新型ミツビシエクリプス クロスは、ミツビシ・アウトランダ―やRVR車の中間を狙ったSUV車として発売します。ミツビシの世界戦略の元、開発された車は欧州を筆頭に日本や北米・豪州など世界中に販売されます。
では、新型ミツビシエクリプス クロスの発売日や特徴やエンジン・燃費や内装や外装・安全性能や価格・ライバル車や評価、PHEV化は?など今わかっている情報を元にお話したいと思います。
目次
新型ミツビシエクリプス クロスの発売日
2017年3月7日、ジュネーブ国際モーターショー2017が開催され、ミツビシエクリプスクロスの量産モデルがお披露目されます。量産モデルなのでまず海外から販売されると思います。
ミツビシは2016年燃費不正問題を起こしたことで開発や生産が遅れています。何もなければ、日本では早くて2017年末発売されると推測します。もしまた問題を起こせば、その分2018年へ繰り越しとなるでしょうね。
Sponsored Links
新型ミツビシエクリプス クロスの特徴
プラットフォーム
三菱・エクリプス(4代目)
ミツビシ・エクリプスは、元々三菱自動車工業の米国法人、ダイアモンド・スター・モーターズが生産していた自動車です。スポーツクーペですね。2012年12月に生産が終了しエクリプスの名前が残りました。
それから5年が過ぎ、ミツビシは新型コンパクトSUV車をクーペSUV車として販売することになり、名前をエクリプス+クロスオーバーSUVのクロスでミツビシエクリプス クロスとつけました。
ですから、名前だけが引継いだ感じとなりますので車種的にはミツビシエクリプス クロスのプラットフォームではありません。
今回の新型ミツビシエクリプス クロスはまったくの別の車となります。
名前がエクリプスということで新車のようですが、あくまでもアウトランダ―系の新型車として扱われるようですね。
肝心のプラットフォームの元はといいますと、ミツビシ・アウトランダ―とRVRの中間に位置する車なのでやはりアウトランダーやRVRなどのプラットフォームを小型クーペ風にしたものと使用していると思われます。衝突安全強化ボディRISE(ライズ)ももちろん採用していると思いますね。
Sponsored Links
エンジン
エンジン | M・ エクリプス クロス /1.5L 2.2L (出品車) | M・ アウト ランダ― /2.0L /2.4L | M・ RVR / 1.8L | M・ アウト ランダ― /PHEV /2.0L |
パワートレイン | 1.5L ダウン サイジング 直噴 ターボ エンジン / 2.2L クリーンディーゼルターボ エンジン | 4気筒SOHC 16 バルブ | 4気筒SOHC 16 バルブ | 4気筒DOHC 16 バルブ |
最高出力 | NA・D: 不明 | NA: 110 ~ 124[150 ~169] / 6000 | NA: 102[139] /6000 | NA: 87 [118] / 4500 |
最大トルク | NA・D: 不明 | NA: 190 ~ 220[19.4 ~ 22.4] / 4200 | NA: 172[17.5] /4200 | NA: 186[19.0] / 4500 |
最高出力(モーター用) | なし | なし | 前・後: 60 [82] | |
最大トルク(モーター用) | なし | なし | 前: 137[14.0] 後: 195 [19.9] | |
トランスミッション | CVT(1.5L) / 8AT (2.0L) | INV ECS-III 6速 スポーツ モード CVT | INV ECS -III 6速 スポーツ モード CVT | 電気式 |
駆動方式 | 電子制御 4WD | 2WD/ 4WD | 2WD/ 4WD | 4WD |
電池 | なし | なし | なし | リチウムイオン |
個数 | なし | なし | なし | 不明 |
*最高出力(モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付・H:ハイブリッド・D:ディーゼル・EV:電気
*SOHC(Single OverHead Camshaft):1本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
今入っている情報では、ミツビシ・エクリプスクロスのエンジンは1.5Lダウンサイジング直噴ターボエンジンと2.2Lグリーンディーゼルターボエンジンとなります。
アウトランダーとRVRの排気量の間を取っていますね。ターボで1.5Lよりもすこしだけ馬力を引き出し1.8Lに近付ける感じです。海外では排ガス規制がありますので、おそらく、ディーゼル車は海外用と思われます。
日本では、マツダがグリーンディーゼル車の第一人者です。ミツビシもディーゼル車をもし日本で発売をしたら、ターボと同じで維持費に最適なエンジンとなります。今のところどうなるかわかりませんが、ぜひターボだけでなくグリーンディーゼルもお願いしたいものです。
ボディーサイズ
ボディーサイズ | M・ エクリプス クロス /1.5L 2.2L (出品車) | M・ アウト ランダ― /2.0L /2.4L | M・ RVR /1.8L | M・ アウト ランダ― /PHEV |
全長 | 4405 | 4695 | 4355 | 4695 |
全幅 | 1805 | 1810 | 1770 | 1800 |
全高 | 1685 | 1710 | 1630 | 1710 |
ホイールベース | 2670 | 2670 | 2670 | 2670 |
室内長 | 不明 | 2580 | 1865 | 1900 |
室内幅 | 不明 | 1495 | 1480 | 1495 |
室内高 | 不明 | 1265 | 1260 | 1235 |
重量 | 不明 | 1480 ~ 1570 | 1350~ 1430 | 1830~ 1900 |
乗員 | 不明 | 7 | 5 | 5 |
*単位:mm/kg
今入っている情報でのミツビシ・エクリプスクロスのボディーサイズです。車体の数値は同じくらいですが、室内がどうなるかですね。クーペSUV車と名を出しています。
元々クーペは、二人乗りで設計された車です。ですからどうしても後部が先細りしてなだらかなラインとなります。当然、後部座席も狭くなります。
新型ミツビシ・エクリプスクロスの乗員が4名の場合は後部座席はかなり狭いと思われます。クーペは確かにデザイン性的とてもかっこいいのですが、人をたくさん乗せることができません。その点に注意しましょう。
燃費
燃費 | 2WD | 4WD |
M・アウトランダ― /2.0L /2.4L | NA: 16.0 (2.0L) | NA: 14.6 (2.4L) |
M・RVR /1.8L | NA: 15.4 | NA: 14.8 |
M・アウトランダ―/PHEV | なし | H: 19.2 EV: 60.2~ 60.8 |
M・ エクリプス クロス /1.5L 2.2L (出品車) | 不明 | 不明 |
M・CX-3 /1.5L (D/t)& CX-5 2.0L・2.5L(NA)2.2L(D/t) | CX-3(D/t): 23.0 ~ 25.0CX-5(NA): 14.8 ~ 16.0 (D/t): 18.0 | CX-3(D/t): 21.0 ~ 23.4CX-5(NA): 14.6 (D/t): 17.2 ~ 17.6 |
*単位:JC08モード・km/L
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付・H:ハイブリッド・D/t:ディーゼル/ターボ・EV:電気
今入っている情報で、新型ミツビシ・エクリプスクロスの1.5L・NAターボと2.2L・ディーゼル/ターボ燃費の数値は、不明です。
参考のため、マツダのCX-5とCX-3の燃費を記載しました。
CX-5(2.2L)ディーゼル/ターボが17.2~18.0km/Lですね。
ということは、新型ミツビシ・エクリプスクロスの2.2Lディーゼル/ターボもマツダ・CX-5と同じくらいの燃費が予想できます。
CX-3は1.5Lディーゼルターボの21.0~25.0km/Lです。ミツビシ・エクリプスクロスの1.5LはNA+ターボなのでだいたい18.0km/Lくらいの燃費となると推測します。
ボディー色
クォーツブラウンメタリック
ホワイトパール
クールシルバーメタリック
チタニウムグレーメタリック
レッドメタリック
コズミックブルーマイカ
ブラックマイカ
ホワイトパール(左↓)
チタニウムグレーメタリック
レッドメタリック
ルビーブラックパール
クールシルバーメタリック(右↓)
ブラックマイカ
クォーツブラウンメタリック
ミツビシ・RVR
出典 ミツビシ公式 RVR
各現行車のボデイー色です。新型ミツビシ・エクリプスクロスの色は、新たに開発されたボディーカラー・レッドを使用しています。レッドを塗装したうえ、さらにクリア(透明)と半クリア(半透明)レッドを何回か吹き付けし、磨き上げています。かなり手の込んだ塗装をしています。おそらく、市販車ではすこし色合いが変わってくると思いますよ。予約がいっぱいくれば、塗装の仕方を簡素化しないと車の納車が遅れますからね。
他のバリエーションはと言いますとまだ情報が出ていません。アウトランダーはRVRの色を参考にしましょう。
装備
新型ミツビシ・エクリプスクロスの内装です。ブラックとシルバーで色が設定されています。スイッチ類もちゃんと整理されていて使いやすそうですね。因みに左ハンドル海外用です。
あとは、薄型スマートフォンと連動ができるオーディオディスプレイとヘッドアップディスプレイがあり、常にスマホと連携できる環境です。若者狙いですね。
ダイナミックシールド
出典 You Tube アウトランダー ダイナミックシールド 説明動画
新型ミツビシ・エクリプスクロスの外装です。エクリプスは、日本語の訳にしますと「日食」という意味になります。レッドとシルバーの色の境目が日食のイメージなんでしょうか。
日食になったとき薄暗くなりますが、けっして暗闇ではなく赤みを帯びた感じの色。日食が終わるころに生命があふれるそんなイメージで外装の色を作っていると思います。
フロントデザインは、「ダイナミックシールド」を採用。アウトランダ―も採用していますので、若干デザインが似てくる可能性がありますね。
安全性能
e-Assist
出典 You Tube ぶつからない、はみださない、三菱アウトランダーのe-Assistを体験
AYCブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」
出典 You Tube 2016 Mitsubishi Outlander Super All-Wheel Control (S-AWC)
*注意:音が出ます。英語です。
新型ミツビシ・エクリプスクロスの安全性能は、e-Assistが搭載されるようです。元はアウトランダ―を小型化したクーペですので、e-Assistも引継ぐと思いますね。ほかにも走行性能ではS-AWCを搭載します。安定したスムーズな運転とブレーキ制御との両立したシステムです。
新型ミツビシエクリプス クロスの価格(予想)
ミツビシ・アウトランダ―
価格 | 2WD (2.0L) | 4WD (2.4L) |
G | 253 万円~ | 283 万円~ |
Safety Package | 266 万円~ | 296 万円~ |
Navi Package | 299 万円~ | 328 万円~ |
ミツビシ・RVR
価格 | 2WD | 4WD |
M /1.8L | 205 万円~ | 229 万円~ |
G /1.8L | 225 万円~ | 248 万円~ |
ミツビシ・アウトランダ― PHEV
価格 | 4WD (2.0L) |
M | 365万円~ |
G/ Safety Package | 397万円~ |
G/ Navi Package | 432万円~ |
G/ Premium Package | 468万円~ |
S/ Ediftion | 478万円~ |
新型ミツビシ・エクリプスクロスの価格は、アウトランダ―とRVR価格の間と推測します。排気量が1.5L/2.2Lでターボとデイーゼルです。1.5Lの方がすこし安くなる感じがしますね
。せめて、200万円~あたりから販売してほしいなと個人的には思います。税金も安く若者も維持しやすいなりますしね。
Sponsored Links
新型ミツビシ・エクリプスクロスのPHEV化は?
新型ミツビシ・エクリプスクロスのPHEV化の話は、ちらほら出ています。ミツビシは、2016年4月に燃費不正問題を起こしました。このため、開発や生産が止まるという事態まで、ことが大きくなりました。再開はしたものの、遅れた分の開発や生産は先送りとなり調整をして、なんとか2017年3月7日から開催されるジュネーブ国際モーターショー2017までに新型ミツビシ・エクリプスクロスのお披露目を間に合わせました。
アウトランダ―がPHEVを出しているので、いずれ新型ミツビシ・エクリプスクロスのPHEV化はすると思います。
まずは、ミツビシの信用を回復することが先決です。ミツビシのSUV車は、特に海外での人気があります。ぜひ、信頼を取り戻して新型ミツビシ・エクリプスクロスのPHEV化を早急にしてほしいと思いますね。
ライバル車について
ホンダ・ヴェゼル
出典 ホンダ公式 ヴェゼル
ホンダ・ヴェゼルですね。3代目フィットを元に小型車のSUV車を作りました。SUVの強靭さとデザイン性の高いクーペとミニバンのような使い心地。なによりも排気量が1.5Lなので税金が安く、維持もしやすいです。しかもNA車とハイブリッド車を用意しています。室内は、センタータンクレイアウトを採用したことによって広い空間を確保。
2013年生まれですので、まだ新型フルモデルチェンジは先のようですね。2代目モデルチェンジをするなら2019年あたりでしょうか。
トヨタ C-HR
出典 トヨタ公式 C-HR
2016年12月14日発売されたトヨタ C-HRですね。トヨタが世界戦略で生み出したクロスオーバーSUV車です。排気量は1.2L(T)と1.8(H)。価格は251万円~290万円~。
イエローのC-HR実物を見ましたが、外観のシルエットはかっこいいですね。後ろがかなり狭い感じでしたね。SUVクーペなのでどうしても後部座席の幅が狭くなるようです。新型ミツビシ・エクリプスクロスの画像と比べますと、C-HRのほうが小さく見えますね。
【トヨタ C-HR・SUV車】価格や燃費は?内装やサイズ、ライバル比較は?
スバル XV
出典 You Yube SUBARU XV CONCEPT デザイン開発者インタビュー
2017年3月7日、ジュネーブ国際モーターショーで新型スバル・XVをお披露目。2017年3月9日より国内選考予約は始まります。排気量2.0L。水平対向4気筒 DOHCのハイブリッド車とNA車。運転支援アイサイトを搭載。もうすぐ、新型が生まれます。スバルは、水平対向エンジンが有名です。楽しみですね。
【スバル新型XV】フルモデルチェンジ価格や燃費は?ハイブリッドの評判は?
CX-3&CX-5
CX-3
出典 マツダ公式 CX-3
CX-5
出典 マツダ公式 CX-5
CX-3:1.5L(D)とCX-5:2.0L・2.5L(NA)2.2Lですね。新型ミツビシ・エクリプスクロスの1.2Lがディーゼルということで、やはりマツダは外すことはできませんね。
ボディーカラーも、同じレッドです。最近、よく見かけますね。ミツビシもマツダの人気にあやかってレッドを表に出してきたのかはわかりません。エクリプスクロスではレッド&シルバーで、マツダの方がブラック&レッドです。ものすごく重量感がありますね。遠くからみてもすぐにわかるフロント・マスク。さて、新型ミツビシ・エクリプスクロスではどんな感じなんでしょうか。
【マツダ新型CX-5】初フルモデルチェンジ燃費や価格?発売日やライバル車は?
ミツビシエクリプス クロスの評判
エクリプス クロスの説明文にあった ちょっと おかしな文章
3点タワーバー
開口部補強
構造用接着剤
S-AWC読んだあとの俺
「新しいランエボ凄いな!……あれ?」
— 犬溶接8jm (@u02pbp) February 28, 2017
三菱エクリプス クロス。
このデザインのまま出る事は無いと思うが。
割と好き。テールランプまわりがV40に似てるな pic.twitter.com/pRFtU4sYf2— まこシャーク (太平洋産) (@gomsencyo) February 27, 2017
https://twitter.com/wtr_629/status/832101169015123968
まとめ
新型ミツビシ・エクリプスクロスは、いかがだったでしょうか
アウトランダーやRVRの弟として、生まれたのが新型ミツビシ・エクリプスクロスです。いったいどんな走りを見せてくれるのでしょうか。燃費や装備・安全性能などまだ数字では表れてはいませんが、小型SUV車の台風の目になることは間違いはなさそうです。
あとは、燃費不正で失った信用をなんとか取り戻して、新型ミツビシ・エクリプスクロスのPHEV化を出してほしいものですね。