新型スズキワゴンRは、背が高い(トールワゴン)軽自動車として人気を得ました。居心地がよい空間を演出して、トールワゴンという車を一大の流れに押し上げました。販売台数もNO1を取ったことがあります。
スズキワゴンRが、今回気合を入れてフルモデルチェンジをしました。
では、新型スズキワゴンRの特徴やエンジン・燃費や価格・装備・発売日・評価などをご紹介していきましょう。
目次
スズキワゴンRの歴史
初代 CT21S/51S / CV21S/51S型(1993年 – 1998年)
前期型(1993年9月-1995年9月)
1+2ドア(中期型)(1995年10月 – 1997年4月)
出典:ウィキペディア・ワゴンR
5ドア(後期型)(1997年4月 – 1998年10月)
出典:ウィキペディア・ワゴンR
当時、ワゴンRが発売された時は、見た目丈夫な体つきで、高さもあってびっくりしたと思います。しかも軽自動車なので税金も安くそれでいて居心地のよい車なので、人気が出るのもうなずけます。
ちなみに、3枚目の画像のボンネットに口みたいな穴がありますね。
これはエアインテークといいましてそこから入り込んでくる風を通してエンジン内のインタークーラーを冷却します。
いわば、冷却装置です。ターボ車には、冷えたたくさんの空気が必要なんですね。
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2代目 MC21S/11S/22S/12S型(1998年 – 2003年)
前期、1or2型(1998年10月 – 2000年12月)
出典:ウィキペディア・ワゴンR
後期、4型(2000年12月 – 2003年9月)
出典:ウィキペディア・ワゴンR
少しだけ、丸い形になったような気がしますね。ルーフの両サイドにあった棒は無くなった以外は、外観の変化はないようです。
この期間は、たとえば、内装の高級感アップや最小回転半径を4.6m→4.2mとしたりと、地味にチェンジをしています。1998年には、軽自動車の規格改定にため、全面改良しました。
当時としては、珍しいCVT(無変速機)ミッションを利用しています。スズキと愛知機械工業とが総力をあげて共同開発しました。すごいですね。
3代目 MH21S/22S型(2003年 – 2008年)
前期型 (2003年9月 – 2005年9月)
出典:ウィキペディア・ワゴンR
後期型(2005年9月 – 2008年9月)
出典:ウィキペディア・ワゴンR
ワゴンRスティングレー(2007年~)
初代のデザインへ逆戻り感はあります。2007年の2月には、ワゴンRスティングレーの販売をはじめました。フロント部分が丸びを帯びてヘッドライトがイケメンになっていますね。おしゃれなデザインで人気を得ました。
4代目 MH23S型(2008年 – 2012年)
標準
出典:ウィキペディア・ワゴンR
MH23S型:スティングレー
丸みと箱型との間を取ったような外観ですね。ヘッドライトが、キリリと上がっています。とてもシャープな感じのデザインです。
2010年には、インド仕様のワゴンR新型の販売を開始。海外仕様車の足掛かりとしました。
5代目 MH34S/44S型(2012年 – )
前期型 FX
出典:ウィキペディア・ワゴンR
後期型 FX
出典:ウィキペディア・ワゴンR
後期型:スティングレー
フロントグリルが、かなりシャープな感じですね。
フロントグリルとはヘッドライトの間にある網目のことをいいます。他の名前はラジエータグリルとも言われています。内側にラジエータがあります。そこから熱が出るのでいわば、熱を逃がすためのものです。
何といっても車の顔ですので、さすがにかっこいい形にしないとお客さんから見てもらえません。とてもいい感じの顔ですね。
スズキ新型ワゴンRの発売日はいつ?
2016年の秋には、発売予定だったのですが、国交省から燃費の測定不正の指摘を受けてしまい、開発・調整・生産と予定が立たなくなりました。
なんとか持ち直して、2017年2月1日に6代目フルモデルチェンジをした新型ワゴンRを発売しました。
今のスズキは、会社一丸となって遅れを取り戻すべくさらなる思いで精進していると思いますね。
2017年8月23日より新型ワゴンRに5MT車が搭載されました。クレードがFAとなります。
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スズキ新型ワゴンRの特徴
ボディサイズ
サイズ | 新型 |
全長 | 3395 |
全幅 | 1475 |
全高 | 1660→1650 |
ホイールベース | 2450→2460 |
*単位はmmです
ホイールベースは、5代目標準の2425mmから25mmほど長くなる予想はしていましたが、2460とさらに10mm長くなっています。それだけ室内が広くなったということでしょうね。
室内は2450X1355X1265(全長・全幅・全高)となっています。
エンジン
グレード:ハイブリッドFX/FZ
R06A型0.66リッター直列3気筒DOHCエンジン+マイルドハイブリッド(S-エネチャージ)(ISGモーター)
最高出力:38[52PS]/6500回転
最大トルク:60[6.1kg・m]/4000回転
電池:リチウムイオン電池・5個
最高出力(モーター用):2.3[3.1PS]/1000回転
最大トルク(モーター用):50[5.1kg・m]/100回転
トランスミッション:インパネシフトCVT
JC08モード燃費:2WD・33.4km/L・4WD・30.4km/L
グレード:NA車 FA
R06A型0.66リッター直列3気筒DOHCエンジン
最高出力:38[52PS]/6500回転
最大トルク:60[6.1kg・m]/4000回転
トランスミッション:インパネシフトCVT MT(2017年8月追加)
JC08モード燃費:CVT/2WD・26.8km/L・4WD・25.4km/L
MT/2WD・25.6km/L・4WD・23.4km/L
新型ワゴンRは、Sエネチャージを装着しています。今回の新型ワゴンRでは、マイルドハイブリッドと名を変えて、ハイブリッドに昇格しました。
グレードとしては、ハイブリッド・FX/FZとNA(自然吸気)車のFAの3種類に分けられます。
スズキ・ソリオの装着されているハイブリッドシステム(マイルドハイブリッド)と同じものを使用しています(モーター・電池関係)。
プラットフォーム
新型ワゴンRのプラットフォームは、もともとアルトからのものでした。今回、新型スズキワゴンRを出すにあたり、新規のプラットフォームを作ろうと開発しました。具体的には、無駄な部品を徹底的にそぎ落とし、質感の向上と車体の軽量化に重点を置きます。
新しいプラットフォーム名はHERTECT(ハーテクト)といいます。
5代目モデルよりも、20kg軽量化したと話があります。お米10Kg2個分です。すごい技術ですね。車体が軽くなった分、燃費が格段とよくなりますし、室内も若干広くなる、走りも軽やかになりました。
トランスミッション
今回の新型フルモデルチェンジでは、MT車が廃止されました。あとは2WD・4WDでCTV(無変速機)で変更はありません。先代のワゴンR・FXに2WD・4WD/MTがありましたが、時代の流れでしょうか。基本的には、やはりエンジンが優先になってしまいました。
いったん、廃止されたMT車ですが、復活しました。2017年8月23日にMT車を追加しました。すごく期待しています。もしワゴンRでMT車が売れれば、例えばソリオのMT車が出るかもしれません。
装備
新型ワゴンRの内装です。運転席を見ますと、フロントガラスがかなり広々とした感じのデザインとなっていますね。
今回は新型プラットフォームで作っていますので、収納スーペースの数を増やしたりシートを動かして、室内空間をより使いやすくなりました。
ワゴンR ハイブリッドFZ
出典 スズキ公式 ワゴンR ハイブリッドFZ 外装 (前後)
FX・ハイブリッドFX
新型ワゴンRの外装ですね。ハイブリッドFZとFAのフロントマスクを比較しますと、FZの方が勇ましい顔をしていますね。やはり、ワゴンRの最上機種ということでこのクレードだけ、顔立ちが違います。因みにFAとハイブリッドFXは同じ顔をしています。
安全装備
デュアルセンサーブレーキサポート
出典:スズキ公式・ワゴンR デュアルセンサーブレーキサポート
新型ワゴンRの安全装備は、スズキハスラーで使ってるスズキ デュアルカメラブレーキサポートを導入しました。自分の目で確かめながらも、デュアルカメラでさらなる安全確認が取れますね。ちなみにHYBRID FZ・HYBRID FXのメーカーオプションとなります。
自動ブレーキ機能と書いていますが、あくまでも運転支援システムです。いくらカメラがあって、車が前を確認していたとしても必ず運転者も、システム以上に安全運転を心掛けなければいけません。自動で車が勝手に止まることはありません。いろんな条件が重なりますとシステムが感知しないでそのまま走ってしまうことがあります。しっかりと周りを確認し、いつでもブレーキがかけられるようにしておきましょう。
ボディー色
シルキーシルバーメタリック
ブリスクブルーメタリック
サニーイエローメタリック
リフレクティブオレンジメタリック
ピュアレッド
フィズブルーパールメタリック
スペリアホワイト
アーバンブラウンパールメタリック
ブルーイッシュブラックパール3
ピュアホワイトパール(オプション21600円)
ハイブリッドFXのボディー色はFAと同じです。内装色がブラックとベージュと選択できます。
ブリスクブルーメタリック
ブレイブカーキパール (オプション21600円)
リフレクティブオレンジメタリック
ピュアレッド
ムーンライトバイオレットパールメタリック (オプション21600円)
スチールシルバーメタリック (オプション21600円)
ブルーイッシュブラックパール3
ピュアホワイトパール (オプション21600円)
新型フルモデルチェンジワゴンRのボディー色ですね。基本色が10色で特別色が3色のブレイブカーキパール・ムーンライトバイオレットパールメタリック・スチールシルバーメタリックがハイブリッド・FZで入っています。
ボディー色のバリエーションが、かなり多く特にNA車FXとハイブリッド・FXのボディー色が同じなのでいいですね。選択しやすいと思いますよ。
価格はどうなってるか
FA CVT/2WD:107万円~ 4WD:120万円~ MT/2WD:107万円~ 4WD:119万円~
HYBRID FX 2WD:117万円~ 4WD:129万円~
HYBRID FX(セーフティパッケージ装着車) 2WD:127万円~ 4WD:139万円~
HYBRID FZ 2WD:135万円~ 4WD:147万円~
HYBRID FZ(セーフティパッケージ装着車) 2WD:140万円~ 4WD:153万円~
新型ワゴンRの価格ですね。FAは、NA(自然吸気)でガソリン車です。セーフティパッケージは、元からついている車もあれば、後でもつけられるという意味です。その分、価格が高くなりますが、別につけなくてもいい方は、パッケージなしでHYBRID FZを買うのも手ですね。
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新型ワゴンRの特別仕様
出典:スズキ公式・ワゴンR・スティングレー HYBRID T
スズキワゴンRには、最高グレードとして”スティングレー”があります。若者をターゲットにした車で洗練された都会的な車です。フルエアロを装備したいわばカスタムモデルですね。
このスティングレーもフルモデルチェンジしました。新型ワゴンRで外装や内装がグレードアップしましたので、より洗練されたカスタム車になっています。
価格は、129万円~177万円~となります。グレードは、3種類あります。NA(自然吸気)+T(ターボ)車のL・HYBRID X・HYBRID Tです。
【スズキ新型ワゴンR・スティングレー】フルモデルチェンジでハイブリッド化の価格、燃費や評判は?
他車のライバル車は?
ホンダ N-WGN
出典:ホンダ公式・N-WGN
なんとなく、ホンダもスズキも同じ顔に見えますね。
ホンダN-WGNの燃費が29.4km/Lに対して、スズキワゴンRの方が燃費 33.4km/L(ハイブリッド)です。圧倒的にワゴンRが有利ですね。
車体価格を見ますと、N-WGN(109万円~)の方がすこし高いようです。もし同じような性能やデザインなら、少しでも安く購入したいですよね。
因みにN-WGNにもカスタム車があります。他にもN-ONEがありますので、さらに比較して車を選択してみましょう。
【ホンダ新型N-WGN&カスタム】フルモデルチェンジで価格や燃費は?発売日や評判は?
ダイハツ ムーブ
出典:ダイハツ公式・ムーブ
2016年9月7日にムーブキャンバスを発売したダイハツもライバル車ですね。ダイハツ・ムーブは、6代目(2014年~)今のところ、フルモデルチェンジはありませんが、地味にマイナーチェンジはしていますね。
燃費は31.km/LでスズキワゴンRより2.4km/L低いですね。価格は113万円~ですので、ホンダN-WGNに負けてますね。購入予定の人は、燃費を取るか?価格で決めるか?ですね。難しいところです。
新型ワゴンRの評価
新型のワゴンRがCMで見るより良かった( ˘ω˘ )
ハイブリッドだし( ˘ω˘ )— みいね (@banu24banu) April 16, 2017
親が昔ワゴンR乗ってた名残からか知らないけどすごく新型のワゴンRに興味を惹かれます。
休日だからマジでツイート多くなる、死亡— ムラカム (@_8yu_) April 16, 2017
おっ♪
朝から新型ワゴンRスティングレー見たわ(*^^*) pic.twitter.com/1z94uwabEb— 蒼龍@GE8 (@moukosisyou) April 11, 2017
新型ワゴンR CM集
出典 You Tube 2017 Suzuki 新型 Wagon R CM Japan (スズキワゴンR)
出典 You Tube 2017 Suzuki 新型 Wagon R CM Japan 2 (スズキワゴンR)
出典 You Tube 2017 Suzuki 新型 Wagon R CM Japan 3 (スズキワゴンR)
まとめ
スズキ新型ワゴンRは、どうでしたか?
特徴や性能・エンジン・装備や燃費・安全性などかなり期待大です。その上、ソリオのマイルドハイブリッドシステムを搭載しましたね。さらなる軽自動車の高みへとまっしぐらです。今後のスズキ新型ワゴンRの成長が楽しみですね。