新型ホンダ・ジェイドは、元々中国生まれで他地域の販売を視野に入れた世界的な車として開発されました。その後、2015年から日本で逆輸入と言う形で販売。まだ日が浅いホンダ・ジェイドですが、今回初のマイナーチェンジの話が出てきたようです。
では、新型ホンダ・ジェイドのマイナーチェンジ情報と、特徴や発売日・燃費や装備や内装や外装・ライバル車・評価など今わかっている情報をもとにお話ししたいと思います。
*数字及び、画像は各HPの日本仕様から引用しています。若干、数字や画像に変更がある場合があります。あくまでも参考程度です。
目次
新型ホンダ・ジェイドの歴史
2012年、4月北京モーターショーのコンセプトモデル「Concept S」
2013年、4月上海モーターショーでのコンセプトモデル「Concept M」
初代 2015年2月~(日本仕様)
中国・ホンダから生まれたホンダ・ジェイドです。ジェイドの名前の由来は、コンセプトボディーカラーである緑から連想して「翡翠」とつけました。英語名「JADE」からきています。
2012年コンセプトモデル「Concept S」~2013年のコンセプトモデル「Concept M」元に9月から中国で販売。2015年の2月から日本でも販売開始。
当初の排気量は1.5L。ハイブリッド車のみです。同年の5月には日本仕様のガソリンターボ付モデル「RS」を追加。結構歴史の浅い車です。日本での初代は2015年~となります。以降日本でのマイナーチェンジおよび改良はまだされてはいないようですね。
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新型ホンダ・ジェイドの発売日
2016年11月に行われた中国・広州モーターショーでマイナーチェンジされた新型ホンダ・ジェイドがお披露目されています。2013年から発売されて以来初めての本格的な改良となりました。
日本では2015年に発売しましたのでそろそろマイナーチェンジの時期となります。2017年8月以降に日本仕様のマイナーチェンジが行なわれて発売されると推測しますね。
新型ホンダ・ジェイドの特徴
プラットフォーム
ホンダ・フィットのセンタータンクレイアウト
出典 ホンダ公式 フィット
現行車のホンダ・ジェイドのプラットフォームです。ホンダの特許技術「センタータンクレイアウト」に似た感じのプラットフォームで燃料タンクをうまく広く作って床底に配置したレイアウトとなっています。
そのおかげで室内空間を効率よく広げることに成功したようですね。燃料タンクの位置が違うだけですが、ホンダの室内空間のこだわりを感じます。今のところ、今度日本で行なわれるであろうマイナーチェンジではプラットフォームの変更はありません。
エンジン
エンジン | H・ ジェイド / 1.5L | M・プレマシー / 2.0L | T・ウィッシュ / 1.8L 2.0L |
パワートレイン | H:水冷直列4気筒 +モーターNA:水冷直列4気筒 +ターボ | 水冷 直列 4気筒 DOHC 16 バルブ | 直列 4気筒 DOHC |
最高出力 | H: 96[131] /6600 NA: 110 [150] /5500 | NA: 102~ 111 [139~ 151] 6000 ~ 6500 | NA: 96 ~ 112 [130~152] /6100 ~6200 |
最大トルク | H: 155 [15.8] /4600 NA: 203 [20.7] /1600 -5000 | NA: 175~ 190[17.8~ 19.4] /4000- 4100 | NA: 161 ~ 193 [16.4~19.7] /3800 ~4000 |
最高出力(モーター用) | 22 [29.5] /1313- 2000 | なし | なし |
最大トルク(モーター用) | 160 [16.3] /0- 1313 | なし | なし |
トランスミッション | H: 7速オートマ チック NA: 無段変速オートマ チック | NA: 電子 制御 6速 オートマチック / 電子 制御 4速 オートマチック | CVT |
駆動方式 | FF(2WD) | 2WD(FF) 4WD | 2WD(FF) 4WD |
電池 | リチウムイオン | なし | なし |
個数 | 48 | なし | なし |
*最高出力(モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付・H:ハイブリッド・D:ディーゼル・EV:電気
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*16バルブ:一気筒当たり4つの吸排気弁(バルブ)X4気筒
現行車のエンジン表です。新型ホンダ・ジェイドはハイブリッド車とNA+ターボ車がありますので、今のところ、今回行われるだろうマイナーチェンジではエンジンの変更はありません。
私が気になるのが排気量なんですね。
1.5Lで6人乗ったりしますと、その分車体が重たくなります。1.5Lだと馬力が弱くなります。車体が長いのでコーナーリングの場合、お尻が揺れるんですよね。
しかも、2WDのみなので後輪のグリップ力(タイヤの踏ん張り)が惰性的になってしまいます。これを回避するにはやはり排気量をあげることだと思います。
この先の新型フルモデルチェンジで排気量の変更や追加があるかもしれませんね。
ちなみにホンダ・ジェイド(中国仕様)の排気量は、1.8Lです。そのまま持って来れば少しは安定した走りができると思うのですが。
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ボディーサイズ
ボディーサイズ | H・ ジェイド /1.5L | M・ プレマシー /2.0L | T・ ウィッシュ / 1.8L 2.0L |
全長 | 4650 | 4585 | 4590 ~ 4600 |
全幅 | 1775 | 1750 | 1695 ~ 1745 |
全高 | 1530 | 1615 | 1590 ~ 1600 |
ホイールベース | 2760 | 2750 | 2750 |
室内長 | 2850 | 2565 | 2660 |
室内幅 | 1505 | 1490 | 1470 |
室内高 | 1230 | 1240 | 1315 |
重量 | 1510 ~ 1530 | 1490 ~ 1580 | 1350 ~ 1450 |
乗員 | 6 | 7 | 6~7 |
*単位:mm/kg
現行車のボディーサイズ表です。唯一、ホンダ・ジェイドの排気量1.5Lなんですね。排気量の割には、全長も室内長も長いので気になります。低床プラットフォームのおかげで室内を広くすることには成功しています。6人乗せることができますし、荷物置き場も余裕があります。
ただ、いくらハイブリッドとはいえ、車体の重さで燃費が悪くなりそうな懸念がありますね。今のところ、今度行われるであろうマイナーチェンジでは、ボディーサイズの変更はありません。
燃費
燃費 | 2WD | 4WD |
H・ ジェイド /1.5L | H: 24.2 ~ 25.0 NA: 18.0 | なし |
M・プレマシー /2.0L | NA: 15.2 ~ 16.2 | NA: 10.6 |
T・ウィッシュ/ 1.8L 2.0L | NA: 16.0 | NA: 14.4 |
*単位:JC08モード・km/L
*NA:自然吸気・H:ハイブリッド
現行車の燃費表です。ホンダ・ジェイドはハイブリッド車で24.2km/Lですね。ただ、6人乗りなので車体の重さで燃費が悪くなる恐れがあります。普通なら排気量2.0Lクラスですね。
それを1.5Lで運転するんですからエンジンも大変です。今度のマイナーチェンジでのエンジン変更はないようですが、せめてターボくらいはつけてないと燃費はがた落ちのままです。
ボディー色
ホワイトオーキッド・パール (全タイプ)
モダンスティール・メタリック (全タイプ)
クリスタルブラック・パール (全タイプ)
スーパープラチナ・メタリック (HYBRID X/RS)
マンダリンゴールド・メタリック (HYBRID X/RS)
プレミアムディープロッソ・パール (HYBRID X/RS)
プレミアムブルーオパール・メタリック (HYBRID/HYBRID
コバルトブルー・パール (RS)
出典 ホンダ公式 ジェイド ボディー色 (日本仕様)
グリーン
ボルドー
ブルーシャイン
マドリード・ゴールド
パール・ホワイト
パープル
現行車のボディー色です。今度行なわれるマイナーチェンジでは、色の変更はないと思われます。
中国仕様と比べますとさすがにお国柄が出ますね。中国は、はっきりとした色を好みます。赤・青・緑をしっかりと押さえていますね。珍しく黒がありません。日本仕様では、少し地味で控えめな感じがするので、グリーンあたり追加するといいですね。
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装備
現行車の内装です。日本仕様です。今度のマイナーチェンジでは3列シート6人乗りに2列シート5人乗りが追加されると思われます。中国仕様では既に2列シート5人乗りが販売されています。しかも、要望がかなり来ていたんだそうです。6人が乗っている画像を見ますとかなり窮屈に見えます。5人乗りなら、ゆったりと乗れるのではないでしょうか。
内装色は、ブラック・アイボリー・ブラウンが基本です。
出典 ホンダ公式 ジェイド スタイリング (日本仕様)
出典 アドテックシステム auto-show21 広州国際モーターショー 東風ホンダ・ジェイド(中国仕様)
Solid Wing Face
上が現行車のホンダ・ジェイド(日本仕様)です。下は2016年広州国際モーターショーでお披露目された中国仕様ホンダ・ジェイドでマイナーチェンジをしています。
今度、行われる日本仕様のマイナーチェンジでは、ヘッドライトが新設計のLEDヘッドライト(ジュエルアイLEDヘッドライト)を使うようですね。これはホンダ・レジェンドでも使われるヘッドライトです。
他にも新型フィットに採用されている「Solid Wing Face」で顔が変わります。これに合わせてフロント全体が変更するデザインとなります。かなりかっこいいフェイスとなりますね。
安全性能
Honda SENSING(ホンダ センシング)
出典 You Tube 安全運転支援システム『Honda SENSING』
現行車の安全性能です。Honda SENSING(ホンダ センシング)HYBRID/Xが標準装備であとのHYBRID・RSは、メーカーオプションとなります。
今度のマイナーチェンジで全車標準装備となるか、据え置きとなるかですね。
私としては、多少価格が上がっても標準装備をしてくれると買おうかなと思ったりします。
新型ホンダ・ジェイドの価格
価格 | 2WD |
HYBRID /1.5L | 272万円~ |
HYBRID /X/1.5L | 292万円~ |
RS/ 1.5L | 253万円~ |
現行車の価格表です。実はホンダ・シャトルと言う車があります。排気量が同じ1.5L。NA車とハイブリッド車です。価格がなんと169万円~255万円~なんですよね。
話ではホンダ・ジェイドは売れていません。価格に問題があるかもしれませんね。比べますと半分以上値段が違います。
なぜ、こうなったかは推測なんですが、ホンダ・ジェイドは中国で開発・生産し、日本へ生産移管しています。ライセンス契約料が高いのではと推測します。
元々逆輸入車なので仕方がないと思います。ホンダ・シャトルの価格とかけ離れていますので、購入を控える人もいるかもしれません。
車を買う場合は、やはり価格は気になります。
今度のマイナーチェンジの価格の変動はないと思いますが、同じ性能で他車の価格が安ければやはりまたそちらへお客さんが流れます。ホンダの都合もありますので一概にはいえませんが、ホンダもその点を踏まえて、どうにかしないと今度のマイナーチェンジにも影響がでるかもしれませんね。
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ライバル車について
マツダ・プレマシー
出典 マツダ公式 プレマシー
3代目マツダ・プレマシー(2010年~)です。排気量は2.0L。スカイアクティブーGと普通のNA車。駆動方式はFFと4WDです。価格は200万円~241万円~。
プレマシーもコンパクトSUV車であるCX-3やCX-5の人気の陰に隠れてしまいましたね。2016年7月には、仕様を変更。色を変えたりグレ―ドが廃止されたりしています。時期的には、2017年にはフルモデルチェンジが行われるはずですが、なんと、販売終了という話が出ています。マツダは本格的に、スカイアクティブテクノロジーをかかげ車種の統一化していくかもしれませんね。
トヨタ・ウィッシュ
出典 トヨタ公式 Wish
2代目のトヨタ・ウィッシュ(2009年~)この車もハイブリッド車の陰に隠れてしまった車です。2016年11月には台湾市場での生産・販売が終わりました。かわりにシエンタが投入された模様です。
排気量は1.8L/2.0L。価格は190万円~259万円~。日本での新型フルモデルチェンジの話はちらほらとあるようです。時期的にも新型フルモデルチェンジしてもいいはずです。プリウスPHVが2017年2月に発売されましたので、もしかしたらマツダ・プレマシーと同じで車種整理の車となっている可能性がありますね。まだ、生産・販売はしていますが微妙な車となっています。
新型ホンダ・ジェイドの評判
ホンダジェイド、これなかなかかっこいいな。
— dh8xc26p (@dh8xc26p) December 9, 2016
ホンダジェイドは何故売れない?足まわりはダブルウィッシュボーンだし、1.5VTECターボだし、全高も低くて最近のミニバンとしては最も走れる方だと思うんだけど。
シートが2-3-2じゃなくて2-2-2なのはいただけないが。 pic.twitter.com/ZDbBSyz7bO— ぴろ猿 (@piro_monkey) May 21, 2016
ホンダジェイドもSUV化すればもうチョイ評価されそうだと思う
— d-d (@Kei_HotHatch3) February 8, 2016
まとめ
新型ホンダ・ジェイドは、いかがだったでしょうか。
今では、すっかりとコンパクトSUV車やハイブリッド車やPHV車などでお株を取られた感じの新型ホンダ・ジェイドです。
2017年に初のマイナーチェンジをする予定ですが、どうでしょうか。他車でもしのぎを削って車を開発・生産・販売をしていますが、やはりユーザーの好みは日々変化します。そろそろ各社とも車種統一化が進むのではないでしょうか。
この新型ホンダ・ジェットも日本では販売不振だと聞きます。さて今回、初のマイナーチェンジとなるかは今後の新型ホンダ・ジェイドが生き残れるかどうかのものさしとなるでしょうね。
コメント
ジェイドに搭載されている1500ccのガソリン車は、ターボ仕様です。
後期モデルでは、馬力のみ6馬力ほどUPしております。
侑ちゃんさんへ
コメント、ご指摘ありがとうございます。
修正をしました。今後ともよろしくお願いします。