2016年4月に3代目ブルモデルチェンジをしたダイハツ・ブーン。トヨタとの共同開発で作られた車です。姉妹車としてトヨタ・パッソがいます。ちょっとパッソの陰に隠れていますが、ダイハツとしては、数少ない小型車として販売しています。いよいよ、軽からの脱却かと思うような仕上がりです。
では、新型ダイハツ・ブーンの特徴や燃費・価格・装備や内装や外装・評価やCMなど、今わかっている情報を元にお話したいと思います。
目次
ダイハツ・ブーンの歴史
初代 M300S/M310S/M301S/M312S型(2004年 – 2010年)
X4
初代のダイハツ・ブーンですね。トヨタとの共同開発車です。トヨタパッソが姉妹車となります。排気量は、1.0Lと1.3Lとガソリン車とターボ車です。駆動方式は、2WD/4WD。トランスミッションは、4速AT/5速MT(X4及び国外仕様)。X4は、出逢いたかったですね。
このサイズでMT車で1.0Lです。私は今でもMT車に乗っています。軽が飽きればブーンのようなMT車に乗りたいですね。けっこうX4は、人気があったようです。ただし、2009年X4は、販売が終わりました。実に悲しいですね。
Sponsored Links
2代目 M600S/M610S/M601S型(2010年 – 2016年)
前期型
2代目のダイハツ・ブーンです。あくまでも私個人の感想ですが、フロントマスクがすこし平面になってしまいとても残念なデザインとなっています。
初代の方が、デザイン的にもすっきりしています。排気量は1.0L/1.3L。トランスミッションは、CVTのみです。MTは廃止となりました。このCVTは、ダイハツの軽で使用してるものを改良して作っています。
ほんと、軽の技術を使ってブーンは作られているんですね。改良やマイナーチェンジをして、3代目フルモデルチェンジへ移行します。
3代目 M700S/M710S型(2016年 – )
X”L package SA II”2WD
3代目のダイハツ・ブーンです。2016年、フルモデルチェンジをしました。外装のデザインが初代の感じに戻りましたね。断然、3代目の方がかっこいいですね。安全性能スマートアシストⅡで強化しています。トヨタ・パッソならToyota Safety Sense Cになりそうですが、製造しているのはダイハツです。ダイハツのシステムが優先でしょうね。
新型ダイハツ・ブーンの特徴
エンジン
エンジン | D・ ブーン /1.0L |
パワートレイン | 直列 3気筒 12バルブDOHC 横置 |
最高出力 | 51[69] /6000 |
最大トルク | 92 [9.4] /4400 |
トランスミッション | CVT インパネ センター シフト |
駆動方式 | 2WD /4WD |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*12バルブ:一気筒当たり4つの吸排気弁(バルブ)X3気筒
燃費&実燃費
燃費 | 2WD | 4WD | e燃費調べ |
D・ ブーン /1.0L | NA: 28.0 | NA: 24.4 | 2WD: 22.78 (2016年4月登録) 4WD: 不明 |
トヨタ・パッソ /1.0L | NA: 28.0 | NA: 24.4 | 2WD: 16.72 (2016年4月登録) 4WD: 16.68 |
*単位:JC08モード・km/L
*e燃費の数値は、各環境下によって変化します。あくまでも参考数値です。
現行車のエンジン表と燃費&実燃費です。エンジン仕様は、トヨタ・パッソと同じです。燃費もカタログ表記ですのでパッソと同じです。実燃費を調べてみたところ、かなりの差が出ていますね。私がいままで見てきたところでは、実燃費とカタログ表記の数字が約10km/Lくらい差がある感覚です。
今のところブーンの方では約6km/Lの差です。パッソでは、約12Km/Lの差です。おそらくパッソの方の方が数字が正しいかと思われます。
ブーンの数字は、走っている場所が走りやすいか、距離が短いかなど環境によって、高くなっているようですね。
使い方、乗り方によっては燃費が節約できるってことです。燃費はいいし小回りはきくので、それらを考えますとかなりオススメな車だと言えます。
ただしトヨタで買うか、ブーンで買うか迷いますよね。
Sponsored Links
ボディーサイズ
ボディーサイズ | D・ ブーン /1.0L |
全長 | 3660 |
全幅 | 1665 |
全高 | 1525 |
ホイールベース | 2490 |
室内長 | 1975 |
室内幅 | 1420 |
室内高 | 1270 |
重量 | 910 ~ 960 |
乗員 | 5 |
最小回転半径 | 4.6 |
*単位:mm/kg
ボディー色
ブライトシルバーメタリック
ブラックマイカメタリック
プラムブラウンクリスタルマイカ (メーカーオプション)
マゼンタベリーマイカメタリック
ファイアークォーツレッドメタリック
レモンスカッシュクリスタルメタリック
ダークエメラルドマイカ
ファインブルーマイカメタリック
ディープブルークリスタルマイカ (メーカーオプション)
パウダリーベージュメタリック
パールホワイトⅢ (メーカーオプション)
ホワイト
ブラックマイカメタリック×マゼンタベリーマイカメタリック
ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック
ブラックマイカメタリック×レモンスカッシュクリスタルメタリック
ブラックマイカメタリック×ダークエメラルドマイカ
ブラックマイカメタリック×ファインブルーマイカメタリック
ブラックマイカメタリック×ディープブルークリスタルマイカ
ブラックマイカメタリック×パウダリーベージュメタリック
出典 ダイハツ公式 ブーン ボディー色 2トーンカラー
現行車のボディーサイズとボディー色です。トヨタ・パッソと同じです。ボディーサイズも同じなのはわかりますが、各専用の色が1つでもあるのかと思っていましたが、まったくありませんでした。
販売店がトヨタとダイハツなのでやはり、選択するときはブランド名になるんでしょうね。大体が会社名で買う人が多いかと思いますが、ちなみに私はおしゃれな車が多いのでダイハツのファンです。
たいがい、街で走ってる車を見れば、「この車の色がいいな」とか、「この車のデザインはかっこいいな」とか色やデザイン性をついついみてしまいますね。今回のブーンやパッソは、かなりかっこよく作ってますからどちらを選んでも、私的には満足しますね。
Sponsored Links
装備
現行車の内装です。もちろんダイハツ・ブーンの内装とトヨタ・パッソの内装も同じです。とてもシンプルな作りになっています。後部座席では、動かして荷室として幅を広げられます。
小型車と軽自動車とでは、やはり室内の広さが重要になってきます。維持費や経費のことを考えますと軽を選ぶかと思われますが、すこし維持費や経費をかければ、室内の快適さや広さを小型車は実現させてくれます。ちょっとした荷物を多めに載せられるのは、けっこう助かりますよね。ここが、小型車のいいところですね。
Sponsored Links
現行車の外装です。ダイハツ・ブーンではアクセサリーがあります。もちろんメーカーオプションやディーラーオプションで別料金となります。
ブーンは小型車なのでおもに女性をターゲットにした車だと思います。今回のフルモデルチェンジでは男性が喜ぶようなカスタマイズができるようになりました。けっこう全面的かっこいいを押している感じがあります。
外装は、かなりスタイリッシュで都会的なデザインとなっています。私もカスタマイズしたくなるデザインです。ワクワクしてしまう車は、やはりほしくなりますね。
安全性能
Smart Assist Ⅱ
出典 You Tube 安全装備 スマートアシストⅡ 「衝突回避支援ブレーキ機能」 ダイハツ公式
出典 You Tube 安全装備 スマートアシストⅡ 「衝突警報機能(対 車両・対 歩行者)」 ダイハツ公式
出典 You Tube 安全装備 スマートアシストⅡ 「車線逸脱警報機能」 ダイハツ公式
出典 You Tube 安全装備 スマートアシストⅡ 「誤発進抑制制御機能」 ダイハツ公式
出典 You Tube 安全装備 スマートアシストⅡ 「先行車発進お知らせ機能」 ダイハツ公式
現行車の安全性能です。スマートアシストⅡが主な性能(他の安全性能)です。最新では、ダイハツ・タントの方でスマートアシストⅢ搭載が出ています。こちらの方を付ければよかったですね。なにかダイハツの都合があったのでしょうか。先の話として、いずれはスマアシⅢを搭載するとは思います。
ダイハツは、デザイン性の評価はいいと思っているのですが、機械的な性能がいまいち弱いと感じます。それでトヨタと提携したのではないかと私は推測しています。ちなみに姉妹車でもあるトヨタ・パッソもトヨタ・セーフティ・センスCではなくスマアシⅡを搭載しています。これも、何かしらの意図を感じますね。安全性能の底上げを早くしないと車の存在が中途半端になりそうですね。
新型ダイハツ・ブーンの価格
価格 | 2WD | 4WD |
X | 115 万円~ | 135 万円~ |
X”SAⅡ” | 121 万円~ | 141 万円~ |
X”Lパッケージ” | 125 万円~ | 145 万円~ |
X”Lパッケージ SAⅡ” | 132 万円~ | 151 万円~ |
X”Gパッケージ SAⅡ” | 144 万円~ | 164 万円~ |
CILQ | 143 万円~ | 162 万円~ |
CILQ”SAⅡ” | 149 万円~ | 169 万円~ |
CILQ”Gパッケージ SAⅡ” | 165 万円~ | 185 万円~ |
現行車の価格表です。トヨタ・パッソと同じです。スマートアシストⅡを搭載しなければ、115万円~ですね。安全性能を搭載しなくていいからアクセサリーでカスタムしたい人はその分の金額を上乗せができます。つまり、121万円~スマアシⅡ搭載分で、おしゃれな車のカスタム(スマアシⅡなし)車 が出来上がります。 ただし、運転する際はより安全に行なうことが重要です。その点は、忘れないようにしましょうね。
Sponsored Links
ダイハツ・ブーンの評判
ダイハツ・ブーンのCMの安田顕の変態っぷり(ばあやのイヤイヤ〜も)たまらん、良いよねぇ、はぁぁぁ(*´Д`*) #ただいま現実逃避中
— かぽ@もくてー (@kapo_mokutei) February 6, 2017
パッソが気になる方には初代ダイハツ・ブーンのX4がお勧め。
ダイハツの変態ぶりが覗える素敵な車だよww— kitt/jip@6/10,11神戸参上 (@kitt_jip) February 4, 2017
CM
出典 You Tube TVCM ブーン 「偏愛の男・告白」篇(15秒) ダイハツ公式
出典 You Tube TVCM ブーン 「偏愛の男・お披露目」篇(15秒) ダイハツ公式
まとめ
新型ダイハツ・ブーンは、いかがだったでしょうか。
特に、ダイハツはCM作りがうまいです。今回のブーンもトヨタ・パッソのマツコさんに負けじとかなりのインパクトを残しています。
販売台数では、トヨタ・パッソの2016年4月~2017年3月まで74,707台(自販連調べ)で、ダイハツ・ブーンは圏外でまったく相手になってません。やはり、トヨタというブランド力が販売を促進させてるのかわかりません。どちらかといえばダイハツは軽自動車という印象が強いです。
これからのダイハツは、脱軽自動車です。せっかく、おしゃれな車を作れるセンスがあるわけですから、ぜひ乗用車でもダイハツがいいといわれるくらいに成長していってほしいですね。