日産のセダンでティアナがあります。一部地域では、セフィーロ(香港・シンガポール)やマキシマ(オーストラリア・ニュージーランド)と呼ばれていますね。セダンでもミドルクラスで上質の高い車として販売されています。その日産ティアナの新型フルモデルチェンジがあるのではないかという話が出てきました。
では、新型日産ティアナの発売日や、特徴やエンジンや燃費・装備や内装や外装、安全性能や価格やライバル車や評判など今、わかっている情報を元にお話ししたいと思います。
目次
日産ティアナの歴史
初代 J31型(2003年-2008年)
前期型(2003年2月-2005年12月)
後期型(2005年12月-2008年6月)
初代の日産ティアナです。流れでは、セフィーロやローレルといった高級セダンからです。排気量は、V6/3.5L・2.3L、直4/2.5L・2.0L(国外向け)。駆動方式FF/4WD。トランスミッションは、エクストロニックCVT-M6/4速AT(E-ATx)となります。高級車は、V6型が多いですね。走りを重視しつつも、上品なデザインとなっています。
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2代目 J32型(2008年-2014年、台湾仕様は2009年-)
前期型
後期型
2代目の日産ティアナです。排気量は、V6型3.5L/2.5L、直42.5L。2種類に縮小しています。駆動方式FF/4WD。トランスミッションはエクストロニックCVT-M6/エクストロニックCVT。
車のフォルムは、初代とはあまり変わらないようですが、プラットフォームが変わっています。初代は、FF-Lプラットフォーム(日産自動車の中大型FF車用)。2代目は、Dプラットフォーム(日産自動車・ルノーの中大型FF車用)。つまり、ルノーの血が入っています。共同開発ということは、海外戦略のためでもありますね。なお、2012年12月末3.5Lモデルは、廃止されています。
3代目 L33型(2013年- )
中国仕様 後期型
3代目の日産ティアナですね。排気量は、直4の2.0L/2.5L。駆動方式はFFのみ。トランスミッションは、エクストロニックCVT・エクストロニックCVT-M7(中国仕様2.5Lのみ)。高級車といえば、排気量が3.0L以上でV6型やV8型が多いのですが、一般車の直4の2.0Lくらいで収まっています。外見では高級車として位置つけですが、中身を見ますとちょっとなんだ普通の車と変わりません。名前だけが先行してる感じを受けますね。
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新型日産ティアナの特徴
エンジン
エンジン | N・ティアナ /2.5L | M・アテンザ /2.0L /2.5L (NA) /2.2L (D) |
パワートレイン | 直列4気筒 | 直列 4気筒 DOHC 16バルブ |
最高出力 | 127 [173] /6000 | 2.0L: 114 [155] /60002.5L: 138 [188] /57002.2L: 129 [175] /4500 |
最大トルク | 234[23.9] /4000 | 2.0L: 196 [20.0] /40002.5L: 250 [25.5] /32502.2L: 420 [42.8] /2000 |
トランスミッション | エクストロニックCVT[無段変速機] | NA: 6EC-ATD: 6EC-AT 6MT |
駆動方式 | 2WD | 2WD 4WD |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*16バルブ:一気筒当たり4つの吸排気弁(バルブ)X4気筒
燃費&実燃費
燃費 | 2WD | 4WD | 実燃費 (e燃費調べ) |
N・ティアナ/2.5L | NA: 14.4 | なし | 10.92 |
M・アテンザ /2.0L /2.5L /2.2L | 2.0L: 17.42.5L: 16.02.2L: 19.6- 22.4 | 2.2L: 18.2- 20.4 | 2.0L: 12.52-2.5L: 11.972.2L: 14.78- 17.70 |
* 単位:JC08モード・km/L
自動運転技術「プロパイロット」
出典 You Tube 日産の自動運転技術「プロパイロット」
試運転の「プロパイロット」セレナ編
出典 You Yube 自動運転、ではありません! 【日産・プロパイロット】
現行車のエンジン表と燃費表です。新型フルモデルチェンジの排気量はわかりません。おそらく据え置きだと思われます。燃費も据え置きであればそう数字は変わらないですね。
もしかすると自動運転技術のプロパイロットが搭載されるかもしれません。試運転の動画では、イメージとしては高速での運転で直線コースで、ほぼハンドル操作はないと思っていたのですが、動画を見るかぎりまだ自動運転技術は完成はされていません。プロパイロットバージョン1.0と呼ばれています。
今の段階では、運転者がしっかりとハンドルを握って操作することが求められています。つまり、自動運転(人が操作しない)までいっていないのです。あくまでも自動運転技術です。
日産ティアナでは、さらに進化したプロパイロットバージョン2.0を搭載するかもしれません。プロパイロットバージョン1.0では単線での自動運転と制限がかかりますが、2.0では、高速の単線の運転と複数の技術の追加で操作ができるようです。日産では、EV化と自動運転に力を入れています。ティアナでも、EV化や自動運転でフラッシュアップするかもしれませんね。
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ボディーサイズ
ボディーサイズ | N・ティアナ /2.5L | M・アテンザ /2.0L /2.5L /2.2L |
全長 | 4880 | 4865 |
全幅 | 1830 | 1840 |
全高 | 1470 | 1450 |
ホイールベース | 2775 | 2830 |
室内長 | 2130 | 1960 |
室内幅 | 1515 | 1550 |
室内高 | 1215 | 1170 |
重量 | 1460- 1480 | 1450- 1610 |
乗員 | 5 | 5 |
最小回転半径 | 5.5 | 5.6 |
*単位:mm/kg
コンセプトカー・Vモーション2.0
ボディー色
ウォーターフォールブルー(TPM=チタンパールメタリック)
ラディアント レッド(PM=パールメタリック)
ダイヤモンドブラック(P=パール)[特別塗装色のため43,200円]
ダークメタルグレー(M=メタリック)
ブリリアントシルバー(M=メタリック)
ブリリアントホワイトパール(3P=3コートパール)[特別塗装色のため43,200円]
現行車のボディーサイズ表とボディー色です。ボディーサイズでは、今のところ日産・Dプラットフォームを使っています。これは、日産・ルノーの中大型FF車用のプラットフォームです。
新型フルモデルチェンジでは、そのフラットフォームが変更されると思われます。Dセグメント(全長が約4600 – 4800mmまで)のCMF(コモン・モジュール・ファミリー)FFとFFベースの4WD車用のプラットフォームを使用するといいます。
基本は、「コックピット」、「エンジン」、「フロントアンダーボディ」、「リヤアンダーボディ」の各モジュールに「電子アーキテクチャー」を揃えた理論に基づき構成されています。CMFを使用することによって、トータル的にコスト削減やお互いに開発費や、部品の共有などのメリットがあります。数字的にみますと、すこし小さくなるようですね。コンセプトカー・Vモーション2.0もCMFを使用されているようですので、これをベースにして作られるようです。
ボディー色は、今のところ情報は入ってはいません。おそらく、同じ色彩でも微妙に色を変えて新色として出すかもしれません。
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装備
シート地
コンセプトカー・Vモーション2.0の内装
現行車の内装です。下は、コンセプトカー・Vモーション2.0の内装です。観音開きとなっていますがこれは展示用の車なので、市販車では観音開きはありません。運転席を比べますとかなりすっきりとしたものになっています。計器類やナビゲーションなどコンパクトのまとめて大きくまとめています。実際、この内装がそのままになるとは思いませんが、スマートで扱いやすくなることは、推測ができます。
出典 日産公式 ティアナ 外装
Vモーション2.0
現行車の外装とコンセプトカー・Vモーション2.0の外装です。新型フルモデルチェンジでは、Vモーション2.0の変更です。フロントグリルを比較しますとわかるのですが、Vの字が目立っていますね。日産が進めている顔ですね。鋭いヘッドライトで顔立ちもイケメンとなっています。現行車の顔は、どこなくぼやけた感じですね。
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安全性能
エマージェンシーブレーキ
踏み間違い衝突防止アシスト
現行車の安全性能です。新型フルモデルチェンジも、同じような装備がつくと思われます。ただし、自動運転技術が搭載されればまだ、新しい安全性能が追加されるかもしれませんね。ただ、現行車に搭載されている安全性能も十分な機能を持っていますので、そのまま据え置きの可能性がありますね。
新型日産ティアナの価格
価格 | 2WD |
XVナビAVM パッケージ | 351万円- |
XLナビAVM パッケージ | 321万円- |
XL | 289万円- |
XE | 256万円- |
現行車の価格表ですね。新型フルモデルチェンジの価格は、若干高くなります。自動運転技術が搭載すればの話です。おそらくメーカーオプションでの搭載となりますね。予想では400万円は越えると思われます。
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新型日産ティアナの発売日
新型日産ティアナフルモデルチェンジの発売日が気になりますよね。話では2018年の予定です。何月までの特定はわかりません。問題は自動運転技術がどのくらいできるのか、本当に搭載するのかですね。これにより、発売時期が変わってきます。しっかりとチェックしていきますね。
ライバル車
マツダ・アテンザ・セダン
マツダ・アテンザ・セダンですね。2.0L/2.5Lガソリン車と2.2Lのディーゼル車があります。価格は、279万円ー400万円です。すっかりとSUV車のCXシリーズにお株を取られて感じがありますが、しっかりとセダンを作っています。アテンザのデザインは、どちらかといいますとお堅いイメージですね。その点、ティアナは流線型で上品な仕上がりです。
マツダアテンザ新型(セダン/ワゴン)はディーゼルハイブリッド化?燃費や装備・評判は?
日産ティアナの評判
日産 ティアナ
ティアナの真骨頂はインテリアだ。モダンリビングをさらにリファインして気品のあるキャビンを演出している。— OilBar (@OilBar2014) August 14, 2017
日産ティアナ、久しぶりに見かけたけど、なかなかカッコ良いじゃないか。今まで大きいボテッとしたセダンのイメージしかなかった。
— hiro kuhn_kswg (@hr_kw) July 18, 2017
トヨタのマークXより
日産ティアナな方が高級感あるし
同じくらいの値段でもティアナ内装の方がお得感がある— ダートダイバー (@matuHCLI) May 17, 2017
まとめ
新型日産ティアナのフルモデルチェンジは、いかがだったでしょうか。
情報としては、ハイブリッドになるという話も出てはいたようですがやはり自動運転技術がメインだったのが印象的でした。それだけ、日産はハイブリッドよりも自動運転技術へいくことが使命感でもあるようです。いずれ、全車EV車にむけて方向転換しようする動きがあります。日産は、生き残りをかけた勝負に出ています。車がどうように変化していくかは日産の動向をしっかりとみていきたいと思います。