新型三菱・アウトランダ―は、2012年2代目フルモデルチェンジを果たし、その後2013年1月にはPHEVを派生車として発売。マイナーチェンジや改良を重ねました。しかし、2016年8月に三菱車の燃費偽装の問題が発生。なんとか修正し2017年には、ガソリン車とPHEV車を改良して、2017年7月には新型三菱アウトランダ―特別仕様車「ACTIVE GEAR」を発表。
では、新型三菱・アウトランダ―の特徴や装備や内装や外装・安全性能や燃費や価格など今、わかってる情報を元にお話ししたいと思います。
目次
三菱アウトランダ―の歴史
初代(2005年 – 2012年)
ローデスト(後期)
初代の三菱・アウトランダーですね。排気量は、2.0L/2.2L(直4気筒ターボ車)/2.4L/3.0L(V型6気筒)。駆動方式は、FF・電子制御4WD・S-AWC[海外仕様]。トランス・ミッションは、CVT・6AT・6MT(海外仕様)・SST(海外仕様)。当初は、国内販売のみ。遅れて2006年4月に北米仕様を発表。9月には欧州仕様も発表。
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2代目(2012年 –)
前期型 24G(2012年10月〜2014年1月)
後期型DI-D
2代目の三菱アウトランダ―ですね。排気量は、2.0L/2.4L。日本仕様は、直4気筒のみです。V型6エンジンは、駆動方式は、FF・電子制御4WD・S-AWC。トランスミッションは、CVT・6AT・6MT。2012年、プラグインハイブリッドEVシステムを搭載した「アウトランダーPHEV」を発表。この大きさでPHEVを出すとはすごいですね。ただ、2016年8月には、三菱車全体で燃費不正が行われたということで一時期販売停止になってしまいますが、2016年9月には、燃費数字を修正。それ以降販売が再開しました。
【新型ミツビシ・アウトランダ―・PHEV】マイナーチェンジで燃費・価格は?充電や走行距離は?
新型三菱アウトランダ―の特徴
エンジン
エンジン | M・ アウトランダ― /2.0L (2WD) /2.4L (4WD) | T・ハリアー /2.0L (NA) (T) /2.5L (H) |
パワートレイン | 4気筒 SOHC 16バルブ | 2.5L: 直列4気筒DOHC +モーター2.0L(T) : 直列 4気筒DOHC +インタークーラー付ターボ2.0L(NA): 直列 4気筒DOHC |
最高出力 | 2.0L: (2WD) 110[150] /60002.4L: (4WD) 124[169] /6000 | 2.5L(H): 112[152] /57002.0L(T) : 170[231] /5200〜56002.0L(NA): 111[151] /6100 |
最大トルク | 2.0L: (2WD) 190[19.4] /40002.4L: (4WD) 220[22.4] /4200 | 2.5L(H): 206[21.0] /4400〜48002.0L(T) : 350[35.7] /1650〜40002.0L(NA): 193[19.7] /3800 |
最高出力(馬力・モーター用) | なし | 2.5L(H): 前: 105[143]後: 50[68] |
最大トルク(回転数モーター用) | なし | 2.5L(H): 前: 270[27.5]後: 139[14.2] |
トランスミッション | INVECS-Ⅲ 6速スポーツモード CVT | 2.5L(H): 電気式 無段 変速機2.0L(T) : スーパー インテリ ジェント 6速 オートマチック [6 Super ECT]2.0L(NA): Super CVT-i[自動無段変速機] |
駆動方式 | 2.0L: 2WD2.4L: 4WD | 2.5L(H): 4WD2.0L(NA/T) : 2WD 4WD |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*SOHC(Single OverHead Camshaft):1本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
燃費&実燃費
燃費 | 2WD | 4WD | 実燃費 (e燃費調べ) |
M・アウトランダ― | 2.0L: 16.0 | 2.4L: 14.5 | 2.0L: 11.592.4L: 10.70 |
T・ハリアー /2.0L (NA/T) /2.5L (H) | 2.0L: 13.0- 16.0 | 2.0L: 12.8- 14.82.5L: 21.4 | 2.0L: 9.62- 10.232.5L: 14.66 |
* 単位:JC08モード・km/L
現行車のエンジンと燃費表ですね。排気量と駆動方式が別々に分れています。購入する際は、どちらを選ぶかですね。排気量の差は400ccです。ちなみに税金も同じです。2.4Lの場合、すこしアクセルが重いという話があります。乗る人の癖もあるでしょうが、おそらくエンジンの回転が遅く感じだのでしょう。けっこう、アクセルの踏み具合でスムーズな発進ができるかどうかです。自分のリズムで運転をしたいですよね。
燃費もすこしですが2.0Lのほうがいいので、ここはやはり2.0Lがオススメでしょう。
ただ、2016年には、燃費不正問題を起こしてしまい、2017年7月現在でも再発防止策の実施の報告を国土交通省へ提出しています。今だ信用がないわけです。現場は、必死に信頼を取り戻そうとしてるとは思いますが、まだまだ根が深そうですね。
ライバル車として、トヨタ・ハリアーを記載しています。2.0Lが比較となりますね。NAガソリン車とターボ車です。
【新型トヨタハリアー&G’s】マイナーチェンジで価格や燃費は?安全性能やハイブリッド評判は?
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ボディーサイズ
ボディ―サイズ | M・アウトランダ― | T・ハリアー /2.0L (NA/T) /2.5L (H) |
全長 | 4695 | 4725 |
全幅 | 1810 | 1835 |
全高 | 1710 | 1690 |
ホイールベース | 2670 | 2660 |
室内長 | 2580 | 1965 |
室内幅 | 1495 | 1480 |
室内高 | 1265 | 1220 |
重量 | 1480- 1570 | 2WD: 1580- 17004WD: 1700- 1810 |
乗員 | 7 | 5 |
最小回転半径 | 5.3 | 5.3~ 5.7 |
*単位:mm/kg
ボディー色
クォーツブラウンメタリック
ホワイトパール
クールシルバーメタリック
チタニウムグレーメタリック
レッドメタリック
コズミックブルーマイカ
ブラックマイア
現行車のボディーサイズとボディー色ですね。ハリアーのボディの方が狭いわりに、全長が長いのでちょっと見かけが全体的に大きく見えますよね。乗員が2人の差があります。好みの寄りますが、大家族はやはりハリアーよりもアウトランダーがいいですね。でもSUV車なので乗り降りが大変なのと後部座席がけっこう狭いという話も聞きます。やはり、5人乗りのイメージで考えたほうがいいかもしれませんね。
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装備
現行車の内装ですね。一番の売りは、スマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)です。若い世代が興味をもてるよう通信整備に力を入れています。
7インチ画面のタッチスクリーンで、FM/AMラジオやBluetooth®接続による音楽再生やハンズフリー通話などがハンドルを握っている時でも楽しめます。Android™スマートフォンやiPhoneにも対応。昔は、ラジオと音楽が流れればいいと思っていましたし、車の走りや性能といったことでアピールしてましたが。今では通信設備がないと若者のアピールができなくなったんでしょうか。
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アウトランダー ダイナミックシールド 説明動画
出典 You Tube アウトランダー ダイナミックシールド 説明動画
現行車の外装です。バンパーサイドのプロテクターがダイナミックシールドのよって進化したことでしょう。フロント全体のデザイン性を高めながら、その上で安全性を高めるようにしました。確かに、デザイン性と安全性の両立するのは難しいですが、私的には、デザインは悪くないですね。シュッとしたいかにも頑丈な顔立ちをしています。
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安全性能
現行車の安全装備ですね。e-Assistです。一番気をつけたいのが、歩行者に対して作動するかですね。FCMは対物・歩行者には対応していますが、ACCは、前方車両のみ反応します。まだまだ改善の余地がありそうです。e-Assistの進化が楽しみですね。
新型三菱アウトランダ―の価格
価格 | 2WD /2.0L | 4WD /2.4L |
G | 253万円- | 283 万円- |
Safety Package | 266 万円- | 296 万円- |
Navi Package | 299 万円- | 328 万円- |
現行車の価格表です。アウトランダーPHEVの価格が365-478万円と100万円ほどの差があります。PHEVですのでガソリン車ともちろん違うのですが、この100万円の差でSUV車の走りや快適さで選ぶか、走りはもちろんのこと環境などを考えて車を買うのでしたら、PHEVでしょう。
ただ、PHEVは自宅にも充電器の設備を入れないといけません。車も金額がかかりますが、それ以外でもお金がかかることを考えておく必要があります。
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まとめ
新型三菱・アウトランダーは、いかがだったでしょうか。
アウトランダーPHEVの陰に隠れてしまい、2017年7月にはてこ入れで、新型三菱アウトランダ―特別仕様車「ACTIVE GEAR」(ガソリン車)を発売しました。アウトドア用に特化した車です。予防安全技術「e-Assist」を標準装備した「セーフティパッケージ」をベースにしています。色はオレンジを基調しています。
車の販売戦略は、難しいものです。すぐに売れるわけではありません。ましてや三菱は、燃費不正問題がまだ解消されていませんので、また同じことを繰り返せれば信用を失います。そのさなか、日産の提携もあって、三菱はさらに厳しい状況となります。下手をすれば「三菱自動車」という名前がなくなるかもしれません。今後の三菱の動向はしっかりと見極めたいですね。