トヨタ・レクサスLXは、1996年から大型SUV車として主に北米で販売されてます。2015年8月より日本仕様が販売されるようになりました。トヨタ・ランドクルーザーの姉妹車でもあります。大型SUV車で8人乗りなのですが、今回マイナーチェンジにより5人乗り仕様のグレードとヒッチメンバーという装備を付ける話が出てきました。
では、新型レクサスLXの日本でのマイナーチェンジの発売日や特徴や価格、装備やヒッチメンバーについて、評価など今わかっている情報を元にお伝えします。
目次
レクサスLXの歴史
プラットフォーム
トヨタ・ランドクルーザー 80系前期型・USモデル
1996年、ランドクルーザー80系をベースに、レクサスSUV LX450を作りました。要は、80系を海外用に作り替えただけです。外装は、差別化としてフロント・グリルやヘッドライト・タイヤやホイール・高品質の塗装、内装では本革シート見栄えをよくしたりとレクサスLX専用に付加価値をつけました。
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初代「LX450」(1996年-1997年)FZJ80
LX450
初代のレクサスLXですね。1996年、販売場所はおもに北米です。よりワイルドに座り心地のよいものに仕上げています。排気量は4.5Lで直6気筒。駆動方式はAWD(4WD)。トランスミッションは4速ATとなります。北米では、当初人気がなかったのですが、馬力と頑丈さで徐々にレクサスLXの名前が認められるようになります。
2代目「LX470」(1998年-2007年)UZJ100
LX470
2代目のレクサスLXですね。日本専用のトヨタ・ランドクルーザーがモデルチェンジしたので、同じくLXもモデルチェンジをしました。排気量も4.5L→4.7Lへ。エンジンも直6気筒→V型8気筒へ変更しました。日本ではランドクルーザーシグナスという名前で販売開始。LXとの異なる装備で差別化を図りました。
3代目「LX570」(2007年-)URJ200
LX570 (前期型)
LX570 (中期型)
3代目のレクサスLXですね。排気量は、4.7L→5.7L。4.6Lは香港仕様です。エンジンはそのままV型8気筒。駆動方式はAWD(4WD)。トランスミッションは8速AT[8 Super ECT]かなりとパワーアップしました。おそらく、北米で、馬力をあげてと要望があったんでしょうね。日本ではLX570のみ販売。日本仕様として予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」など、細かい装備が設定されています。2015年9月よりマイナーチェンジで日本への導入しました。
新型レクサスLXのマイナーチェンジについて
発売日
レクサスLXのマイナーチェンジの発売日が気になりますよね。2015年北米仕様の2度目(1度目は2012年)のマイナーチェンジした際に、日本では9月より販売が始まりました。マイナーチェンジの期間が3年とかなり開いていますね。初めに北米仕様でマイナーチェンジしてから、日本発売へと流れになります。
今現在、2017年5月なのでそろそろ北米仕様のマイナーチェンジをしてもよさそうな気がします。まだ噂の段階なのでなんとも言えません。ただ話としては2017年8月に発売かといわれています。ということはこの日にちは北米仕様と思われますので、日本での発売日は1年先の2018年中には、マイナーチェンジしたレクサスLXが発売されるのではないかと予想します。
内容
5人乗りへ改良か
出典 グーネット カタログ レクサスLX 570 ラゲージルーム
さて気になる内容は、8人乗りのところを5人乗りへ改良し、追加するというものです。上記の画像は、レクサスLXの3列シートをあげてラゲージルームを作ったものです。
レクサLXは大型SUV車なので、室内空間が広く見ての通りです。なんか引き込まれそうな空間ですね。
両サイドに立てかけているのが3列目シートです。かなり厚いです。この3列シートをなくして、5人乗りにしょうという話です。特に北米仕様で家族5人なら、いつでもキャンプや山や川などに行けますし、大量の食料やアウト・ドア用品を載せることができるので、ほんと実用的な車になるのではないでしょうか。
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ヒッチメンバーとは
出典 You Tube LEXUS RX350 US純正ヒッチメンバー
もう一つ、マイナーチェンジで追加装備されるかもしれないのが、ヒッチメンバーです。トーイングヒッチとも言われています。車のリアバンパーに荷台を引く車をつけるための部品です。よく道端で、手漕ぎボートや自転車を後ろの荷台に載せて走っている車がありますね。
ただ、取り付け作業がかなり面倒で、リアバンパーやリアステップガードに穴をあけてしっかりとボルトで固定する部品をつけなければなりません。走っているときに元が簡単に折れたら大変ですからね。
ただ、リアパンパーやその周辺を傷つけたくない方はいると思いますので、この装備は、おそらく初めからついているものではなく、オプション扱いですね。日本仕様でつくかどうかはわかりませんが、北米仕様では、追加されるのではと言われています。外国の方がアウトドアやマリンスポーツが盛んですからね。
新型レクサスLXの特徴
エンジン
エンジン | レクサスLX/ LX570 :5.7L | ランド クルーザー /4.7L |
パワー トレイン | V型 8気筒 DOHC | V型 8気筒 DOHC |
最高出力 | 277 [377] /5600 | 234 [318] /5600 |
最大トルク | 534 [54.5] /3200 | 460 [46.9] /3400 |
トランスミッション | 8 Super ECT[スーパー インテリ ジェント 8速 オートマ チック] | フレックス ロック アップ付 スーパー インテリジェント 6速 オートマ チック [6 Super ECT] |
駆動方式 | 4輪駆動[フルタイム4WD] | 4輪駆動[フルタイム4WD] |
*最高出力(馬力・モーター用)単位:kw[PS]/rpm
*最大トルク(回転数モーター用)単位:N・m[kgf・m]/rpm
*NA:自然吸気・T:ターボ(過給機)付・H:ハイブリッド・D/t:ディーゼルターボ・EV:電気
*DOHC(Double OverHead Camshaft):2本のカムシャフトとシリンダーヘッドで構成
現行車のエンジン表です。マイナーチェンジでの変更はありません。5人乗りを追加するだけです。比較のため現行車のランドクルーザー4.7Lの数字を載せました。ランクルの日本仕様ではもうすでに5人乗りを作っていますね。馬力はすこし落ちますが、そう変わりません。あとは後ろに似せる荷物の量の重さ次第ではかなり馬力が変わってくると思われます。
ボディーサイズ
ボディーサイズ | レクサスLX/ LX570 :5.7L | ランドクルーザー /4.7L |
全長 | 5065 | 4850 |
全幅 | 1980 | 1980 |
全高 | 1910 | 1870~ 1880 |
ホイール ベース | 2850 | 2850 |
室内長 | 2760 | 8人: 2690 5人: 1945 |
室内幅 | 1650 | 8人: 16405人: 1615 |
室内高 | 1170 | 1170 ~ 1200 |
重量 | 2720 | 2430~ 2690 |
乗員 | 8 | 5~8 |
最小 回転 半径 | 5.9 | 5.9 |
現行車のボディーサイズです。ホイールベースが同じ2850mmですね。レクサスLXの全長が+215mm長いですから、かなり余裕の5人乗りとなるのではないでしょうか。
あいたスペースは荷物がたくさん載せられますし、人数も減りますのでその分車体も軽くなったりと運転しやい感じを受けます。
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燃費
燃費 | 4輪駆動 [フルタイム 4WD] |
レクサスLX/ LX570 /5.7L | 8人:6.5 |
ランドクルーザー /4.7L | 8人: 6.75人: 6.9 |
*単位:JC08モード・km/L
現行車の燃費表ですね。ランドクルーザーの燃費も掲載しています。排気量が1000ccと差があるのですが、燃費がほぼ同じですね。ランドクルーザーの5人乗りも6.9km/Lとそう変わりません。ということはレクサスLXの5人乗りのときの燃費もランドクルーザーとほぼ同じくらいになる可能性があります。エアロパーツやヒッチメンバーような装備が付きますと、車体が重たくなりますので燃費が悪くなります。
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ボディー色
レクサスLX
ランドクルーザー
ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション:32,400円)
シルバーメタリック
グレーメタリック
ブラック
アティチュードブラックマイカ
ダークレッドマイカメタリック
ベージュマイカメタリック
カッパーブラウンマイカ
ダークブルーマイカ
現行車のボディー色です。レクサスLXの場合はすべて標準です。マイナーチェンジでの変更は、今のところありません。ランドクルーザーでは、全9色です。レクサスLXの場合は、地味な色ばかりです。
考えてみれば、よく山や森や砂漠など走り回ってるイメージがあり常に車体が汚れやすいので、あえて地味な色で掃除もしやすく気にならない色を使っているんでしょうね。
装備
レクサスLX
ランドクルーザー 運転席
ランドクルーザー(5人乗り)
レクサスLX 標準装備
出典 レクサス公式 LX 内装
インテリアカラー
現行車の内装です。大型SUV車なのに室内がシンプルでどこなく高級感にあふれています。シートは、セミアニリンという皮で一部合成本革です。ランドクルーザーの内装も参考に掲載しています。同じような感じを受けますが、どことなくランドクルーザーの内装の方が安っぽくみえます。ランドクルーザーはフラクセンといってアイボリーに近い色があります。ですが、やはりレクサスLXの内装の方がかっこいいですね。
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出典 レクサス公式 LX 外装
メーカーオプション
現行車の外装です。マイナーチェンジでの外装の変更はないと思われます。ほぼ完ぺきな外装ではないでしょうか。メーカーオプションの他にディーラーオプションがあります。メーカーオプションは工場で部品をつけてくれますが、ディーラーオプションは車が出荷したあとで部品を付けます。結構、部品がありますので、選ぶのが大変ですね。
安全性能
LEXUS SAFETY SYSTEM + プリクラッシュセーフティシステム
出典 You Tube LEXUS SAFETY SYSTEM + プリクラッシュセーフティシステム
ITS Connect
出典 You Tube 【クラウン】機能紹介 / ITS Connect【技術】
現行車の安全性能ですね。LEXUS SAFETY SYSTEM +の変更は今のところ確認は取れていませんので、現状維持と思われます。もし、他に追加をすれば、トヨタ・クラウンに搭載されているITS Connectです。
簡単に説明しますと、通信システムによって先の危険を感知して未然に防ぐことをいいます。通信設備が順次整えば、各レクサスや他のトヨタの車種に搭載されやすいと思いますが、未知数ですね。
新型レクサスLXの価格
価格 | 4WD |
LX570 | 8人 :1100万円~ |
ランド クルーザー /4.7L | 8人: 513万円 ~ 723万円~5人: 472万円~ |
現行車の価格表です。今回のマイナーチェンジでレクサスLXが5人乗りになった場合でも、1000万円弱くらいです。ランドクルーザーと比べますとかなり価格が高いです。ブランドと取るか、実用車でとるかですね。あとは、中古にするか・・・。お財布と相談しましょう。
レクサスLXの評判
https://twitter.com/szmbc/status/860507071363416065
レクサスLX渋いな(*✧×✧*)
— たっくん@SUV…love (@SUVlove1) April 29, 2017
レクサスLX 1,100万なのか。アテンザ2代余裕で買えちゃう
— すだれまま (@sudaremama) April 23, 2017
まとめ
新型レクサスLXのマイナーチェンジは、いかがだったでしょうか。
5人乗りの変更くらいですね。車の空間が広がってゆったりと座れたり、荷物をたくさん載せたりもできます。さらに北米では売れるのではないでしょうか。日本では価格が安く、ボディーサイズが小さく小回りがきくランドクルーザーが人気です。
レクサスLXも5人乗りともなれば、日本でも売れるかもしれません。しっかりと磨きをかけて進化していくか、楽しみですね。