最近の日本では、ミドルサイズのSUV車をよく見かけるようになりました。国内外で今人気なのがSUV車のスバル・フォレスターですね。普通は車体がごつい感じがあるのですが、このフォレスターは大きいながらも中身はコンパクトに設計されているんだそうです。
そのフォレスターが近日中にフルモデルチェンジをするという情報を入手しました。では、新型スバル・フォレスターの特徴、燃費、発売日・価格・エンジン・安全性能などをお知らせしたいと思います。
目次
スバルフォレスターの歴史
初代 SF系(1997年 – 2002年)
前期型(1997年2月 – 2000年1月)日本国外仕様
後期型フロント(2000年1月 – 2002年2月)
1997年にクロスオーバーSUV車として産声を上げたフォレスターです。フロント部分がイケメンでとてもかっこいいですね。
当時からフルタイムAWD(4WD)でしかも水平対向4気筒 2.0Lと2.0Lターボを作っています。
水平対向エンジンがすごい!エンジンのところで詳しい説明をします。
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2代目 SG系(2002年 – 2007年)
前期型 クロススポーツ
後期型 クロススポーツT
若干丸びを帯びた外観ラインがシュッとスマートになった感じですね。とてもかっこいいです。2.0Lだけでしたが、2.5Lのインタークーラーターボを追加しています。
3代目 SH系(2007年 – 2012年)
前期型(2007年12月 – 2010年10月)
車体のデザインが大幅に変わりました。すこしでっちりさんになってしまいましたが、フロントは重量感があっていいですね。
ですが、見た目重たそうに見えてこれでも重量が増えてはいなくて最小限に抑えられているんだそうです。見かけで判断してはいけませんね。
4代目 SJ系(2012年 – )
2.0XT Eyesight(前期型)
X-BREAK 後期型
動画
出典:You Tube 4代目スバル フォレスター 熟成度を増した本格SUV
2012年の11月にフルモデルチェンジしました。グレードはNA車が「2.0i」、「2.0i-L」、「2.0i-L EyeSight」、「2.0i-S EyeSight」の4グレード、直噴ターボ車は「2.0XT」と「2.0XT EyeSight」の2グレードです。
このあとは、特別仕様車などを発売しています。今後の新型スバル・フォレスターの期待が高まります。
新型スバルフォレスターの発売日
肝心の新型スバル・フォレスターの発売日は、いつになるか気になるところですが、2017年4月、マイナーチェンジをして、同年特別仕様車「Smart Edition」を発表(8月22日販売開始)をしました。
これにより、フルモデルチェンジは、2018年以降となりました。理由はとても簡単で、年2回もマイナーチェンジや特別仕様車を作るとなりますと、生産ラインが追いつかないのが現状です。
その上で、新型車を出そうとしたら、現場ではどの車を作っていいかわからなくなりますからね。ましてや、スバル車はフォレスターだけではありませんので、他車との生産を調整しながら作ることになります。一台の改良や特別仕様車にかかる時間は、せいぜい年2回くらいが限度でしょう。
最新情報では、2017年10月27日から行われる東京モーターショーで、コンセプトカー「VIZIV FUTURE CONCEPT」をお披露目します。このコンセプト車を元にしてフォレスターが作られるのではないかという話を聞きますね。
お披露目後は、コンセプトカーを市販車に作り替えないといけませんから、発売日は早くて2018年の半年後となるのではないかと推測します。
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新型スバルフォレスターの特徴
プラットフォーム
出典:You Tube 新型SUBARU XV:スバルグローバルプラットフォーム [メリット篇]
プラットフォームは、インプレッサの元に作られます。スバルグローバルプラットフォーム(SGP)ですね。フォームは剛性があり設計の自由度が高いです。ハイブリッドを前提にしています。若干、大きくなるようですが、走りはインプレッサのように軽やかに走るようです。
スバルインプレッサ(新型)の特徴は?燃費、価格やアイサイト性能は?
エンジン
出典:You Tube SUBARUテクノロジームービー 「水平対向エンジン篇」
出典:You Tube SUBARUテクノロジームービー 「シンメトリカルAWD篇」
水平対向エンジンは、スバルの技術を集めて作られた静かなエンジンです。簡単に説明しますと、直3や直4エンジンではピストンが縦に動きますので、すこしエンジン音がうるさいのです。水平対向エンジンのピストンは横に動きますので、静かなエンジンだと言われています。
今度の新型フルモデルチェンジ・スバル・フォレスターは、1.6L水平対向直噴ターボ”DIT”エンジン(レヴォーグの流用)と2.0L水平対向4気筒 直噴ターボ DITエンジンが追加される予定です。
また、あくまでも噂ですが、PHV・FB16型水平対向直噴DOHCターボ インテリジェントDITエンジン+モーター(発売は2018年以降)を開発中です。もし、このPHVを取り入れれば、パワーを損なわず燃費は格段に上がるでしょう。
ちなみにスバルが、なぜPHVに着手したかといいますと、海外では軒並みデイーゼル規制をはじめたからなんですね。特に、欧州ではディーゼル車及びガソリン車を廃止する動きも出ていて、スバルにとっては生き残りをかけたエンジン作りを迫られています。上記のような素晴らしい水平対向エンジンを作っているのですが、うまく活かせるかが、今後の課題だと言えます。
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燃費について
燃費(JC08モード) | リニアトロニック | 6MT | スポーツリニアトロニック |
2.0i | 16.0 | 13.4 | |
2.0i-L | 16.0 | 13.4 | |
2.0i-L EyeSight | 16.0 | ||
X-BREAK | 16.0 | ||
S-Limited | 16.0 | ||
2.0XT EyeSight | 13.2 |
現行車の燃費表です。追加されるであろう1.6L水平対向直噴ターボ”DIT”エンジン(レヴォーグの流用)と2.0L水平対向4気筒 直噴ターボ DITエンジンの燃費予想ですが、レヴォーグの流用ということで17.6km/Lですので、数字的には16.0km/Lの上を行く計算です。
もし、スバルがPHVを販売するのであれば、トヨタ・プリウスPHVに匹敵するような数字を確保しなくてはいけません。プリウスPHVのハイブリッド燃費では、37.2km/L、EV走行では68.2km/Lとなりますので、私としてはPHVの販売はまだ先のような気がしますね。
ボディーサイズ
現行車 | 新型(予想) | |
全長 | 4595~4610 | 4435 |
全幅 | 1795 | 1920 |
全高 | 1715~1735 | 1530 |
ホイールベース | 2640 | 2730 |
*単位は、mmです。
現行車のボディサイズです。新型の数字はあくまでも予想なので参考程度です。比較してみますと、全体的に長く幅が広くなっています。
1.6Lのエンジンを搭載するので、すこしはスリムにしないと燃費が上がってこない気がしますが・・・。さてボディーサイズはどこらへんで収まるでしょうか?
ボディ―色
出典:スバル公式 エクステリア ダークブルー・パール
アイスシルバー・メタリック
ダークグレー・メタリック
クリスタルブラック・シリカ
セピアブロンズ・メタリック (2.0i・X-BREAKへの設定なし)
ジャスミングリーン・メタリック (2.0iへの設定なし)
ヴェネチアンレッド・パール (2.0iへの設定なし)(32,400円高)
ダークブルー・パール (2.0iへの設定なし)
出典:スバル公式 エクステリア
現行車のボディー色です。結構シブい色が多いという印象です。この色ならどこで走ってもフォレスターってわかりますね。
他車のSUV車ってグレー・シルバー系が多いんですが、スバルは、レッド・ブルーの色を押さえています。あとは、グリーン系がありますとけっこうかっこいいんではないかと思うのですが。
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装備について
出典:スバル公式 インテリア
現行車のインテリアです。さすが走りを重視していますので、とてもシンプルな内装となっています。
メーカーオプションとして本革シートに変更できますので、フォレスターの内装も一段と磨きがかかっておしゃれな感じになりますね。
新型フルモデルチェンジでは、ボディーサイズがすこし大きくなる話ですので室内では、ゆったりとした雰囲気のものになるのではないかと推測します。
出典:You Tube SUBARU / スバル VIZIV FUTURE CONCEPT World Premiere Video
コンセプト車なので市販車でのドアは、さすがに後方にはスライドしないと思いますが、おそらく市販車では普通のドアがつくと考えられます。
でもこのスライドドアは使えそうです。もし実現すれば、スライド・ドアのファンには欲しくてたまらないんではないでしょうか。なぜなら、スライトドアはおもに箱型車で搭載されていて、例えば、ミニバンのホンダのフリードやトヨタのノアなど、ドアを横にスライドしても、見た目デザイン性を脅かすこともなく、自然な形でおさまっていますからね。
SUV車のデザインでは、後ろが丸くなって狭くなっているので、スライド・ドアをつけますと、スライドしたあとの見た目のデザインがちょっと、ダサいんですよ。あくまでも想像で私の主観ですが、スライド・ドアをつけているSUV車はみたことがありませんからね。
このスライド・ドアはイメージ画像ですが、デザインがよくスムーズな動きをしています。もし市販車で、この形を実現できれば、おそらくミニバンに乗ってる人が買い替えをするかもしれません。
しかし、ドアの開き方、半端ないですね。ほぼ、90度横に開いています。これだけ、動かしやすい車だととてもSUV車とは思いませんよね。
安全性能
出典:You Tube LEGACY プロダクトムービー 「アイサイト(ver.3)篇」
現行車では、アイサイトを搭載しています。新型スバルフォレスターではVer.3~Ver.4へ変更するという話が出ています。内容は全方位レーダーでの察知・高度な前方認識、衝突の回避や軽減を増やし、高精度GPS機能による自分の車の位置確認を早く確認が取れて、運転を補助してくれる機能です。
噂によりますと高速での自動運転機能や駐車場での自動駐車機能などが盛り込まれるかもしれないとのことです。
次世代の総合的な情報システムで車をより快適により安全にと移行してゆくようです。実に楽しみですね。
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新型スバルフォレスターの価格
価格表 | リニアトロニック | 6MT |
2.0L | 214万円~ | 214万円~ |
2.0i-L | 258万円~ | 258万円~ |
2.0i-LEyeSight | 268万円~ | なし |
X-BREAK | 275万円~ | なし |
S-Limited | 289万円~ | なし |
2.0XTEyeSight | 312万円~ | なし |
現行車の価格表です。新型スバルフォレスターの価格は、車体の完成度によって改めて価格を決めるようですね。たぶん、新しい装備などが加わるので幾分か高くなる模様です。
最低価格が約200万円として、プラス約50万円から始まるのではないかと予測します。PHV車の予定もありますので、こちらの価格は500万円~という話が出ています。
ちょっとお高い気もしますが、がっちりとした体格、燃費もいいし、税金対策もできるので長い目で見たらお買い得ではないでしょうか。
ライバル車について
マツダ CX-5
出典:マツダ公式 CX-5
マツダCX-5も2017年2月2日新型フルモデルチェンジを発売しました。
マツダと言えばやはりスカイアクティブ・テクノロジーの技術ですよね。これによって車が進化して、燃費が向上シャシーや安全性・安定性を実現させました。税金の差がありませんので、排気量だけを見ますととても魅力ある車です。
【マツダ新型CX-5】初フルモデルチェンジ燃費や価格?発売日やライバル車は?
ホンダ CR-V
出典:トヨタ公式 CR-V
ホンダ・CR-Vもいい車ですね。ですが、2016年8月に販売終了してしまい、海外専用のSUV車となりました。しかし、海外では新型は出ます。しかも1.5Lのターボ車です。
現在の燃費が14.4km/Lなのでもし燃費が改善したら、これ日本で絶対に売れると思うのですが・・・。販売されたらスバル・フォレスターは負けるでしょうね。内心、海外車になってよかったってスバルは思っていますよ。ライバルがへりますからね。
最新情報では、東京モーターショー2017でお披露目した後、CR-Vは日本で復活します。ホンダのSUV車のてこ入れのために再投入するようなので、スバルは強力なライバルが出現したことに、危機感がつのるでしょう。
【新型ホンダCR-V】フルモデルチェンジ日本発売は?価格・燃費や評価は?
日産エクストレイル
日産エクストレイルは、表記ではX-TRAILと書きます。2.0Lが中心ですね。燃費は16.4km/Lです。
フォレスターと同じくらいでいい勝負してますね。
あとは、装備の充実と燃費の向上、排気量の拡大をすれば、たちまちエクストレイルが人気となるでしょう。手ごわいライバルです。
2017年6月にマイナーチェンジを行っていますが、日産の目玉である自動運転「プロパイロット」の搭載は、まだのようです。
【日産新型エクストレイル】マイナーチェンジでディーゼル復活?価格や評価は?
スバルフォレスターの評判
R1のオイル滲みの点検&オイル交換でスバルに来てる。今の車ってUSB電源とか着いてんだね〜(´・ω・`)新型のフォレスター欲しいなぁ〜かっちょ良い。思ったほど値段も高くないし。そしてドリカムのLOVELOVELOVEがそーとー流れよる。 #スバルR1 #スバルフォレスター
— 榑葉 (@KREKREHAHAHA) October 31, 2016
納車来た〜♪正確には明日納車!待ちに待った3ヶ月長かった〜(≧∀≦)#スバル#フォレスター#納車#明日は夜通しドライブ行っちゃお pic.twitter.com/tz09NEmWva
— フォレスト (@sanpinhanachahi) October 28, 2016
まとめ
スバル新型フォレスターはいかがだったでしょうか?
フォレスターは、どちらかといいますと北米での人気が高いです。そのおかげか日本でも認知されるようになりフォレスターという名前を定着させました。
あとは、燃費向上、価格などで更なる期待が高まっています。今回のスバル新型フォレスターでその真価を問われるでしょう。スバルはインプレッサだけではないぞ!という心意気を見たいものですね。今後が楽しみな車です。