新型ダイハツ・アルティスは、トヨタ・カムリのOEM車です。知名度は、あまりなくレアな車として販売されています。今回、2017年7月10日トヨタ・カムリがフルモデルチェンジをしました。つづいて、ダイハツ・アルティスも新型フルモデルチェンジをしました。
では、新型ダイハツ・アルティスの特徴や、カムリとの違いや価格や装備・内装や外装や評判など、今わかっている情報を元にお話ししたいと思います。
目次
ダイハツ アルティスの歴史
初代(V20N型・2000年-2001年)
初代ダイハツ アルティスです。先代はダイハツ・アプローズでグレード名を引継いだアルティスは、トヨタ・カムリのOEM車として販売されます。6代目カムリの後期モデル(1999年9月 – 2001年9月)が元となっています。排気量は、2.2L。駆動方式はFF・4WD。変速機は4速AT。
ダイハツは、昔から軽自動車と言うイメージが強いですね。ダイハツが乗用車を出すと聞きますとどうも印象が薄いですね。このアルティスも走ってる姿を見たことがありません。かなりレアな車だと思います。
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2代目(V30N型・2001年-2006年)
2代目アルティスと同型の7代目カムリ(後期型 2004年7月 – 2006年1月)
2代目のダイハツ アルティスです。7代目トヨタ・カムリです。エンブレムがトヨタですが、同じアルティスとなります。駆動方式は、FF・4WD。排気量は、2.2L→2.4L変更。外観のデザインがしょぼいのか、どうもトヨタの車って感じはしないですね。安っぽくみえます。
逆にダイハツのエンブレムが似合んですよね。高級感が出ます。よくよく考えてみますと、トヨタってスポーツカーのイメージなんですよ。ダイハツは大衆車って感じです。その差が外観のデザインとエンブレムとの違和感なのかもしれませんね。
3代目(V40N型・2006年-2010年)
3代目のダイハツ アルティスです。排気量は、2.4L。駆動方式は、FF/4WD。トランスミッションは、5AT。エンジンの型は同じですが、性能が改善されて馬力が159→167へ上がりました。
フルモデルチェンジをしたわりには、外装の変化に乏しいですね。最近では、セダンの人気が落ちこんでいます。SUV車やミニバンといった走り+室内の快適性を求めてるお客さんが多いんですよ。特に大家族でしたら、セダンよりもミニバンを選ぶ傾向があると聞きます。ですが、車の基本はセダンです。どう生き残れるかですね。2010年には、一時販売を中止しています。
4代目(V50N型・2012年-2017年)
4代目のダイハツ アルティスです。2年のブランクを終え、トヨタ・カムリからOEM車と販売開始。排気量は2.5L。ハイブリッドはTHS II、トヨタ方式です。セダンらしい姿ですね。ダイハツのエンブレムが眩しいです。
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新型ダイハツアルティスの特徴 5代目(XV70N型・2017年 – )
エンジン
エンジン | D・アルティス /2.5L (ハイブリッド) | T・カムリ /2.5L (ハイブリッド) |
パワートレイン | 直列4気筒DOHC | 同じ |
最高出力 | 131[178]/5700 | 同じ |
最大トルク | 221 [22.5] /3600~5200 | 同じ |
最高出力(馬力・モーター用) | 88(120) | 同じ |
最大トルク(回転数モーター用) | 202(20.6) | 同じ |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | 同じ |
駆動方式 | FF(前輪駆動方式) | 同じ |
電池 | リチウムイオン | 同じ |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
燃費&実燃費
燃費 | 2WD | 実燃費(e燃費調べ) |
D・アルティス /2.5L | H:28.4 | 乗る人が少ないのか データなし |
T・カムリ /2.5L | H:28.4- 33.4 | H:19.86(平均) |
* 単位:JC08モード・km/L
新型ダイハツ・アルティスのエンジン表と燃費表ですね。トヨタ・カムリのエンジンも記載しています。エンジンは、同じです。燃費の数字に差があります。
理由は、アルティスのグレードは1種類ですが、カムリは3種類あります。それで燃費の差が出ています。
実燃費の方は、アルティスを乗っている人いないようです。走る環境で違いがでますが、ほぼカムリと数字が同じではないかと思います。
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ボディーサイズ
ボディーサイズ | D・アルティス /2.5L | T・カムリ /2.5L |
全長 | 4885 | 同じ |
全幅 | 1840 | 同じ |
全高 | 1445 | 同じ |
ホイールベース | 2825 | 同じ |
室内長 | 2030 | 同じ |
室内幅 | 1535 | 同じ |
室内高 | 1185 | 同じ |
重量 | 1570 | 1540- 1600 |
乗員 | 5 | 5 |
最小回転半径 | 5.7 | 5.7 5.9 |
*単位:mm/kg
ボディー色
プラチナホワイトパールマイカ(カムリ)
シルバーメタリック(カムリ)
アティチュードブラックマイカ(カムリ)
エモーショナルレッド(カムリ)
スティールブロンドメタリック(カムリ)
グラファイトメタリック(カムリ)
ダークブルーマイカメタリック(カムリ)
新型ダイハツ・アルティスのボディーサイズ表とボディー色表です。ボディーサイズは、同じです。かならず一つくらいは、各車専用の色をのせるものなのですがまったく同じですね。変化がありませんでした。
一色でも色の違いがあると差別化ができるのですが。色を共通にすることによってコスト削減や手間をかけさせないというふうにしたんでしょう。色的にシルバーやホワイトやブラックが中心ですね。私的は、シブいグリーン系があると嬉しいです!次回のマイナーチェンジで期待をしておきましょう。
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装備
新型ダイハツ・アルティスの内装です。ハイブリッドなので走りが充実してます。しかも、ゆったりとした室内空間となっていますから、安心して乗っていられるのではないでしょうか。
また、トヨタのTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)のプラットフォームを使って、ハイブリッド用の電池をリアシートの下に配置したことで荷室が広く使えるようになりました。
ちょっと、シートの質(ファブリック=布製のような質感)や色が見た目安っぽく感じます。シンプルな内装がお好みであれば、けっこう飽きの来ない室内だと思いますね。
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新型ダイハツ・アルティスの外装です。過去の車と比較してみますと、フロントマスクが大幅に変わってるのがわかりますね。
中でもフロントグリルは、キーンルック(ヘッドライトまで切れ長なデザイン)を採用。フロントロアグリルがひげそりのような段があっていかにもドヤ顔をしています。トヨタでは、今後このキーンルックへ変更していくようです。さすがにダイハツのエンブレムに変えますと、なんだか別人に見えます。好みもよりますが、私的には、ダイハツの方が高級に見えます。
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安全性能
Toyota Safety Sense P
出典 You Tube 【LAND CRUISER】機能紹介/Toyota Safety Sense P 衝突回避支援パッケージ【技術】
新型ダイハツ・アルティスの安全性能です。ダイハツでは、軽自動車でスマートアシストⅢがありますが、トヨタのOEM車ですので当然Toyota Safety Sense Pが搭載されています。
ダイハツスマートアシストを進化させていくためには、トヨタの安全性能を学んでダイハツ独自の安全性能を作っていくのではないでしょうか。
新型ダイハツアルティスの価格
価格 | 2WD |
D・アルティスG | 349万円- |
価格 | 2WD |
T・カムリ G“レザーパッケージ” | 419万円- |
T・カムリ G | 349万円- |
T・カムリ X | 329万円- |
新型ダイハツ・アルティスとトヨタ・カムリの価格です。アルティスは、1グレードでカムリは3グレードです。
トヨタでは本革シートパッケージがありますのでその分が高くなります。その点アルティスは、基本のファブリック(布製のような質感)で、中間の値段となっています。ちょっと気になるのが、トヨタ・カムリXですね。価格的には、ダイハツ・アルティスのライバルとなるでしょうね。
【トヨタ新型カムリ】ハイブリッドで価格や燃費は?内装外装や評価は?
ダイハツアルティスの評判
新型ダイハツアルティスのALTISの車名ロゴの位置を見てめっちゃ欲しくなった
— 剣崎 紅華 (33.154.24) (@cs_crimsonfield) August 9, 2017
ダイハツアルティスが街中を走っているのを初めて見た気がする。レアOEMを見るとなんか得した気になるね。
— ろう (@roh_0725) April 3, 2017
トヨタカムリ買うくらいならダイハツアルティス買ったほうが良いでしょwwwwガハハハハハwwwww
— イナエ@system-S (@system_S) July 30, 2017
まとめ
新型ダイハツ・アルティスは、いかがでしたか。
ダイハツといえば、軽自動車というイメージがあります。トヨタのOEM車ですが、ダイハツにとっては、超がつくくらいの高級車です。
ターゲットが50代としています。50代といえば、バブル時期で、子供のころは、スーパーカーが大ブームでした。エンジン音を聞くたびに、ワクワクして車の名前を当てるゲームをやっていましたね。そのイメージをそのままにダイハツからも高級セダンを販売できるんだというところを見せたいんでしょう。
まだ、軽自動車のイメージを払しょくするにはほど遠いかもしれませんが、いずれ高級セダンが自社生産できるようになれば、まだ、ダイハツのイメージが変わると思いますね。私は、ダイハツのデザインがすきなんですよ。あとは、中身がかっこよく成長すれば、面白いダイハツとなるんでしょうが。今後の戦略が楽しみですね。