新型トヨタ・ハイラックス・サーフは、トヨタ・ハイラックス・ピックアップトラックのSUV車化した車です。しっかりとした走行性能と強固な車体で海外の過酷な環境でも適用できる車です。海外では「4ランナー」として人気があります。
悲しいことに日本では販売が終了していたのですが、昨今SUV車が人気がうなぎのぼりとなって、トヨタ・ハイラックス・サーフを復活させようという動きが出てきたようです。
では、新型トヨタ・ハイラックス・サーフの日本の発売日や特徴、価格や燃費や装備、ライバル車や評価など、今わかっている情報を元にお話ししたいと思います。
目次
新型トヨタ・ハイラックスサーフの歴史
4代目ハイラックス 50/60/70系(1983年-1988年)
初代 N60系(1983年-1989年)
初代のトヨタ・ハイラックスサーフですね。元々、トヨタ・4代目ハイラックスの派生車として生まれました。その後北米用トヨタ・タコマ(ハイラックスの北米仕様)に吸収されます。
このサーフは、日野自動車との共同開発による大型SUV車として「4Runner」(フォーランナー)と名づけて北米など世界に向けて販売した車です。1984年5月には、日本でも販売開始。同年11月にはディーゼルターボを追加。
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2代目 N130系(1989年-1995年)
2代目ハイラックスサーフ ワゴン 2.4DT SSR-X ワイド 4ドア (中期型)
2代目のトヨタ・ハイラックスサーフですね。2ドアから4ドアに変更。駆動方式は4WD。トランスミッションは4AT/5MT。排気量は3.0L。
この車は、トヨタ・ラウンドクルーザーとよく勘違いするんですよね。名前を見て、「ああ、これがハイラックスなんだ」と感心します。この2代目は、個人的によく見かけます。2代目からSUV車として肩書がついています。
3代目N180系(1995年-2002年)
前期型
後期型 3.0DT SSR-X
2.7スポーツランナー
3代目のトヨタ・ハイラックスサーフですね。ガソリン2.7L+ 4AT、日本国内向けモデル初のFR車、「スポーツランナー」を追加。
全体的なデザインとして2代目よりか若干、ラインが丸くなった気がします。ちょっとインパクトにかけるかなと思います。
4代目 N210系(2002年-2009年)
4代目ハイラックスサーフ(前期型、2002年10月 – 2005年7月)
SSR-X(2005年8月~2009年)
4代目のハイラックスサーフですね。排気量は3.4L/2.7L/3.0L/4.0L。直4気筒とディーゼルターボ(海外仕様)。駆動方式はFR・4WD。トランスミッションは、4AT-5AT。
2009年、日本ではトヨタラウンドクルーザー・プラドに吸収されて形でハイラックスとサーフの歴史が幕を下ろしました。
5代目 N280系(2009年-)
5代目のハイラックスサーフですね。5代目からトヨタハイラックスサーフは、日本市場から撤退し名前も完全消滅。海外専用SUV車となって名前も4ランナーとなりました。
日本で売れ行きが悪かったのでしょうか。車を見てみますとかなり大きいことがわかります。ですから、日本の環境よりも海外の広い環境で思いっきり羽ばたいたほうがいいとトヨタが判断したんでしょうね。
新型トヨタ・ハイラックスサーフの発売日
新型トヨタ・ハイラックスサーフの発売日が気になりますよね。実は、北米で名前を「4ランナー」として現在販売されています。
4ランナーは2009年~発売ということで、時期的にはそろそろ新型フルモデルチェンジではないかとささやかれています。日本でも今空前のSUV車です。トヨタも手ごまがあったほうが、売り上げに繋がるかもと計算しているのではないでしょうか。
4ランナー北米の新型フルモデルチェンジは、2017年3月のジュネーブショー、あるいは4月のニューヨークモーターショーでお披露目されるのではないかといわれています。
その流れで日本でのトヨタ・ハイラックスサーフの復活が見えてくるかもしれませんね。
もし、日本での発売が決まればモーターショーの後の半年から1年先となります。2017年、8月かといわれていますが、本当にトヨタ・ハイラックスサーフが復活するかはわかりません。
実はトヨタ・ラウンドクルーザー・プラドも新型が出るんではなかろうかといわれています。吸収された車です。2018年ごろだと言われていますので、本当にどうなるか。カテゴリーの棲み分けが決まってはいませんのであくまでも参考程度で考えておいた方がいいかもしれませんね。
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新型トヨタ・ハイラックス・サーフの特徴
プラットフォーム
日野自動車とトヨタが共同で作ったトラックからきています。日野自動車といえば、トラックやバスを専門に開発・生産している会社でトヨタと提携しています。ダイハツと同様にトヨタの子会社となっています。
ですから、トヨタ・ハイラックス・サーフのプラットフォームは、日野自動車の技術が入っています。
トヨタでは、TNGA(Toyota New Global Architecture)があります。今回もし、新型トヨタ・ハイラックス・サーフを復活させるのであれば、このTNGAを元に作られるのではないでしょうか。いわばトラックTNGA版プラットフォームですね。
要は日野自動車で培ったトラック技術でトヨタの小型SUV車を作るわけです。あくまでも推測ですが、トヨタの技術と日野自動車との合作で作られたサーフです。かなりいい形SUV車ができるのではないでしょうか。
エンジン
エンジン | T・ ハイラックス・ サーフ /2.7L | T・ラウンドクルーザー・プラド /2.7L(NA) 2.8L(D) |
パワートレイン | 水冷 直列 4気筒 DOHC | 直列 4気筒 DOHC |
最高出力 | NA: 120 [163] /5200 | NA: 120 [163] /5200 D: 130 [177] /3400 |
最大トルク | NA: 246 [25.1] /3800 | NA: 246 [25.1] /3900 D: 450 [45.9] /1600 ~ 2400 |
トランスミッション | 4AT | 6 Super ECT (6速オートマチック) |
駆動方式 | FR /4WD | フルタイム 4WD |
*最高出力(モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*NA:自然吸気 D:ディーゼル
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
トヨタ・ハイラックス・サーフのエンジン表ですね。日本仕様のみです。ラウンドクルーザー・プラドと比較していますが、最終的には吸収されています。プラドもSUV車に人気のあやかって新型を出すという話が出ています。
もし、差別化をすれば、ハイブリッド搭載かターボ・海外用ではディーゼルとなる可能性があるかもしれません。同じエンジンを使っても馬力はでない、燃費は悪いとなると販売ができません。プラドとサーフのエンジンの棲み分けをどうするのかが勝負ですね。
ボディーサイズ
ボディーサイズ | T・ハイラックス・サーフ /2.7L | T・ラウンドクルーザー・プラド /2.7L (NA)2.8L(D) |
全長 | 4805 | 4760 |
全幅 | 1910 | 1885 |
全高 | 1790 ~ 1805 | 1835 ~ 1850 |
ホイールベース | 2790 | 2790 |
室内長 | 1895 | 1825 ~ 2520 |
室内幅 | 1515 | 1565 |
室内高 | 1165 | 1240 |
重量 | 1720 ~ 1900 | 2040 ~ 2300 |
乗員 | 5 | 5・7 |
*単位:mm/kg
トヨタ・ハイラックス・サーフのボディーサイズ表ですね。サーフの方が若干大きいことがわかります。新型フルモデルチェンジでは、この大きさはキープするのではないかと思います。大型SUV車です。
ただし、これ以上大きくしますと日本では走れなくなります。そこが日本仕様の厳しいところですね。海外仕様なら、土地柄もありますが、車体を大きく作れます。これに比べて日本は、道が狭い上土地も小さいです。だから日本仕様は販売を止めたんですね。それをあえて復活させようとするのですから、ボディーサイズが重要になってきます。
燃費
燃費 | FR (後輪 駆動) | パートタイム4WD |
T・ハイラックス・サーフ /2.7L /4.0L | NA: 8.9 | NA: 8.3 ~ 8.9 |
T・ラウンドクルーザー・プラド /2.7L (NA)2.8L(D) | なし | NA: 9.0 D: 11.2 ~ 11.8 |
*単位:10モード/10・15モード燃費
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付・H:ハイブリッド・D/t:ディーゼルターボ・EV:電気
トヨタ・ハイラックス・サーフの燃費表ですね。昔の燃費計測です。10モード/10・15モード燃費8.3~8.9km/Lです。
エンジンのところでもいいましたが、ハイブリッド搭載かターボ・海外用ではディーゼルとなる可能となった場合、かなり燃費(JC08モード・km/L)が向上すると思われます。
ハイブリッド搭載(特に日本仕様)なら、軽く10.0km/Lは越えるのではないでしょうか。もし新型トヨタ・ハイラックス・サーフを開発・生産するとなれば、新しい技術も必要です。
ボディー色
ボディー色 | SSR- X Vセレクション | SSR-X | SSR-G |
ブラック | ブラック | ブラック | |
ダーク グレー マイカ メタリック | ダーク グレー マイカ メタリック | ダーク グレー マイカ メタリック | |
ライトブルーメタリック | ライト ブルー メタリック | ライト ブルー メタリック | |
ブロンズマイカメタリック | |||
ダーク ブルー マイカ | ダーク ブルー マイカ | ||
シルバー メタリック | シルバー メタリック | ||
ホワイト パール クリスタル シャイン (メーカー オプション) | ホワイト パール クリスタル シャイン (メーカー オプション | ||
ブロンズ マイカ メタリック | ブロンズ マイカ メタリック |
出典 グーネット カタログ トヨタ・ハイラックス サーフ ボディーカラー
*SSR-XVセレクションを元にカラーを追加
トヨタ・ハイラックス・サーフのボディー色です。けっこういろいろな色があります。過去の色使いで最新技術の塗装するのもいいですね。
大型SUV車の部類に入りますから、汚れの目立たない色がいいのではないでしょうか。しかも、キズがつきにくい加工すればかなり色も気にしなくて買いやすくなるのではないかと推測します。ただし、これらの価格は高くなるでしょうね。
装備
出典 グーネット カタログ トヨタ・ハイラックス サーフ SSR-X
トヨタ・ハイラックス・サーフの内装です。昔、販売していた車の内装です。かなりシンプルなつくりとなっています。あくまでも機動性と丈夫さをモットーに作られた車です。飽きのないデザインとなっています。もし、新型フルモデルチェンジでのサーフ復活ともなれば、さらに高級感漂う内装となっていくかもしれませんね。
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SSR-X Vセレクション(2005年8月)
出典 グーネット カタログ トヨタハイラックス サーフ SSR-X Vセレクション
トヨタ・ハイラックス・サーフの外装です。トヨタ・ラウンドクルーザー・プラドに似ている感じがあります。サーフの方が若干大きいので外観のシルエットは、都会的というよりもサバンナとかジャングルが似合いそうですね。今回の新型フルモデルチェンジでのサーフでは、これに都会的なデザインが施されるとけっこう日本仕様にはいいかと思います。
安全性能
出典 グーネット カタログ トヨタ・ハイラックス・サーフ セーフティ
出典 You Tube 【LAND CRUISER】機能紹介/Toyota Safety Sense P 衝突回避支援パッケージ【技術】
トヨタ・ハイラックス・サーフの安全性能ですね。基本的な装備だと言えます。もし、新型フルモデルチェンジでトヨタ・ハイラックス・サーフが復活することになれば、おそらくトヨタ・セ―フティセンスPを搭載するはずです。ラウンドクルーザーでも搭載していますから、これはありだと思いますね。
新型トヨタ・ハイラックス・サーフの価格
価格 | FR | パート タイム 4WD |
SSR-X Vセレクション /2.7L | 249 万円~ | 275万円~ |
SSR-X /2.7L | 270 万円~ | 296万円~ |
SSR -G /2.7L | なし | 319万円~ |
SSR-X /4.0L | なし | 328万円~ |
SSR -G /4.0L | なし | 350万円~ |
2005年8月から発売された価格です。4代目ハイラックスサーフの後期型にあたります。トヨタ・セ―フティセンスPを搭載すれば、価格は10万円~20万円~高くなります。
他にも日本独自の装備、例えば室内空気清浄機のような装置でもつけたら、また価格がぐんと上がります。
あくまでも推測ですが、装備は、メーカーオプションでいくらでもつけられます。あとは、購入予定者が、装備をどの場所で何をつけるかで金額は変動します。
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ライバル車について
トヨタ・ランドクルーザー・プラド
現行車のトヨタ・ランドクルーザー・プラドです。実は、ハイラックス・サーフはもともとトラックからSUV車へ変わりましたので、極端な話ライバルはいません。あえて、同じトヨタのランドクルーザー・プラドにしてみました。ライバルというよりも兄弟ですね。
プラドはランドクルーザーのコンパクトSUV車になり、サーフはハイラックス・ピックアップトラックを小型化してSUV車に作りかえています。とくにサーフはいったん生産が終了しています。今、空前のSUV車人気なのでてこ入れとしてブランド力のあるハイラックス・サーフをを復活させて、購入予定者の選択枠を増やすためだと思いますね。もちろんプラドより本格的なSUV車としてですが。
【新型ランドクルーザープラド】マイナーチェンジからのPHV化?価格や特徴は?
トヨタ・ハイラックス・サーフの評判
( ˘ω˘ )大事に大切に長い間乗っていた愛車が天寿を全うされて廃車が決まりました。
真冬の雪山や真夏の釣り場など色んな場所に連れて行ってくれて良い思い出を沢山有難うね。#ハイラックスサーフ pic.twitter.com/ZyAtIVldmN
— はちみつ (@Hathimithu_) February 25, 2017
ハイラックスとハイラックスサーフの新型出るらしいじゃん!?
ハイラックスは名古屋港にめちゃおるけどサーフもでるの???
8月でるらしいって噂だけどまじなら今の売ってリースで買いたい。(笑)
てかこんな事みとったら寝れん(°_°)— いーはー (@k8iha) February 25, 2017
まとめ
トヨタ・ハイラックス・サーフはいかがだったでしょうか。
日本では、空前のSUV車ブームです。それにあやかりたいのか、とうとう昔のハイラックス・サーフまでひっぱり出してきて、復活をさせようとしています。私としては、各社のSUV車がたくさんあっても魅力的な車でないと売れない気がします。
今回のトヨタ・ハイラックス・サーフの復活のうわさも、どこまでが本当なのかもわかりません。ただ、SUV車の購入予定者には選択の余地が生まれるわけで、かなり値引き合戦となりそうです。
特にトヨタ・ハイラックス・サーフのボディーサイズは、大きいです。駐車場のスペースや近所隣り、屋外立体駐車場へは入れるかを考えないといけません。
魅力的なトヨタ・ハイラックス・サーフです。復活の際は、しっかりと使いこなして本格的なSUV車を楽しみましょう。