] 1700 ~ 4500 |
最高出力(モーター用) | なし | なし | 2.3[3.1] /1000 |
最大トルク(モーター用) | なし | なし | 50[5.1] /100リチウムイオン電池 |
トランスミッション | INVECS -Ⅲ CVT [自動無段変速機] | エクストロニック CVT[無段変速機] | CVT 6AT 5MT |
駆動方式 | 2WD | 2WD /4WD | 2WD /4WD |
*最高出力(モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付・H:ハイブリッド
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*12バルブ:一気筒当たり4つの吸排気弁(バルブ)X3気筒
*VVT:可変バルブ(トヨタ技術より)
現行車のエンジン比較表です。スズキ・スイフトがハイブリッドを唯一搭載していますね。NA車と同じ数字ですが、実費だとハイブリッド車の方がすこし数字が上がると思われます。
3台の数字を見てみますとそう変わりません。究極な考えをすれば、NAかハイブリッドかですね。購入予定者が選択することですので、選択肢がたくさんあります。今ではどの車会社でも技術は同じくらいですね。あとは、販売店へいって感触を確かめてみましょう。
新型ミツビシ・ミラージュフルモデルチェンジのエンジンは、新開発の1.1リッター直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載するようです。
ボディーサイズ
ボディーサイズ | M・ ミラージュ / 1.2L | N・ マーチ / 1.2L | S・ スイフト / 1.2L |
全長 | 3795 | 3825 | 3840 |
全幅 | 1665 | 1665 | 1695 |
全高 | 1505 | 1515 | 1500 ~ 1525 |
ホイールベース | 2450 | 2450 | 2450 |
室内長 | 1870 | 1905 | 1910 |
室内幅 | 1390 | 1370 | 1425 |
室内高 | 1220 | 1270 | 1225 |
重量 | 900 | 1215 ~ 1305 | 840 ~ 970 |
乗員 | 5 | 5 | 5 |
*単位:mm/kg
現行車のボディーサイズ比較表ですね。ここで注目ポイントがあります。
新型ミツビシ・ミラージュの車両の重さが1000kgをきっています。車体が軽い方が燃費が若干でも向上します。これは、評価すべき点ですね。
三菱は過去に燃費不正問題もありますが、車体の軽量化に日夜頑張っています。スズキはすでに1000kgを切っていますので、お互いにしのぎを削って頑張って欲しいです!
新型ミツビシ・ミラージュフルモデルチェンジのボディーサイズはハッチバックモデルとなる予定なのでほぼ、現行車のサイズと変わらないようですね。
燃費
燃費 | 2WD | 4WD |
M・ ミラージュ /1.2L | NA: 23.8 | なし |
N・ マーチ / 1.2L | NA: 21.4 | NA: 18.4 |
S・ スイフト | NA: 20.0~ 24.0H: 27.4 | NA: 22.8H: 25.4 |
*単位:JC08モード・km/L
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付・H:ハイブリッド
現行車の燃費比較表です。新型ミツビシ・ミラージュの車体が軽量なので、燃費がNAで23.8km/Lあります。1番ですね。
スズキのハイブリッドでも27.4km/Lですが、あくまでもNA車で比較しますと、ほんとミラージュはよい燃費ですね。巷では売れてないらしいという話を聞きます。もしかしたら、車体を軽くして燃費をあげたことが伝わってないのではと思いますね。
やはり2016年のミツビシ燃費不正問題が影響して信頼を落としているのでしょう。いくらいい燃費の数字を出しても誰も見向きもしません。信頼回復にはまだまだ時間がかかるでしょうね。
数字の問題なので、実際車を走らせてみてから自分がいい車だと判断した場合は購入すればいいですし、ミツビシの小型車でしかも名前が「ミラージュ」です。ぜひ、小型車を選ぶ際には、この「ミラージュ」も視野にいれると選択枠も広がると思いますね。
新型ミツビシ・ミラージュフルモデルチェンジのエンジンでは1.1Lターボが追加される予定です。おそらく、燃費は同じくらいかすこしは燃費が向上するかもしれませんね。
ボディー色
出典 ミツビシ公式 ミラージュ ボディー色 (日本仕様)
ワインレッド
チタニウムグレー
PYRENEES BLACK(ピレネーブラック?)
サンライズオレンジ
セルリアンブルーマイカ
ホワイトパール
現行車のボディー色です。日本仕様は、全8色ですが、日本ではレッドとクールシルバーが追加されています。タイ仕様では6色ですね。同じ色でもいいはずですが、お国柄もあるんでしょうか。
ちなみに、タイでは生まれた日の曜日には色がついているんだそうです。
レッドがありませんのでタイの人は買わないかもしれませんね。オレンジとブルーは、しっかりと入っています。ワインレッドは赤紫ということで紫という具合にです。
今のところ新型ミツビシ・ミラージュフルモデルチェンジのボディー色は、不明です。現行車の色を参考にしてくださいね。
装備
出典 ミツビシ公式 ミラージュ インテリア (日本仕様)
現行車の内装です。新型ミツビシ・ミラージュは、実にシンプルですね。インテリアカラーではブラックとブラック&アイボリーとなっています。飽きの来ない室内となっていますから、けっこう長く乗れそうな感じがします。オーデイオやナビ以外で、基本的なものは標準装備されています。
新型ミツビシ・ミラージュフルモデルチェンジでは、内装が一新されるようです。ですが、現行車もかなり洗練されていますので、シートの質や色などバリェーションが増えるのではないでしょうか。
Sponsored Links
出典 You Tube ミラージュ デザイン (日本仕様)
現行車の外装ですね。見た目セダンですが、デザイン的に丸っこくって小走りに走る車に見えて、とてもチャーミングです。足元は、15インチのホイールを装備。足元からフットワークがいいですね。
ヘッドライトは、明るさを保ちながら省エネのLEDを使用しています。リアももちろんLEDですね。小型車はそこそこの走りとデザイン性、維持がしやすいなどシンプルな構成が一番いいです。特に独身女性には、小回りが効いて運転しやすいし、燃費もいいのでオススメです。
新型ミツビシ・ミラージュフルモデルチェンジでは、内装と同じで外装も一新されるようです。くわしいことはまだ不明ですが、現行車でも基本的に外装が揃っています。フロントマスクを変更するか、ヘッドライトの位置を変更するかですね。
安全性能
三菱 e-Assist
現行車の安全性能です。e-Assist(自動ブレーキ)を基礎にして運転をサポートをする形となります。しかも、ほぼ標準装備されていますので、安心して運転ができますね。
ただし、もし運転中危険ゾーンに入ったらブレーキが自動で動きますので、すこし慣れが必要ですね。いくら安全性能があるとはいえ、運転してるのは人です。早めのブレーキで、危険を回避しましょう。
新型ミツビシ・ミラージュフルモデルチェンジでの安全性能は不明ですが、e-Assist(自動ブレーキ)は搭載をすると思います。
新型ミツビシ・ミラージュの価格
価格 | 2WD | 4WD |
M | 138 万円~ | なし |
G | 148 万円~ | なし |
N・マーチ / 1.2L | 115万円 ~ 184万円~ | 155 万円 ~ 176 万円~ |
S・スイフト | 134 万円 ~ 178万円~ | 149 万円 ~ 194 万円~ |
現行車の価格比較表ですね。ミラージュは、ちょうど中間的な価格ですね。安全性能が標準装備で、基本的な装備もそろっていて138万円~です。かなりお買い得だと思います。
日産・マーチはアイドリングストップ(自動ブレーキ)がついてる車とついてない車があります。スズキは、セーフティパッケージ車を用意しています。ですから、すこし値段が高くなりますね。その上、ハイブリッド車も販売しています。そう考えますと、新型ミツビシ・ミラージュはかなりお買い得だと思います。
新型ミツビシ・ミラージュフルモデルチェンジでの価格は、あまり変動はなさそうですね。大体の装備がついています。現行車の価格を参考にするといいでしょう。
Sponsored Links
ライバル車について
日産マーチ
出典 日産公式 マーチ
4代目日産・マーチですね。2010年~発売されています。ということはそろそろ新型フルモデルチェンジが来てもよさそうですね。周期的には5~6年と言われています。2017年か2018年ごろにお披露目する話が出ています。日産では、EV車も自動運転も市販車を出しています。日産マーチもその仲間入りする可能性もありますね。
【日産新型マーチ】フルモデルチェンジ!発売日、特徴、価格、ライバル車比較!
スズキスイフト
出典 スズキ公式 スイフト
4代目のスズキ・スイフトですね。2017年1月から4代目フルモデルチェンジしました。スズキお得意のハイブリッドを搭載しています。
しかも、3代目の車体970 – 1080kから840 – 970kgの軽量化に成功。燃費と軽量化の2つを実現した車で燃費も向上しました。価格は、若干高くはなりますが、ハイブリッド搭載なので入門車としてはかなりいいですね。
【新型スズキスイフト&スポーツ】価格や燃費は?2017年発売日は?
ミツビシ・ミラージュの評判
明日でお別れになるミラージュ君。
最後の洗車も終わって深夜のラストドライブに行ってきました。
いつものドライブコース、なんか感慨深かったな。
車を運転することの楽しさを教えてくれた大好きな車でした。
2年間たくさんの思い出をありがとう。
いろんな所に連れて行ってくれてありがとう。 pic.twitter.com/x9rFTSSmN1— 「モアイ」 (@afutsume) March 24, 2017
車見て来たー、このミラージュか紫のミラージュか迷っております。初心者なので中古車で pic.twitter.com/cqQJ8dq5yu
— 笑うホテルマンずー@ロビンソンしらす (@77mo_yr) March 12, 2017
今色々言われてるけど三菱ミラージュはいい車だと思う
— となかの (@tona_kano) March 10, 2017
まとめ
新型ミツビシ・ミラージュは、いかがだったでしょうか。
懐かしい名前が復活しましたね。しかも小型車として今また新しく時を刻もうとしています。輝かしい歴史の中に埋もれていたミラージュ。
名前の由来の通り、まさに蜃気楼のように現代によみがえった車です。今後の動向が楽しみですね。