最近、やたらと昔の車が復活する話が多くなりましたね。トヨタ・スープラやマツダ・RX-7などがあります。そんな中で、日産にもシルビアという一世風靡した車があります。この日産シルビアがS16型となって、復活するという話がちらほらと流れてきました。
では、日産シルビアS16型フルモデルチェンジの特徴や発売日・エンジン・装備や内装・外装や安全性能・ライバル車や評価について今わかっている情報を元に推測してお伝えしたいと思います。
日産シルビアの歴史
初代 CSP311型(1965年-1968年)
初代の日産シルビアですね。直列4気筒 1.6L。駆動方式FR。トランスミッションは4速MT。NA車のみ。2ドアクーペです。デザインがかっこいいですね。兄であるスカイラインやフェアレディの影響で1968年6月に554台のみで生産を終了しました。
もし、こんな感じの車を最新技術を入れて今(2017年)に出したら、売れると思いますよ。
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2代目 S10型(1975年-1979年)
S10型
2代目の日産シルビアです。2代目の名前は「ニューシルビア」。本格的に日産シルビアの名前が売れてきた時ですね。S10型となります。プラットフォームは、日産サニーです。けっこう頑張った車ですが、当時のトヨタ・セリカに負けていたようです。直4・1.8L。NA車のみ。駆動方式はFR。トランスミッションは3速AT/4速MT/5速MTとなります。5人乗り。デザイン的にはすこし尖がっています。昔の映画で出てくる感じの車ですね。
3代目 S110型(1979年-1983年)
ハッチバック(前期型)
ハードトップ(後期型)
3代目の日産シルビアですね。直4で1.8L。NA車とターボと2.0Lが追加されています。駆動方式はFR。トランスミッションは、3速AT/4速MT/5速MT。プラットフォームは、サニーやバイオレットから取り入れています。さすが、2.0Lともなりますと、車体が大きくなりますのでより勇敢なデザインとなりました。
4代目 S12型(1983年-1988年)
クーペ 前期型 RS-X
ハッチバック 後期型 R-X
4代目の日産シルビアですね。S12型です。トヨタ・スープラやMR-2に似ていますね。2ドアクーペと3ドアハッチバックがあります。ハッチバッグは、リアドアが開きます。クーペは、後ろが開きますが、ドアとトランクが別です。直列4気筒 2.0/1.8L。NA車とターボ。トランスミッションは、4速AT/5速MTです。駆動方式はFR。私としては、デザイン的一番好きですね。
5代目 S13型(1988年-1993年)
クーペ
コンバーチブル
5代目の日産シルビアですね。S13型です。排気量は1.8Lと2.0L.。エンジンは直4、NAでターボを追加。駆動方式はFR。2ドア・クーペと2ドアコンバーチブル(ルーフが開く)。これもよく見かけた車です。この車は、よく改造されてサーキッドや公道で走り屋が出るほどの人気がありました。確かに、こんな車をガンガン走らせてみたいし、改造してもっといい走りをしたいと思いますよね。
6代目 S14型(1993年-1998年)
前期型(1993年10月-1996年6月)
後期型(1996年6月-1998年12月)
6代目の日産シルビアですね。S14型です。直4で2.0Lのみとなります。ボディが大きくなって全車3ナンバーとなります。駆動方式はFR。NA車とターボ。トランスミッションは4速AT/5速MT。欧州用と北米用のシルビアがあったそうです。やはり走りに特化した車です。海外でもかなり人気があったんでしょう。
7代目 S15型(1999年-2002年)
オーテックバージョン
スペックRエアロ
7代目の日産シルビアですね。S15型です。直4/2.0LのNAとターボです。駆動方式はFR。トランスミッションは、4速AT・5速MT・6速MT。やはり車体の大きさが問題だあったのか、3ナンバーから5ナンバーに戻しました。もちろん、税金の面でも違いがあります。1999年にはオーテックジャパン(日産グループの一社でカスタム担当のような感じ)仕様がお目見え。2002年8月、スポーツカーの販売不振と平成12年排ガス規制を指摘されて、やむなく生産終了となりました。
日産シルビアS16型の発売日
出典:You Tube 2016 Nissan Silvia S16 Picture Gallery
*無音です。一部、グレーの日産スカイラインを映っているようです。イメージ画像です。
新型日産シルビアS16型の発売日がとても気になりますよね。
2017年秋に行なわれる東京開催のモーターショーで、日産シルビアS16型に近いプロトタイプが出品車として世界発信する予定の話が出ています。もし、この通りいけば2018年以内に新型日産シルビアS16型が販売されることになります。
まずは海外から販売だと思いますので、日本だと2018年後半から2019年にかけて販売すると推測します。
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日産シルビアの特徴
プラットフォーム
日産シルビアには、型番がついてるというか読み名があります。2代目日産シルビアは、S10型です。3代目はなぜだかS110型となり、あとはS12型とつづきS15型で終わっています。
新型シルビア・フルモデルチェンジとなった場合は、S16型になるようですね。
では、肝心の日産シルビア/S16型のプラットフォームはと言いますと、いろいろと憶測が飛んでいます。
ダイムラーのCクラス(Dセグメント)で使用しているMRA(モジュラー・リア・アーキテクチャー)からのプラットフォームか、はたまた日産とルノーが共同開発をしたCMF(Common Module Family、コモン・モジュール・ファミリー)からのプラットフォームを作るかなど。
CMFの場合は、FFベースなので、作りを変える必要があります。
なぜなら、日産シルビアは、FR仕様ですから。FRをFFに変更することになります。となりますと、ダイムラーのMRAが有力ではないでしょうか。
エンジン
エンジン | N・シルビア /2.0L /S15型 | T・ 86 /2.0L | S・ BRZ /2.0L |
パワートレイン | 水冷 直列 4気筒 DOHC 16バルブ+ ターボ | 水平 対向 4気筒 直噴 DOHC | 水平対向4気筒 DOHC 16 バルブ デュアル AVCS |
最高出力 | NA: 121 [165] /6400 | 6Super ECT: 147[200] /7000 6MT: 152[207] /7000 | E-6AT: 147[200] /7000 6MT: 152[207] /7000 |
最大トルク | NA: 192 [19.6] /4800 | 6Super ECT: 205[20.9] /6400 ~ 6600 6MT: 212 [21.6] /6400 ~ 6600 | E-6AT: 205[20.9] / 6400~6600 6MT: 212[21.6] /6400~6800 |
トランスミッション | 5~6MT / 4AT | 6Super ECT / 6MT | E-6AT/ 6MT |
駆動方式 | FR(後輪 駆動) | FR(後輪 駆動) | RWD(後輪 駆動) |
*最高出力(モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*16バルブ:一気筒当たり4つの吸排気弁(バルブ)X4気筒
*デュアルAVCS:連続可変バルブタイミング機構
日産シルビア/S15型のエンジン表です。日産新型シルビア/S16型の搭載されるエンジンについていろいろと憶測が流れていますね。
ただ、言えることはNA(ターボ付)車で押し通すのか、イメージチェンジをしておしゃれにEVやPHVへ流れを変えるのかってことです。
日産シルビアは、歴史のある車です。名前が有名でも中身がしょぼかったら、元祖オーナーが怒ります。確かに若者も乗ってもらいたい身近に接してもらいたい車を作ることも大切ですが、シルビアというブランドをどう活かすかです。
名に恥じないエンジンをつけてほしいと思いますが、大体が外国製のエンジンになりそうですね。日本仕様では2.0Lの排気量なので、2.0Lで落ち着くのではないかと思われます。下記のエンジンは、あくまでも推測となります。
- メルセデス・ベンツ「Cクラス」に搭載されている1.6L直列4気筒ターボチャージャーエンジン
- ルノー製エンジン2.0リッターターボエンジン
- メルセデスのC180エンジン(271型)1.8リッター直列4気筒ターボエンジン
- FFプラットフォームベースに後輪モーター駆動方式のe-POWER(EV/エンジン付)
- PHV?・・・など。
ボディーサイズ
ボディーサイズ | N・シルビア /2.0L /S15型 | T・ 86 /2.0L | S・ BRZ |
全長 | 4445 | 4240 | 4240 |
全幅 | 1695 | 1775 | 1775 |
全高 | 1285 | 1285 ~ 1320 | 1315 ~ 1320 |
ホイールベース | 2525 | 2570 | 2570 |
室内長 | 1640 | 1615 | 1615 |
室内幅 | 1390 | 1490 | 1490 |
室内高 | 1070 | 1060 | 1060 |
重量 | 1200 | 1210 ~ 1270 | 1220 ~ 1270 |
乗員 | 4 | 4 | 4 |
*単位:mm/kg
日産シルビア/S15型のボディーサイズ表です。日産新型シルビア/S16型のボディーサイズは、どのように囁かれてるかといいますとS15型よりも若干小さくなる話ですが、プラットフォームの推測では、ダイムラーのCクラス(Dセグメント:全長が約4600 – 4800mmの車種)のMRAです。よく考えますと日産シルビア/S15型(日本仕様)は、Cセグメント(概ね全長が4,200mmから4,500mm)なんですね。86もBRZもです。
しかも本格的にどのエンジンもまだ決まってはいません。となりますと、ボディーサイズが小さくなるのは、難しいかと思われます。
Cセグメントの中で小さくなるのはいいのですが、当然エンジンも小さくなりますよね。馬力などどうなるのでしょうか。
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燃費
燃費 | FR(後輪駆動) |
N・ シルビア /2.0L /S15型 | NA: 8.9 ~ 12.0 |
T・ 86 /2.0L | 6Super ECT: 12.4 6MT: 11.8 |
S・ BRZ /2.0L | E-6AT: 12.4 6MT: 11.8 |
*単位:10モード/10・15モード燃費(シルビア)
*単位:JC08モード・km/L(86/BRZ)
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付
日産シルビア/S15型の燃費表です。昔の単位で言いますと10モード/10・15モード燃費では8.9~12.0km/Lですね。燃費もエンジン次第で変わります。日産シルビアが以前のように走りを重視するならば、ターボなどを使って走りをよくするかもしれません。
実は日産ノートで成功したe-POWER(EVエンジン付)があります。ほぼ充電で動く車です。
これにより走りと燃費向上をさせることができますが・・・。私としては、やはりNA+ターボあたりで燃費が良くなっているエンジンをつけてほしいかなと思います。
なんだかハイブリッド車になりますと、シルビアとは別人のような気がします。油くさくて、エンジン音が高くてワクワクする車だったイメージがどうしても消えません。
ボディー色
日産シルビア/S15型のボディー色ですね。意外とシンプルな色使いをしていたようですね。今現在の日産はボディー色は、けっこうカラフルになりました。次の新型シルビアS16型では、どんな色使いをするでしょうね。
装備
日産シルビア/S15型の内装です。走りを重視していますので実にシンプルです。次の新型シルビアS16型では、内容も一新して、シートや内装色の質感など、都会的な雰囲気にするようですね。ネットワーク機能を装備。もちろんGPSもつけるといったことが行われるようです。
IDx NISMO
出典 You Tube 東京モーターショー2013 :ノスタルジックでオヤジに人気 日産IDxニスモ世界初公開 tokoyo motor show #nismo #nissan #lovecars
日産シルビア/S15型の外観(上)ですね。実は、次の日産新型シルビアS16型のひな型とも言われている車があります。「IDx NISMO」です。
画像を見ますと箱型でこじんまりとしてて、以前のロングな感じのフォルムではありません。このIDx NISMOが次の新型シルビアS16型になるかははっきりいってわかりません。ただ、あくまでも推測ですが、以前のシルビアとしてみるのではなく、新生シルビアとして見ていた方がいいということです。やはり、時代の流れにそった車になるのでしょうね。
安全性能
日産のセーフティ・シールド
出典:日産公式 安全の取り組み
日産シルビア/S15型の安全性能です。日産では安全の取り組みとしてセーフティ・シールドを掲げています。次の新型シルビアS16型のフルモデルチェンジでは、安全性能を高めるためこのセーフティ・シールドの理念の基づき作られると推測します。
最新の安全性能がつけばいいのですが、自動ブレーキだけはどうでしょうか。
シルビアを乗りたい人は走りに自信があり、自動ブレーキなんていらないと思っている人がいるような気がします。自動ブレーキが搭載されるかはわかりません。
日産シルビア/S16型の価格予想
価格 | FR(後輪駆動) |
スペックS /Vパッケージ / 5MT /S15型 | 188万円~ |
スペックS /Vパッケージ /4AT /S15型 | 197万円~ |
スペックR /Vパッケージ / 6MT /S15型 | 239万円~ |
スペックR/Vパッケージ / 4AT /S15型 | 243万円~ |
日産シルビア/S15型の価格表です。次の新型シルビアS16型フルモデルチェンジの価格は、安全装備を新しく付けますし、エンジンは1.6L~2.0Lの排気量なので、最低でも200万円~300万円あたりですね。
もし、日産e-POWER搭載であれば、さらに上乗せで250万円から350万円くらいまで跳ね上がるかもしれません。要は、エンジン次第ってところですね。
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ライバル車について
トヨタ86
出典 トヨタ公式 86
トヨタ・86ですね。2012年4月から発売開始。排気量2.0L。スバルより水平対向4気筒エンジン搭載。夢のコラボでスポーツカーが復活しました。エンジンの位置は前にあり、駆動方式はFRとなります。トランスミッションは6速MT/6速AT。価格は262万円~346万円~です。数少ないスポーツカーですね。
しかもNA車ですのでまったくハイブリッドが入る余地がありません。これはこれで車の技術を残すためでもあるのかなと思います。スバル BRZとは兄弟車となります。次の日産新型シルビアS16型もこんな感じのデザインならいいのですが・・・。
スバル BRZ
出典 スバル公式 BRZ
スバル BRZのエンブレムはスバルですが、トヨタ・86とは兄弟となります。2.0L水平対向エンジンを搭載しています。エンジンの位置は前にあり、駆動方式はRWD(後輪駆動)となります。トランスミッションは6速MT/E-6AT。価格は243万円~337万円~。トヨタの4グレードに対してBRZは5グレードとして差別化していますね。あとは、次の日産新型シルビアS16型が復活すれば、けっこうなライバルとなりますね。
日産シルビア/S16型の評判
2017年日産シルビアS16復活?
真相はわからないけど。超いいだけど! pic.twitter.com/M4XqsupGYv
— (白◕㉨◕熊) (@shirokuma0011) February 22, 2016
あー日産シルビア後継気になるわ…。
S16になるんか変わるのか…フォルムだけ雑誌で見たからなんとも言えんけど。
まだ乗り換えるつもりサラサラないけど、次の候補かな?
弄りがいあったら手出しそう。笑— まり☆GRX120♡じゃむ (@marixxxjam1002) February 26, 2017
日産シルビアS16が噂になっていますね。
四駆疑惑があるらしいす。やっぱシルビアって言ったら、FRですよね。
期待ですね!是非、乗ってみたいです。— エダサン(18) (@edakoni) June 6, 2014
まとめ
日産新型シルビアS16型はいかがだったでしょうか。
日産シルビアは、海外でも人気があり注目度は抜群です。復活してほしい車ランキングでは、なんと1位に輝いているんだそうです。中古でもシルビアに乗りたいという人もいます。漫画にもなりましたからね。当時はすごく人気があったんだと思います。
ただ、情報が錯綜しております。あくまでも参考程度です。この点に気をつけながら日産新型シルビアS16型の復活を待つのもいいかもしれませんね。