日産マーチと言えば、コンパクトカーで大人気を得た日本の国産車ですね。人気の理由は、日本の道は狭いところが多く、それに適した車が求められてきました。
日産マーチは、狭いところでも小回りが利くように作られた車なのです。車の形は、とても丸くてかわいい仕上がりとなっています。特に、女性にはかなり好評だったようですね。
おしゃれな日産マーチが、新型フルモデルチェンジをする話が飛び込んできましたが、2017年9月末に、日産がリコールを出しました。
では、新型日産マーチの発売日や特徴、価格、ライバル車との比較などを解説していきましょう。
目次
日産マーチの歴史
欧州では、名前をなんと言われているのか
日産マーチは、欧州では「Micra」(マイクラ)と呼ばれています。Micraの意味は、ミクロンの複数形です。マーチの姿を見た海外の人から見れば、ものすごく小さな車に見えたのでしょうね。だから、ミクロン単位よりもさらに小さく見える車として名前をつけたのだと思います。
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日産マーチの初代(K10型系)
販売期間:1982年10月 ‐ 1992年1月
前期型(欧州仕様)
中期型(日本仕様)
後期型
前期の画像を見てみてみますと、町中にマーチが溶け込んでいます。
デザインをした人は、イタルデザイン・ジウジアーロと言います。イタリアの車専門のデザイナーで、BMWやVW、ランボルギーニなどのデザインも手がけたこともあります。だから、ボディがおしゃれなんですね。
後期までは、外観はあまり変わってないようです。あとはミラーが、前方についていたり、ドアについてたりしてます。
今の主流は、ドアミラーです。
ただし近いうちに、車についているミラーがなくなる話があります。2015年11月、国連の国際基準でミラーレス車を容認されたんだそうです。ただし、ミラーレスの替わりにカメラやモニターを車に設置し、安全を確保する条件がついています。
2016年、6月18日に国土交通省はミラーレス車をカメラモニタリングシステム(CMS)の設置の条件に認めました。
これからは、ミラーレス車の時代がきっとやってきますね。
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日産マーチの2代目(K11型系)
前期型:1992年1月 -1995年12月
中期型:1995年12月-1999年11月
後期型:1999年11月 – 2002年3月
日産マーチの2代目は、町中でよく見かける車です。印象といえば、車の外観が丸っこくなったことでしょうか。
色も、特に女性向けに作られていますね。
排気量も1000ccなので、車の税金も安く、しかもとてもおしゃれな感じ(前期型)の色なので人気があります。後期型になりますと、若干前がシャープになっている気がします。
2代目もそんな大きなモデルチェンジはしてないようです。
日産マーチの3代目(K12型系)
前期型:2002年3月 – 2005年8月
中期型:2005年8月 – 2007年6月
後期型:2007年6月 – 2010年7月
日産マーチの三代目は、さらなる丸みを帯びてきました。
昔の車でフォルクスワーゲンというドイツ車がありました。2代目モデルのフォルクスワーゲンニュービートル(1998年-2010年)に感じがすこし似ています。デザインを似せたかどうかはわかりませんが、どちらとも人気車として有名です。
経済的には、日産マーチの方が断然お得です。
日産マーチの4代目(K13型系)
12G前期型:2010年7月 – 2013年6月
12X Vセレクション後期型:2013年6月~
日産マーチ4代目、外観がかなり変わりましたね。
丸びを帯びた感じではなくなってしまいました。
日本で生産されていましたが、4代目を機にタイ・インド・中国・メキシコ・台湾工場での生産を開始しました。販売拡大・コスト削減のためだと思います。デザイン的にはどうかなと思いますが、人それぞれの好みもありますからね。
排気量が、約1200ccで燃費(JC08モード)も21.4km/Lとかなり走ります。
コンパクトで、走りもよく、税金も安い、市内市外でも十分に楽しめる車ですので、デザイン性を気にしない人にとってはかなりお得だと思います。
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新型日産マーチの発売日は?
新型日産マーチの動画(Sway)
出典:Introducing Nissan Sway, Rethinking the Compact Hatchback/2015/03/03
日産マイクラ
出典 You Tube Nissan Micra’s “hand finished” personalisation
実は、欧州車の日産「Sway」(スウェイ)を元に、新型日産マーチを作るという話が出ていました。
2016年9月に行われたパリモーターショーで、欧州仕様のマーチ(マイクラ)としてお披露目があり、比較してみますとデザインは、スウェイと似た感じがあります。
さて、日産マイクラの発売日は、2017年3月欧州で販売開始しましたが、日本の発売がいつになるかですね。
あくまでも噂ですが、2016年度中には販売を狙っていたようです。しかし、日産と提携してる三菱の燃費不正リコールなどの関係で、生産・開発の遅れてしまい、日産マーチの販売どころではなくなりました。
2017年9月、今度は日産がリコールを出してしまい、なんと日産の最終完成車をチェックする検査員が無資格だったことが公になりました。
いつの車かといいますと、2014年10月~2017年9月の国内向けで121万台以上の車がリコールの対象となりました。
現在生産中の車は、資格をもった検査員が検査をしていると日産は言っているようですが、2017年10月現在、現行車のマーチが販売停止となっています。
となりますと、またまた新型日産マーチ日本の発売が先伸ばしとなります。発売は未定ということになるのでしょうか。2018年には、発売できるか今後の動向が気になるところです。
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新型日産マーチの特徴
ボディサイズ
サイズ/名前 | Sway | マーチS |
全長 | 4,010mm | 3,825mm |
全幅 | 1,780mm | 1,665mm |
全高 | 1,385mm | 1,515mm |
ホイールベース | 2,570mm | 2,450mm |
マーチSとSwayのボデイサイズを比較していますが、Swayは、あくまでも参考数値です。
欧州車としての発表ですので、サイズは大きめとなりますが、日本仕様では、若干ボディサイズが小さくなる可能性があると思います。
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エンジン
2017年3月発売分の日産マイクラのエンジン
・0.9リッターターボチャージャー付3気筒ガソリンエンジン*90馬力
・1.5リッター4気筒ディーゼルエンジン
・1.0L 3気筒自然吸気ガソリンエンジンを5月22日に追加
・目標燃費はJC08モード燃費 27.0km/L
現行車の日産マ―チのエンジン
・1.2L 水冷直列3気筒DOHC*79馬力
・燃費は、2WDでJC08モード燃費21.4~23.0km/L・4WDでJC08モード燃費18.4km/L
新型日産マーチのフルモデルチェンジでのエンジンは、おそらく日産マイクラのエンジンと同じになると思われますが、0.9Lターボ車と1.0L 3気筒自然吸気ガソリンの2種類となります。
ディーゼルエンジンは除外です。なぜなら、日本のほうが女性マーチユーザーが多く、ディーゼルの扱いができるのかという懸念があるからです。
女性で車好きな方は、ディーゼルエンジンが軽油で走ることを知っていると推測ができます。おしゃれ感覚でマーチを乗っている女性が、果たしてディーゼルエンジンを扱うことができるのかですね。
例えば、マツダのCXシリーズもディーゼルエンジン車があり、乗っていた人が間違えて、ガソリンを入れてしまいディーゼルエンジンが動かなくなった事故が少なからずあります。
一概には女性だけが軽油の入れ間違いを起こすとはいえませんが、車には常にガソリンを入れるという思いがあります。
ここは、大事をとって、デイーゼルエンジンの日本での発売はなしだと推測しますね。
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日産マーチ・ニスモSはどうなるか
出典 日産公式 マーチ ニスモ
日産マーチの日本仕様として「NISMO S」のMTがあり、足元のクラッチを切りながら、ギアをチェンジして運転するスポ―ティタイプの車となります。MTを使った日本ではあまり見かけなくなりましたが、欧州ではかなり人気なんだそうです。
もし、新型日産マイクラで「NISMO S」のMTが、日本仕様として販売されるのであれば、特化型として走り屋の人にはかなりの票を集めると思いますよ。
日産マーチのCM
出典 You Tube【マーチ】 TVCM 「IT’S MAKE UP」篇 ロングバージョン
気になる価格はいくら?
2WD/CVT
車体価格が120万~150万円あたりですね。
装備のグレードによって、金額の違いが出てきます。また、オプションをつけますと予算オーバーになるかもしれません。
自分がつけたい装備は、しっかりとイメージをしておいた方がいいですね。
2WD/MT
「NISMO」仕様だと、車体価格は170万くらいですね。
排気量は、約1500ccで普通のマーチが約1200ccです。300cc上がりますと若干税金が上がります。
その点は考慮したほうがいいですね。
ライバル車の動向
トヨタ・ヴィッツ
トヨタの小型車では、ナンバーワンでしたが、ハイブリッドのアクアに座を取られてしまいました。しかし、2017年1月12日、日本で2回目のマイナーチェンジで、待望のハイブリッド車を追加しました。
これで、新型日産マーチは、ヴィッツのハイブリッド版が出ましたのでかなりの脅威となると思われます。
【トヨタヴィッツ・RS&G’s】ビッグマイナーチェンジでハイブリッド?燃費・価格は?
ホンダ・フィット
ホンダ車は、特にリコール問題が多く発生しています。
ホンダ・フィットでも旧型のエアバッグにリコールがかかるなど、処理に追われています。ですが、リコールばかりに気を取られてはいませんね。
新型日産マーチの出方次第では、新型やフルモデルチェンジの話があるかもしれません。
最新情報では、2017年6月30日マイナーチェンジをし、安全運転支援システム「Honda SENSING」とハイブリッドを搭載しました。
フィット新型(ホンダ)マイナーチェンジで燃費と不具合は?価格・発売日は?
マツダ・デミオ
マツダといえば、ディーゼル車が有名ですね。
軽油で走る車を販売しています。
今のところ、1500ccでディーゼル車を作っていますので、もし1300ccクラスでディーゼル車を作ったらとても脅威ですね。
ガソリンから軽油に変えることができて、その分燃費が安くなります。
最新情報では、2017年4月20日にマイナーチェンジを行ない、安全性能の「i-ACTIVSENSE」技術の「スマート・シティ・ブレーキ・サポート[前進時](SCBS F)」、AT誤発進抑制制御[前進時]、「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」の4点を全グレードに標準装備化をしました。
新型日産マーチの評判
まだ、発売されていない新型日産マーチの評判ですが、イメージ画像が先行しており今だ情報が定かではありません。
しかし、動画で見る限り期待を裏切らない車だと思います。
欧州でのマーチは、「Micra」(マイクラ)と呼ばれていて、熟年夫婦が小回りが効く車として利用しているんだそうです。
普段の生活に溶け込んだ、まるで普段着のような気軽に使える車。ちょっとした遠出でも、申し分もなく対応できる車として、大人気なのです。
小型車でもしっかりと走り無駄を一切省いているわりに、デザイン性はおしゃれでかわいいです。長い目で見ると愛着がわく車です。新型日産マーチでは、どんな夢を与えてくれるのでしょうか?
まずは、欧州のユーザーの反応を見ていきましょう。
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まとめ
【日産新型マーチ】フルモデルチェンジ!発売日、特徴、価格、ライバル車比較!の記事は、いかがでしたか?
新型日産マーチフルモデルチェンジは、2017年10月現在、発表されておりません。
マーチはいろいろな歴史を作ってきました。今回の新型日産マーチは、新しい歴史を刻むかもしれません。デザインも、走りも大幅にフルモデルチェンジです。
日本では女性が人気でしたが、どんな反応が出るか。
今後の新型日産マーチの情報をしっかりとキャッチしていきたいと思います。