第三のエコカーの名のおいて誰でも気軽に乗れる車。それがダイハツのミライースです。ダイハツ軽自動車のノウハウを集約し徹底的な数値の見直し、軽量化と効率化をめざし、燃費性能を向上させました。低価格も実現しました。
今度、ダイハツミライースが新型フルモデルチェンジが行なわれるかもしれないと話が出てきました。
では、新型ダイハツミライースの特徴や発売日、性能、燃費・価格・評判・ライバル車などお話したいと思います。
目次
新型ダイハツミライースの歴史
コンセプトカー『イース』
2009年、第41回東京モーターショーでお披露目となったプロトタイプのミライースです。キュートなラインですね。とてもかわいらしく女性が好みそうな色合いです。
燃費向上のため車体の軽量化を実現。当時30km/L(10・15モード)の燃費を樹立。ダイハツの技術の高さを証明することになりました。よく見ますと、3ドアですね。後部席が狭いようなのでたぶん4ナンバー(商用車)の車体で作られているようです。
そして、これを元にダイハツは脱ハイブリッド宣言をしました。理由は、車が重くなること・「軽量化・低燃費・低価格」をコンセプトの明確にしてお客様に対して誠実にということですね。
他社ではスズキのエネチャージなどで軽自動車の燃費対策をしていますが、ダイハツは、独自の軽自動車を開発していく覚悟を持ったのです。
Sponsored Links
初代 LA300S/310S(2011年 – )
D(前期型)2011年9月 – 2012年5月
Lf(中期型)2012年5月 – 2013年8月
Xf “リミテッドSA”(後期型)
コンセプトカー『イース』と比べますと、全体のデザインはかわいらしさよりも、なんか走りが早いような感じがします。リアがすこし角が立ってますが。
当時のグレード設定は、2WD車4グレード・4WD車2グレードの計6グレード。ボディーカラー8色・トランスミッションはCVTのみで構成されています。
新型ミライースの発売日
ダイハツは、2016年の8月よりトヨタの完全子会社となりました。これで、ダイハツもトヨタの技術力を吸収し、さらなる燃費向上へ励むことでしょう。
これによって多少、生産の遅れがあり、ダイハツ新型ミライースの発売日は2016年12月の運びとなりました。あくまでも予定です。
Sponsored Links
新型ミライースの特徴
燃費について
燃費 | 2WD | 4WD |
2011年 | 30.3km/L | 27km/L |
2014~15年 | 35.2km/L~37.7km/L | 32.2km/L |
新型では | 40.0km/L? | 37.0km/L |
*JC08モード燃費です。
2015年に発売されたダイハツミライースが、新型プリウスJC08モード燃費燃費40.0km/Lに対してJC08モード燃費37.7km/Lまで達成しました。ガソリン車ではナンバーワンの燃費の称号を取ったのです。これも部品の軽量化や燃料の効率化を実施したからなんですね。
新型ミライースには低燃費タイヤのブリジストン製「オロジック」の装着の予定で、これにより速やかな動きとタイヤの持ちのよさで40.0km/Lを目指しています。
燃費の評価や評判
なにミライースのこの燃費やばすぎでしょ
平均23で頑張って27まで行けた笑
最終燃費は27.1
不正されとるんじゃないかって思うくらい凄い笑 pic.twitter.com/huu3hxHmxM— Spiral@OOR3/14 参戦 (@BOEINGxJAPAN) October 9, 2016
ガソリンメーターは、半分くらいなんですが、平均燃費が27.0km/Lを指しています。燃料が半分でも余裕ってことですね。すごいですね。実際のメーターを見ますと、いかに燃費がいいかわかります。
新エコアイドルとは
状況に応じて作動をコントロールし、安心・快適。坂道発進時も安心な機構付です。
渋 滞: 渋滞時の微低速前進(約10km/h以内)と停止の繰り返しでは、作動しません。
駐車時: バック時とバック後の前進約10km/h以内の切り返しでも作動しないため、スムーズに駐車できます。
坂 道: 道路勾配が約10%までの坂道なら、作動します。坂道発進時の後退を軽減するヒルホールドシステム付。
「エコアイドルオフスイッチ」を押せば、アイドリングストップの作動を停止することができます。
■エコアイドルの作動には、さまざまな条件があります。条件によってはエンジンを停止させない場合や、「停車前アイドリングストップ機能」が作動せず、通常のアイドリングストップとなる場合があります。詳しくは取扱説明書をご覧いただくか、販売会社までお問い合わせください。
引用元:ダイハツ公式・新エコアイドル
車が止まる前に少しづつエンジンを自動で止めていくシステムです。これにより燃料の負担を軽減し、低燃費を実現させます。
ただし、注釈も書いていますがあくまでも補佐的なシステムです。いくら自動とはいえ、なるべく運転者が早めのブレーキをする、減速をするようにしましょう。
プラットフォーム
出典:YouTube ダイハツ公式・東京モーターショーD-base(ディーベース) 「スペシャルムービー」
コンセプトカー『イース』の元にできたプラットフォームです。斬新デザインでしかも低燃費の車で、ダイハツの軽自動車の新プラットフォームとして順次採用されるようです。丸びを帯びた感じがダイハツエッセの顔に似ています。
ダイハツでは、一貫してハイブリッド車の燃費を超えるべく日々努力をしてきました。2016年8月よりトヨタの子会社となったわけですから、ハイブリッドの存在を無視にはできなくなりました。陰で、ハイブリッドシステムを作ったようです。
名前はISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)モーター機能付き発電機です。スズキワゴンRではS-エネチャージと呼ばれているマイルドハイブリッドシステムと同じものだと思います。
いずれにせよ、ダイハツがトヨタと手を組んだのですから、ISGよりも上になるハイブリッドシステムを開発していくと思います。今回の新型ミライースに対しては、ガソリン車のみとなります。
Sponsored Links
ボディ―サイズ
全長 | 3395mm |
全幅 | 1475mm |
全高 | 1490mm |
ホイールベース | 2460mm |
車両重量 | 650kg |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | 2WD・4WD |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 |
最高出力 | 50ps/6800rpm |
最大トルク | 5.8kgm/5200rpm |
現行車のミライースとあまり変わらないです。エンジンはある程度重さや規格があるでしょうから、燃費の数字を下げるにはボディーを軽くしたりホイールベースを2,455mmから2,460mmへ変更してみたりと、ボディ以外でもどこかここかと考えるんでしょうね。涙苦しい努力ですね。
ボディー色
スカイブルー〈B73〉
出典:ダイハツ公式・ボディー色
シャイニングレッド〈R40〉
出典:ダイハツ公式・ボディー色
ライトローズマイカメタリック〈T22〉
出典:ダイハツ公式・ボディー色
コットンアイボリー〈T19〉
出典:ダイハツ公式・ボディー色
プラムブラウンクリスタルマイカ〈R59〉
出典:ダイハツ公式・ボディー色
ブラックマイカメタリック〈X07〉
出典:ダイハツ公式・ボディー色
ブライトシルバーメタリック〈S28〉
出典:ダイハツ公式・ボディー色
パールホワイトⅢ〈W24〉
出典:ダイハツ公式・ボディー色
ホワイト〈W09〉
出典:ダイハツ公式・ボディー色
パールホワイトⅢ〈W24〉&ブラック
出典:ダイハツ公式・ボディー色
シャイニングレッド〈R40〉&ブラック
出典:ダイハツ公式・ボディー色
現行車の色を乗せています。私としてはコンセプトカーの色合いが好きですね。下二台は2トーン仕様です。ダイハツ全体に言えることなのですが、ほんとシンプルで飽きの来ない車を作ります。色もけっして地味に見えないんですよね。
逆にシンプルすぎてスズキのハスラーのような色が人気が出たりします。要は、購入者の好みなんでしょうが。やはりひとりひとりこだわりがでてきますね。
装備(内装&外装)
出典:ダイハツ公式・室内空間
出典:ダイハツ公式・室内空間
出典:ダイハツ公式・室内空間
出典:ダイハツ公式・室内空間
現行車のものです。広々とした空間を演出していますね。写真では座席が広く見えます。小物も充実してます。
これらは各グレードに標準装備として備わっているようです。ステアリングホイールは本革・シートも色が変更ができます。ただし、これはメーカーオプションになりますので注意が必要です。新型ミライースが発売されたら、実際にお店に行って確かめるといいですね。
出典:ダイハツ公式・外装
キーフリーシステム〈イモビライザー(国土交通省認可品)機能付・リクエストスイッチ付(運転席/助手席/バックドア)〉
電子カードキーを携帯していれば、ドアハンドルやバックドアのリクエストスイッチを押すだけでドアの施錠と解錠が行えます。また、電子カードキーかメインキーがないとエンジンが始動しない、盗難防止に役立つイモビライザー機能付です。
[G“SA”、Gf“SA”に標準装備]
引用元:ダイハツ公式・外装
現行車の外装は、色の2トーン仕様はメーカーオプションになります。ヘッドランプの変更ができます。ハロゲンフォグランプセットで全車対応ですが、これはディーラーオプションです。
新型になれば、また変わると思います。装備は見る限りほとんどパッケージ化されていますので、新型ミライースもたぶんセット化されていると思います。
安全性能
出典:ダイハツ公式・安全性能
低速域衝突回避支援ブレーキ機能
誤発進抑制制御機能
先行車発進お知らせ機能
ダイハツといえばスマートアシストですね。どこも同じような安全装備を付けていると思います。大体が、車にぶつからないようにするシステムです。
電子制御なので無理な使い方をしますと故障の恐れがあります。運転中は、何が起こるかわかりません。あくまでも補助的な意味合いで考えていたほうがいいですね。運転手が確実に運転をしながら確認をしましょう。
新型ミライースの価格
グレード | 価格 |
D | 76万円~ |
L | 91万円~ |
L”SA” | 97万円~ |
X | 100万円~ |
X”SA” | 110万円~ |
G”SA” | 120万円~ |
Lf | 102万円~ |
Lf”SA” | 107万円~ |
Xf | 113万円~ |
Xf”SA” | 120万円~ |
Gf”SA” | 130万円~ |
現行車のグレード別です。Lfから4WDの価格になります。最高130万円ですね。ほぼ装備が標準でついていますので、低価格・低燃費・安全性とあとは税金も安く、維持費が少なくて済みます。
確かにハイブリッド車もいいですが、ガソリン車も捨てたものではありません。経費を安くして、装備を充実にしてみるなんて考えたらお得感がありますね。
ライバル車は
スズキアルト
出典:スズキ 公式 アルト
ちょっと、いかつい顔立ちのスズキアルトです。ミラとアルトはかなり昔からのライバルでしのぎを削っています。
燃費は2WD・エネチャージ仕様で37.0km/Lです。ミライースと変わらないですが、やはりガソリン車とHV車の違いですね。
あとは、アルトワークスがあります。これは、走り屋さん専用でMT車です。MT車にもかかわらず、安全機能もしっかりとついています。トランスミッションの主流はCVTですが、消えつつあるMT車をかたくなに作っています。
トヨタアクア
出典:トヨタ公式・アクア
1.5Lで軽の倍の排気量です。燃費が37.0km/Lなのでライバル車としてあげました。価格は170万円~でミライースよりも50万円ほど高いですが、燃費がいいですよね。最近はよく見かけるトヨタ・アクアです。
上級車としてプリウスがあります。燃費は40.0km/Lを出しています。欠点としてはやはり維持費でしょうかね。ガソリンも入れて走らないと充電できません。PHV車がトヨタから発売されるようですが、これも充電設備が充実していません。まだまだ、軽自動車に時代はつづくようです。
Sponsored Links
まとめ
新型ダイハツミライースは、いかがだったでしょうか?
まだ新型の発売は先のようです。ミライースを紐解いていきますと、やはり低燃費と低価格が魅力的ですね。しかもトヨタの子会社なり安心感が増しました。
新型では性能・安全性能のさらなる飛躍でスズキアルトやトヨタアクアを超える車を作るでしょう。楽しみですね。