ドイツの自動車メーカーとして有名なのがBMWですね。なかでも1シリーズはハッチバッグ型で日本でも人気のある車です。今回BMW1シリーズが新型フルモデルチェンジをするのではないかという話が出ています。
では、新型BMW1シリーズの特徴や新型への変更点、エンジンや価格、内装や外装など、今わかっている情報を元にお話ししたいと思います。
目次
BMW1シリーズの歴史
初代(2004年 -)E87型
BMW 120i (E87) (2004年 – 2007年)
BMW 118d (E87LCI) (2007年 – 2011年)
クーペ(E82)/カブリオレ(E88)
BMW 120iカブリオレ (E88)
BMW 123dクーペ (E82)
初代のBMW1シリーズですね。ボディタイプは、ハッチバッグ(1.6L/2.0L/3.0L)・クーペ(2.0L/3.0L)・ガブリオレ(2.0Lのみオープンカー)の3種類です。
排気量は、直4気筒と直6気筒ターボです。トランスミッションは、6速AT/6速MT。駆動方式は、FR(後輪駆動)。オーソドックスな車となっています。セダン(箱型)がラインナップされていません。
外国車のデザインは、箱型よりも流線型に近いイメージがありますので、イメージを壊さないようにとセダンは、販売されなかったのではないかと推測しますね。ちなみに2014年クーペとガブリオレは、BMW2シリーズへスライドして販売されることになります。ハッチバックは、そのままBMW1シリーズとして生き残ります。
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2代目(2011年 -)F20型
BMW 118i (F20) (2011年 – 2015年)
BMW 116i (F20LCI) (2015年- )
2代目のBMW1シリーズですね。ボディタイプでは、3ドア/5ドアハッチバックのみです。ガソリン車:グレード名「116i」と「118i」とディーゼル(軽油)車:グレード名「116d」、「118d」、「120d」。各グレードに更なる枝分かれが、標準・Sport Line・Urban Lineの3タイプとなります。*欧州仕様
日本仕様では、ガソリン車の「116i」と「120i(欧州名:118i)」標準・Sport(欧州名:Sport Line)・Style(欧州名:Urban Line)の3タイプへの名前を変更して、2011年9月~販売開始。
2012年8月1日から「M135i」も日本で発売開始。M135iは、MがついていますのでBMW MモデルとBMW1シリーズの間に位置する車となっています。また、2016年5月には、ディーゼルエンジン搭載モデル「118d」が追加投入。
排気量は、1.5L/1.6L/2.0L/3.0Lエンジンは3/4/6気筒。4気筒のみ一部ディーゼルターボ。駆動方式FR(後輪駆動)。なお、BMW1シリーズの現行車の詳しいスペックは、あとで記載します。
BMW1シリーズの新型フルモデルチェンジの変更点
プラットフォーム
新型フルモデルチェンジで使われるであろうBMW1シリーズのプラットフォームは、UKLプラットフォームといいます。
FF(2WD)と4WDと両方の車を制作できるプラットフォームです。このプラットフォームには、2種類あります。UKL1とUKL2です。UKL1の方は主にMINIで使われています。UKL2の方では、MINI・BMW2シリーズ・X1・BMW1シリーズのセダン(2017年中国仕様で販売)で使われています。
おそらく、UKL2プラットフォームではないかと推測します。理由は、UKL1では主にMINIだけの使われているプラットフォームなので転用しやすいプラットフォームだからです。
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エンジン
エンジン | 118i・Sport /Style /M Sport /1.5L | 118d Sport /Style /M Sport /2.0L | 120i Sport /Style /M Sport /2.0L | M140i /3.0L |
パワートレイン | 直列 3気筒 DOHC | 直列 4気筒 DOHC ディーゼルターボ | 直列 4気筒 DOHC | 直列 6気筒DOHC |
最高出力 | 100[136] /4400 | 110[150] /4000 | 135[184] /5000 | 250[340] /5500 |
最大トルク | 220[22.4] /1250-4300 | 320[32.6] /1500-3000 | 270[27.5] /1350-4600 | 500[51.0] /1520-4500 |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | 同じ | 同じ | 同じ |
駆動方式 | FR (後輪駆動) | 同じ | 同じ | 同じ |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
現行車のエンジン表です。今度の新型フルモデルチェンジでは、詳しい性能は、まだ出ていませんが、なんとPHV(プラグインハイブリッド)のうわさがあります。性能は3気筒ガソリンエンジン+モーターではないかといわれています。またグレードのM140iが廃止される模様ですね。
新プラットフォームの関係上エンジンを横置きとし、駆動方式がFRからFFへとなります。エンジンの横置きとFFとで、ボディーサイズを広げて室内空間を快適にするためですね。ほかの1.5Lと2.0Lのエンジンは改良をして馬力の向上をはかります。燃費もすくなからずとも、向上する方向へいくと思われます。
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装備
現行車の内装です。BMW1シリーズでは、Style、Sport、M Sportのグレードの分けて内装が変わっています。Styleは、ベーシックな装いで高品質でエレガントな仕上がり、Sportは文字通りさっそうと走るイメージで作られています。M Sportではさらに走りに磨きをかけた圧倒的な力強い内装となっています。
今度行われるであろう新型フルモデルチェンジでは、通信設備が豊富になると言われています。第6世代のIDriveを装備。運転席にあるタッチパネルをジェスチャコントロールで操作。音声入力もできるらしいので、運転しながらでも室内を制御できますね。
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Style
Sport
M Sport
新型フルモデルチェンジのスパイショット?!
出典 You Tube NEW BMW 1 SERIES 2018
BMW5シリーズのヘッドランプ
現行車の外装です。Style、Sport、M Sportのグレードでの外装です。新型フルモデルチェンジのヘッドランプはBMW5シリーズに使われている物に近くなるかもしれないという話になっています。確かに目じりの上がったラインがたまりませんね。力強さがあります。スパイショットでは、ヘッドライトが5シリーズに似ている感じがします。それと、ホイールベースがこころなしか長く感じますね。
また、サイドミラーがなくなり、代わりにリアビューカメラをバッグミラーにつけて、車体の後方支援するミラーレスを装着されるかもしれません。今のところ、安全対策がどのうようになるかの情報は入ってきてはいませんが、より高度な安全性能に変化を遂げることは間違いありません。
ボディー色も、今のところ新色情報は入ってはいません。基本的には、ホワイトやブルーやレッドやブラックは同じだと思われます。
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BMW1シリーズの価格
価格 | FR |
118i /1.5L | 310万円~ |
118i Sport /1.5L | 357万円~ |
118i Style /1.5L | 357 万円~ |
118i M Sport /1.5L | 377 万円~ |
118d Sport /2.0L | 378 万円~ |
118d Style /2.0L | 378 万円~ |
118d M Sport /2.0L | 398 万円~ |
120i Sport /2.0L | 418 万円~ |
120i Style /2.0L | 418 万円~ |
120i M Sport /2.0L | 433 万円~ |
M140i /3.0L | 590 万円~ |
現行車の価格表です。新型フルモデルチェンジの予想価格では、ミラーレスやPHVだとかなり値をはるのではないでしょうか。
最低ラインが310万円~なので、+20~30万円~上乗せと思います。
新型BMW1シリーズの発売日
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新型BMW1シリーズの発売日が気になりますね。2018年の秋には、欧州仕様でのお披露目になるのではないかと言われています。
ということは日本仕様では、その1年後の2019年となります。ガソリン車やデイーゼル車のみなら、早く発売されるかもしれませんねが、PHVやミラーレスといった最新設備が搭載される予定なので、もしかしたら日本での発売日が伸びる可能性もあります。
新型BMW1シリーズの評判
親父が、プリウスPHEVからBMW1シリーズMスポーツに乗り換えるみたい。
どうした親父!
トゥインゴで外車の魅力にやられたか?(笑) pic.twitter.com/9lmyVMqSaK— 如月僚@8/3内浦 (@gdb_r) May 31, 2017
モデルチェンジ前のBMW1シリーズとかも視野に入れてるけどやっぱあれは維持費が高いのかね?
— あるふぁ@駆け出し (@Alpha625_1) May 18, 2017
BMW1シリーズ実は維持費やすいんじゃなかろうかという結論に至ってる。
外車乗れて維持費安くてイカリングついてる(ここ大事←)とか一石三鳥やん
4年後に3年落ちとか買うのありやな?
ちなみにCR-Zの年間維持費は55万くらいでした←— アークス (@ark_sky) May 11, 2017
まとめ
新型BMW1シリーズはいかがだったでしょうか。BMW1というだけあって、いろんな車種があります。日本ではハッチバッグが人気だと聞きますね。あとは、PHVやミラーレスといった近未来に向けての装備が搭載される模様です。
燃費やボディーサイズの詳しい数値やボディー色はわかりませんが、一歩先を行く車としてはかなり期待できる車と言えますね。