ホンダの軽自動車といえば、やはりN-BOXが有名ですね。2011年11月から発売されて背の高いハイト軽自動車として人気を得ました。それからの勢いが止まりません。全国軽自動車連合で販売統計を発表するランキングが常に第1位を獲得。
正直な話、ここまでの人気車ともなりますと、どこでフルモデルチェンジをすればよいか、ホンダは決断できませんよね。しかし、今回新型N-BOXのフルモデルチェンジの話が飛び込んできました。
では、新型ホンダN-BOXの発売日や特徴や評判、気になる価格・装備・安全性能・ライバル車の動向など、お話したいと思います。
目次
ホンダ N-BOXの歴史
初代 JF1/2型(2011年 – (全体))
N-BOX(前期型) フロント
N-BOX+ カスタム(前期型)G・ターボパッケージ
N-BOX G・Lパッケージ(後期型)
販売台数 | N・N+ | タント | ミラ |
2011年4月~12年3月 | 47329 (販売開始) | 139322 | 171301 |
2012年4月~2013年3月 | 236287 (NO1)★ | 162782 | 190490 |
2013年4月~2014年3月 | 225900 (NO1)★ | 180588 | 164027 |
2013年4月~2015年3月 | 188922 | 214867(NO1) | 123007 |
2015年4月~2016年3月 | 172614 (NO1) | 155768 | 85326 |
2016年4月~2017年3月 | 192368 | 148727 | 68148 |
ホンダ・N-BOXは、2種類あります。N-BOX(2011年~)とN-BOXカスタムの2本立て販売。
N-BOX+(2012年~)の標準車は、2代目フルモデルチェンジのため2017年8月で販売が終わっています。そのかわり、車いす仕様車専用となっています。
軽四輪車新車販売台数No.1獲得を2年連続(★)しています。ホンダ・N-BOXは、2位のダイハツ・タントに約44000台の差をつけています。いかに売れているかわかりますね。
新型ホンダN-BOXの発売日
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新型N-BOXのフルモデルチェンジの発売日が気になりますよね。
N-BOXは2011年11月~販売をしてこれといった大きなモデルチェンジをしていませんでした。なぜなら、NO1の称号をもらっているからですね。へたにモデルチェンジをしてしまい、もし評判が悪ければ販売台数を落とす羽目になると考えてしまうからです。
販売数でもライバル的な存在のダイハツタントが近くフルモデルチェンジ(2017年の冬辺り)をするらしいとの情報があり、2016年11月30日は、一部改良して安全性能のスマートアシストⅢを搭載しました。
どうやら、先手必勝で2017年9月1日に新型フルモデルチェンジのN-BOXを販売する運びとなりました。フルモデルチェンジの機会をうかがっていたのですね。
新型ホンダN-BOXの特徴
エンジン
パワーユニット | 直3DOHC(ターボあり)+i-VTEC |
トランスミッション | CVT(パドルシフトあり)。 |
駆動方式 | 2WD・4WD |
排気量 | 658cc |
現行車N-BOXのデータです。パドルシフトは、ハンドルの隙間に薄いボタンを付けてそこで押しながら変速するシステムです。レーシングでは当たり前の使われているシステムです。
今のところホンダの軽自動車のハイブリッド車は作られていません。ホンダフィットやフリードがハイブリッド化になっています。もしかしたら・・・、スズキのエネチャージに対抗してホンダ軽の初ハイブリッド化がN-BOXによって行われるかもしれませんと推測しましたが、残念ながら実現しませんでした。
軽自動車では初めての直3気筒にi-VTECを搭載しました。i-VTECは可変バルブタイミング・リフト機構といってバルブの開閉タイミングとリフト量を制御して、走りをコントロールするシステムです。
燃費はどのくらい?
各軽自動車の燃費&重量表
燃費 | 2WD | 4WD |
H・N-BOX | NA:27.0 NA+T: 25.6 | NA:24.2-25.4 NA+T: 23.4 |
D・タント | NA:26.0-28.0 | NA:24.6-27.0 |
S・ワゴンR | NA:25.6-26.8 H:33.4 | NA:23.4-25.4 H:30.4 |
重量 | * | * |
H・N-BOX | 890-1020 | * |
D・タント | 920-1040 | * |
S・ワゴンR | NA:730-800 H:790-840 | * |
*単位は、JC08燃費のkm/lです。重量はkg。
現行車の軽自動車を集めて、燃費をNシリーズと比べてみました。販売台数がNO1の割には、燃費が低いんですよね。
今回の新型N-BOXを出すにあたり、燃費の向上がキモとなります。スズキワゴンRのハイブリッドは除外して、NA車でJC08燃費・25.6-26.8km/Lですが、N-BOXは同じNA車で27.0km/Lでした。
燃費は向上しましたが、まだまだ改善の余地はありそうですね。ワゴンRもハイブリッド車が増えましたし、今後の展開がどうなるかですね。
重量他の軽と比べて若干軽くはなっています。重さはミクロン単位の世界になりつつありますから、少しでも車体が軽くなれば、それだけ燃費もかからなくなりますからね。
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次世代プラットフォーム
センタータンクレイアウト
センタータンクレイアウトは、ホンダの特許なんです。タンクを下に入れることによって、室内空間を広げたのです。乗り降りもスムーズにできますし、荷物もたくさん詰めることができます。
特にお子さんが多い家族では、例えばレジャーの際にはほらベビーカーだの、遊び道具だの、物を載せることが多いですよね。ホンダN-BOXが売れた背景には室内が広く使い勝手がよかったからですね。燃費よりも広さでNO1を取ったわけです。
このセンタータンクレイアウトを元に、新型N-BOXの軽量化をどこまで推し進めていくかで、勝敗は決まってくると思います。
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ボディ―サイズ
N-BOX | タント | ワゴンR | |
全長 | 3395 | 3395 | 3395 |
全幅 | 1475 | 1475 | 1475 |
全高 | 1790-1815 | 1750 | 1650 |
ホイールベース | 2520 | 2455 | 2460 |
室内長 | 2180→2240 | 1930-2200 | 2450 |
室内幅 | 1350 | 1350 | 1355 |
室内高 | 1400 | 1365 | 1265 |
*単位はmmです。
新型フルモデルチェンジしたホンダ・N-BOX・現行車のダイハツタント・スズキ・ワゴンRのボディーサイズ表です。若干、N-BOXの方が室内高が35mmほど高いです。人気の所以ですね。たかが35mm、されど35mmです。
軽自動車の規格での高さは、2,000mm(2.00m)以下です。N-BOXでは、1,790-1,815mmでかなり高くなっています。その分、室内空間が広くなります。欠点もありますね。カーブのときに車の重心が高くなることで横の揺れが大きくなります。N-BOXの高さが2,000mm近くまでいくのかどうか今後の課題となるのではないでしょうか。
ボディ―色
N-BOX 単色
プレミアムホワイト・パールⅡ*
ルナシルバー・メタリック
クリスタルブラック・パール
プレミアムピンク・パール*
プレミアムアイボリー・パール*
プレミアムアガットブラウン・パール *
プレミアムイエロー・パールⅡ *
ブリリアントスポーティブルー・メタリック
モーニングミストブルー・メタリック
ブリティッシュグリーン・パール
N-BOX 2トーン
プレミアムピンク・パール* &ホワイト
プレミアムアガットブラウン・パール * &ホワイト
プレミアムイエロー・パールⅡ * &ホワイト
プレミアムアイボリー・パール * &ブラウン
★N-BOX G・Honda SENSINGは単色のみ
*メーカーオプション:32,400円
N-BOX・カスタム 単色
プレミアムホワイト・パールⅡ*
ルナシルバー・メタリック
シャイニンググレー・メタリック
クリスタルブラック・パール
プレミアムグラマラスブロンズ・パール *
ブリリアントスポーティブルー・メタリック
プレミアムベルベットパープル・パール *
2トーン
プレミアムホワイト・パールⅡ*&ホワイト
ミラノレッド&ブラック
ブリリアンスポーティブルー・メタリック&ブラック
プレミアムグラマラスブロンズ・パール *&シルバー
クリスタルブラック・パール&レッド
*メーカーオプション:32,400円
新型フルモデルチェンジのボディー色ですね。2トーンカラーが豊富にありますね。
単色系では、やはりメタリック系とパール系が多いですね。一番、印象的なのが、やはりプレミアムベルベットパープル・パール ですね。この色を見ますと走りがよく見えます。あと、プレミアムグラマラスブロンズ・パール *&シルバーもいいですね。
車自体は大家族向きなんですが、一瞬車を見たらデザインやカラーは若者向きなんですよね。若い年齢層、特に女性はプレミアムピンク・パールというおしゃれな色に興味を持ちそうですね。
今回の新型ホンダN-BOXフルモデルチェンジも、大家族から若い年齢層までを意識したボディー色となっていますね。
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装備について
N-BOX
カスタム
室内
助手席スーパースライドシート
新型フルモデルチェンジのN-BOXの室内です。室内が広くなったおかげでスライドシートがより前にずらすことができるようになりました。
これにより、特に小学生くらいの子の乗り降りがスムーズになりますね。お子さんを抱えてもハンズフリースライドドア(足元でドアを開ける:ディラーオプション)も搭載できます。まさにいたれりつくせりですね。
ただし、スーパースライドシートはG-EX/G-EXターボ(カスタムも同じ)のみとなります。
N-BOX
N-BOX カスタム
新型フルモデルチェンジのN-BOX(カスタム)の外装です。
比べてみるとわかるのですが、フロントマスク部分が違いますね。やはり、カスタムの方がすこしシャープなデザインとなっています。
ヘッドライトは一点で光るのではなく、カスタムでは9灯式フルLEDヘッドライトとなっています。これなら夜道でもしっかりと照らしてくれますね。
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安全性能
ホンダセンシング
出典:You Tube 安全運転支援システム『Honda SENSING』
先代のN-BOXの安全性能は、あんしんパッケージがありました。
新型フルモデルチェンジでは、強力な安全運転支援システム「ホンダセンシング」を搭載しました。しかも標準装備です。ホンダさんやりましたね。しかも一部のグレードで非搭載車もあります。価格を抑えたい人は、朗報ですね。
新型ホンダN-BOXの価格
N-BOX | 2WD | 4WD |
G・EXターボ /ホンダセンシング | 174万円~ | 188万円~ |
G-Lターボ /ホンダセンシング | 169万円~ | 182万円~ |
G・EX /ホンダセンシング | 159万円~ | 172万円~ |
G・L /ホンダセンシング | 149万円~ | 162万円~ |
G /ホンダセンシング | 138万円~ | 151万円~ |
カスタム | * | * |
カスタム G・EXターボ /ホンダセンシング | 194万円~ | 208万円~ |
カスタム G・Lターボ /ホンダセンシング | 189万円~ | 202万円~ |
カスタム G・EXターボ /ホンダセンシング | 175万円~ | 188万円~ |
カスタム G・L /ホンダセンシング | 169万円~ | 182万円~ |
新型フルモデルチェンジの価格表ですね。ホンダセンシング搭載なのでその分高くなっています。約20万円くらいですね。
基本は138万円からですね。これからいろいろと装備をつけてますと、値段が当然上がります。そして、上がれば上がるほど、標準装備になります。ですから、今回の新型N-BOXの購入にあたり、自分または家族にとってどのような装備をつけていくか考える必要があります。
安全装備などはつけておいていいですね。各社の車は、安全装備はかならずといってよいほど車に装備するはずです。大体メーカーオプションです。
交渉次第では、ディーラーあたりで安く込みでつけてくれることもあるでしょうが。販売店もプロですから、足元を見ます。できれば気持ちよく車を購入したいので、購入者予定の人も、いろいろと調べてみて賢くやっていくのがいいですね。
あとは、ディーラーさんと仲良くなることですね。信頼があればすこしは融通が利くかもしれません。
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ライバル車はタントとワゴンR
ダイハツ タント
出典:ダイハツ・タント外観
なんといっても、同じ土俵として立ちはだかるのはやはりダイハツタントです。室内の高さが現行車のN-BOXと比べますと若干低いです。ただでは起きないダイハツです。きっと広い室内を作り上げるに違いないですね。
新型ダイハツ・タントを投入するを投入する前にホンダ・N-BOXが発売されました。2016年11月30日、一部改良して安全性能のスマートアシストⅢを搭載しました。
【ダイハツ新型タント&カスタム】価格や燃費は?発売日や評判は?
スズキ ワゴンR
出典:スズキ公式・ワゴンR
トールワゴンのさきがけのワゴンRですね。新型ワゴンRがすでにS-エネーチャージというハイブリッドシステム(マイルド・ストロング)を入れています。
燃費はワゴンR・25.6-26.8km/LとN-BOX・27.0km/Lが勝りました。ただし、ハイブリッドは除きます。あまり差がありませんので、今後のホンダの燃費向上にはさらに磨きがかかりますね。
【スズキワゴンR】新型フルモデルチェンジの特徴や発売日は?価格や燃費は?
N-BOXの評価・評判
N-BOX
フルモデルチェンジ今日見積もりしてきたけど
高くなったねー現行モデルより
20万くらい高くなったHONDA
強気だねNormalの内装は
初代発売時と同じく
ベージュonlyでも1年後には
マイナーチェンジして
内装ブラックも
対応するんだろうなぁ— なゆ (@q_nayu) August 19, 2017
N-BOXのエンジンやべえな。NAの方なのに120km/h出しても巡航で4000回転で走れる……すごいエンジンだこれ
— 温玉旨辛ラーメンを返せ2017(げお) (@Bucephalas_) October 12, 2016
来年フルモデルチェンジのN-BOXに期待かな。(車中泊的にN-BOX+)
燃費は多分負けるけどホンダセンシングのせてくればそこそこ自動ブレーキとか機能するだろうし、追尾クルーズコントロールまで乗せてくれれば最高なんだが何となく値段下げるのに削りそうではあるがw— 神, (@Dio_Dieu_Deus) October 12, 2016
CM
出典 You Tube Nシリーズ「宣言」篇 30秒(N-BOX,N-ONE,N-WGN,N-BOX SLASH)
まとめ
新型ホンダ・N-BOXは、いかがだったでしょうか。
今回の新型フルモデルチェンジでは、燃費向上や室内の高さや広さを維持しながら、安全性能を高さをさらにアップしました。これからの新型ホンダN-BOXが楽しみです。
因みに、N-BOX SLASH(2014年~)は、新型N-BOXが発売となった暁には、モデルチェンジをしないまま廃版となる予定なんだそうです。
ホンダが、本気で軽自動車の改革に乗り出したということですね。ますます、目が離せませんね。