日本では、今空前のSUVブームが起きています。元々SUV車はアメリカで人気が出てきました。
燃費が悪いもかかわらず、アウトドア用の車として、山や平原などを走り回っていました。アメリカで人気を得たら、普通なら日本へ逆輸入なんですが、燃費の悪さとボディーが大きいため、日本では不人気でした。
ところが日本の各会社が技術革新をして、さらに積み上げて燃費のよいコンパクトなSUV車も作ってしまいました。
そんな中で、トヨタの威信をかけて新型クロスオーバーSUVのC-HRを販売しました。プリウスのSUV版であるC-HRを世界戦略車として世に出そうと目論んでいます。
では、トヨタ C-HRの発売日やスペック・燃料・価格・安全性などをご紹介をしていきましょう。
目次
トヨタ C-HRの発売日
出典:トヨタ公式・C-HR
新型トヨタ・C-HRの発売日は、2016年12月14日に発売されました。2017年の上半期(2017年1月~6月)における販売台数が79,303台(自販連調べ)と驚異的な数字を出しつつ、今でもしっかりとSUV車として売れつつけています。すごいですね。
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トヨタ C-HRのスペック
エンジン・排気量
1.2L直列4気筒ターボモデル(8NR-FTS型) | 1.8L直列4気筒ハイビリッドモデル(2ZR-FXE型) | |
直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ | 直列4気筒DOHC+モーター | |
排気量 | 1196cc | 1797cc |
最高出力 | 85[116]5200-5600(kW[PS]/rpm) | 72[98]5200(kW[PS]/rpm) |
最大トルク | 185[18.9]/1500-4000(N・m[kgf.m]/rpm) | 142[14.5]/3600(N・m[kgf.m]/rpm) |
トランスミッション | Super CVT-i/ )[7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付] | 電気式無段変速機 |
駆動方式 | 4WD | 2WD |
モーター最高出力 | なし | 53[72](kW[PS]) |
モーター最大トルク | なし | 163[16.6](N・m[kgf.m]) |
日本仕様のC-HRは、2種類となります。1.2L直列4気筒ターボ車と1.8L直列4気筒ハイブリッド車で、ターボ車のグレード名が「G-T TURBO」「S-T TURBO」、ハイブリッド車のグレード名が「G」「S」となります。
北米仕様が2.0L直列4気筒NA車のみで、欧州仕様は2.0L直列4気筒NA車・1.2L直列4気筒ターボ車・1.8L直列4気筒ハイビリッド車の上に、1.4Lディーゼルターボ車が追加する予定です。
ボデイ―サイズ
日本仕様のみ | 1.8L直列4気筒ハイブリッド | 1.2L直列4気筒ターボ | 四代目プリウス |
全長 | 4360 | 4360 | 4540 |
全幅 | 1795 | 1795 | 1760 |
全高 | 1550 | 1565 | 1470~1475 |
室内長 | 1800 | 1800 | 2110 |
室内幅 | 1455 | 1455 | 1490 |
室内高 | 1210 | 1210 | 1195 |
ホイールベース | 2640 | 2640 | 2700 |
*単位はmmです。
若干、C-HRの方が高さがあります。全長をコンパクトにまとめているわりには外観が35mmほど幅も広くとっています。そのぶん室内幅が-35mm分になっていますね。室内を削って外側を強化したんでしょうね。SUV車なので、やはり外側は頑丈でないといけませんよね。そのかわりに、室内の高さをわずかですが上げています。苦渋の選択が垣間見ますね。
気になる燃費は?
燃費 | 2WD | 4WD | 実燃費 |
ハイブリッド/ 1.8L | 30.2 | なし | 21.03 |
ターボ車 /1.2L | なし | 15.4 | 13.7 |
新型トヨタ・C-HRの燃費ですね。新型プリウス/1.8Lが現時点でJC08モードリッター37.2km/L(Eグレードで40.8km/L)です。さすがにプリウスの燃費まではいかなかったですね。
実は、C-HRの方が車重が重いんです。1440kg~1470kgでプリウスが1310kg~1390kgとなっています。その上4WDのリアに電池を搭載していますから、余計に燃費がよくなります(Eグレードで40.8km/L)。C-HRの4WDは車体が重い上にターボ車ですので、燃費が低いです。
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プラットフォームは?
出典:トヨタ公式・toyota new global architecture
新型プリウスのプラットフォームを元にC-HRは作られます。プラットフォームは、「toyota new global architecture」を提唱をしています。TNGAとは、トヨタが目標とする未来への車の形を具現化したものです。内容は5つあります。
・自然で快適なドライビングポジション
・意図的な走り
・静粛なプライベート空間
・環境にやさしいだけではなく、走りを楽しくさせる加速感
・先進の安全・安心
このように、車全体から見直しをして新しい車を作っていくという宣言をしています。新型プリウスで実証し、その上で今度はC-HRでさらなる高みへとつないでいくと思います。
グレード別・装備は?
G/G-T
S/S-T
シート
G/G-T:上級ファブリック(ブラック)+本革(ブラック)シート表皮 *一部人工皮革あり
G/G-T:本革(ブラック) シート表皮 *一部人工皮革あり メーカーオプション
S/S-T:ファブリック(ブラック)シート表皮
出典 You Tube トヨタC-HR【オーナーズ◆アイ】詳細検証/TOYOTA C-HR
グレードはハイブリッドG/SとG-T TURBO / S-T TURBOですね。作りはいっしょですが、シートや内装色が微妙に違いがあります。
動画、C-HRの説明をしています。これも見てから実車を見るといいですね。ちなみに、内装用の色も種類があります。リコリスブラウン・ブラックの2色です。
安全性は?
出典:トヨタ公式【LAND CRUISER】機能紹介/Toyota Safety Sense P 衝突回避支援パッケージ【技術】
シーケンシャルターンランプ
プリウスやラウンドクルーザーに搭載されているトヨタセーフティセンスPですね。
また、ヘッドライトではシーケンシャルターンランプといって、はっきりと方向をしめすランプが搭載されました。流れるようにランプが点滅します。
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カラーは何色?
出典:トヨタ公式 C-HR ボディ―カラー 色:ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション:32,400円)
出典:トヨタ公式 C-HR ボディ―カラー 色:メタルストリームメタリック
出典:トヨタ公式 C-HR ボディ―カラー 色:ブラックマイカ
出典:トヨタ公式 C-HR ボディ―カラー 色:センシュアルレッドマイカ(メーカーオプション:32,400円)
出典:トヨタ公式 C-HR ボディ―カラー 色:ダークブラウンマイカメタリック
出典:トヨタ公式 C-HR ボディ―カラー 色:イエロー
出典:トヨタ公式 C-HR ボディ―カラー 色:ラディアントグリーンメタルック
出典:トヨタ公式 C-HR ボディ―カラー 色:ブルーメタリック
2トーンカラー
ブラック×ホワイトパールクリスタルシャイン (メーカーオプション:54,000円)
ブラック×メタルストリームメタリック (メーカーオプション:32,400円)
ホワイト×ブラックマイカ (メーカーオプション:32,400円)
ブラック×センシュアルレッドマイカ(メーカーオプション:54,000円)
ホワイト×ダークブラウンマイカメタリック(メーカーオプション:32,400円)
ブラック×イエロー (メーカーオプション:32,400円)
ホワイト×ラディアントグリーンメタリック (メーカーオプション:32,400円)
全8色ですね。C-HRがデザインも個性的ですが、色も豊富ですね。ボデイ―のデザインが良ければ自然と色が映えます。
中でもブルーやグリーンやイエローやレッドは目立ちます。メタリック系なので光輝いていますね。
SUV車なので、山道やでこぼこ道にいってしまいますと、ボディーに傷が付きやすいので、選択するには考えてしまいますね。とても魅力のある色があることはいいことだと思います。
2017年8月2日より日本仕様に2トーンが追加されました。
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トヨタ C-HRの価格は?
価格 | 2WD | 4WD |
G HYBRID/1.8L 上級ファブリック[ブラック]+本革[ブラウン] シート表皮付 | 312万円~ | なし |
G HYBRID/1.8L | 290万円~ | なし |
G-T /1.2L | なし | 277万円~ |
S HYBRID/1.8L | 264万円~ | なし |
S-T /1.2L | なし | 251万円~ |
現行車の価格ですね。いいお値段がついています。車体価格のみです。あとはオプションで値段が変わります。
最近の傾向としてはやはり、多少金額が高くても総合的にこの車は価値があると思ったら購入する人が増えているそうです。それだけ、購入者側の知識が増えて、目が肥えてきたからなんですね。
いろいろな観点から総合して考えますと、やはりいい車の価格が高くなるのは、仕方がないかと思います。
特にこのC-HR1.2Lは、価格が高くても魅力的な車です。しかもターボ車ですからね。初期投資は確かに高いかもしれませんが長く乗るには、十分な装備も走りも持っています。その上、税金が安いです。これが1.2LC-HRの強みですね。
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C-HRのライバル車は?
日産ジューク
出典:日産公式・日産ジューク
アイドリングストップ搭載の日産ジュークですね。1.5Lで約200万円ほどです。価格もデザインも色も申し分のない車ですね。C-HRの最大のライバル車ですね。
ただし、燃費が18.0km/Lなので燃費対策が必要です。トヨタC-HRの燃費目標はターボ車でプリウスなみの燃費を出そうしています。
2017年は、フルモデルチェンジという話が出ていましたが、今のところお披露目があるかくらいの程度です。あるとしても、欧州仕様から発売されますので、日本仕様はおくれても2018年になります。
どうやら、e-POWERモデルらしいですよ。
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マツダCX-3
出典:マツダ公式・CX-3
マツダと言えば、ディーゼルエンジンが有名ですね。ガソリン車ではなく軽油で走る車なので、油代が少なく済みます。
主に欧州ではディーゼルターボが人気なんだそうです。価格は240万円と根が張りますが、長い目で見ますととても経済的ですね。しかも、燃費も21.0~25.0km/Lと日産ジュークの18.0km/Lを軽く超えています。すごいですね。
2017年6月28日に一部改良とガソリン車を追加しています。WLTCモードの認可を取得しています。
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ホンダヴェゼル
ホンダヴェゼルにもハイブリッド車とガソリン車の2種類ありますね。ガソリン車で約190万円~燃費はJC08モード20.6km/L。ハイブリッド車で230万円~燃費はJC08モード23.2km/L~27.0km/Lとなっています。
ハイブリッド車別には、安全性能のHonda SENSINGが搭載されている車があります。シャープな感じのデザインンですね。燃費も頑張っていますね。SUV車がもっとも売れているコンパクトSUV車です。
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トヨタ・オーリス
出典:トヨタ公式・オーリス
トヨタ内でのライバル車がいたとは・・・。1.2Lターボ車です。燃費はJC08モード19.4km/Lで値段は260万円~です。ハッチバックタイプのSUV車ですね、C-HRのほうが、丸びを帯びているのに対して面長な感じのボディ―ですね。車の差別化で考えれば、このSUV車もありですね。
【トヨタ新型オーリス】フルモデルチェンジで新ハイブリッド?価格や燃費と評判は?
CM
出典 You Tube 【C-HR】「意のままの走り」篇(30秒)
まとめ
トヨタ C-HRはいかがでしたか?
デザイン性も抜群で、ボデイ―色も豊富。スペックも1.2Lのターボ車やハイブリッド車まで作っています。
燃費を良くしたり安全装備も標準で搭載など、至れり尽くせりな車です。
ただし、価格は値を張りますが、長い目で見ますと飽きの来ない車だと私は思いますね。
ライバル車である日産やマツダやホンダもこのC-HGの姿を見て、度胆を抜かれたことでしょう。
遊び心と走りと安全性の未来を示すターニングポイントのSUV車になることは間違いはないでしょうね。