海外輸入車として、昔から人気があったフォルクス・ワーゲンが2017年1月17日、(発売は1/21以降)東京国際フォーラムで正式にフォルクスワーゲン・ティグアンをお披露目しました。このティグアンは、クロスオーバーSUVとして生まれました。どちらかといいますと、街中用のSUV車ですね。コンパクトなSUV車として人気を博しています。今回は、2回目のフルモデルチェンジです。
では、新型フォルクスワーゲン・ティグアンの特徴や価格・燃費、エンジンや装備・内装や外装、安全性能やライバル車や評判、ディーゼル車情報など今、わかっている情報をもとのお話したいと思います。
目次
フォルクスワーゲン・ティグアンの歴史
初代(2008年-2017年)
前期
後期
VW・ティグアンの初代です。1.4Lと2.0Lのターボ車で乗員は5人の4ドアクロスオーバーSUV車として販売されました。駆動方式は、FF/4WD。トランスミッションは、ティプトロニック付6速AT・6速DSG・7速DSG・6速MTです。
フォルクスワーゲンは、ドイツ車で元々は左ハンドルだったのを右ハンドルにして販売している会社です。日本でもフォルクスワーゲン・ビートルなど人気がありますね。デザインもカワかっこよくて個人的にはかなり好きな車です。
2代目VW・ティグアンが今回フルモデルチェンジした車になります。
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新型フォルクスワーゲン・ティグアンの特徴
エンジン
エンジン | ティグアン/1.4L | T・ハリアー/ 2.0L・2.5L | N・エクストレイル/ 2.0L | S・フォレスター/2.0L |
パワートレイン | 直列4気筒+ターボ | 直列4気筒 | 噴射直列4気筒 | 水平対向4気筒 |
最高出力 | 110[150]/ 5000‐6,000 | 111~112[151~152]/ 5700~6100 | 108[147]/ 6000 | 109~ 206[148]/ 5700~6200 |
最大トルク | 250[25.5]/ 1500‐3500 | 193~206「19.7」/ 3800~4800 | 207[21.1]/ 4400 | 196~ 350[20.0]/ 2000-5600 |
最高出力(モーター用) | なし | 前:105[143] 後:50[68] | 30[41]/ 省略 | なし |
最大トルク(モーター用) | なし | 前:270[27.5] 後:139[142] | 160[16.3]/ 省略 | なし |
トランスミッション | 6AT | G:Super CVT-i H:電気式無段変速機 | エクストロニックCVT | リニアトロニック/ 6MT |
駆動方式 | 2WD | 2WD/4WD H:電気式4輪駆動 | 2WD/4WD | AWD(常時全輪駆動) |
*最高出力単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク単位:N・m[kgf・m]/rpm
*最高出力(モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
新型2代目VW・ティグアンのエンジン表です。排気量は1.4Lのターボ車のみです。駆動方式は2WDで、前は4WDがありましたが今回は搭載なしですね。
フォルクスワーゲン車の人気は、理由があります。
それは徹底的に日本仕様にこだわったところです。小型で1.4L、税金も安く走りもよく、車体価格も日本車と同じように設定して買いやすくしているところが魅力的なのです。
今のところ、ターボ車のみですが、ディーゼル車も2017年後半には搭載かと言われていますが、今のところ未定です。いずれゴルフに積んでいるPHVが搭載されるかもしれません。SUV車でPHVだとかなり画期的ではないでしょうか。
ボディーサイズ
ボディーサイズ | ティグアン/ 1.4L | T・ハリアー/ 2.0L・2.5L | N・エクストレイル/ 2.0L | S・フォレスター/ 2.0L |
全長 | 4500 | 4720 | 4640 | 4595 ~4610 |
全幅 | 1840~60 | 1835 | 1820 | 1795 |
全高 | 1675 | 1690 | 1715 | 1715 ~1735 |
ホイールベース | 2675 | 2660 | 2705 | 2640 |
室内長 | 不明 | 1965 | 2005 | 2095 |
室内幅 | 不明 | 1480 | 1535 | 1540 |
室内高 | 不明 | 1220 | 1270 | 1280 |
重量 | 1540 | 1560~ 1800 | 1440~ 1640 | 1450~1610 |
*単位:mm/kg
新型2代目VW・ティグアンのボディーサイズ表です。全体としてこじんまりとした車体ですね。トヨタ・ハリアーと比較しますとかなり小型化していますので、小回りが効きますし、ターボ車なので瞬発力もあります。車体も他車と比べてやや軽いので走りもいいと思います。
燃費
燃費 | 2WD | 4WD |
ティグアン | G:16.3 D:17.5~21.0 (欧州仕様) | なし |
T・ハリアー /2.0L・2.5L | G:16.0 | G:14.8~15.2 H:21.4~21.8 |
N・エクストレイル/2.0L | G:16.4 H:20.6 | G:16.0 H:20.0 |
S・フォレスター/2.0L | なし | G:13.2~16.0 |
*単位:JC08モード・km/L
新型2代目VW・ティグアンの燃費表です。欧州仕様では、ディーゼル車がありますが、とりあえず、ガソリン車のみの販売となります。
実は、2015年フォルクスワーゲンも排気ガス問題を起こしました。おもにディーゼルでの排ガスの数値をソフトで操作して、規制から逃れていたのです。今では、しっかりと運用してるようですが、この問題のおかげで、ディーゼル車の規制がますます厳しくなり、ディーゼル車は販売禁止というところまで来ています。日本のマツダ車のディーゼル車にじわじわとその影響が出ている模様です。
ティグアン日本仕様の1.4Lのディーゼル車の話が出ていますが、今後のディーゼルエンジン自体がどうなるかわかりませんので、おそらく投入は難しいと思われます。
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ボディ―色
Tiguan TSI Comfortline /Tiguan TSI Highline
Tiguan TSI R-Line
新型2代目VW・ティグアンのボディ―色です。残念なことに赤系がありません。フォルクス・ワーゲンって赤のイメージがあります(ゴルフでは、赤をよく見かけます)。そして深くて濃い青もなくがっかりです。
車種が違いますので仕方がないですが、シブい赤でも1色あればいいですね。女性の方でもぜひ手ごろなSUV車を乗りたいときっと考えてますよ。
装備
新型2代目フォルクスワーゲン・ティグアンの内装です。シートの色は選択できます。ちょっと、ごつごつとした感じの内装です。いかにもドイツ車らしいといいますか・・・。今後これが、すこしこじゃれた感じになるといいですね。
なぜがといいますと、やはりフォルクスワーゲン・ビートルの影響です。ビートルの内装が実にかわいいのです。ビートルとティグアンとでは車種が違いますので、あまり比較ができませんが、せめてお洒落にしなくてもこじゃれた感じになってくれたなら、女性もきっと喜ぶでしょう。
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新型2代目フォルクスワーゲン・ティグアンの外装です。スポーティな感じでとてもかっこいいです。これが1.4Lですからちょっとびっくりします。ゴルフを一回り大きくしたイメージです。フロントマスクとVWのエンブレムが目立ってかなりいいですね。
安全性能
出典 You Tube Volkswagen オールイン・セーフティ 概要/魅力紹介
新型2代目フォルクスワーゲン・ティグアンの安全性能です。オールイン・セーフティです。日本車でいいますと、トヨタのトヨタ・セーフティ・センスP、ホンダではホンダ・センシングのような安全思想に基づいたものなので、なじみやすいです。
日本仕様用の動画説明もわかりやすく作っていますので、さすがフォルクスワーゲンですね。他車と同じような基本的安全性能は、完備されていますので安心です。
新型フォルクスワーゲン・ティグアンの価格
グレード | 価格 |
TSI / Comfortline | 360万円~ |
TSI / Highline | 433万円~ |
TSI / R-line | 463万円~ |
新型2代目フォルクスワーゲン・ティグアンの価格表です。最低価格が360万円~です。長い目でみれば1.4Lですから税金は当然安いですし、維持費も安くつきます。
初期投資として、考えればかなり納得するのではないでしょうか。
ただし、外国車なので修理がどのようになっているかがわかりません。これは、しっかりとVWの販売店で聞いてみましょう。
ライバル車について
トヨタ・ハリアー
出典 トヨタ公式 ハリアー
トヨタ・ハリアーです。2.5L+モーターと2.0Lがあり価格は279万円~459万円~。2009年には海外ブランド名レスサスRXとして投入。その時に絶版車となるはずだったのですが、2代目以降も日本仕様専用で販売されています。かなり高級な日本専用SUV車として人気があります。
排気量が若干大きいのでライバルまではいきませんが、同じSUV車としては今後のVWのSUV車に影響があると思いますね。
【新型トヨタハリアー&G’s】マイナーチェンジで価格や燃費は?安全性能やハイブリッド評判は?
日産エクストレイル
出典 日産公式 エクストレイル
日産エクストレイル2.0L、ハイブリッドとガソリン車で、価格は、223万円~330万円~です。VWティグアンは、日本寄りの唯一のSUV車なので海外車のライバル(サイズが大きい)は今のところないので、当然、日本のSUV車がライバルになるわけです。この日産エクストレイルもライバルの1台です。
【日産新型エクストレイル】マイナーチェンジでディーゼル復活?価格や評価は?
スバル・フォレスター
スバル・フォレスター2.0Lです。価格は214万円~312万円~。実は2017年1月22日付でフォレスターの注文が終わっています。理由は、2017年~2018年かけて新型を出す準備が整ったので、いわば在庫処分的な感じですね。
【スバル新型フォレスター】フルモデルチェンジ価格・評判は?発売日・燃費は?
フォルクスワーゲン・ティグアンの評価
←アルファード
→VWティグアン
に乗り換えました! pic.twitter.com/BBI6pCF7Lk— いっちー@ (@BlueDurandal) November 5, 2017
取材で、久しぶりにフォルクスワーゲン・ティグアン(トラック&フィールド)に試乗。乗り味変わってて、あの固さが少々だけど消えている。予想どおりの熟成だなや。
— Naoshi Yoshida (@naoshy) January 28, 2010
新型のティグアンかっこいい! pic.twitter.com/ovlFIjeghk
— DSGに負けたゴトー、クロスカブに乗る! (@510R_4MOTION) January 15, 2017
【VWフォルクスワーゲン新型ティグアン・オールスペース】価格や特徴は?比較や違いは?
まとめ
フォルクス・ワーゲンティグアンはいかがだったでしょうか。
ドイツの輸入車でもありますが、排気量や車体も日本に合わせて作っています。まさに企業努力の賜物です。特にSUV車での外国版はあまり見かけないそうです。
外国車だと普通車でも大きく感じますが、このフォルクス・ワーゲンティグアンのサイズ感は、こじんまりとした車です。排気量も他車とくらべて低いですから、これはかなりお買い得なSUV車といえるでしょうね。