スズキ・アルトラパンは、アルトからの枝分かれをして軽セダン(ハッチバッグ5ドア)として生まれました。かわいらしいデザインで人気を博しました。2015年には、7年ぶりのフルモデルチェンジをしました。
では、スズキ・アルトラパンの特徴や今後の展開予測や、価格や燃費・装備や内装・外装や安全性能や評価など、今わかってる情報を元にお話しします。
目次
スズキ・アルトラパンの歴史
初代 HE21S型(2002年 – 2008年)
前期型(2002年1月-2007年5月)
後期型(2007年5月-2008年11月)
初代のスズキ・アルトラパンですね。箱型の軽自動車ハッチバッグセダンで特に女性をターゲットにした車になっています。おしゃれな外装デザインですね。駆動方式は、FF/4WD。トランスミッションは4速AT/5速MT。女性からおもに買ってもらおうにした車にしては5MT車があります。
ほかにはブランドのベネトンやオートバックスなどと提携して車を作ったり、2003年には一部改良して男性をターゲットにしたスポーツ仕様SSの車を販売。かなり好成績を収めています。ちなみにラパンはフランス語でウサギという意味です。
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2代目 HE22S型(2008年 – 2015年)
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ショコラ G
2代目のアルト・ラパンです。全体的に丸びをおびた外装デザインとなっています。ちょっと日産パオに似ています。なんとプラットフォ―ムは4代目ワゴンRを使っています。駆動方式は、CVTのみ。タイヤのホイールキャップがかわいいです。女性が好みそうなデザインですね。
ちなみに、ラパンショコラは3代目フルモデルチェンジを機に廃止されました。けっこうショコラ専用のカスタムができていてとても人気がありました。実に残念です。
3代目 HE33S型(2015年 – )
3代目のアルトラパンです。トランスミッションは、5速AGS/CVT。駆動方式はFF/4WD。ちょっと外装デザインが子供っぽくなっているのが残念ですね。やはり、すこしシャープさがないと車が目立ちません。
新型スズキ・アルトラパンの特徴
エンジン
エンジン | アルトラパン |
パワー トレイン | 直列 3気筒 DOHC 12バルブ 吸排気VVT |
最高 出力 | 38[52] /6500 |
最大 トルク | 63[6.4] /4000 |
トランス ミッション | インパネ シフトCVT /5AGS |
駆動 方式 | 2WD /4WD |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*12バルブ:一気筒当たり4つの吸排気弁(バルブ)X3気筒
*可変バルブ:スズキの吸排気VVT
燃費&実燃費
燃費 | 2WD | 4WD | 実燃費(e燃費調べ) |
アルトラパン | NA: 29.6~ 35.6 | NA: 27.4~ 33.2 | 2WD: 20.78 ~ 27.95 (2015年6月登録) 4WD: 19.76 ~ 21.88 (2015年6月登録) |
* 単位:JC08モード・km/L
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付・H:ハイブリッド・D/t:ディーゼルターボ・EV:電気
*e燃費の数値は、各環境下によって変化します。あくまでも参考数値です。
出典 スズキ公式 アルトラパン エネチャージ アイドリングストップ
現行車のエンジンと燃費表です。今のところカタログ燃費は、スズキ最小のエネチャージがついていることもあり、軽としてはかなり高い数字を出していますね。
スズキのエネチャージには、まだ上があります。S-エネチャージとなります。ハスラーに搭載されていますね。さらに新型スズキワゴンRでは、S-エネチャージをさらに変化させたスズキ独自のハイブリッド(マイルド・ハイブリッド)を搭載しています。
ただし、アルトラパンのエネチャージは、Gグレード以外のL/S/Xに標準装備されています。Gグレードは、ガソリン車のみですがけっこう実燃費計測値が最低20.78km/Lなので、ガソリン車のみでもけっこう燃費がいいことがわかりますね。
今後の動向としてはおそらく順次エネチャージがバージョンアップすることが考えられます。2015年にはフルモデルチェンジをしています。今現在2017年6月ですので、そろそろビッグマイナーチェンジの改良でS-エネチャージを搭載するのではないかと推測します。
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ボディーサイズ
ボディーサイズ | アルト ラパン |
全長 | 3395 |
全幅 | 1475 |
全高 | 1525 |
ホイール ベース | 2460 |
室内長 | 2020 |
室内幅 | 1295 |
室内高 | 1240 |
重量 | 650 ~ 700 |
乗員 | 4 |
最小回転半径 | 4.4 |
*単位:mm/kg
ボディー色
S/G/L共通
フレンチミントパールメタリック
コフレピンクパールメタリック
シフォンアイボリーメタリック
フォーンベージュメタリック
フェニックスレッドパール
アーバンブラウンパールメタリック
ピュアホワイトパール
ブルーイッシュブラックパール3
S (2トーンカラー追加)
フレンチミントパールメタリック ホワイト2トーンルーフ
コフレピンクパールメタリック ホワイト2トーンルーフ
シフォンアイボリーメタリック ホワイト2トーンルーフ
フォーンベージュメタリック ホワイト2トーンルーフ
X
フレンチミントパールメタリックホワイト2トーンルーフ(2BT / キャメル内装はXBT)
コフレピンクパールメタリックホワイト2トーンルーフ(2BS / キャメル内装はXBS)
シフォンアイボリーメタリックホワイト2トーンルーフ(2BR / キャメル内装はXBR)
フォーンベージュメタリックホワイト2トーンルーフ(2BU / ブラウン内装はYBU)
フレンチミントパールメタリック(ZWB / キャメル内装はXWB)
コフレピンクパールメタリック(ZWA / キャメル内装はXWA)
シフォンアイボリーメタリック(ZVG / キャメル内装はXVG)
フォーンベージュメタリック(ZVP / ブラウン内装はYVP)
フェニックスレッドパール(ZLB / ブラウン内装はYLB)
アーバンブラウンパールメタリック(ZSF / ブラウン内装はYSF)
ピュアホワイトパール(ZVR / キャメル内装はXVR)
ブルーイッシュブラックパール3(ZJ3 / ブラウン内装はYJ3)
現行車のボディーサイズとボディー色です。車体が650~700kgととても軽くなっています。だから、燃費がいいわけですね。
車体が軽くなったからその分弱くなった感じがしますが、TECTでしっかりとボディーの強度を高めながら軽量化しています。とはいえあくまでも軽自動車の範囲ですので過信してはいけません。速くて軽いのはいいですが、安全運転を心がけることが大切です。
ボディー色は、単色と2トーンカラーですね。淡い色でまさにかわいいといった色使いが揃っています。ほんと目を見張る色たちですね。道端で走っている姿が街中に映えています。特に女性は「このかわいい車はなに?」って目が引き付けられること間違いなしですね。
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装備
現行車の内装です。シートも明るい感じでいかにも女性をターゲットした作りです。あとは、ボディー色とお好みの色合わせができますね。小物がたくさん入れられますから、頼もしい内装となります。ちょっとした荷物も載せられますから、小さいお子さんがいる家庭でもかなり使い勝手がいいと思いますね。
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現行車の外装です。3代目のヘッドライトに不満がありますね。もうすこしかわいいヘッドライトにしてくれたらよかったなと思います。
ヘッドライトやフロントマスクで車のイメージがかわります。なんだか、顔がぼやけいる感じでインパクトがないんですよね。あくまでも私の見た手ですが、どちらかといいますと初代が一番ヘッドライトが似合っています。アルトラパンがどのようなフロントマスクに変化していくのか今後が楽しみですね。
安全性能
現行車の安全性能です。レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)が一番の売りです。バッグミラーにレーザー探知機を装着して、前方車の距離をはかるためのシステムです。もし、前方車に近づきすぎたらブレーキがかかります。ただし、車が勝手に判断して自動ブレーキをかけることはありません。その点は、注意が必要ですね。
新型スズキ・アルトラパンの価格
価格 | 2WD | 4WD |
G | 107 万円~ | 118 万円~ |
L | 120 万円~ | 131 万円~ |
S | 128 万円~ | 138 万円~ |
X | 138 万円~ | 149 万円~ |
現行車の価格ですね。安全性能は全車標準装備しています。あまり、車にお金をかけたくない人はGグレードがオススメです。あとからオプションが付けられます。Gグレードはエネチャージがついていないぶん、価格が安いんですね。エネチャージをつけるかつけないでおくか、つまるところ安全を取るか価格を取るか・・・悩みどころです。
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スズキ・アルトラパンの評判
1 アルトラパン
車が好きになったきっかけです!
内装のアリス感にひとめぼれ…スズキ車は外装と内装の雰囲気が合致してるのが大好きです。— momo (@momo_hiki0313) June 10, 2017
#ひめたま祭
ウザンヌさん
ストライクウィッチーズ/HE21S アルトラパン pic.twitter.com/JkzW5vHul5— 水洋日 (@suiyobi2zz) May 23, 2017
よし、真剣にアルトラパンss探そっと。
— DJJohnny@佑介 (@kingudomheartlo) May 19, 2017
まとめ
新型スズキ・アルトラパンはいかがだったでしょうか。
スズキアルトラパンの販売台数は、2016年4月~2017年3月まで96,043台で前年が106,852台です(全軽自協調べ)。アルトシリーズでまとめて計算されています。
ラパンのみの正確な販売台数はわかりませんがすこしつつ販売台数が落ちています。
新型フルモデルチェンジしてまだ2年くらいです。今後の展開予測ではマイナーチェンジと特別仕様車でレベルアップしていくと思われます。まずは安全性能とフロントマスクのデザインの一新ですね。どのように変化をしていくか楽しみ車です。